スポルティング・ヒホン

スポルティング・ヒホンは、わずか1ヶ月の間に獲得したエマヌエル・グラルテ、エゴイツ・アラナ、ホルヘ・サエンス、アイマール・ドゥニャベイティア、ウーゴ・ギジャモン、ニキータ・イオシフォフ、コンラッド・デ・ラ・フエンテ、アレホ・サルコ、アンドレス・フェラーリの計9名の新加入選手について、スペイン最古のスタジアムである本拠地エル・モリノンを開放して一斉にプレゼンテーションを実施する。通常はマレオの練習場で行われるか、SNSでの発表に留まっていたが、今回はサポーターとの初顔合わせの場として異例の対応をとる。14時から記者会見が行われ、その後ピッチに登場する予定となっている (via SPORT)。

左サイドの編成について、ニコラス・ラルカモン監督はヒムナスティカ・デ・トレラベガとの親善試合後、市場での左サイドの選手探しを終了したと明言した。コンラッド・デ・ラ・フエンテとニキータ・イオシフォフの加入により層は十分に厚くなったと判断している。ディエゴ・サンチェスは現在センターバックと見なされているが、『攻撃よりも守備を重視するプロファイルが求められる場合』にはサイドバックとしても機能する。純粋な左サイドバックとしてはパブロ・ガルシアが残っており、ガスパルもプレシーズンでインサイドのポジションで高い質を見せ、同親善試合でも見事なアシストとゴールを記録した。さらに、カンテラのアレックス・ディエゴや、攻撃力でアピールしているクリスティアン・フェレレスもオプションとして控えている (via SPORT)。

また、ソシオ(年間シート)の更新キャンペーンは『Empuxa』のスローガンのもと猛烈なペースで進んでおり、更新第1期間を終えた時点で21,830人に到達した。新規受付の初日には、最初の2時間だけでエル・モリノンの座席を求める350人の新規ファンが加入しており、昨季の最終的な24,000人という数字に迫る勢いを見せている。手続きはオンラインおよびスタジアムのオフィスで受け付けており、このシーズンチケットはリーグ戦21試合が対象で、国王杯や昇格プレーオフは含まれない (via SPORT)。

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

アントニオ・イダルゴ監督は、モハメド・ボウルディーニの契約解除を受け、ホセ・アンヘル、チャーリー・パティーニョ、エリック・プエルトといった、すでにクラブの構想外であり他クラブとの移籍交渉を進めている選手たちも含め、全選手をドイツおよびイタリアでのプレシーズンツアーに帯同させた。左利きの新センターバックの到着やミゲル・ロウレイロの復帰が近づいているため、ダニ・バルシアやアルナウ・コマスも今後同様の状況に置かれる可能性がある。2028年6月まで契約を残すホセ・アンヘルにはカディスやセウタが獲得を狙っており、退団が最も近い。チャーリー・パティーニョはプレシーズンで出番を与えられているものの、状況を覆すには至っていない。GKの枠が4人埋まっているエリック・プエルトは、6月末までのローン移籍先を模索中である (via SPORT)。

ドイツのハンブルクからイタリアのピサへ移動したチームは、イタリアサッカー連盟のテクニカルセンターであるコベルチャーノに滞在し、調整を続ける。木曜日の20時にはフィオレンティーナと、土曜日の20時45分にはジェノアと対戦する。その後、8月12日に本拠地リアソールでレアル・マドリードを迎え撃ち、8月17日のリーグ開幕戦となるエルチェ戦に備える (via SPORT)。

ドイツ2部のザンクト・パウリとの親善試合(120分間)は2-2の引き分けに終わった。イダルゴ監督はビルとアウバメヤンのアフリカ系2トップをテストし、その背後にビジャレス、マリオ・ソリアーノ、ロレンツォ・アマトゥッチを配置するシステムを試した。ソリアーノとアマトゥッチの連携は今夏のチームの大きな基盤となっている。新加入のポーランド人CBブライト・エデは、ルカス・ヌビのように経験を積みながら成長することが期待されている。この試合では、カンテラからキケ・テイホ、シャビ・カンポス、ケビン・サンチェス、アドリアン・ゲレーロ、サムらも出場し経験を積んだ。また、親善試合中にはGKレオ・ロマンがクリアしたボールが相手のタイチ・ハラに当たり、そのままゴールに入ってしまうというSNSで話題になるような信じられない失点もあった (via SPORT)(via MARCA)。

