ロベルト・レヴァンドフスキの退団とシカゴ・ファイアー移籍

約1ヶ月前に4シーズンを過ごしたバルサからの退団を発表していたロベルト・レヴァンドフスキの去就が確定した。サウジアラビアのアル・イテハドやアル・ヒラルからの巨額オファーを拒否し、アメリカのMLSに属するシカゴ・ファイアーと契約を結ぶことを決定した。年俸はネットで1000万ユーロ以上となり、2年契約に1年の延長オプションが付帯する。この契約は彼のキャリアで最後になる可能性が高く、引退後にはクラブのアンバサダーに就任する可能性も含まれている。先週シカゴに渡り、クラブの幹部や監督と直接会談しプロジェクトに納得した形だ。日曜日には再びアメリカへ渡り、月曜日に正式発表される予定となっている。ポーランド代表引退の意思はなく、次回のEURO出場も見据えている。バルサ退団の理由は、自身がまだトップレベルでプレーできると確信している中で、チーム内で控えに回る役割を受け入れられなかったためである。(via SPORT)

アンソニー・ゴードンの獲得完了と獲得理由

ハンジ・フリック監督が重視するプレッシングとインテンシティを強化するため、バルサはアンソニー・ゴードンの獲得を完了させた。プレミアリーグでの経験を持ち、25歳というサッカー選手としての成熟期にあるゴードンは、ケガの影響があったラフィーニャの代役としても期待されている。ワールドカップのクロアチア戦では17回のボールタッチに留まったものの、19回のスプリントを記録し、相手GKリヴァコヴィッチのボールロストを複数回誘発した。さらに、この試合で記録した時速37.92kmというスピードは、ウサイン・ボルトの世界記録時の平均速度である時速37.58kmを上回る今大会のワールドカップ最速記録であり、こうした圧倒的なスピードと献身性がデコSDの獲得の決め手となった。(via SPORT)(via MARCA)

フリアン・アルバレスへの超大型オファー準備

デコSDはフリアン・アルバレスの獲得を熱望しており、ワールドカップ終了後にアトレティコ・マドリードに対して最後となるオファーを提示する予定である。基本額1億3500万ユーロに各種のインセンティブボーナスを加えることで、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が提示したとされる1億5000万ユーロに迫る総額になる見込みだ。フリック監督の戦術に必要な強度の高いプレッシングを実現するため、そして退団したレヴァンドフスキとの違いを見せつける存在として、彼を最優先のターゲットに設定している。(via ElDesmarque)(via SPORT)

ホルヘ・サリナスの獲得間近と来季のラシンへのレンタル計画

ラシン・サンタンデールでトップチーム昇格と1部復帰に貢献した19歳のDFホルヘ・サリナスの獲得が目前に迫っている。本来は左センターバックだが、左サイドバックとして今季33試合に出場し7アシストを記録した。183cm、78kgの恵まれた体格を持つサリナスはU-19スペイン代表にも定着している。違約金はトップチームでの出場時間により800万ユーロに設定されているが、7月1日以降は1600万ユーロに跳ね上がるため早期の決着が求められている。バルサはシャビ・エスパルトなどの若手選手の譲渡を交渉に含めることで移籍金の減額を狙っている。選手自身はバルサへの移籍を最優先しており、サウジアラビアからの好条件のオファーを拒否した。代理人のジョルジュ・メンデスを通じて交渉が進められており、獲得後はプレシーズンをフリック監督の下で過ごし、来季の2026-27シーズンは引き続きラシンにレンタルさせる計画が有力となっている。(via SPORT)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)

センターバック補強戦略の変更とヘリントンの関心低下

イニゴ・マルティネスの退団などにより当初は優先事項であったセンターバックの補強は、フリック監督とデコSDの間で緊急性が下がった。19歳のパウ・クバルシの目覚ましいリーダーシップの確立や、ジェラール・マルティンの左センターバックへの適応が大きな要因である。現在チームにはロナルド・アラウホ、エリック・ガルシア、クリステンセン、ジュール・クンデがおり、フレンキー・デ・ヨングを最終ラインに下げるオプションも存在するためだ。この方針転換に伴い、一時は1000万ユーロのオファーを提示したもののコロラド・ラピッズに拒否された18歳のオーストラリア代表CBルーカス・ヘリントンへの関心は急速に薄れている。相手クラブが2000万ユーロ以上を要求しており、他クラブとの競合による価格高騰を嫌った形だ。また、ニール・ピエール、ステファン・ザガドゥ、クリスト・イナオ・ウライなどは現在ターゲット外となっている。一方でミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム)やアレッサンドロ・バストーニ(インテル)の動向は注視しているものの、積極的な動きは見せていない。(via MARCA)(via Mundo Deportivo)(via SPORT)

