CEサバデル

サモラとのプリメーラRFEF(3部)昇格プレーオフ決勝を制し、2021年の降格から5年ぶりとなるLALIGA Hypermotion(2部)復帰を果たしました。アウェイでの第1戦を0-1で落としていたものの、約12,000人の大観衆が詰めかけた本拠地ノバ・クレウ・アルタでの第2戦で4-0の劇的な大逆転勝利を収めました。(via SPORT)

試合は序盤からサバデルが圧倒し、前半18分にショートコーナーからハビ・ロペス=ピントが強烈なシュートをトップコーナーに突き刺して合計スコアをタイに戻します。後半はサモラの猛反撃に遭い、アブデ・ダマルとマルケル・ロサノにポスト直撃のシュートを許すなど苦しい時間帯が続きましたが、鉄壁の守備で凌ぎ切りました。そして迎えた89分、ロドリゴ・エスクデロのヘディングシュートがポストに弾かれたこぼれ球をエネコ・アギラールが押し込んで勝ち越しに成功。さらに95分にはクアドリ・リアメードがカウンターから相手GKフェルミンを嘲笑うループシュートで3点目を奪いました。(via MARCA)

この3点目の直後、歓喜に沸く地元ファンがピッチに乱入し、さらにアウェイスタンドでもサモラファンとのトラブルが発生したため、主審のアイマル・ベラスコ・アルバイサは安全確保のために選手をロッカールームへ引き上げさせ、試合が約10分間中断するハプニングもありました。再開後の109分には、相手のバックパスのミスを突いたシャビ・モレノがダメ押しの4点目を決めて試合を終わらせました。(via Mundo Deportivo)

昨季ダビド・モビジャ前監督の下で3部昇格を果たしたチームは、今季開幕からわずか31歳の若き青年監督フェラン・コスタにチームを託し、ディエゴ・フオリやアグスティン・コスシアといった屋台骨を中心に総合力の高いチームを作り上げました。来季2026-27シーズンは、クラブ史上45回目のセグンダ挑戦となります。(via SPORT)

RCDマジョルカ

プリメーラ(1部)からの降格が決定し、セグンダでの再建を余儀なくされています。マルティン・デミチェリス監督がRBライプツィヒへ違約金250万ユーロで引き抜かれ、後任候補としてハビ・カジェハの招聘が有力視されています。(via Mundo Deportivo)

降格に伴う主力の大量離脱が始まっており、大黒柱であるコソボ代表FWヴェダト・ムリキが移籍金1500万ユーロで古巣フェネルバフチェへ完全移籍しました。今季1部で23ゴールを挙げて得点ランキング2位に入ったムリキは、サミュエル・エトーを抜いてクラブ歴代最多となる1部通算57ゴールを記録(通算155試合58ゴール12アシスト)。自身のSNSで『普通の一選手としてやってきた私が、この偉大なクラブのレジェンドとして去ることになりました。皆さんの海賊は、あなたたちを心から愛しています』とファンへ感動的な別れのメッセージを残しました。なお、移籍金のうち45%の売却益は以前の所属元であるラツィオに渡ります。(via Estadio Deportivo)

さらに、右サイドバックのパブロ・マフェオも約300万ユーロでホセ・ルイス・メンディリバル監督率いるギリシャのオリンピアコスへ移籍しました。サイル・ラリンのサウサンプトン移籍に続く主力の流出となり、新シーズンのセグンダに向けてストライカーと右サイドバックの確保が急務となっています。(via Estadio Deportivo)

また、19歳の新星ウイング、ヤン・ビルジリは降格によって契約解除金が3000万ユーロから1200万ユーロに半額以下まで減額されました。セルタ、ローマ、ベンフィカが獲得を狙っており、買い戻しオプション(720万ユーロ)と将来の売却益40%の権利を保持しているFCバルセロナの動向も注目されています。(via ElDesmarque)

キャプテンのアントニオ・ライージョにもセビージャが接触しており、移籍には大幅な減俸を受け入れる必要があるものの、引き抜きの可能性が浮上しています。(via ElDesmarque)

