レアル・ベティス 対 オサスナ
ほかの公式ハイライト: DAZN Japan(7:49)
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試合サマリーと得点経過
試合情報
- 日時: 2026年10月11日(ラ・リーガ第8節)
- スタジアム: エスタディオ・ラ・カルトゥーハ(セビージャ)
- 観客数: 65,484人
- 主審: カルロス・ムニョス・ムニョス
- スコア: レアル・ベティス 5 - 2 CAオサスナ(前半 2 - 0)
- 得点者:
- レアル・ベティス: イスコ(10分・PK、68分)、エズ・アブデ(31分)、ディエゴ・ジョレンテ(47分)、ホセ・アントニオ・モランテ(90+6分)
- CAオサスナ: アンテ・ブディミル(51分)、ラウル・ガルシア・デ・アロ(56分)
国際Aマッチウィークによる3週間の断絶を経て迎えたラ・リーガ第8節、本拠地エスタディオ・ラ・カルトゥーハにCAオサスナを迎えたレアル・ベティスは、序盤から圧倒的なボールポゼッションと高い位置からの強烈なプレスで主導権を握りました。前半から効率よく得点を重ねたレアル・ベティスは2点リードで折り返すと、後半開始直後にも加点して3-0とリードを広げます。しかし、勝利を確信した隙から守備陣の集中力が急激に切れ、わずか5分間でCAオサスナの怒涛の反撃を浴びて3-2と1点差まで迫られる大波乱の展開となりました。接触プレーの判定を巡って相手ベンチが猛抗議する荒れた雰囲気のなか、チームの危機を救ったのはエースのイスコでした。果敢な詰めで鮮やかなミドルシュートを叩き込んで相手の勢いを挫くと、アディショナルタイムには19歳の新星ホセ・アントニオ・モランテが華々しい1部デビューゴールを決め、5-2の大勝で勝点を19に伸ばしてリーグ3位の座を確固たるものにしました。
各得点シーンの詳細
1. 1-0(10分: レアル・ベティス): 右サイドでのスローインを起点に、エクトル・ベジェリンが投げ入れたボールをFWクチョ・エルナンデスが華麗なヒールタップで相手バックラインの背後へ流します。これに反応したロドリゴ・リケルメがペナルティエリア内へ侵入してセルフパスで突破を図った際、相手DFウナイ・サントスの手がかかり倒されてPKを獲得。キッカーを務めたイスコが冷徹に相手GKアイトール・フェルナンデスの逆を突き、ゴール左隅へ沈めて先制点をもたらしました。2. 2-0(31分: レアル・ベティス): 敵陣深くでのハイプレスからロドリゴ・リケルメがウナイ・サントスにプレッシャーをかけてボールを奪取。中央でボールを受けたクチョ・エルナンデスが巧みなコントロールから相手の隙を見逃さず、左サイドを鋭く立ち上がったエズ・アブデへノールックで絶妙なスルーパスを通します。抜け出したエズ・アブデはペナルティエリア内に侵入し、対峙したGKアイトール・フェルナンデスの動きを見極めてニアサイドへ冷静に蹴り込み、古巣相手に3試合連続となるゴールを挙げました。3. 3-0(47分: レアル・ベティス): 後半開始直後、イスコが蹴り込んだ高精度のフリーキックから、クチョ・エルナンデスが頭で競り勝ってゴール前へそらします。相手FWアンテ・ブディミルが頭でクリアを試みたものの、ボールは詰めていたディエゴ・ジョレンテの身体に当たって跳ね返り、混戦の中でゴールラインを割る幸運な形(記録はディエゴ・ジョレンテのゴール)でリードを広げました。4. 3-1(51分: CAオサスナ): 3点リードで緩みが生まれたレアル・ベティスに対し、自陣ペナルティエリア付近でエクトル・ベジェリンが相手に囲まれながら繋ごうとした軽率なビルドアップミスをCAオサスナが逃さずカット。奪ったボールから最後はアンテ・ブディミルが押し込みました。一度はルベン・ガルシアのオフサイド判定とされたものの、VAR介入によりゴールが認定されました。5. 