レアル・オビエド

・フリアン・カレロ新監督の下、プレシーズンが本格化している。監督は『ボールを持たない時も強いが、ボールを通じた試合の主導権も放棄しない』と戦術の自動化とインテンシティの高さを強調し、開幕戦から戦える勝者のメンタリティを持つチーム作りを目指している。(via AS)

・サンティ・カソルラが現役引退を決断した。カレロ監督は『息子のように話し、選手として残るか、コーチングスタッフに入るか、彼の重要性を伝えた上で全てのカードを提示した』と明かし、1時間におよぶ対話の末に家族と相談した本人の意志を完全に尊重したと語った。(via ElDesmarque)

・移籍市場では積極的な動きを展開している。左サイドバックのラヒム・アルハサンがボローニャに去った穴を埋めるべく、オサスナで6シーズン(142試合出場)プレーした33歳のフアン・クルスを1年契約(+オプション1年)のフリー移籍で獲得。CBや3バックにも適応可能なベテランである。(via Mundo Deportivo)

・さらにFCアンドラから、昨季41試合に出場し7ゴール8アシストと大車輪の活躍を見せ、3000分以上のプレータイムを記録したMFダニ・ビジャエルモサを移籍金付きで獲得した。ダビド・フェルナンデスSDがエスパニョール時代から知る逸材である。(via ElDesmarque)

・他にも、アルコルコンから21歳のサム・ロドリゲス、カディスからスペースへの抜け出しと空中戦に強いクリス・ラモス、ボックストゥボックスのアルベルト・レイナ、左足の強烈なシュートを持つアレクサンドル・イスファンらを補強している。(via Mundo Deportivo)

・前線の仕上げとして、レアル・ソシエダのカルロス・フェルナンデスの獲得も間近に迫っている。(via Mundo Deportivo)

・一方で負傷者も抱えており、デポルティボ・ラ・コルーニャとのプレシーズンマッチ(カルロス・タルティエレ開催、非ソシオ22ユーロ)では、腰の打撲を抱えるルカ・イリッチ、FCバルセロナBへのレンタルから復帰したホアキン・デルガド、そしてポーランドのグールニク・ザブジェへのレンタル中に膝を負傷し長期離脱中のブランドン・ドミンゲスが欠場する見込みである。(via SPORT)

RCDマジョルカ

・2部降格という厳しい現実を受け、パブロ・オルテルスSDの主導で大幅なチームの再構築が進行している。既にサム・コスタ、レオ・ロマン、パブロ・マフェオ、ベダト・ムリキといった1部での主力がチームを離れた。(via ElDesmarque)

・新戦力として、ルイス・ガルシア監督の強い要望によりエスパニョールからアントニウ・ロカを獲得。200万ユーロの買い取りオプション(義務なし)付きのレンタル移籍となる。ロカは『ルイス・ガルシアは私をデビューさせてくれた監督であり、彼のプレースタイルが自分を助けてくれる』と意気込みを語った。(via ElDesmarque)

・これまでにアドリアン・フエンテス、ジト・ルヴンボ、アブバカ・スマホロ、アルナウ・プッチマル、アレックス・ソラを獲得しており、ビジャレアルからアルナウ・テナスの獲得も目前に迫っている。(via Estadio Deportivo)

・一方で、バルセロナ下部組織出身のウイング、ヤン・ヴィルギリはクラブからの契約改善オファーへの返答を保留している。来季チャンピオンズリーグに出場するセリエAのコモからの関心が噂されており、2部でのプレーに迷いが生じているようだ。なお、マルティン・ヴァリエントとパブロ・トーレの残留は確定している。(via ElDesmarque)

・プレシーズンはマルベージャのバクール・ホテルを拠点に合宿を実施。気温30度を超える環境下で、サウジアラビアのアル・ファテフSC、アル・イテハドBと対戦後、8月5日にソン・モイシュで欧州王者PSGとの「第48回シウタット・デ・パルマ杯」を戦い、8月8日にSVエルフェアスベルクとの対戦で締めくくる予定となっている。(via SPORT)

FCアンドラ

・ジェラール・ピケが会長を務めるクラブは、RFEF(スペインサッカー連盟)からライセンスの発行を一時的に停止されるという深刻な事態に直面している。2024年3月に一方的に解任したエデル・サラビア前監督とホン・ロペス(アシスタント)に対する違約金未払いが原因である。(via MARCA)

・判決によると、サラビア氏へ約41万1557ユーロ(未消化の休暇分含む)、ロペス氏へ約4万3901ユーロの支払いが命じられているが、クラブはこれに応じず、連盟からの5日間の支払い要求期間にも書類を提出しなかった。(via ElDesmarque)