ジローナFC

マジョルカ同様に1部からセグンダへの降格が決定し、ミチェル監督が退任したことで後任探しが急ピッチで進められています。キケ・カルセルSDが主導する新監督リストには、ハビ・カジェハ、アレッシオ・リスチ、ハゴバ・アラサテの名前が挙がっています。限られた戦力で結果を残してきたリスチの評価が高く、アラサテの経験も高く買われています。元所属選手のアダイ・ベニテスも候補として面会しましたが、可能性は低い状況です。(via Mundo Deportivo)

降格により、主力の慰留が極めて困難になっています。27歳のMFイバン・マルティンは退団を希望しており、アスレティック・ビルバオが獲得に動いています。2000万ユーロに設定されていた契約解除金は降格により大幅に値下がりし、約600万ユーロで決着する見込みです。ギリシャのパナシナイコスやオリンピアコス、メキシコのトルーカもオファーを検討しています。なお、将来の売却益の30%は古巣ビジャレアルに渡ります。(via Estadio Deportivo)

また、モロッコ代表MFアゼディン・ウナヒはセグンダでのプレーを明確に拒否しており、移籍金1000万ユーロでセルタとの交渉が進行しています。(via ElDesmarque)

21歳のウイング、ホエル・ロカにはオサスナとラージョ・バジェカーノが関心を示しています。一方で、明るい話題としてはUEコルネジャから21歳のMFイサン・ゴンサレスを獲得し、中盤の若返りを図っています。(via Mundo Deportivo)

レアル・オビエド

マジョルカ、ジローナと共に1部からの降格という憂き目に遭いました。(via Mundo Deportivo)

クラブの下部組織から育ち、16年間という長きにわたりカルバジョン(オビエドの愛称)にすべてを捧げてきた31歳の生え抜きDFルーカス・アヒハドの退団が正式に発表されました。クラブはこれまでの軌跡を振り返る感動的な動画を公開し、ファンに別れを告げました。(via Mundo Deportivo)

マラガCF

プリメーラ(1部)昇格の最後の椅子を懸けたプレーオフ決勝で、UDアルメリアとのアンダルシア・ダービーに挑みます。(via SPORT)

決戦の地であるアルメリアへと出発するチームを後押しするため、本拠地ラ・ロサレダの周辺には数千人のマラガファンが集結し、発煙筒の煙とチャントで大熱狂のお祭り騒ぎを作り上げました。若手のイサン・メリーノは自宅付近からファンにエスコートされてスタジアム入りするなど、街全体が完全な一体感に包まれています。さらに、高速道路の橋の上にもファンが陣取り、チームバスを熱烈に見送りました。(via MARCA)

マラガ県内の政治家や著名人からも熱烈なエールが送られており、俳優のサルバ・レイナ、Google幹部のベルナルド・キンテロ、ハビエル・サラス政府副代表、フランシスコ・デ・ラ・トーレ市長などの多くが「1-2でマラガが勝利し、1部昇格を果たす」と強気のスコア予想を公言しています。(via SPORT)

UDアルメリア

マラガとの昇格プレーオフ決勝を戦うアルメリアですが、準決勝でカステリョンを撃破した際、スタンドにはデポルティボ・ラ・コルーニャのフェルナンド・ソリアーノSDの姿がありました。彼のターゲットは、アルメリアで中盤の底を支える21歳のフランス系セルビア人MFステファン・ジョディッチです。もしアルメリアがマラガに敗れて1部昇格を逃した場合、デポルティボが彼を引き抜く可能性が一気に高まると見られています。ジョディッチの契約は2030年まで残っています。(via ElDesmarque)

レアル・サラゴサ

歴史ある名門クラブが、セグンダからプリメーラ・フェデラシオン(3部相当)へまさかの降格という大失態を演じました。(via ElDesmarque)

この歴史的降格の裏にある深刻な内部崩壊を、大怪我で離脱中のパウリーノ・デ・ラ・フエンテがメディアで赤裸々に暴露しました。彼は『クラブの所有権がマイアミやマドリードの投資グループに細分化されており、フェルナンド・ロペスGMに現場の決定権がない』とガバナンスの欠如を指摘。さらに『ピッチが硬すぎて毎週のようにふくらはぎを痛める選手が続出しているのに、改善を求めても誰も責任を取らない』『トップチームの施設以外はボロボロで、食堂が浸水して朝食すら食べられない日があった』と、スポーツ面以外のインフラや組織構造が完全に崩壊している現状を強く批判しました。(via ElDesmarque)