負傷者の状況として、ダビド・メジャとジェレマイは約6ヶ月間、一緒にピッチに立っていない。メジャは3月に左膝の靭帯を修復する手術を受け、最近になってようやくグループ練習に部分合流した。ジェレマイは恥骨炎を抱えながら昨季終盤を戦い抜いたが、両者ともイタリアツアーに帯同しており、開幕のエルチェ戦での復帰を目指している。さらに、新加入のアンジェリーニョは、2004-05シーズンにカルバージョのルイス・カルボ・スクールで共にプレーした幼馴染のミゲル・ロウレイロとチームで再会を果たすことになった (via SPORT)。

ピッチ外のトピックとして、クラブはドイツで特別に製造された新しいチームバスをイタリア到着時に初披露した。46人乗りの2階建てで、個別座席、Wi-Fi、DTT、最新のマルチメディア機器、最先端の安全技術を搭載している。旧バスは女子チームやBチームであるファブリル、カンテラ用として引き継がれる (via SPORT)。

カディス

クリスティアン・セプティエン会長は、クラブの資本を650万ユーロ増資したことを発表した。これはラファ・コントレラスと会長自身による出資であり、今後さらに増資を行う可能性も示唆している。この資金は夏の移籍市場での選手獲得に充てられ、すでに9人の新戦力を迎えている。会長は『クラブをあるべき場所に戻すための成長と拡大のプロセスである』と語り、1部昇格への強い決意を示した。また、自身がマドリードに居住していることへの懸念に対し、『毎日、常にクラブの人たちと話している』と否定し、首都にも新しいオフィスを開設してクラブブランドの国内外への拡大を目指していると明言した (via MARCA)。

補強の動きとして、デポルティーボ・ラ・コルーニャで構想外となっているホセ・アンヘルに関心を示しているほか、ベティスを退団してフリーとなっているチミー・アビラや、ベティスの若手MFグナンゴロ・ブアレの動向も追っている (via SPORT)(via ElDesmarque)。

ラシン・サンタンデール

14年ぶりの1部リーグ復帰に向けたチーム作りを進める中、ビジャレアルを退団してフリーエージェントとなっている37歳のベテランMFダニ・パレホの獲得を検討している。年齢を問題視しておらず、すでに獲得した35歳のセルヒオ・カナレスと共に中盤の要として迎え入れたい考えだ。パレホ自身は引退を否定しており、『プレースタイルが合い、家族が快適に過ごせる都市であれば喜んで行く』と条件を提示している。さらに、エスパニョールから昨季ローンで加入し素晴らしいパフォーマンスを見せたCBパブロ・ラモンの完全移籍での獲得も画策している (via Estadio Deportivo)(via Mundo Deportivo)。

しかし、プレシーズンマッチでは苦戦が続いている。ウォルバーハンプトンとのダブルヘッダーでは、午前中の練習試合こそビジャリブレのゴールで1-0と勝利したものの、午後に行われた公式の親善試合(モリニュー・スタジアム)では3-0で完敗した。相手のスペイン人選手であるフェル・ロペスとウーゴ・ブエノ、そしてモスケラにゴールを許した。アラナ、カナレス、アンドレス・マルティンらがボールを繋ぎポゼッションを握ろうとしたが、攻守の切り替えで脆弱さを露呈し、エリア内での脆さが浮き彫りとなった。プレシーズンはここまでレアル・ソシエダ(1-1)、オサスナ(0-2)、アスレティック(0-3)と未勝利が続いており、守備の再構築が急務となっている (via Mundo Deportivo)。

レアル・オビエド

サンプドリアからウインガーのエスタニス・ペドロラを完全移籍で獲得することで合意に達した。昨季はラス・パルマスにローン移籍していたスペイン人アタッカーで、移籍金は約100万ユーロとなる。月曜日にメディカルチェックを受け、4年契約にサインする予定だ。フリアン・カレロ監督が率いるチームにとって、この夏13人目の補強となる。現在、ハッサンがサウジアラビアから魅力的なオファーを受けており、退団の可能性が高まっているため、その完璧な代役として期待されている。これで攻撃のサイドは、パブロ・サエンス、ハコボ、シャイラ、そしてペドロラという陣容で固まることになる (via SPORT)(via MARCA)。