イニャキ・ペーニャの退団条件と将来の売却益保持

エルチェへのレンタルから復帰した27歳のイニャキ・ペーニャの退団は避けられない状況となっており、選手本人とクラブは友好的な別れを模索している。7月13日からのプレシーズン合流を避けるため、数日以内の決着を目指している。バルサは移籍を円滑に進めてサラリーキャップの枠を空けるため、フリートランスファーで放出することも辞さない構えだが、必須条件として将来ペーニャが他クラブへ移籍した際の売却益のパーセンテージを保持することを要求している。ギリシャのパナシナイコスが新監督の要望で長期契約での獲得に動いており、移籍金が発生する場合は300万ユーロ未満になる見込み。オランダのフェイエノールトも関心を示している中、ペーニャ自身は海外リーグでの新たな挑戦を優先している。バルサはジョアン・ガルシアをスタメン起用し、シュチェスニーを第2GKとし、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの問題解決に集中する体制を整えている。(via ElDesmarque)(via SPORT)(via Mundo Deportivo)

アンドレアス・クリステンセンの契約延長合意

バルセロナは30歳のアンドレアス・クリステンセンとの契約延長で合意に達した。当初は1年の延長と報じられていたが、実際には2シーズンの契約期間延長となる。交渉においてバルサは年俸の減額と、出場試合数に連動したボーナスの導入を提案し、選手側もこれに納得した。筋肉や足首、アキレス腱のケガに悩まされ、2025年12月には左膝前十字靭帯の部分断裂で長期離脱を余儀なくされるなど稼働率に課題はあったものの、クラブはボール出しの技術や守備の読み、プロ意識の高さ、そしてセンターバックとピボットの両方をこなせるユーティリティ性を高く評価している。この契約延長により、直近でのセンターバック探しの緊急度はさらに下がることになった。(via SPORT)

エクアドルの新星ホスエ・カイセドの獲得

バルサはLDUキトに所属する19歳のエクアドル人ウイング兼左サイドバック、ホスエ・カイセドの獲得で口頭合意に達した。今季トップチームで8試合、344分プレーし、コパ・リベルタドーレスでもデビューを果たしている。移籍形態はレンタルで、将来的に買い取り義務に変わる可能性のある250万ユーロの買い取りオプションが付随する。左サイドから内外へ仕掛ける突破力や、高い身体能力とクロスの精度がスカウトの目を引きつけ、ボランチとしてプレーした経験もあるポリバレントな選手だ。まずはジュリアーノ・ベレッチ監督率いるセグンダRFEFのバルサ・アトレティクに合流する予定だが、トップチームからもその成長を注視される。(via SPORT)(via Mundo Deportivo)

カンテラの至宝、アラン・アパリシオの復帰

アスレティック・クラブのカンテラで活躍していたアラン・アパリシオが、3年半ぶりにバルサへ復帰することが決まった。サンタンデール出身の彼は、8歳で家族とともにバルセロナへ移住しバルサのフットボール7に入団した。小柄な体格を補って余りある卓越した左足の技術とゲームメイク能力で注目を集めていた。U-12の冬の市場で家族の事情により地元クラブへ戻った後、アスレティックに引き抜かれてレザマで順調に成長を遂げていた。リオネル・メッシをアイドルと公言する彼は、現在11人制の舞台で逆足のウイングやインテリオールとしてプレーしており、1対1の突破力と創造性にあふれるプレーが特徴である。身体的な強さが求められる場面には課題があるが、優れたキック精度と戦術眼でそれをカバーしている。バルサファンでもある彼を奪還したことは、カンテラ部門にとって大きな成果とされている。(via SPORT)

