レアル・オビエド

プレシーズン最終戦でフランス1部のル・アーヴルと Carlos Tartiere で対戦し、3-2の劇的な逆転勝利を収めました。

試合は開始わずか8分、ル・アーヴルに自陣後方から見事なパス交換(計13本)を繋がれてサマッタ(Samatta)に先制点を許す厳しい立ち上がりとなりました。

オビエドはこれに怯まず、13分にユネス(Youness)がエリア外から力強いシュートを決めて同点とします。しかし15分、若手DFマルコ・エステバン(Marco Esteban)がキーパーのハルン(Aarón)への不用意なバックパスをオウンゴールにしてしまい、再びリードを許す苦しい展開となりました(その後、観客はミスを犯したエステバンに温かい拍手を送って励ましました)。

その後、好調のパブロ・サエンス(Pablo Sáenz)の素晴らしい突破からのアシストから、22分にレイナ(Reina)がゴールを決めて2-2の同点としました。

後半にはジュリアン・カレロ(Julián Calero)監督がメンバーを入れ替え、新加入のエストニス・ペドロラ(Estanis Pedrola)が左ウイングの位置でデビューを果たしました。

試合終了間際の91分、エリア内でのセコ(Seko)によるミンゴ(Mingo)へのファウルからPKを獲得。これをミンゴ自身が冷静に決めて3-2で逆転勝利を飾りました。

しかし、チームに悲報が入りました。カレロ監督が記者会見で、ウインガーのイリアス・チャイラ(Ilyas Chaira)が肩の手術を受けたため、今後2〜3ヶ月間離脱することを発表。戦術的にも、市場の動向的にも痛手となる中、次週のグラナダとの開幕戦に挑むこととなります。 (via AS, SPORT, MARCA)

グラナダCF

プレシーズン最終戦としてアンテケラとエル・マウリで対戦し、0-3の完勝で Ciudad de Los Dólmenes トロフィーを獲得しました。

試合はパチェタ(Pacheta)監督の主導のもと、ポゼッションを支配する展開となり、前半終了間際の45分、アルナイス(Arnaiz)の正確なコーナーキックからマヌ・ラマ(Manu Lama)が頭で合わせて先制点を奪いました。

後半、試合はラフプレーから一気にヒートアップ。グラナダのアルカラス(Alcaraz)とアンテケラのルイスミ(Luismi)が激しい小競り合いを起こし、審判から両者にレッドカードが提示され一発退場となりました。

その後、69分にアルナイスが相手守備陣を鮮やかに切り裂くドリブルから追加点をマークし、83分にはパンピン(Pampín)のパスを受けたマルケス(Marquñes)のクロスからオーウェン・エメカ(Owen Emeka)が流し込んで3点目を決めました。

チームの守護神は、ルカ・ジダンのレガネス移籍に伴いラウル・リソアインが務めています。

ピッチ外では、クラブの将来的な買収を進めるマイケル・シュワイマー(Michael Schwimer)氏の右腕であるイグナシオ・ベリスタイン(Ignacio Beristain)氏がスタジアムで観戦し、会長職などの要職に就く見込みであることが注目を集めています。 (via AS, MARCA)

レアル・サラゴサ

レアル・ソシエダBとホームで Carlos Lapetra 記念マッチを戦い、2-1で逆転勝利を収めました。

しかし、Bチーム(リザーブチーム)を相手に迎えたこの一戦は、8月上旬という時期も重なって観客席はわずか4,456人しか入らず、昨年のフエスカとのダービー(9,000人以上)の半分以下という寂しい動員となりました。

前半14分に守備陣とアンアルツ・ペニャ(Anartz Peña)の連係ミスからソシエダBのアスティアサラン(Astiazaran)に先制点を許し、低調な内容にハーフタイムにはスタンドから大ブーイングを浴びました。

後半、イバイ・ゴメス(Ibai Gómez)監督がハーフタイムにメンバーを半分近く交代。56分にハルディ(Jardí)が同点ゴールを決め、89分にピーター・アデモ(Peter Ademo)がフランチョのクロスを頭で合わせて劇的な逆転勝利。

ゴメス監督は試合後、前半はリズム、ポジショニング、スペースの使い方が悪かったが、後半は意図を理解して体現してくれたと振り返りました。一方で、このチームが目指す戦いを実現するには、少なくともあと3人の補強(センターフォワード、センターバック、ミッドフィールダーなど)が必要だとフロントへ強い要求を突きつけました。補強の時期に関しては「別の窓口(フロントやGM)に聞いてくれ」と述べるにとどめました。