また、フリアン・カレロ監督は自身のSNSアカウントの活動を休止すると発表した。過去に指導したカルロス・エスピのレアル・マドリード移籍に関連して話題になったこともあり、『すべてのエネルギー、時間、集中力をレアル・オビエドだけに注ぎ、本当に重要なことから焦点をそらすようなどのような解釈も避けるため』と説明し、昇格に向けた強い覚悟を示している (via SPORT)。

レバンテ

カルロス・エスピを2500万ユーロというクラブ史上2番目の高額移籍金でレアル・マドリードへ売却したことを受け、その後釜としてベルギーのクラブ・ブルッヘから19歳のベルギー人FWヤニス・ムスアイを獲得した。契約期間は2030年6月までの4年間。ムスアイはベルギーの年代別代表(U-18、U-19)に選出されている若手のホープで、昨季はセカンドチームであるクラブNXTの一員としてベルギー2部リーグで28試合に出場し7ゴールを記録したほか、UEFAユースリーグでも10試合で6ゴールを挙げる活躍を見せた。ルイス・カストロ監督は若手の育成と抜擢に定評があり、エスピをブレイクさせた手腕でムスアイの才能も開花させることが期待されている (via ElDesmarque)(via Mundo Deportivo)(via SPORT)。

CDテネリフェ

今年1月にブルゴスから移籍金付きで加入したものの、フィジカルコンディションの悪さから本来の力を発揮できずに批判を浴びていたイバン・チャペラが、見事な復活を遂げている。夏の間、休暇を返上してコンディション作りに励んだ結果、プレシーズンマッチではキレのある動きと得点力を披露している。テネリフェB戦でのゴールや、アニャサ戦でのドブレテ(2得点)、カディスとのトロフェオ・テイデでの見事なアシストなど、攻撃の核として機能している。かつてカディス時代に彼を1部デビューさせたアルバロ・セルベラ監督も、『彼は非常にクオリティの高い選手。我々のスピーディーなチームに、ボールを持った時の落ち着きと新鮮さをもたらしてくれる』と高く評価し、全幅の信頼を寄せている (via SPORT)。

マラガ

度重なる怪我により、出場機会を求めて下部リーグへの移籍が噂されていたカンテラ出身のモロッコ人ウインガー、ハイタムが、プレシーズンで強烈なアピールを見せている。アル・イテハドとの親善試合では、スペースへの素早い飛び出し、自信に満ちたドリブル突破、そしてゴールへの積極的な姿勢を見せつけ、フネス監督に自身の価値を証明した。右ウイングのポジションにはダビド・ラルビア、ホアキン、ロベテらがおり競争は激しいが、ハイタムはこのまま1部リーグに復帰したマラガの戦力として残留する可能性が高まっている (via SPORT)。

一方で、ロレン・フアロス・スポーツディレクターは、守備陣の強化としてセルタの若手CBカルロス・ドミンゲスのローン獲得を目指している。ハビ・モンテロが退団し、エスパニョールからフェルナンド・カレロをフリートランスファーで獲得したものの、負傷者が多いセンターバック陣に、1部リーグでの経験を持つ選手を加えることで守備の安定を図りたい考えだ (via ElDesmarque)。

今季の第3ユニフォームも発表された。グレーを基調としピンクのアクセントが施されたデザインには、マラガ県内の103の自治体の名前が組み込まれており、クラブが首都だけでなく県全体を代表するという強いメッセージが込められている (via MARCA)。

CDカステリョン

セグンダRFEFで戦うBチームの強化として、レアル・サラゴサから23歳のGKカルロス・カラビアを完全移籍で獲得した。カラビアはサラゴサの下部組織で10年間プレーし、セカンドチームであるデポルティーボ・アラゴンで60試合以上のスタメン出場経験を持つ実績十分なキーパーである。トップチームの練習にも定期的に参加しており、その経験値は高く評価されている。一方で、同じくGKのジュアンキはジムナスティック・タラゴナへと移籍し、テラッサから獲得したイバン・ビアルヘと共に、再構築されたBチームのゴールマウスを守る競争が繰り広げられることになる (via SPORT)。