・この措置により、新戦力の登録やコーチングスタッフのライセンス更新が不可能となっており、最悪の場合、来季のLALIGA Hypermotionへの出場権を剥奪され、開幕のADセウタ戦に出場できない可能性も浮上している。クラブ側は開幕までの解決に自信を見せている。(via MARCA)

・移籍市場の動きとしては、レアル・サラゴサで13年間過ごした右サイドバックのフアン・セバスティアンをフリー(将来の売却益の一部を譲渡する条件)で獲得。同選手は『アンドラのアイデンティティと野心的なプロジェクトに惹かれた』と語っており、昨季活躍したトーマス・カリケとポジションを争う。(via ElDesmarque)

・中盤の要として活躍したダニ・ビジャエルモサは、レアル・オビエドへ完全移籍で去った。(via ElDesmarque)

スポルティング・デ・ヒホン

・アタッカーのホナタン・ドゥバシンがCAオサスナへ移籍することが決定し、前線の補強が急務となっている。ホセ・リエストラ社長も売却を避けられなかった現状をSNSで認めている。(via Estadio Deportivo)

・トップターゲットとして、レアル・ソシエダのペジェグリーノ・マタラッツォ監督の構想外となっているホン・カリカブルの獲得に強い執念を見せている。2年前にラシン・サンタンデールで9ゴール5アシストを記録した実績があり、昇格を狙うチームにとって即戦力と評価されている。ソシエダとの契約は2027年まで残っているが、クラブは完全移籍での獲得を目指している。(via ElDesmarque)

ラシン・サンタンデール

・プレシーズンマッチでレアル・ソシエダと対戦し、1-1の引き分けに終わった。この試合の最大のハイライトは、16年ぶりにラシンのユニフォームに袖を通したセルヒオ・カナレスの再デビューであり、ファンに大きな期待を抱かせた。(via MARCA)

・下部組織では、将来を嘱望される若きストライカーの「ロロ」ことマヌエル・マルティネス・モンテロが、クラブと初のプロ契約を締結。サム・サン・ホセ率いるフベニル・デ・オノール(U-19)のプレシーズンに合流した。(via AS)

エイバル

・ベニャト・サン・ホセ前監督の後任として、ホキン・アランバリ新監督が就任した。怪我で引退後、下部組織で8年、ビルバオ・アスレティックで2年指導した経験を持つが、プロチームを率いるのは初となる。(via MARCA)

・アランバリ監督はアレイティオのスポーツ施設の充実ぶりを絶賛し、選手一人ひとりに合わせた個別指導と、ボールを使った強度の高いトレーニングを重視する方針を示している。『主導権を握り、勇敢にプレーしたい』と意気込みを語った。(via MARCA)

・戦術面では、昨季後半戦に高いパフォーマンスを見せたペル・ノラスコアインをセンターバックとして起用する考えを明言。また、左サイドバックはベルナトとイマノルの両名で十分にカバーできていると自信を見せている。(via MARCA)

ブルゴスCF

・ミゲル・アティエンサ(レガネスへ)とイバン・モランテ(ジローナへ)が退団したことで中盤の補強が急務となっていたが、エスパニョールから26歳のMFホセ・グラヘラを獲得することで合意に達した。(via Mundo Deportivo)

・グラヘラは昨季デポルティボへレンタルされていたが、出場は14試合733分に留まっていた。今回の契約はレンタル移籍だが、ブルゴスが1部昇格を果たした場合には買い取り義務(約100万ユーロ)が発生する条件となっている。(via Mundo Deportivo)

・昨季、ルイス・ミゲル・ラミス監督の下でクラブ今世紀最多となる勝ち点72を記録したチームは、新指揮官セルヒオ・フランシスコの下で再び上位進出を目指す。(via Mundo Deportivo)

コルドバCF

・1部のセビージャと親善試合「第4回プエルタス・デ・コルドバ杯」を戦い、0-0のスコアレスドローの末、PK戦(4-5)で敗北を喫した。前半アディショナルタイムにはクリスティアン・カラセドが得たPKを失敗。終盤にはケビン・メディナが乱闘騒ぎで一発レッドカードを受け退場する荒れ模様の試合となった。(via SPORT)

・イバン・アニア監督は『プレシーズンは失敗するためのもの。1部のチームと競り合え、チームの進化を感じた』と一定の手応えを口にした。しかし、『中盤の選手がボールを受けに下がりすぎる。もっと高い位置を取って相手の第2プレッシャーラインを越えさせてほしい』と戦術的な課題も厳しく指摘した。(via SPORT)