3-2(56分: CAオサスナ): 失点直後の56分、コーナーキックの二次攻撃からレアル・ベティスの守備ラインが乱れます。アンテ・ブディミルがフラン・ガルシアとの競り合いを制して頭で繋ぐと、アレハンドロ・カテナが絶妙な浮き球パスを供給。オフサイドラインを打ち破った古巣相手のラウル・ガルシア・デ・アロが完全にフリーとなり、飛び出したGKアルバロ・バジェスの頭上を越えるシュートを押し込みました。元レアル・ベティスのラウル・ガルシア・デ・アロは古巣への敬意を表し、セレブレーションを封印しました。6. 4-2(68分: レアル・ベティス): 追撃を許す展開のなか、論争の的となる場面が生まれます。自陣からのカウンター時、レアル・ベティスのDFナタンとCAオサスナのルベン・ガルシアが交錯してルベン・ガルシアが倒れたものの、主審はノーファウルの判定。そのままプレーが継続され、ロドリゴ・リケルメがペナルティエリア内で倒れ込んで混戦となるなか、クチョ・エルナンデスが執念でボールを残します。相手守備陣がクリアしきれずこぼれた球に誰よりも早く反応したイスコが目ざとく追いつき、渾身の右足シュートをバー下側に直撃させて叩き込みました。7. 5-2(90+6分: レアル・ベティス): アディショナルタイムの90+6分、アディショナルタイム突入後に投入された19歳の生え抜きMFホセ・アントニオ・モランテが魅せます。ネルソン・デオッサが頭上でボールを浮かせるシャペウで相手をかわして展開し、エクトル・ベジェリンを経由して右サイドでパスを受けたホセ・アントニオ・モランテが中央へカットイン。迷わず左足を振り抜くと、強烈なミドルシュートが相手DFにわずかに当たってコースが変わり、ネットを揺らしました。ホセ・アントニオ・モランテは闘牛士を模したポーズで鮮烈な1部デビューゴールを祝いました。
両チームのスタメンと交代
ホーム: レアル・ベティス(4-2-3-1)
- GK: アルバロ・バジェス
- DF: エクトル・ベジェリン、ディエゴ・ジョレンテ、ナタン、フラン・ガルシア
- MF: マルク・ロカ、パブロ・フォルナルス、イスコ
- FW: ロドリゴ・リケルメ、エズ・アブデ、クチョ・エルナンデス
主な交代とアクシデント
- 73分: ロドリゴ・リケルメ → アントニー
- 73分: イスコ → ダニ・セバジョス
- 81分: パブロ・フォルナルス → ネルソン・デオッサ
- 81分: クチョ・エルナンデス → トロイ・パロット
- 90+2分: エズ・アブデ → ホセ・アントニオ・モランテ
- 負傷変更: 73分から途中出場したアントニーが試合終了間際に太もも裏の筋肉系の違和感を訴え、精密検査を受けることとなりました。
アウェイ: CAオサスナ(4-4-2)
- GK: アイトール・フェルナンデス
- DF: イニゴ・アルギビデ、アレハンドロ・カテナ、ウナイ・サントス、アベル・ブレトネス
- MF: ルベン・ガルシア、ヨン・モンカヨラ、ルカス・トロ、モイ・ゴメス
- FW: ラウル・ガルシア・デ・アロ、アンテ・ブディミル
主な交代とアクシデント
- 46分(ハーフタイム): ウナイ・サントス → アシエル・オサムベラ
- 63分: イニゴ・アルギビデ → バレンティン・ロジエ
- 63分: ヨン・モンカヨラ → マウロ・エチェゴエン
- 75分: ルベン・ガルシア → ジョナサン・ドゥバシン
- 79分: ラウル・ガルシア・デ・アロ → イケル・ムニョス
- 負傷変更: 前半に不振を極めたウナイ・サントスがハーフタイムで退き、追撃のゴールを決めたラウル・ガルシア・デ・アロが79分に負傷のため途中交代を余儀なくされました。
戦術・采配のポイント
