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ラ・リーガ / 第8節 / メンディソローサ / U-NEXT・DAZN / 2026年10月10日(土)

デポルティーボ・アラベス 対 アトレティコ・マドリード

デポルティーボ・アラベス 1-2 アトレティコ・マドリード

ほかの公式ハイライト: DAZN Japan(8:03)

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試合サマリーと得点経過

2026年10月10日、ラ・リーガ第8節。代表ウィークによる約3週間の長い中断期間を経て再開された一戦で、デポルティーボ・アラベスとアトレティコ・マドリードがエスタディオ・メンディソロサで激突した。激しい攻防と審判の判定、そして終盤の劇的なドラマが交錯した一戦は、アトレティコ・マドリードが1-2でデポルティーボ・アラベスを下し、公式戦4連勝を飾った。

試合は序盤からホームのアラベスが前線からの激しいプレッシングと縦に速いアタックでアトレティコ脅かしたが、地力に勝るアトレティコが徐々にボールポゼッションを高めてペースを握った。ポゼッションで相手を押し込み始めたアトレティコは33分に鮮やかな連動から先制する。アデモラ・ルックマンが起点となって左サイドへ展開すると、オーバーラップしたアレックス・グリマルドがペナルティエリア手前で最前線のジョナサン・デイヴィッドへ縦パスを送る。デイヴィッドの完璧なワンツー(壁パス)のリターンを受けたアレハンドロ・グリマルドがエリア内に進入し、鋭い左足の低弾道シュートをゴール右隅へ流し込んで0-1とした。

しかし、アトレティコがリードを保ったまま前半を終えるかに思われたアディショナルタイム、ドラマが起きる。アデモラ・ルックマンが自陣ペナルティエリア手前で不要なファウルを与えて危険なフリーキックを与える。そのセットプレーの混戦の最中、アトレティコのセンターバックであるロビン・ル・ノーマンが、ペナルティエリア内で相手FWトニ・マルティネス(およびルーカス・ボジェ)のユニフォームを明確に引き倒してしまう。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による5分近くに及ぶ長い確認の末、キンテロ・ゴンサレス主審はペナルティキックを宣告。このチャンスをルーカス・ボジェが冷静に決め、45+5分にアラベスが1-1の同点に追いついて前半を折り返した。

後半に入り、アトレティコが勝ち越しを目指して猛攻を仕掛ける中、61分に試合の決定的なターニングポイントが訪れる。アラベスの右サイドバックであるアンヘル・ペレスが、途中出場のフリアン・アルバレスに対して足裏を高く掲げた危険なタックルを見せる。主審は当初黄色提示にとどめたものの、VARの提示を受けてオンフィールドレビューを実施。判定を変更してアンヘル・ペレスに直接赤紙を突きつけ、アラベスは残り30分近くを10人で戦うこととなった。

数性的優位に立ったアトレティコは怒濤の波状攻撃を展開し、フリアン・アルバレスの直接フリーキックがポストを叩くなどアラベスゴールを脅かした。一方の10人となったアラベスもゴールキーパーのアントニオ・シベラを中心に強固なブロックを敷いて耐え忍び、途中出場のマリアーノ・ディアスが千載一遇のカウンターから勝ち越しの決定機を迎えるもシュートは枠を外れた。

両者譲らぬ攻防が続くなか、87分に圧巻の勝ち越しゴールが生まれる。左サイドでボールを受けた途中出場のアレックス・バエナが、右足アウトサイドでペナルティエリア内へピンポイントの極上クロスを供給。これに攻撃参加していたアトレティコのセンターバック、クティ・ロメロがまるでストライカーのごとく相手DFの背後へ走り込み、打点の高いヘディングでゴールネットを揺らして1-2とした。アトレティコが土壇場で難所メンディソロサを攻略し、勝ち点3を持ち帰った。

両チームのスタメンと交代

ホーム: デポルティーボ・アラベス(4-3-3)

  • GK: アントニオ・シベラ
  • DF: アンヘル・ペレス、ナウエル・テナリア、ニコラス・バレンティニ、ジョニー・オット
  • MF: アントニオ・ブランコ、パブロ・イバニェス、デニス・スアレス
  • FW: アブデ・レバシュ、トニ・マルティネス、ルーカス・ボジェ

主な交代・退場:

  • 61分: アンヘル・ペレス(退場・フリアン・アルバレスへの足裏を見せた危険なファウルによりVAR介入後レッドカード)
  • 65分: デニス・スアレス → アンデル・ゲバラ
  • 65分: トニ・マルティネス → マリアーノ・ディアス
  • 65分: アブデ・レバシュ → プロテソーニ
  • 終盤: パブロ・イバニェス → アイトール・マニャス

アウェイ: アトレティコ・マドリード(4-3-3)

  • GK: ヤン・オブラク
  • DF: マルコス・ジョレンテ、クティ・ロメロ、ロビン・ル・ノーマン、アレックス・グリマルド
  • MF: コケ、ジョニー・カルドソ、パブロ・バリオス
  • FW: ジュリアーノ・シメオネ、アデモラ・ルックマン、ジョナサン・デイヴィッド

主な交代:

  • 46分(ハーフタイム): アデモラ・ルックマン → アレックス・バエナ
  • 46分(ハーフタイム): ジョナサン・デイヴィッド → フリアン・アルバレス
  • 55分: パブロ・バリオス → イ・ガンイン
  • 65分: ロビン・ル・ノーマン → ダヴィド・ハンツコ
  • 80分: ジュリアーノ・シメオネ → アレクサンダー・スルロット

戦術・采配のポイント

アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は、17名もの代表選手を抱える長距離移動と、次週に控えるUEFAチャンピオンズリーグ(マンチェスター・ユナイテッド戦)を見据え、先発メンバーのコンディション調整に配慮した配置を採用した。復帰したパブロ・バリオスやコケ、ジョニー・カルドソの3ミッドフィルダーが盤石の中盤を形成し、ポゼッション時の安定感をもたらした。攻撃面では左サイドのアレックス・グリマルドがインサイドに斜めのランニングを仕掛けることで相手守備陣を撹乱し、ジョナサン・デイヴィッドとの連携から先制点をもたらすなど狙い通りの展開を見せた。

しかし、前半終了間際にアデモラ・ルックマンの不用意なファウルと、ロビン・ル・ノーマンのエリア内での引き倒し癖(今季4試合の先発で2度目のPK献上)から同点に追いつかれると、シメオネ監督はハーフタイムに素早く修正を施した。重さの目立ったアデモラ・ルックマンとジョナサン・デイヴィッドを下げ、アレックス・バエナとフリアン・アルバレスを投入。これにより前線の機動力とパスのアイデアが一気に活性化した。相手が10人になって自陣深くにブロックを敷くと、カードをもらっていたル・ノーマンを下げてダヴィド・ハンツコを投入し、さらに怪物ストライカーのアレクサンダー・スルロットを入れてパワープレーの選択肢も加えた。最後はアレックス・バエナの極上の右足アウトサイドパスと、ディフェンスラインから前線へ走り込んだクティ・ロメロの決断力が強固な要塞を打ち破る鍵となった。

デポルティーボ・アラベスのキケ・サンチェス・フローレス監督は、ホームの熱狂を背に高いインテンシティと速い攻守の切り替えでアトレティコに対抗した。失点後も前線のトニ・マルティネスとルーカス・ボジェの強力なフィジカルを活かしてセットプレーを獲得し、相手のミスを逃さずPKをもぎ取って試合を振り出しに戻した采配は光った。

しかし、後半15分にアンヘル・ペレスの一発退場によって計画は大きく崩れた。キケ・サンチェス・フローレス監督は準備していた交代枠を一気に使い、プロテソーニ、マリアーノ・ディアス、アンデル・ゲバラを投入して中盤の強度を再構築し、5-3-1のコンパクトなブロックで10人での耐え忍ぶ戦いを選択。マリアーノ・ディアスのカウンターから勝ち越しのワンチャンスを作り出す粘りを見せたものの、終盤の猛攻を最後まで凌ぎ切ることはできず、惜しくも勝ち点を逃す結果となった。

現地メディアの選手採点・評価比較

現地各紙(MARCA, SPORT, Mundo Deportivo,El Desmarque)は、この白熱した一戦において際立ったパフォーマンスを見せた選手たちに対して詳細な採点と評価を下している。

試合の主役となったアトレティコ・マドリードのクティ・ロメロに対して、MARCAは「9点」(10点満点)という最高評価を与えた。「本業である守備の要として無類の安定感を見せただけでなく、試合終盤にはまるで9番(ストライカー)に変身して圧巻の勝ち越しヘディング弾を叩き込んだ」と絶賛。El Desmarqueでも「7点」を付け、相手FWとの激しい肉弾戦を制しながらチームを救った精神的支柱として高く評価している。