・キャプテンのイスマ・ルイスは『多くの新加入選手がいる中で概念を吸収している段階』と述べ、ディアラとの中盤での連携に自信を見せた。(via SPORT)

CDカステリョン

・プレシーズンはヨハン・プラット新監督の下で順調に進んでいる。ポルトガル3部のレサFCから、アンゴラU-17代表経験もある22歳のFWダビド・ンザンザを2030年までの長期契約で獲得。昨季14ゴールを挙げたンザンザは、中央もサイドもこなせる突破力と得点力が武器である。(via Mundo Deportivo)

・今週末にはバレンシアCFとの親善試合を控えており、昨夏のプレシーズンで2-1と勝利した再現を狙い調整を続けている。(via SPORT)

・Bチームにはビラサール・デ・マルから21歳のMFブルーノ・パルタルが加入した一方、DFギジェム・テルマはクエンケンセへ移籍した。また、フベニルA(U-19)はモーリタニア代表との親善試合で0-3で敗れている。(via SPORT)

CEサバデル

・昨季の昇格を経てセグンダの舞台に戻ってきたクラブは、新シーズンのユニフォームを発表。ミゲレテ、ジェナール・フォルネス、トン・リポイ、ハビ・ロペス=ピントらが出演するレトロな雰囲気のプロモーション動画がSNSで大きな話題を呼んでいる。(via 3cat)

・すでに7000人以上のソシオを獲得しており、ファンからの期待の高さがうかがえる。プレシーズンの一環として、同じく1部に昇格したエスパニョールとの親善試合をダニ・ハルケ練習場で控えており、トップレベルの相手との実力測定の場となる。(via 3cat)

レバンテUD

・移籍市場で思わぬアクシデントに見舞われた。アトレティコ・マドリードのフリオ・ディアスの保有権50%を100万ユーロで獲得することで合意寸前だったが、セビージャの介入により選手側が交渉をストップさせ、破談となった。(via Estadio Deportivo)

・この横取りに激怒したクラブは即座にターゲットを切り替え、セルタからマヌ・サンチェスをレンタルで確保した。また、セルタからはウゴ・ソテロも10万ユーロの1年間レンタル(買い取りオプション300万ユーロ付き)で獲得している。(via Estadio Deportivo)

・COTIFトーナメントでは、セビージャのユースチームなどと対戦し、スコアレスドローに終わっている。(via SPORT)

CDテネリフェ

・FWヘスス・デ・ミゲルの去就が不透明な状況となっている。レアル・サラゴサが獲得を狙っているが、テネリフェ側は約20万ユーロの移籍金を要求し、交渉は平行線をたどっている。(via ElDesmarque)

・さらにアルバロ・セルベラ監督は、『彼(デ・ミゲル)は昨季後半戦から恥骨炎を抱えたままプレーしており、プレシーズンのトレーニングには1日も参加できていない』という懸念材料を明らかにした。この負傷の発覚により、サラゴサ側は獲得の再考を余儀なくされている。また、ソイロの退団が決定した。(via ElDesmarque)

エルチェCF

・マルティン・アンセルミ新監督が就任し、ピナタール・アレーナで行われたプレシーズンマッチで南アフリカのカイザー・チーフスに2-1で勝利。カンテラーノ(若手選手)たちがゴールを挙げるなど、新体制下でのアピールに成功している。(via MARCA)

・次戦はマレーシアのジョホールFCとの対戦が予定されており、戦術の浸透と、まだ合流していないインターナショナル組や新戦力候補の融合を図る。(via MARCA)

ADセウタ

・リーグ開幕戦となる第1節で、監督への違約金未払いによりライセンス問題に揺れるFCアンドラと対戦する予定。相手の出場可否を含め、不透明な状況下での調整が続いている。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

LALIGA Hypermotionは、各クラブの明暗がはっきりと分かれるプレシーズンを過ごしている。

レアル・オビエドやブルゴスCFといったクラブが実績ある選手を次々と獲得し昇格への本気度を示す一方で、2部降格組のRCDマジョルカは主力の大量流出によるチームの再構築を強いられている。

さらに、FCアンドラは前監督への違約金未払いでRFEFからライセンスを停止され、開幕戦の出場すら危ぶまれる前代未聞の危機に瀕している。レバンテの土壇場でのターゲット変更や、テネリフェの主力FWの負傷発覚など、移籍市場はピッチ外でも激しい駆け引きが続いている。

プレシーズンマッチを通じて各チームの仕上がり具合が見え始める中、開幕に向けた勢力図は日ごとに変化を続けている。