レアル・サラゴサ

ラージョ・バジェカーノに所属する左サイドバックのペップ・チャバリアが、チェルシーへ2500万ユーロ(プラスボーナス300万ユーロ)で移籍することが決定的となった。この大型移籍により、サラゴサは過去の移籍契約に盛り込まれていたキャピタルゲインの10%を受け取る権利を行使し、約190万ユーロの臨時収入を手にする予定だ。チャバリアは2020年にオロトからサラゴサに加入し、その後ラージョへ300万ユーロ+ボーナス50万ユーロで売却されていた。今回の連帯金は、クラブの財政面において非常に大きな後押しとなる (via SPORT)。

また、10年間にわたりクラブの下部組織でプレーし、デポルティーボ・アラゴンで活躍したGKカルロス・カラビアがCDカステリョンBへ完全移籍で退団した。さらに、期待外れの成績(9試合2ゴール)に終わったトルコ人FWシナン・バキスの獲得をナスティックが検討しており、攻撃陣の整理も進められている (via SPORT)。

コルドバ

バレンシア県のオリバ・ノバ・ビーチ&ゴルフ・リゾートで実施していた1週間のプレシーズン合宿を終え、本拠地コルドバへ帰還した。イバン・アニア監督の指揮下、炎天下の中で8回のセッションと、1部リーグのエルチェとの親善試合(2-2の引き分け)をこなし、チームの結束力と戦術理解を深めた。しかし、このエルチェ戦でハコボ・マルティが膝の内側側副靭帯を損傷(重度IIの捻挫)する怪我を負い、離脱を余儀なくされたことは大きな痛手となった。チームはすでにフランク・フォメジェム、恥骨炎のサリム・エル・ジェバリ、膝の怪我から回復中のアディルソン・メンデスと負傷者を抱えている。今後は木曜日にアウェイでレアル・ハエンと、金曜日にマルベージャでアルメリアとの親善試合を控え、8月16日のブルゴスとのリーグ開幕戦に向けて最終調整に入る (via SPORT)。

UDアルメリア

アスレティック・クラブから33歳の経験豊富なミケル・ベスガをフリートランスファーで獲得し、3年契約を結んだ。ベスガはアスレティックで10シーズンにわたり275試合に出場し、国王杯とスペインスーパーカップの2つのタイトル獲得に貢献した実績を持つ。エディン・テルジッチ新監督の構想から外れたため退団を決意したが、その高い戦術眼と中盤でのリーダーシップは、再び1部昇格を目指すアルメリアにとって大きな武器となる (via ElDesmarque)(via MARCA)。

シャビエル・ガルシア・ピミエンタ新監督が就任してまだ2週間ということもあり、ベティスとの親善試合ではコンディション不足が露呈し、0-1で敗れた。攻撃面で相手の脅威となる場面をほとんど作れず、エンバルバ、アリバス、デ・ラ・フエンテらが出場した後半にわずかな見せ場を作った程度だった。チームの完成度を高めるためには、さらなる時間が必要な状況である (via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)。

ブルゴス

アスレティック・クラブをエル・プランティオに迎え、30分×4本という変則的なプレシーズンマッチを行ったが、0-3で完敗を喫した。アレソ、ロベルト・ナバーロ、そしてイニャキ・ウィリアムスにゴールを許し、1部リーグの強豪との実力差を見せつけられる結果となった。一方で、補強の動きとしては、ベティスBで印象的なプレーを見せている22歳の若手MFグナンゴロ・ブアレに関心を寄せており、グラナダやカディス、コルドバといったライバルクラブと獲得競争を繰り広げている (via ElDesmarque)。

【本日の総括】

移籍市場が本格化する中、各クラブの明暗が分かれる動きが目立っている。レアル・オビエドやレバンテ、アルメリアといった昇格候補のクラブは、1部リーグ経験者や有望な若手を獲得し、確かな戦力アップを図っている。一方で、ラシン・サンタンデールはプレシーズンでの守備の崩壊が顕著であり、大物の獲得を狙いつつもチームの土台作りに苦心している。スポルティング・ヒホンはファンの熱気を巧みに取り込み、デポルティーボは豪華な海外ツアーでチームの格をアピールするなど、ピッチ外での戦略も活発化している。開幕まで残り数週間となり、各チームの戦力とコンディションの仕上がりが、今季の過酷な昇格争いの行方を大きく左右することになるだろう。