両チームの陣形と戦術的狙い・課題レアル・ベティスを率いるマヌエル・ペレグリーニ監督は、直後に控えるUEFAチャンピオンズリーグのポルト戦を見据え、マルク・バルトラ、ファクンド・ベルナル、アントニーらをベンチに温存するターンオーバーを実施しながら4-2-3-1を採用しました。前線では1トップの位置に入ったクチョ・エルナンデスが積極的に中盤へ落ちてボールを引き出す「偽9番」として機能し、ロドリゴ・リケルメやエズ・アブデが相手バックラインの背後へ飛び出すスペースを巧みに創出。自由に動くイスコが攻撃のタクトを振り、CAオサスナの低いブロックを崩し切りました。一方で、3-0とリードした後に見せた集中力の急激な欠如や、今季を通じて散見されるセットプレー守備での脆さは大きな課題として残りました。
対するCAオサスナのルイス・ミゲル・ラミス監督は、コンパクトな4-4-2のローブロックを敷いてカウンターを狙う構想を描いていました。しかし、ロマン・デル・カスティージョ、キケ・バルハ、ラウル・モロといった本職のサイドアタッカー陣を負傷で根こそぎ欠く苦しい台所事情から、普段は中盤や左サイドバックを務めるウナイ・サントスをセンターバックに抜擢せざるを得ず、この即席の守備陣がレアル・ベティスの流動的な攻撃に翻弄されました。開幕8試合で18失点を喫するなど、堅守を柱とする指揮官のアイデンティティが揺らいでいます。
監督の交代策と試合に与えた影響マヌエル・ペレグリーニ監督は、3-2と迫られてチームが動揺し始めた73分、消耗の激しかったロドリゴ・リケルメとイスコに代えてアントニーとダニ・セバジョスを投入。中盤でボールをキープできるダニ・セバジョスを入れることでゲームのテンポを落ち着かせ、パニックに陥りかけたチームに平穏を取り戻させました。さらに90+2分には19歳のホセ・アントニオ・モランテを送り込み、その直後にリードを決定づけるミドルシュートが生まれるなど、ベンチ采配が見事に結実しました。
CAオサスナのルイス・ミゲル・ラミス監督は、PK献上と失点に関与して苦しんでいたウナイ・サントスをハーフタイムで即座に下げ、アシエル・オサムベラを投入して守備の建て直しを図りました。後半立ち上がりに3点目を奪われながらも、中盤の運動量を活性化させたことでレアル・ベティスの緩みを見逃さず、5分間で2点を返す怒涛の反撃を作り出しました。しかし、63分にバレンティン・ロジエやマウロ・エチェゴエンを投入して運動量を維持しようとした直後、4点目を奪われたことで反撃の勢いを挫かれました。
現地メディアの選手採点・評価比較
現地主要メディアの採点集約と見解の対比
イスコ(レアル・ベティス)
- 採点: SPORT: 10点(満点) / El Desmarque: 9点 / Estadio Deportivo: 9点
- 評価の対比: 全メディアから満場一致で最高評価を獲得しました。PKによる先制点とチームを救う勝ち越し弾の2ゴールだけでなく、攻撃の全権を握った圧巻の存在感が絶賛されています。SPO RTは「試合の命運を決定づけた完全無欠のゲームメイカー」と最大級の賛辞を贈り、El De smarqueやEstadio Deportivoも147日ぶりのゴールと長年の怪我の苦しみを乗り越えた精神力を高く評価しました。
エズ・アブデ(レアル・ベティス)
- 採点: SPORT: 8点 / Estadio Deportivo: 8.5点 / El Desmarque: 6点
- 評価の対比: メディア間で見解の違いが顕著に表れました。SPORTやEstadio Deportivoは「圧倒的なスピードで相手の背後を陥れ、古巣を相手に3試合連続ゴールを決めたトランジションの圧倒的な鋭さ」を絶賛し高得点をつけました。これに対し、El Desm arqueは6点と控えめな評価にとどまり、「得点シーン以外でのボール関与度が低く、試合全体を通じたプレーの波が目立った」と冷ややかに指摘しています。
クチョ・エルナンデス(レアル・ベティス)
- 採点: SPORT: 7点 / El Desmarque: 7点 / Estadio Deportivo: 7点