さらに若手アタッカーのアドリアン・リソ(Adrián Liso)には、1部のマジョルカへの移籍の噂が浮上しています。 (via SPORT, MARCA)

レアル・ソシエダB

サラゴサとアウェイで Carlos Lapetra 記念マッチを戦い、1-2で逆転負けをキしました。

ジョン・アンソテギ(Jon Ansotegi)監督率いる2部(Segunda División)所属のチームは、前半から非常にハツラツとしたプレーを見せ、前半14分にアスティアサラン(Astiazaran)が見事な連携から先制点をマークしました。

しかし後半、メンバーを大きく入れ替えてきたサラゴサの勢いに押され、56分にハルディに、89分にアデモにゴールを許して逆転負けとなりました。

スタメンはフラガ、ガロ、アゴテ、カルボネル、ロペロ、カルデロン、アスティアサラン、エセイサバレーナ、マリエスクレーナ、ゴロサベル、ソロエタで臨み、交代でララニャガ、オレアガ、オサズワ、オロベンゴア、テリェチェアを投入して戦い抜きました。 (via SPORT, MARCA)

ジローナFC

ナスティック(Nàstic)とプレシーズン最終戦を行い、1-1で引き分けました。

今シーズンにセグンダで再デビューを果たすジローナは、このプレシーズン中7試合でわずか1勝(4分2敗)と、チームの完成度と結果の面で大きな危機感とファンへの不安を募らせています。

試合はキイク・アルバレス(Quique Álvarez)監督のもと、前半9分にアレックス・モレノのアシストからアベル・ルイス(Abel Ruiz)がエリア手前からループシュートを沈めて先制。アベル・ルイスにとってジローナでのゴールは2025年7月19日以来、実におよそ1年ぶりとなりました。

しかし、ハーフタイム以降は運動量の低下と平坦なプレーが続き、後半81分にナスティックのメシャク(Meshak)に鋭いシュートを決められて同点に。GKクラピフツォフ(Krapyvtsov)はポジショニングとセービングに不安定さを露呈しました。

バルドグジとカサドは他クラブとの移籍交渉に専念させる予防措置として遠征から除外されています。 (via AS, SPORT, MARCA)

CDカステリョン

プレシーズン最終戦としてレバンテと La Coma 練習場で対戦し、1-3で敗北しました。

クラブのレジェンドであるルイス・セラ(Luis Cela)氏の追悼の黙祷に続いてキックオフされましたが、開始わずか5分でレバンテのイヴァン・ロメロに先制ゴールを許しました。

32分に、非常に活発だったベラーリ(Bellari)のクロスから、新加入のイタリア人MFアントニオ・ガラ(Antonio Gala)が同点ゴールを突き刺し、一時は同点に追いつきました。

しかし、前日のエルクレス戦から24時間以内の連戦となったため、パロー・エルナンデス(Pablo Hernández)監督は大幅にメンバーを変更。2部所属の過酷なスケジュールにより後半に体力差が浮き彫りになり、再びイヴァン・ロメロに勝ち越しゴールを許し、80分にはレバンテのナチョ・ペレスに3点目を叩き込まれ万事休しました。

移籍市場では、オーストラリア代表としてワールドカップに出場したアウェル・マビル(Awer Mabil)がメルボルン・シティへ完全移籍しました。 (via SPORT, MARCA)

CDテネリフェ

レガネスを相手に Butarque 練習場で対戦し、0-0で終了した後のPK戦を3-4で制し、第46回ペピノ・デ・オロのトロフィーを獲得しました。

アルバロ・セルベラ(Álvaro Cervera)監督のもと、チームは新加入のホルヘ・モレノを右ラテラルで試すなど、4-4-2のシステムで臨みました。

試合は暑さとファウルの多さで終始リズムが途切れがちでしたが、守護神ダニ・マルティン(Dani Martín)が前半にレガネスのケチャの決定的なシュートを防ぐ素晴らしい活躍を見せました。

PK戦では、ダニ・マルティンがレガネスのミジャンとガルビの最初の2本のPKをストップする神懸かり的な活躍を披露。テネリフェ側はナチョ・ギル、チャペラ、ペカル、マテウが確実にPKを決め、クラブ設立104周年の記念日にトロフィーを獲得しました。 (via AS, SPORT, MARCA)