ブライアン・ファリーニャスの状況とトップチーム昇格の壁

2028年まで契約を残す20歳のMFブライアン・ファリーニャスは、昨季のバルサ・アトレティクでベレッチ監督の下、最多の33試合、2799分に出場し、5ゴール7アシストを記録してチームを牽引した。しかし、ハンジ・フリック監督率いるトップチームの構想には入っておらず、プレシーズン遠征のメンバーにも召集されない見通しとなっている。ベレッチ監督はセグンダRFEFで戦う若手主体のチームにおいて、彼のパーソナリティと技術を不可欠だと考えているが、選手本人がトップチーム昇格への道筋が見えないことに危機感を抱けば移籍を検討する可能性がある。1部復帰を果たしたラシン・サンタンデールなどが彼の動向を熱心に追っている。(via SPORT)

アレハンドロ・バルデのポジション争いと現状

アレハンドロ・バルデは、昨季の出場機会減少とホルヘ・サリナスの獲得によって、チーム内での競争がさらに激化している。左サイドバックのレギュラーはジョアン・カンセロが確固たる地位を築いており、ジェラール・マルティンもフリック監督の信頼を得てオプションとして浮上している。さらにはカンテラからジョフレ・トレントもポジションを争っている状況だ。マルク・ククレジャとアレハンドロ・グリマルドの存在により代表からも遠ざかっており、2023年10月以来スペイン代表に呼ばれずワールドカップ出場も逃した。22歳のバルデは2028年6月30日まで契約を結んでおり、7月13日から始まるプレシーズンでゼロからアピールし、かつての圧倒的なスピードと突破力を取り戻して再び絶対的なレギュラーを奪還することを目指している。(via SPORT)

ジョアン・ガルシアのバルサ加入と自身の成長

ワールドカップにスペイン代表として参加しているジョアン・ガルシアは、バルサに加入したことがワールドカップ選出の後押しになったと語り、『バルサと契約したことがW杯に行く助けになった。もちろん何が起こるかは誰にも分からないが』と振り返った。出番こそ少ないものの、代表での生活を楽しんでおり、『初めてのW杯をとても楽しんでいる。全員が一つにまとまっており、試合に出ていない選手もピッチ外で大きく貢献している』と充実感を口にしている。バルサでの成長については、『要求の高い試合を重ねることで、すべてが向上している。特にここ2年間でボール出しや判断力は大きく改善した。慣れない状況に置かれても、うまく対応できていると思う』と手応えを語り、自身のキャリアのベストセーブについては、エルチェ戦でのペレ・ミージャのシュートを防いだプレーを挙げ、『彼とは仲が良くて、SNSでそのセーブ映像を見るたびに彼に送りつけて忘れさせないようにしているよ』と冗談交じりに明かした。(via SPORT)

カンテラ各カテゴリーのコパ・カタルーニャ優勝とペーニャ大会結果

FCバルセロナのフットボール・ベース部門は、カタルーニャ選手権とコパ・カタルーニャの各カテゴリーで素晴らしい成績を収めた。フベニールAはエスパニョールとの決勝を4-1で制して優勝した。エスパニョールに先制を許したが、ウリアのオウンゴールで追いつき、ヌフ・フォファナのドブレテとオリアン・ゴレンのゴールで逆転した。U-15もエスパニョールと2-2(ジャン・リゾスとディバイン・エジオフォルのゴール)の末にPK戦で勝利し、リーグとカップの2冠を達成した。U-13はジローナを2-0で下し、ムニルが見事な4~5人を抜くドリブル突破から得点を決めた。フットボール7では、U-11がダムに11-3で圧勝し(イバン・コルテスが4点)、U-9はエスパニョールに3-1で勝利した。唯一U-16のみがエスパニョールに1-3(ウゴ・ガルセスの1点)で敗れて準優勝に終わっている。一方、FCバルセロナ・ペーニャ協会が主催した年次トーナメントでは、ヨハン・クライフ・スタジアムに過去最多の1900人が集まる中、PBアングエラがアレビン部門とインファンティル部門の双方でPBコルブラン・レス・コルツを下して2冠を達成した。(via SPORT)

オスカル・ロペスの新天地とラミン・ヤマル指導の回想

バルセロナのフベニールBやフベニールAなどで5シーズンにわたり監督を務めたオスカル・ロペスが、スポルティング・アトレティコ(スポルティング・ヒホンのBチーム)の新監督に就任した。カンテラ時代にラミン・ヤマルを指導した彼は、『ラミンは生来の才能がありすぎて余裕があった。最初の試合ではあえて彼を起用せず、精神的な競争心を刺激することに集中した。技術は完璧だったので、ピッチ上での判断力を磨くことと、右足(逆足)のクロスを徹底的に練習させた。アウトサイドのクロスは教えなくても自動的に身につけていた』と当時の逸話を振り返った。新天地での目標はセグンダ連盟への昇格となる。(via SPORT)