- 評価の対比: 自らのゴールこそなかったものの、各紙揃って7点の高評価を与えました。SPORTは「自ら得点できずとも、チームのあらゆる得点局面に顔を出す戦術的知性」を絶賛。Estadio Deportivoも「見事なバックヒールでのPK誘発やエズ・アブデへのアシストなど、得点以外のあらゆる局面で攻撃を牽引した」と称えました。
エクトル・ベジェリン(レアル・ベティス)
- 採点: SPORT: 6点 / Estadio Deportivo: 4.5点 / El Desmarque: 4点
- 評価の対比: 攻撃での貢献と守備での致命的ミスをどう捉えるかで評価が大きく割れました。SPORTは「ビルドアップでの大ミスで失点を与えたものの、攻撃参加での貢献度が高かった」として落第点を免れる6点を与えました。一方でEstadio DeportivoやEl Desmarqueは、「自陣での軽率なロストがチームに不必要な混乱と危険をもたらした」と厳しく糾弾し、4点台の低採点をつけました。
ホセ・アントニオ・モランテ(レアル・ベティス)
- 採点: SPORT: 9点 / El Desmarque: 8点 / Estadio Deportivo: 8点
- 評価の対比: わずか数分の出場でセンセーショナルな1部初ゴールを決めた新星に対し、全メディアが絶賛しました。SPORTは9点をつけ、「ワンチャンスを完璧にものにした強烈な左足と物怖じしない姿勢は本物」と評価しています。
マヌエル・ペレグリーニ監督(レアル・ベティス)
- 採点: SPORT: 9点 / Estadio Deportivo: 5点
- 評価の対比: 指揮官への採点はメディアの視点の違いを象徴しています。SPORTは「ターンオーバーを成功させながらチームを掌握し、5得点の大勝を収めた」として9点を与えました。一方、Estadio Deportivoは「3-0からの急激な集中力欠如と、一向に改善されないセットプレー守備の脆さ」を懸念材料とし、5点という厳しい評価を下しました。
試合後の監督・選手コメント
マヌエル・ペレグリーニ監督(レアル・ベティス)
- 試合総括と勝点3の価値: 「3週間の中断期間を経て、高いレベルのプレーで掴み取った価値ある勝利だ。長い中断明けにしっかりと勝利で再スタートを切ることは極めて重要だった」と安堵の表情を浮かべました。
- 試合展開への分析: 「サッカーにおいて試合が完全にコントロールされることなど決してない。少しでもリズムを落とせば相手に追いつかれる。一瞬の隙から3-1とされ、相手を乗せてしまったが、最終的に5ゴールを奪い返したチームの対応力を誇りに思う」と語りました。
- 今後の目標設定: チャンピオンズリーグ圏内の維持について問われると、「我々の唯一の目標は、水曜日にホームで行われるチャンピオンズリーグのポルト戦に勝つことだけだ。一戦一戦に全力を注ぐ」と手綱を引き締めました。
- イスコと新星モランテへの言及: イスコについて「彼は怪我で本当に苦しい時期を過ごしてきたが、特別な品質と成熟度を持っている」と称賛。初ゴールのホセ・アントニオ・モランテについては「昨季からじっくり育ててきた。イスコやロ・チェルソ、パブロ・フォルナルスといった質の高いベテランと日々の練習を共にすることで成長している。彼のシュート技術は偶然ではない」と期待を込めました。
- 判定と故障者について: 4-2の場面での判定抗議に対しては「お互いに手を使ったコンタクトであり、審判の判断に誤りはなかった」と一蹴。終盤に違和感を訴えたアントニーについては「筋肉系の小さな違和感のようだ。足首とは無関係だが、精密検査を行って確認する」と説明しました。
ルイス・ミゲル・ラミス監督(CAオサスナ)