クラブはこのどん底からの再建に向け、ボカ・ジュニアーズを退団してフリーとなった36歳のアンデル・エレーラの復帰に動いています。ラロ・アランテギSDは交渉が進行中であることを認めていますが、エレーラ自身は指導者への転身を含めて現役続行を保留しており、慎重な姿勢を崩していません。(via ElDesmarque)

CDカステリョン

昇格プレーオフ準決勝でアルメリアに敗れ、来季もセグンダで戦うことが決定しました。クラブは来季を見据え、パブロ・エルナンデス監督とセルジ・リポジェス・アシスタントコーチの契約を2029年まで延長し、継続的なプロジェクトを推し進めます。(via Mundo Deportivo)

補強面では、FCアンドラから25歳のMFアルバロ・マルティンを2029年6月までの3年契約で獲得し、来季の陣容強化の第一歩を踏み出しました。(via Mundo Deportivo)

一方で、25歳の攻撃的MFアレックス・カラトラバがRCDエスパニョールへ移籍する可能性が高まっています。実現すれば、エスパニョールの新スポーツディレクターに就任したモンチの最初の補強となります。(via Mundo Deportivo)

ADセウタ

昇格初年度ながらセグンダで11位(勝ち点61)に入り、見事な残留と大躍進を果たしました。(via Estadio Deportivo)

この躍進を導いたホセ・フアン・ロメロ監督と2029年6月までの長期契約延長に合意しました。2019年に就任したロメロ監督は、チームを3部からセグンダまで引き上げた絶対的な英雄であり、過去にはオビエドやカディスから引き抜きの噂があり、セビージャの買収を計画していたセルヒオ・ラモス陣営からも新監督候補としてリストアップされていました。クラブは手厚い違約金を設定し、名将を強固にプロテクトしました。同時に、エドゥアルド・ビジェガスSDとの契約延長も完了しています。(via Estadio Deportivo)

一方で、セウタの右サイドを支え昇格に大きく貢献した29歳のDFゴンサロ・アルメナラが、セグンダRFEF(4部)のUDイビサへ完全移籍することが発表されました。(via SPORT)

CDレガネス

イゴール・オカ監督の後任として、カタールのウンム・サラルSCを率いていたルベン・アルベス氏(41)を新監督に招聘しました。ルーゴ、アルバセテ、スポルティング・ヒホンでの指揮経験を持つガリシア出身の青年監督に、来季のLALIGA Hypermotionでの戦いを託します。(via Mundo Deportivo)

また、昨季の正GKとして活躍したアウグスト・バタージャ(29)のトルコ・ベシクタシュへの売却交渉が進行しており、移籍金は約700万ユーロに達する見込みです。新監督決定により市場での動きが停滞していましたが、守護神の流出により新たなGK探しが急務となります。(via Mundo Deportivo)

ブルゴスCF

ルイス・ミゲル・ラミス監督に代わり、レアル・ソシエダの育成組織で長く手腕を振るったセルヒオ・フランシスコ氏(46)を新監督に任命しました。契約は2027年までで、目標達成に応じた1年の延長オプションが付随しています。ボール保持を重視し、若手育成に定評のあるスタイルをエル・プランティオ(本拠地)に持ち込みます。(via Mundo Deportivo)

スポルティング・ヒホン

ニコラス・ラルカモン監督率いるトップチームは、7月8日からマレオの練習施設でメディカルチェックを行いプレシーズンを始動します。7月20日の週からはビーゴで4〜5日間の合宿を張り、25日にはア・ロンバのスタジアムでセルタ・デ・ビーゴとの親善試合を行う予定です。(via SPORT)

また、リザーブチームであるスポルティング・アトレティコ(3部RFEF)の新監督として、バルセロナのフベニルA(U-19)でラミン・ヤマル、パウ・クバルシ、フェルミン・ロペスらを育て上げた実績を持つオスカル・ロペス氏(46)を招聘しました。スペイン屈指の育成組織であるマレオに、ラ・マシアのメソッドが注入されることになります。(via SPORT)

なお、かつてゼネラルディレクターを務めたアルフレド・ガルシア・アマド氏の父親であるアルフレド・マヌエル・ガルシア・フェルナンデス氏が82歳で逝去し、クラブは名誉ソシオの死を悼んで喪に服しています。(via SPORT)

