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ラ・リーガ / 第8節 / レアレ・アレーナ / U-NEXT・DAZN / 2026年10月11日(日)

レアル・ソシエダ 対 デポルティーボ・ラ・コルーニャ

レアル・ソシエダ 3-2 デポルティーボ・ラ・コルーニャ

ほかの公式ハイライト: DAZN Japan(8:03)

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試合サマリーと得点経過

2026年10月11日、ラ・リーガ第8節。アノエタに33,644人の観客を集めて行われたレアル・ソシエダとデポルティーボ・ラ・コルーニャの一戦は、3点リードからの猛追と退場劇が交錯する劇的な展開の末、ホームのレアル・ソシエダが3-2で辛くも勝利を収めました。主審はミゲル・セスマが務めました。

試合は序盤、アウェイのデポルティーボが前線から果敢にプレッシャーをかけて主導権を握ろうと試みます。しかし、レアル・ソシエダは前半中盤から高い決定力を発揮して主導権を奪い返します。29分にコーナーキックからヨン・マルティンが先制点を奪うと、わずか5分後の34分には「偽9番」としてサプライズ先発したアルセン・ザハリアンがミドルシュートを沈めて2-0とし、試合を折り返しました。

後半に入っても勢いは衰えず、54分にゴンサロ・ゲデスが圧巻のロングカウンターから3点目を奪い、ワンサイドゲームになるかと思われました。しかし、ここからデポルティーボが驚異的な粘りを見せます。61分にマリオ・ソリアーノのミドルシュートで1点を返すと、69分にはパブロ・マリンが一発退場となるファウルでPKを献上。これをイェレマイ・エルナンデスが決めて1点差に迫りました。数的大勝となったデポルティーボがアノエタを脅かしたものの、レアル・ソシエダは守護神アレックス・レミロの好セーブ連発で凌ぎ切り、最後は相手にも退場者が出て10人対10人となる中で激闘を制しました。

【得点シーンの詳細】

  • 1-0(29分:ヨン・マルティン)起点・経由・決定: カルロス・ソレールが右サイドからのショートコーナーを選択し、右足で正確なクロスを供給。ペナルティエリア中央で打点の高いジャンプを見せたヨン・マルティンがヘディングで合わせ、相手GKレオ・ロマンの頭上を越える完璧な軌道でゴール隅へ叩き込みました。
  • 2-0(34分:アルセン・ザハリアン)起点・経由・決定: アンデル・バレネチェアが左サイドから中央へ切り込んで打開を図り、ペナルティエリア内でヤンヘル・エレーラが放ったシュートのブロックこぼれ球がエリア手前中央へ転がります。これにいち早く反応したアルセン・ザハリアンが左足を振り抜き、地を棲むような鋭い低空ミドルシュートをゴール下隅に突き刺しました。
  • 3-0(54分:ゴンサロ・ゲデス)起点・経由・決定: 自陣ペナルティエリア内でアンデル・バレネチェアが身体を張ってボールを奪い取り、素早く前線のスペースへ展開。ボールを受けたゴンサロ・ゲデスが圧巻のスピードで約60メートルを独走して相手エリア内に侵入し、左足の力強いクロスシュートでGKレオ・ロマンを破るカウンターを完結させました。
  • 3-1(61分:マリオ・ソリアーノ)起点・経由・決定: 途中出場のアダマが左サイドからドリブルで持ち上がり、アタッキングサードの中央へパスを供給。ペナルティエリア手前で浮いたボールを収めたマリオ・ソリアーノが右足を一閃し、枠の右隅へと吸い込まれる精度の高いミドルシュートを叩き込んで反撃の狼煙を上げました。
  • 3-2(69分:イェレマイ・エルナンデス)起点・経由・決定: デポルティーボの右コーナーキックからファーサイドへ流れたボールに対し、ビル・ンソンゴが飛び込みます。これに対してパブロ・マリンが手を使って引っ張り倒す形となり、VAR介入の末にペナルティキックが指示され、ヒル・マリンには一発退場処分が下されました。キッカーを務めたイェレマイ・エルナンデスが冷静にGKの逆をついてゴールネットを揺らしました。

両チームのスタメンと交代

ホーム: レアル・ソシエダ(4-3-3)

  • GK: アレックス・レミロ
  • DF: パブロ・マリン、ママドゥ・サール、ヨン・マルティン、セルヒオ・ゴメス
  • MF: ヤンヘル・エレーラ、カルロス・ソレール、ルカ・スチッチ
  • FW: アルセン・ザハリアン、ゴンサロ・ゲデス、アンデル・バレネチェア

主な交代・退場:

  • 56分: アルセン・ザハリアン → エマニュエル・オチエン(前線の活性化)
  • 56分: ゴンサロ・ゲデス → ミケル・オヤルサバル(前線の活性化)
  • 66分: パブロ・マリン(一発退場)
  • 69分: カルロス・ソレール →イゴール・スベルディア(退場に伴う5バックへの布陣変更)
  • 88分: アンデル・バレネチェア → エクトル・フォルト(逃げ切りを図る守備固め)

アウェイ: デポルティーボ・ラ・コルーニャ(5-4-1)

  • GK: レオ・ロマン
  • DF: チモ・ナバロ、ダニエル・ヒメネス、ブライト・エデ、ジャコモ・クアリャータ
  • MF: マリオ・ソリアーノ、ディエゴ・ビジャレス、ダビド・メジャ、ルイスミ・クルス
  • FW: イェレマイ・エルナンデス、ビル・ンソンゴ

主な交代・退場:

  • 46分: ダビド・メジャ → リキ・ロドリゲス(中盤の構成力強化)
  • 56分: チモ・ナバロ → セルジ・アルティミラ(サイドの推進力強化)
  • 56分: ディエゴ・ビジャレス → ロレンツォ・アマトゥッチ(中盤のパス散らし)
  • 56分: ルイスミ・クルス → アダマ(左サイドの突破力強化)
  • 79分: ジャコモ・クアリャータ →アレクサンダー・アス・イェンセン(攻撃の枚数を増やす変更)
  • 90分: ロレンツォ・アマトゥッチ(一発退場)

戦術・采配のポイント

【レアル・ソシエダ:マタラッツォ監督の意図と課題】ペレグリノ・マタラッツォ監督は、絶対的エースのミケル・オヤルサバルをベンチに置き、本来ミッドフィルダーのアルセン・ザハリアンを「偽9番(falso'9')」として先発起用する大きな勝負に出ました。ザハリアンが相手のディフェンスラインとミッドフィールドの間のスペースに落ちてボールを引き出すことで、両翼のゴンサロ・ゲデスとアンデル・バレネチェアが相手DFの裏の広大なスペースへ飛び出す攻撃メカニズムが見事に機能しました。守備面ではセンターバックのママーヅ・サールがビル・ンソンゴやルイスミ・クルスに強い対面守備を見せ、ピンチの芽を摘みました。

しかし、3-0とリードした後にミケル・オヤルサバルらを投入してゲームをコントロールしようとした矢先、パブロ・マリンの退場により守備の崩壊に直面しました。マタラッツォ監督は急遽イゴール・スベルディアを投入して5バックに変更し、耐え忍ぶ戦術を選択。終盤の集中力とGKアレックス・レミロの神がかったセービングに助けられた形となりました。

【デポルティーボ:イダルゴ監督の修正力と猛追】アントニオ・イダルゴ監督は5-4-1のコンパクトなブロックを組み、ダビド・メジャやイェレマイ・エルナンデスのスピードを活かしたカウンターを狙いました。立ち上がり25分間は相手を押し込む場面を作ったものの、アタッキングサードでの怖さを欠き、守備陣の軽慢な対応から前半のうちに2失点を喫しました。

イダルゴ監督はハーフタイムに警告を受けていたメジャに代えてリキ・ロドリゲスを投入し、さらに56分にはアダマ、セルジ・アルティミラ、ロレンツォ・アマトゥッチを同時投入する果敢な交代策に出ました。この采配が見事に当たり、リキ・ロドリゲスが中盤でタクトを振るい、アダマが左サイドから圧倒的な推進力をもたらして試合の主導権を奪取。マリオ・ソリアーノの追撃弾とPK誘発により一気にレアル・ソシエダを追い詰めました。あと一歩で同点というところまで迫ったものの、終盤にロレンツォ・アマトゥッチが退場したことで反撃の勢いが削がれました。


