フリック監督の会見と合宿総括
🎙️セント・ジョージズ・パークでの合宿を終え、フリック監督が総括を行いました。9番の獲得については『何かをしなければならないことは分かっている。フェランにもよる。どうなるか見てみよう』とデコSDへの全幅の信頼を語りました。偽9番のオプションについては『ラミンはそこで1、2試合プレーした。ファンタスティックなワールドクラスの選手なので適応できるが、基本は7番として考えている。ゴードンやアデエミも両サイドや9番でプレーできる。多くの選択肢がある』と明言しています。中盤に関しては『今のところ多くの選手がいる』と追加補強には消極的な姿勢を見せました。新加入のビシウについては『才能とスピードがある。我々と練習する計画だ』と評価しています。さらに若手のシャビ・エスパルト、エブリマ・トゥンカラ、オリアン・ゴレンを絶賛し、特にエスパルトについては『バーミンガム戦でとても良いプレーをしたし、練習でもトップレベルの選手であることを明確にしている』と称賛しました。アレハンドロ・バルデについては『順調だ。ウディネーゼ戦ではプレーすると思う』と語っています。W杯王者たちのモチベーションについても『チャンピオンは決して立ち止まらない。タイトル獲得の経験がさらなる自信を与えるはずだ』と期待を寄せています。(via SPORT)
プレストン戦中止と急遽の紅白戦
⚽イングランドでの最後の親善試合となる予定だったプレストン・ノース・エンド戦は、相手チームの負傷者多数により中止となりました。代わりに20分×3本の紅白戦が実施されました。一方のチームはシュチェスニー、エスパルト、クリステンセン、ジェラール・マルティン、トレンツ、カサド、ベルナル、ゴレン、アデエミ、トゥンカラ、アレックス・ゴンサレスで構成。もう一方はイケル・ロドリゲス、フォルト、アラウホ、コルテス、ペスケル、ファリーニャス、ギジェ・フェルナンデス、フェルミン、ルーニー、トニ・フェルナンデス、ハフィーニャという構成でした。試合はアデエミのアシストからエスパルトが決め、フェルミンもゴールを挙げて1-1の引き分けに終わっています。アラウホ、ハフィーニャ、フェルミンの実戦復帰は朗報であり、イタリアでのウディネーゼ戦への出場が期待されます。なお、デ・ヨングは個別メニュー後に見学、バルデとアブデルカリムは出場しませんでした。(via ElDesmarque)
フェラン・トーレスの去就とPSGの動向
✈️フェラン・トーレスの将来が大きな焦点となっています。フェランは現在アメリカでアンダーアーマーのプロモーションツアーを行っており、NBCの番組などで将来について『バルセロナと契約しているが、サッカーではどうなるかわからない。正しい決断を下すのを待っている。僕の夢は幸せになることだ』と意味深な発言を残しています。クラブとしては彼を非売品とし、FFPの状況が許せば9月に契約更新の交渉を行う予定ですが、PSGが今週中に獲得交渉を加速させる構えで楽観視しています。フェラン自身も代理人にPSGのオファーを進めるよう青信号を出したとされ、ルイス・エンリケ監督の存在がパリ行きを後押ししています。クラブは、マンチェスター・シティに支払う800万ユーロの追加条項を避けるため、契約更新を市場閉鎖後の9月に先送りする意向ですが、選手側はこれに不信感を抱いているようです。トッテナムも状況を問い合わせている中、バルサは5000万ユーロの移籍金を要求しており、これ以上の譲歩はしない構えです。スペイン代表組の合流日である8月12日がひとつの山場となります。(via SPORT)
フリアン・アルバレス獲得への戦略
🕷️ストライカー補強の第一候補であるフリアン・アルバレスの獲得に向けて、バルサは戦略を練っています。今週、アルバレスの代理人がバルセロナを訪れ、クラブと会談する予定です。アトレティコ・マドリードは5億ユーロの契約解除金を盾に放出を拒否しており、FIFAとRFEFにバルサを告発する事態にまで発展しています。バルサは焦らず、10日のアトレティコの練習再開でアルバレスがどう動くかを見守る方針です。もし選手が公にバルサ行きを希望し、アトレティコが交渉の席に着くのであれば、バルサは最初の1億ユーロのオファーを1億1500万ユーロに引き上げる用意があります。アーセナルが獲得から撤退したため、アルバレスの移籍先候補はバルサに絞られつつあります。なお、代替候補だったフィスニク・アスラニは3000万ユーロでRBライプツィヒへ移籍する見込みで、ダーウィン・ヌニェスのローン移籍の提案もバルサは拒否しています。(via Mundo Deportivo)
カンセロ復帰と左SBサリナス獲得の動き
🔄ジョアン・カンセロのバルサ復帰が目前に迫っています。数日中に800万から1000万ユーロの移籍金でアル・ヒラルと合意し、2年契約を結ぶ見込みです。税金問題で遅れていましたが、選手との給与合意は既に済んでおり、アル・ヒラルの構想外となっているカンセロは現在個別トレーニングを行っています。一方、左サイドバックの補強としてラシン・サンタンデールの19歳、ホルヘ・サリナスを狙っていますが、マンチェスター・ユナイテッドが契約解除金1600万ユーロを支払う構えを見せており、強力なライバルとなっています。バルサは固定600万ユーロと変動200万ユーロ、さらに若手のローンという条件を提示していますが、選手本人はバルサ行きを強く望んでいます。(via SPORT)
テア・シュテーゲンのアヤックスへのローン移籍