コルドバCF

来季2026-27シーズンに向けた年間シート(アボノ)の更新キャンペーンが絶好調です。受付開始からわずか3日間で、上限設定である17,370席の12.25%にあたる2,129人が更新手続きを完了しました。昨夏に記録した歴史的な販売数に迫る勢いを見せています。(via SPORT)

戦力面では、デポルティボ・アラベスから22歳の右サイドバック、エゴイツ・ムニョスをレンタルで獲得しました。昨季アラベスのBチームで32試合5ゴールを記録し、トップチームでコパ・デル・レイにも出場した超攻撃的なサイドバックは、ダニエル・タセンデ、アドナネ・ガイランに続く今夏3人目の補強となります。(via Mundo Deportivo)

エルチェCF

1部昇格を果たしたチームは、新たにアルゼンチン人のマルティン・アンセルミ監督(40)を迎えました。昨季のリーグ戦出場がわずか554分(3アシスト)に留まっていた36歳の右サイドの重鎮ホサン・フェランデスについて、新監督は「彼のリーダーシップと長年蓄積された経験はチームにとって非常に重要だ」と高く評価し、契約延長を支持する構えを明言しました。ホサン自身も「ここでスパイクを脱ぎたい」と残留を強く希望しており、実現すればクラブ在籍10シーズン目の大台に乗ることになります。(via SPORT)

また、昨季カディスからレンタルで加入し、1部昇格と残留のキーマンとなったDFビクトル・チュスト(26)の買取オプションを行使し、2029年までの完全移籍で獲得しました。(via Mundo Deportivo)

FCアンドラ

ジェラール・ピケがオーナーを務めるクラブから、28歳のアンダルシア出身FWマヌ・ニエトが6月30日の契約満了に伴い退団することが発表されました。2021年の加入から5シーズンで公式戦124試合に出場し、28ゴール8アシストを記録。特に2024-25シーズンの歴史的なセグンダ昇格時にはリーグ戦で13ゴールを挙げるなど、クラブの黄金期を支えた最大の功労者の一人でした。自身のSNSで『一生の思い出と経験を持ち帰ります。また会いましょう、フォルサ・アンドラ』と別れの言葉を綴っています。(via Mundo Deportivo)

CDエルデンセ

セグンダ残留を決めたチームに、新たな若き才能が加わります。RCDエスパニョールからカナダ人MFジャスティン・スミスのレンタル移籍での獲得がほぼ確実となりました。昨季スポルティング・ヒホンへレンタルされ素晴らしいパフォーマンスを見せた彼に対し、ヒホン側は完全移籍での買い取りを打診しましたが、エスパニョールがこれを拒否。セグンダでのプレー経験をさらに積ませるため、より好条件を素早く提示したエルデンセへのレンタルが決定的な状況です。(via Mundo Deportivo)

その他の昇格・プレーオフ情報

すでに各グループの優勝チームである CDテネリフェ と今季残留を決めた CDエルデンセ (※今季昇格組として記事内で言及)がLaLiga Hypermotionへの昇格切符を手にしています。(via MARCA)

そして、セグンダ昇格の残る最後の1枠を懸けて、セルタ・フォルトゥナ と SDポンフェラディーナ がプリメーラRFEFのプレーオフ決勝を戦っています。第1戦を0-0で終え、次戦バライードスでの決戦で全てが決まります。(via MARCA)

【本日の総括】

本日のハイライトは、なんといっても名門CEサバデルの劇的な5年ぶり2部復帰です。一方で、マジョルカ、ジローナ、レアル・オビエドという実力派3クラブが1部から降格してきたことで、来季のLALIGA Hypermotionの勢力図は激変します。特にマジョルカ(ムリキ、マフェオ)やジローナ(イバン・マルティン)は降格による主力の大量流出が避けられず、過酷なチーム解体と再建を同時に強いられています。

さらに衝撃的なのは、古豪レアル・サラゴサの3部(プリメーラRFEF)降格です。選手からの内部告発により、複雑なオーナー構造やインフラの未整備といったピッチ外の崩壊が浮き彫りになり、スペインサッカー界に大きな波紋を広げています。

マラガ対アルメリアの昇格プレーオフ決勝を筆頭に、来季のセグンダはかつてないほどの過酷なサバイバルリーグになることが確定しました。※なお、本日時点で日本人選手に関する新たな移籍や動向は確認されていません。