- 判定への猛抗議と失点への反省: 5失点での敗戦に悔しさを滲ませつつ、4-2となる直前のナタンとルベン・ガルシアの交錯シーンに言及。「あの場面は試合の行方を決定づける明確な決定機だった。ナタンがルベン・ガルシアの進路に入り込んで倒したプレーは、意図的でなくとも一発レッドカードに値する。あの判定は未だに理解できない」と激しい口調で判決に不満を露わにしました。
- チームの修正点: 「5失点も喫することは許されない。自分たちのミスで多くのゴールを与えてしまっている。だが、後半にチームが見せた反撃と主導権を握った姿勢には手応えを感じている。この失敗に向き合い、前に進むしかない」と語りました。
イスコ(レアル・ベティス / MVP)
- 試合の振り返りと自身の復活: 「3-0とした後、5分間の不注意で2失点を喫してしまった。現代サッカーではほんのわずかな油断で追いつかれる。この反省点は修正しなければならない」と勝利の中にも課題を挙げました。一方で自身のパフォーマンスについては「3週間の休みを利用してしっかりと身体を作り直すことができた。怪我の苦しみを乗り越え、再び恐れずにプレーできている」と手応えを口にしました。
- 後輩モランテへの言葉: 「彼は若いけれど素晴らしい才能と強烈なシュートを持っている。完璧な環境で育っているからこそ、周りのみんなで大切に保護し、成長を手助けしていきたい」と温かいアドバイスを送りました。
ルベン・ガルシア(CAオサスナ)
- 自責の念と疑惑の判定: 「アウェイで5失点も喫することは到底受け入れられない。ハングリー精神や野心の欠如があったことを認めなければならない」と深々と反省しました。渦中のナタンとの接触については「ナタンの膝が自分の脚に接触して倒された。審判からは『ファウルにするには不十分』と言われたが、自分としてはファウルだと確信していた。ただ、審判のせいにするのではなく自分たちの不甲斐なさを自覚すべきだ」と苦しい胸の内を明かしました。
見どころと対戦背景
代表インターナショナルマッチウィークによる長期の中断期間を終え、ラ・リーガ第8節でレアル・ベティスとCAオサスナが2026年10月11日18時30分(現地時間)にエスタディオ・デ・ラ・カルトゥハで激突する。両チームにとって、この秋の過密日程を占う上で極めて重要な一番となる。
ホストのレアル・ベティスは開幕から5勝1分1敗の勝ち点16を積み上げ、首位争いに加わる3位と素晴らしいスタートを切った。とりわけ本拠地エスタディオ・デ・ラ・カルトゥハでの強さは圧倒的で、2025年12月にバルセロナに敗れて以降、2026年に入ってからのラ・リーガホームゲームでは9勝5分と無敗を守り続けている。チームを率いるマヌエル・ペジェグリーニ監督にとって、このオサスナ戦は「カルトゥハ作戦」と呼ばれる本拠地での4連戦(オサスナ戦、UEFAチャンピオンズリーグのポルト戦、バルセロナ戦、フェイエノールト戦)の初戦であり、上位キープと欧州最高峰の戦いに向けた弾みをつける重要な一戦となる。
一方、ルイス・ミゲル・ラミス監督率いるオサスナは苦境に立たされている。開幕直後こそ3試合で勝ち点7を獲得したものの、その後は3敗1分と4試合連続で勝利から遠ざかり、13位まで順位を落とした。中断期間中にチームの攻守を再構築し、強固な組織力と効率的な攻撃を取り戻すことが急務となっている。ホームで驚異的な強さを誇るレアル・ベティスに対し、アウェイのオサスナがいかに連敗の流れを断ち切り、反撃の口火を切るかが大きな焦点だ。
予想スタメンと負傷・出場停止情報
MARCAやAS、SPORT、MundoDeportivo、El Desmarqueなど各紙の報道によると、両チームの足元には負傷者の動向と代表帰りの選手のコンディション調整という異なる課題が存在する。