現地メディアの選手採点・評価比較

現地メディアの評価では、劇的な展開となった一戦に対する各紙の注目度の違いが浮き彫りとなりました。

【主力選手の採点と現地見解】

  • イェレマイ・エルナンデス(デポルティーボ)
  • SPORT: 7点 / 10点満点
  • 見解: SPORTはデポルティーボの攻撃の絶対的リーダーとして高く評価。「1対1での圧倒的な打開力と鋭いドリブルでレアル・ソシエダの守備陣を脅かし続け、プレッシャーのかかるPKを冷静に沈めてチームに希望をもたらした」と絶賛しました。
  • マリオ・ソリアーノ(デポルティーボ)
  • SPORT: 7点 / 10点満点
  • 見解: 中盤でのパス供給と見事なミドルシュートによる得点を高く評価。後半のチームの反撃を牽引した中心人物として称賛されました。
  • アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ)
  • Mundo Deportivo / Estadio Deportivo: 最高評価(ヒーロー選出)
  • 見解: Mundo DeportivoやEstadio Deportivoは、10人となった終盤の波状攻撃をことごとく防ぎ切ったアレックス・レミロを守護神として大絶賛。デポルティーボのイダルゴ監督が会見で「レアル・ソシエダで最高の選手は彼らのゴールキーパーだった」と語った通り、勝利の立役者として一致した評価を受けました。
  • アルセン・ザハリアン(レアル・ソシエダ)
  • Mundo Deportivo: 高評価
  • 見解: 慣れない「偽9番」での起用に応え、相手ライン間での機動力と圧巻の低空ミドルシュートで追加点を奪った戦術的貢献度が高く評価されました。
  • デポルティーボの守備陣(チモ・ナバロ、ダニエル・ヒメネス、ブライト・エデ)
  • SPORT: 各4点 / 10点満点
  • 見解: 前半の立ち上がりの脆さや、相手のポジション移動に対する後手後手の対応を厳しく指摘。特に1失点目・2失点目での集中力の欠如が低採点につながりました。また、終盤に一発退場となったロレンツォ・アマトゥッチには最低となる3点がつけられました。

メディアごとの対比としては、SPORTがデポルティーボのアタッカー陣(イェレマイやソリアーノ、途中出場のアダマ)の個の突破力を高く評価した一方でバックラインの崩壊を厳しく批判したのに対し、Mundo DeportivoやDiarioVascoはマタラッツォ監督の意表を突いた「ザハリアン偽9番」の成功と、数的大不利に陥りながらも耐え抜いたレアル・ソシエダの勝負強さ・レミロのセービングに焦点を当てて解説しています。


試合後の監督・選手コメント

【ペレグリノ・マタラッツォ監督(レアル・ソシエダ)】

  • 試合総括: 「前半はパスのテンポが遅く、縦への鋭さが足りなかった。自分たちのベストのサッカーができたわけではないが、それでも3-0とリードできたことはポジティブだ。その後、2失点を喫して自ら試合を難しくしてしまったが、10人になってからのチームのリアクションは素晴らしかった。整理された守備で戦い抜き、アレックス・レミロも見事な仕事をしてくれた」
  • ザハリアン起用の意図: 「なぜ驚くのか?彼はミケル・オヤルサバルのような役割を果たしてくれた。生粋の9番ではなく、ライン間に落ちてボールを受けるタイプだ。狭いスペースで前を向き、決定的なパスを供給し、ゴール前に入れば危険な存在になれる。今日のパフォーマンスは非常に良かった」
  • 退場判定について: 「ヒル・マリンとビル・ンソンゴの双方が掴み合っていた。審判がヒル・マリンのファウルと判定すればレッドカードになるという解釈であり、我々はそれを受け入れるしかない」
  • 会見でのスペイン語について: 記者からの質問に笑顔を見せつつ、「もっと自由に話せるようになったら(スペイン語で)やりたいね。ビールを1、2杯飲めば簡単だが、試合前に飲むわけにはいかないからね」と語り、場を和ませました。

【アントニオ・イダルゴ監督(デポルティーボ・ラ・コルーニャ)】

  • 試合総括: 「開始25分間は相手を陣地に押し込めていたが、アタッキングサードでの怖さが足りなかった。相手のクオリティに対してわずかな隙で失点してしまったが、3-0から立て直し、少なくとも勝ち点1に値するプレーを見せた。敗戦には悔しさが残るが、チームには魂(alma)がある。今日最も素晴らしかったのは相手GKのアレックス・レミロだ」
  • 審判の判定への不満: 3点目の直前におけるルイスミ・クルスへのファウル主張について「手で押され、下でも接触があった。ペナルティエリア内での明確なファウルだ」と判定に疑問を呈しました。
  • イェレマイへの称賛: 「今日のイェレマイ・エルナンデスのパフォーマンスは素晴らしかった。1対1での大胆さやボールがない場面での姿勢、これこそが我々が彼に求めているプレイだ」

【イェレマイ・エルナンデス(デポルティーボ / 殊勲選手)】

  • コメント: 「デポルティーボのユニフォームを着て1部リーグでゴールを決めるのは僕の夢だった。ただ、他に決めなければいけないチャンスを逃してしまったので、すごく悔しい気持ちでいっぱいだ。素晴らしい強豪相手に最後まで戦い抜いたことには胸を張りたい。審判の決定について悪く言うつもりはないよ。誰も悪意を持って判定しているわけではないはずだからね。頭を切り替えて次の試合に向かうだけだ」

レアル・ソシエダ 対 デポルティーボ・ラ・コルーニャ の背景データ

順位

順位クラブ試合勝分負得失差点直近
5 レアル・ソシエダ 11 6 1 4 20 20 0 19 LWWWW
8 デポルティーボ・ラ・コルーニャ 11 3 5 3 15 14 +1 14 WLDLD
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