ハーフタイムから途中出場したアレックス・バエナに対しても、MARCAは「9点」のハイスコアを付けた。停滞しかけていたアトレティコの攻撃に圧倒的な視野とアイデアをもたらし、右足アウトサイドで供給した決定的なアシストは「今節最高の芸術品」と各メディアから絶賛されている。

移籍後初となる流れからのゴールを決めたアレックス・グリマルドは、MARCAで「8点」、El Desmarqueで「9点」と非常に高い評価を受けた。守備面での対応に一部苦慮する場面はあったものの、攻撃時に見せる斜めのランニングと強烈なシュート力は相手にとって絶え間ない脅威であり続けたと分析されている。

中盤の底でゲームをコントロールしたコケとジョニー・カルドソも、MARCAで共に「8点」、El Desmarqueでも「8点」の好評価を獲得。コケは34歳にしてチームの舵を取り続け、カルドソは抜群の危機管理能力でアラベスの鋭いカウンターの芽を摘み取った。

一方で厳しい評価となったのがロビン・ル・ノーマンである。MARCAでは「4点」、El Desmarqueでは「2点」と辛辣な採点が下された。「エリア内での危険な引き倒し癖が再び露呈し、不要なPKを与えてチームを苦境に追い込んだ」と糾弾され、自身の軽率なプレーが命取りになりかけた点が厳しく指摘されている。また、11回のボールロストを記録しファウルで失点のきっかけを作ったアデモラ・ルックマンもMARCAで「5点」と伸び悩んだ。

デポルティーボ・アラベス側では、アトレティコの猛攻に対して連続セーブを見せ、10人となったチームを限界まで支え続けた守護神アントニオ・シベラが各紙から高い賛辞を集めた。

試合後の監督・選手コメント

アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は、試合後の記者会見で難所での勝利に対する強い手応えを語った。「メンディソロサは常に我々にとって難所であり、勝利を持ち帰るのが最も難しいスタジアムの一つだ。前半は非常に素晴らしい戦いを見せていたが、終了直前のPKによって後半の入り方が難しくなった。相手が10人になるとさらに自陣深くに引きこもるため、スペースを見つけるのは決して容易ではない。それでも出場した16人全員が勝利という目的に向かって攻撃し続けた。アレックス・バエナの素晴らしい視野とパス、そしてクティ・ロメロの見事なゴールによって、我々が喉から手が出るほど欲しかった価値ある勝利を掴み取ることができた」と選手たちの努力を称えた。また、PKを与えてしまったル・ノーマンについて問われると「彼はそのプレーのスタイルゆえに主審から常に注意深く観察されている。エリア内での接触の判定は常に難しいものだ」と擁護した。

デポルティーボ・アラベスのキケ・サンチェス・フローレス監督は、敗戦に悔しさを滲ませつつもチームの戦いぶりを評価した。「チャンピオンズリーグに出場する強い相手に対して我々は非常によく闘った。相手は非常に速く精度の高いボール回しを見せており、終了間際に失点したのは実に悔やまれる。アンヘル・ペレスの退場場面については映像をまだ直接確認していないが、前半のアデモラ・ルックマンの似たようなプレーではVARの判定基準が異なっていたと聞いている。もしそれが事実なら非常に残念であり胸が痛む。交代枠を使って物理的強度を保とうとした矢先の退場で厳しい状況に追い込まれたが、強豪相手に見せた選手たちの闘志には満足している」とコメントした。

殊勲の勝ち越しゴールを決めたクティ・ロメロは、試合直後のマイクで次のように喜びを語った。「代表戦から戻って時差やコンディション調整が難しい中、チームの力になれて満足している。守備者として失点場面は悔しいが、チーム全体として勝利に値する素晴らしいパフォーマンスができた。アレックス・バエナが最高のクロス(Centrazo)を上げてくれた。彼は信じられないほど素晴らしい選手で、素晴らしいシーズンスタートを切っている。我々は良い状態にあるが、これで満足してはいけない。常にそれ以上(Más)を目指して進み続ける必要がある」と語り、チームのさらなる成長に向けた力強い姿勢を示した。

デポルティーボ・アラベス 対 アトレティコ・マドリード の背景データ

順位

順位クラブ試合勝分負得失差点直近
2 アトレティコ・マドリード 11 9 1 1 22 8 +14 28 WWWWW
11 デポルティーボ・アラベス 11 3 3 5 15 17 -2 12 LDLLD
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