CDレガネス

テネリフェと親善試合を行い、0-0の末にPK戦(3-4)で敗れました。

Butarque 練習場で行われたこの一戦は、スタジアムの芝生張替え工事が間に合わないという夏特有のトラブルにより練習場での開催に変更され、38度の猛暑の中で行われました。

さらに、前半21分に左サイドのエンリク・フランケサ(Enric Franquesa)が着地の衝撃で左足首と左膝をひどくねじり、交代となりました。フランケサは2024年11月に前十字靭帯を断裂した箇所と同じ箇所を痛めており、再発の危機からチームメイトやスタッフは一瞬にして凍りつきました。

新加入のGKルカ・ジダンがデビューを飾り、決定的な危機を防ぐセーブを見せましたが、PK戦で敗れました。

また、ヤン・ディオマンデのレアル・マドリード完全移籍に伴い、レガネスは保有権または育成補償金の一部として移籍金1億2500万ユーロの5%に相当する625万ユーロを受け取ることになり、巨額の資金を手に入れました。

カルロス・ギラオ(Carlos Guirao)はエルデンセへレンタル移籍となりました。 (via AS, SPORT, MARCA)

FCカルタヘナ

イェクラーノ・デポルティーボ(Yeclano Deportivo)とプレシーズン4試合目のテストマッチを行い、0-0のドローに終わりました。

イニゴ・ベレス(Íñigo Vélez)監督率いるチームは、これでプレシーズン4試合でわずか1得点(ブライトンU-21戦でのベニート・ラミレスのゴールのみ)と深刻な決定力不足に直面しています。

前半こそアドリ・コラルのチャンスなどで押し込んだものの、全体としてYeclanoにゲームコントロールを許す場面が目立ち、後半にメンバーを入れ替えるも無得点のまま終了。次戦はエルデンセ、エルクレスとの対戦を控えており、開幕前の得点力アップが至上命令となっています。 (via SPORT)

サバデル

セグンダ(LALIGA Hypermotion)でのシーズンに向けて戦力強化を進めており、アルメリアからエドガル・ゴンサレス(Edgar González)をレンタル移籍で獲得しました。

ゴンサレスは昨シーズンはハイダク・スプリトやアンドラでプレーした経験豊かなディフェンダーであり、サバデルにとって今夏10人目となる極めて重要な補強となりました。 (via SPORT)

アルメリア

守備陣のエドガル・ゴンサレスをサバデルへ1シーズンのレンタル移籍で放出しました。

また、中盤の要であるセネガル代表MFディオニ・ロピ(Dion Lopy)を、サウジアラビアのアル・イテハド(Al-Ittihad)へ売却することで合意。ロピはマルベージャで行われていたプレシーズンキャンプをすでに離脱し、サウジへと向かいました。 (via SPORT, MARCA)

ブルゴスCF

クルトゥラル・レオネサと対戦し、0-0からのPK戦の末に勝利を収めました。

メディナ・デ・ポマールで開催された試合は、決定機が極めて少ない典型的な退屈な泥試合となりました。後半には激しい雷雨と強風に見舞われ、審判の判断により試合が10分間中断。選手たちは一時的にロッカールームへ避難することを余儀なくされました。

再開後もお互いに決定打を欠いたが、PK戦でブルゴスのキッカー陣がより確実なシュートを決めて辛勝しました。

移籍市場では、コルドバから左サイドバックのイグナシ・ビラルラサ(Ignasi Vilarrasa)を1年契約(1年延長オプション付き)で獲得しました。 (via AS, MARCA)

セルタ・デ・ヴィーゴB

パソス・デ・フェレイラから、17歳のギニアビサウ代表ウインガー、ウラジミール・シルバ(Vladimir Silva)を買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得しました。

シルバは圧倒的なスピードと1対1の突破力が高く評価されており、今季はセグンダの Celta Fortuna で登録されて武者修行を積むことになります。

一方、昨季カンテラで大爆発したウーゴ・ゴンサレスはトップチームへの完全昇格が内定しました。 (via SPORT, MARCA)

レアル・スポルティング

エル・モリノンで行われた無観客試合でレアル・バリャドリードとプレシーズン最終戦を行い、2-4のショッキングな逆転負けを喫しました。

前半2分にギジャモンのアシストからフアン・オテロ(Juan Otero)が先制点を奪うと、5分にはパブ・ガルシアのクロスから再びオテロが頭で決めて2-0と素晴らしい滑り出しを見せました。