🧤マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのアヤックスへの1年間のローン移籍が火曜日に公式発表される予定です。金曜日に合宿を離脱し、土曜日にはアムステルダムでメディカルチェックを通過しました。アヤックスは給与の10%のみを負担し、残りの大部分と税金はバルサが負担します。来夏の完全移籍に向けた再評価が主な目的となります。アヤックスのミチェル・サンチェス監督も『我々をより良いチームにしてくれる』と彼の加入を大いに歓迎しています。(via SPORT)
売却候補カサドとルーニー、そしてベルナルへのオファー
💶市場終盤に向けての選手売却も重要課題です。フリック監督から出場機会が限られると伝えられたマルク・カサドについて、クラブは3000万から4000万ユーロでの売却を目指していますが、本人はデ・ヨングの負傷によりチャンスがあると考え残留を希望しています。ルーニー・バルドグジはローン移籍を望んでいますが、クラブは買い戻しオプション付きの完全移籍を要求しており交渉は停滞中。ビシウの加入がルーニーの放出を後押しする可能性があります。一方で、19歳のマルク・ベルナルにはアストン・ヴィラから3500万ユーロのオファーが準備されています。マンチェスター・シティやアトレティコも関心を示していますが、フリック監督の強い支持もあり、クラブは5億ユーロの契約解除金を設定している彼を売却する意思はなく、既に約3000万ユーロのオファーを拒否しています。(via ElDesmarque)
カンテラとBチームの構造改革と若手の状況
🏗️バルサとバルサ・アトレティックの構造的な統合がラポルタ会長の理事会で承認されました。16歳で初契約を結んだ選手をデコSDらが直接監視し、トップチームとBチームで練習負荷やメソッドを統一することで、昇格時の適応を容易にし、怪我を防ぐ狙いがあります。Bチームは現在、ベレッチ監督の下でプレシーズンを始めていますが、UE Tonaとの初戦には2-1で敗れました。ラファ・ユステ副会長が合宿地を訪問し、選手たちに『プロとして絶え間なく働き、トップチーム到達のチャンスを活かす準備をしてほしい』と激を飛ばしました。なお、アレクシス・オルメドはセルタ・フォルトゥナへ移籍しています。また、トップチームの合宿に参加した若手のシャビ・エスパルトは2028年までの契約延長に向けて交渉中であり、アルバロ・コルテスは『Bチームでの時期は終わった』としてトップチーム残留かローン移籍を目指しています。(via SPORT)
ラ・リーガ序盤戦のスケジュール決定
📅ラ・リーガ序盤のスケジュールが明らかになりました。開幕戦のアスレティック・クラブ戦はW杯参加選手の休養を考慮して8月27日に延期されました。そのため、公式戦の初戦は第2節、8月23日のエルチェ戦となります。その後、8月31日に第3節ラージョ・バジェカーノ戦、そして9月6日日曜日16:15に第4節バレンシア戦が組まれました。プレシーズンマッチとしては、8月19日にガンペール杯でアル・アハリと対戦することが決まっています。(via SPORT)
【本日の総括】
フリック体制でのプレシーズン合宿が終了し、若手の台頭がチームに活力をもたらしています。フェランの去就とフリアン・アルバレス獲得作戦が今後の移籍市場の鍵を握る中、カンセロ復帰やテア・シュテーゲンのローン移籍など、開幕に向けたスカッド整理が急ピッチで進められています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
フリック監督が若手、特にエスパルトらを高く評価している点は、今季の戦術的柔軟性を占う上で重要です。紅白戦で見られた配置は、既存の主力と若手が混在する形でしたが、これは単なるテストではなく、フリックが求める強度と規律を浸透させるための選別作業でしょう。中盤の補強に消極的な姿勢は、カサドやベルナルといったカンテラの才能が、監督の求めるタスクを遂行できるという確信の表れとも取れます。戦術の根幹は、個の能力に依存せず、組織的な連動でいかに前進経路を確保するか。プレシーズン終盤のウディネーゼ戦で、この若手たちがどれだけフリックの要求する距離感を維持できるかが、開幕後の序列を左右するはずです。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
クラブ全体が大きな転換期にあることを、今回の動きは如実に示しています。特にテア・シュテーゲンのローン移籍という決断は、クラブが過去の功績よりも現在のスカッド最適化を優先している証左です。また、フェラン・トーレスを巡る不透明な状況は、選手側とクラブ側の温度差を浮き彫りにしました。ラポルタ会長主導の構造改革は、トップとBチームの垣根をなくし、一貫したメソッドを植え付ける狙いがありますが、これは同時に若手へのプレッシャーも強めることになります。クラブの未来を担う若手への期待と、結果を求められるトップチームの現実。この二つの間で、いかにして健全な競争環境を維持できるかが、今季のクラブ運営の鍵を握るでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場の終盤に向け、バルサの編成は非常にシビアな局面を迎えています。フリアン・アルバレス獲得への戦略は、FFPの制約下でいかに高額な投資を正当化するかという難題を突きつけています。一方で、フェラン・トーレスの売却やカンセロの復帰交渉は、単なる戦力整理ではなく、サラリーキャップの調整と将来的な追加条項回避を目的とした緻密な計算が見え隠れします。特にベルナルへの高額オファーを拒否した判断は、クラブが短期的なキャッシュよりも、将来的な資産価値と編成のバランスを重視していることを示しています。限られたリソースをどこに集中させるか、デコSDの交渉手腕が問われる数週間となります。