レアル・ベティス側では、左サイドバックのジュニオール・フィルポがドミニカ共和国代表の試合中に左足内転筋の筋肉トラブルを起こし、約3週間の離脱が確定した。一方で、アレハンドロ・グリマルドの負傷辞退に伴いスペイン代表に緊急招集され、チェコ戦でフル出場を果たしたフラン・ガルシアが左サイドバックのファーストチョイスとして先発に名を連ねる見込みだ。また、鼻骨折と筋肉系の負傷で戦列を離れていたディエゴ・ジョレンテが全体練習に完全合流しており、センターバックでの先発復帰が期待される。膝の手術から復帰途上にあるアイトール・ルイバルや、軽度のハムストリング張りを抱えるマルク・バルトラも回復に向けたプロセスを進めている。
前線では、アイルランド代表としてUEFAネーションズリーグで4試合4ゴールと大爆発し、クラブでも直近3試合で2ゴール1アシストを記録しているトロイ・パロットがチーム練習に復帰。マヌエル・ペジェグリーニ監督の攻撃陣の核として先発出場が有力視されている。中盤ではダニ・セバジョスがコンディションを高めており、守護神にはリーグトップクラスの安定感を誇るアルバロ・バジェスが君臨する。
対するオサスナにとって最大の好ニュースは、プレシーズンに負傷して以来離脱していたフランス人右サイドバックのヴァランタン・ロシエが、初めてチームの全体練習をフル消化したことだ。レアル・ベティス戦での今季初の招集リスト入りが確実視されている。ロシエの不在期間中、右サイドバックを務めてチーム最多出場時間を記録し、2030年までの契約延長を果たした21歳の生え抜きイニゴ・アルギビデと、復帰したロシエのどちらをルイス・ミゲル・ラミス監督が先発に抜擢するかが注目される。なお、ホルヘ・エランドとラウル・モロはリハビリを継続中であり、アシエル・ボネルも筋肉系の負傷で別メニュー調整が続いている。
監督会見・注目選手コメント
代表中断期間中のため、試合直前における前日記者会見の質疑応答はまだ開催されていないが、この一戦に向けたクラブ首脳陣や主力選手たちの最新のコメントから、両チームの意気込みが伺える。
レアル・ベティスのアンヘル・アロ会長は、好スタートを切った現状について「非常に良い時期を迎えているが、地に足を着けて戦い続ける必要がある。非常に厳しいシーズンであり、大きな目標を達成するためには謙虚さと一貫性が不可欠だ」と語り、兜の緒を締めた。また、スポーツディレクターのマヌ・ファハルドは、UEFAチャンピオンズリーグのリル戦での勝利がチームの自信を深めたとした上で、「カルトゥハでのホーム連戦に向けて非常に大きな意欲を持っている」と強調した。
復帰後着実に調子を上げているダニ・セバジョスは「9年ぶりに我が家へ戻り、マヌエル・ペジェグリーニ監督やスタッフの指導のもとで日に日に状態が上がっている。スタンドからの愛に応えたい」と強い意欲を示した。また、主将のイスコ・アラルコンもペジェグリーニ監督への絶大な信頼を口にし、「ペジェグリーニ監督のいないレアル・ベティスは考えられない。彼のもとで最高のパフォーマンスを引き出し、チームを牽引したい」と語っている。さらに、スペイン代表復帰を果たしたフラン・ガルシアも「日々の努力が報われた。クラブがリーグ上位に位置する中で、この流れを維持してファンに喜びを届けたい」と、オサスナ戦に向けた決意を口にしている。
レアル・ベティス 対 オサスナ の背景データ
順位
順位表全体を見る両クラブの前後日程を見る
レアル・ベティス
この試合の前
- 9月21日(月) @ デポルティーボ・ラ・コルーニャ 1-1(分)
- 9月18日(金) vs ヘタフェCF 1-0(勝)
- 9月15日(火) @ ビジャレアルCF 1-2(勝)
この試合の後
- 10月15日(木) vs ポルト 3-2(勝)
- 10月18日(日) vs FCバルセロナ 2-5(敗)
オサスナ
この試合の前
- 9月19日(土) vs ラージョ・バジェカーノ 1-1(分)
- 9月17日(木) @ アトレティコ・マドリード 4-0(敗)
- 9月12日(土) vs エスパニョール 0-2(敗)
この試合の後
- 10月18日(日) vs ラシン・サンタンデール 2-0(勝)
- 10月27日(火) @ セビージャFC 2-0(敗)