ハムザ・アブデルカリムの連帯貢献金訴訟

バルサに加入し、18歳ながらエジプト代表としてワールドカップにも出場を果たしたFWハムザ・アブデルカリムの移籍を巡り、彼の古巣であるAl-Kom Al-Ahmarがエジプトサッカー協会に提訴した。バルサとアル・アハリの間で合意された150万ユーロの移籍金に対し、育成補償(連帯貢献金)の一部を受け取る権利があると主張している。同クラブの代表は『ハムザは弟のような存在だが、クラブの権利は守らなければならない。今はエジプト代表のW杯に集中すべきなので静かにしているが、大会終了後に正当な権利を主張する』と表明している。ハムザはフベニールでの活躍を経て、今後はベレッチ監督のバルサ・アトレティクに昇格し、フリック監督のトップチームの練習にも参加する予定となっている。(via SPORT)

所属選手の発言と代表での動向

ワールドカップに出場中のバルサの選手たちの動向。

ラミン・ヤマルはケガの影響で『監督が望めば準備はできているが、90分フル出場する状態にはなく、それは不必要だ。今は適応のプロセスにある』と慎重な姿勢を見せつつも、『ケガをした時はW杯のことが頭をよぎったが、問題なく間に合うと言われて安心した。早くピッチに立ってチームを助けたい』と代表でのプレーに強い意欲を示した。アルゼンチンとの対戦を熱望し、『メッシが史上最高なのは議論の余地がない』と語った。(via MARCA)(via Esport3)

パウ・クバルシは代表での初戦引き分けを受け、『もっとインテンシティや闘争心、ボールを速く動かす必要がある』と反省を口にしつつも、『これまで32試合無敗でやってきた。自分たちのレベルは分かっている』とチームの力に自信を見せた。また、自身のW杯デビューについては『子供の頃からの夢でノートにも書いていた』と明かした。ペドリのポジションについても『彼は世界最高の選手の一人であり、監督がどこで起用しても助けになる』と称賛した。(via Mundo Deportivo)(via Estadio Deportivo)(via Esport3)

ガビはククレジャのレアル・マドリード移籍について『前日の練習後に知って本当に驚いた。黙っていたなんてずるい奴だ。ライバルとしては激しくて嫌な相手だから、彼らにとっては良い補強だろう』と笑いを交えて語り、モウリーニョ監督との対戦にも『とてもモチベーションが上がる。サッカー界にとっても良いことだ』と闘志を燃やした。また、W杯の選手からバルサに誰を引き抜きたいかと問われ『フリアン・アルバレスだ』と即答した。(via Esport3)(via SPORT)

エリック・ガルシアは、ククレジャやベルナルド・シウバの移籍に理解を示しつつ、『こちらもアンソニー・ゴードンという素晴らしいウイングを補強したから問題ない。彼の裏への抜け出しやプレスはチームを大いに助ける』とチームの戦力を誇示した。(via Mundo Deportivo)

フェルミン・ロペスはIbai Llanosとの配信で、もし「La Velada del Año(ボクシングイベント)」に出るなら『アラウホと戦いたい』と冗談を飛ばし、ケガからのリハビリが順調であることをアピールした。(via SPORT)

ハビエル・テバス会長がバルサの抗議状に返答

LaLigaのハビエル・テバス会長は、バルサのラファ・ユステ副会長が提出したレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長のネグレイラ事件に関する発言への抗議状に正式に返答した。テバス会長はバルサ側の懸念に同意し、『疑惑だけで現在の大会の正当性や審判の威厳を損なう発言は容認できない』と返答した。過去にもLaLigaがレアル・マドリードの公式メディアの過剰な報道に対してRFEFやTADに告発を行ってきた事実を強調し、今後も大会の評判を落とす行為には対処していく姿勢を明確にした。(via SPORT)(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

レヴァンドフスキの退団とゴードンの獲得、そしてフリアン・アルバレスへのオファー準備など、フリック監督のインテンシティを重視したスカッド再編が急ピッチで進んでいる。若手有望株の獲得やカンテラ出身者の去就も活発に動いており、新シーズンに向けた期待が高まる一日となった。