さらにサロ(Sarco)のシュートがバーを直撃するなど主導権を握りましたが、前半終了間際にギェ・ロサスがPKを与えて失点。

後半、ラルカモン(Nicolás Larcamón)監督は90分間のフィットネス調整を目的に選手交代を行わなかったが、これが裏目に出て運動量が著しく低下。後半68分からのわずか4分間に3失点(ジェライ、トメオ、ラタサ)を喫して守備が完全に崩壊しました。

ラルカモン監督は、ここ2試合で8失点しており、守備バランスの悪さは大きな課題。現在は3バックだが、状況に応じて4バックも試さなければならない。数日以内に新たな補強が必要と不満を露わにしつつも、交渉が順調に進んでいることを示唆しました。 (via SPORT, MARCA)

CDエルデンセ

レガネスから、カンテラ出身の23歳MFカルロス・ギラオ(Carlos Guirao)を1シーズンのレンタル移籍で獲得しました。

さらに、ビジャレアルからは21歳のフォワード, パウ・カバネス(Pau Cabanes)を2028年までの完全移籍で獲得。攻撃陣と中盤に若く野心あふれる血を注入しています。 (via SPORT, MARCA)

レアル・マジョルカ

エルフェルスベルクと親善試合を行い、1-1で引き分けました。

本拠地ソン・モイシュスタジアムでの試合でしたが、観衆はわずか5,635人と陰気な寂しい雰囲気で行われました。

前半10分、新加入のスマオロ(Soumahoro)がトラップミスをリカバーしようとして最後の砦としてのファウルを侵し、まさかの一発退場処分。ルイス・ガルシア監督はパブロ・トーレを下げてデビッド・ロペスを投入せざるを得ず、トーレは怒りを爆発させてベンチの看板を蹴り飛ばしました。

その後相手にも退場者が出て10人対10人の戦いとなり、64分に失点するも、68分にアントニオのミドルシュートがディフェンダーに当たって同点となりました。

移籍市場では、若きエースのヤン・ビルヒリ(Jan Virgili)を、1200万ユーロのリリース条項を支払ったクラブ・ブルッヘへ完全移籍で売却。バルセロナに40%の480万ユーロが分配され、マジョルカは720万ユーロの売却益を得ました。

マジョルカはビルヒリの代役として、サラゴサから21歳のアタッカー、アドリアン・リソ(Adrián Liso)を獲得すべく交渉しています。サラゴサ側はレンタルでの放出を望んでいるが、マジョルカは完全移籍での買い取りを目指し駆け引き中。

その他、マヌ・モルラネスが2031年まで契約延長し、アンドラからアタッカーのジョセップ・セルダ(Josep Cerdà)を2030年までの契約で完全移籍にて獲得。ハビエル・オライソラ(Javier Olaizola)はエルデンセへレンタル移籍される見込みです。 (via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo)

FCアンドラ

保有する19歳の有望なフォワード、ジョセップ・セルダ(Josep Cerdà)をマジョルカへ2030年までの契約で売却しました。 (via SPORT)

アルバセテ・バロンピエ

昨シーズン33試合に出場し3得点2アシストを記録して攻撃のキーマンとなっていたホセ・カルロス・ラソ(José Carlos Lazo)を、1部RFEFのイビサへと1年契約(1年延長オプション付き)で完全移籍で放出しました。 (via SPORT)

カディスCF

今シーズンに向けて補強を加速させており、レーシング・サンタンデールからハビエル・カストロ(Javier Castro)を完全移籍で獲得。

さらに、ラス・パルマスからはクリスティアン・グティエレス(Christian Gutiérrez)をレンタル移籍で獲得し、左サイドバックの層を厚くしました。 (via SPORT, MARCA)

【本日の総括】

スペイン2部リーグ(LALIGA Hypermotion)の各チームは、プレシーズン最終戦を終えて開幕への準備を整えました。オビエドやグラナダ、サラゴサなどがプレシーズンマッチでそれぞれ好不調のコントラストを見せる中、移籍市場は佳境を迎えています。マジョルカによるビルヒリの巨額リリース条項発動や、レガネスにおけるディオマンデ売却に伴う巨額の分配金獲得など、市場の資金が2部リーグ内にも大きな連鎖反応を巻き起こしています。主力の負傷離脱や直前のシステム調整に苦しむ各指揮官がフロントへ補強を熱望する中、1週間の最終調整を経て、いよいよ本番のリーグ開幕戦へと突入します。