エスパニョール公式のヴィニシウス「ダイブ疑惑」皮肉投稿とクルトワの怒りの反撃、モウリーニョが嘆く「現代のいじめ」の病理

レアル・マドリードを率いるジョゼ・モウリーニョ監督のラ・リーガ復帰戦は、ピッチ内外を激しく揺るがす大論争の幕開けとなりました。

エスパニョール対レアル・マドリード戦の試合中、開始早々にエスパニョールのカレロがヴィニシウス・ジュニオールを倒したシーンでの退場回避、さらには後半62分にヴィニシウスがエリア内でエドゥ・エスポジトと交錯して倒れたPKアピールについて、主審のサンチェス・マルティネスはシミュレーション(ダイブ)を流したものの、2枚目のイエローカードを提示しませんでした。

これに激怒したエスパニョール公式X(旧Twitter)アカウントは、試合直後に次のような強烈な皮肉ポストを投稿し、SNS上で大炎上を巻き起こしました。

『一体何回プールに飛び込めば(シミュレーションを繰り返せば)2枚目のイエローカードが出るのですか?友達が知りたがっています』

この攻撃に対し、マドリードの守護神ティボー・クルトワはゾーン・ミクスタ(混合取材エリア)で顔を真っ赤にして次のように猛反発しました。

『他チームが僕たちを相手にするときに必死になって出すような抗議の投稿を、自分たちが別のチームと対戦するときにも同じように投稿しているかぜひ見てみたいものだね。なぜなら、彼らはその後、他の試合で何が起きても全く沈黙して何も投稿しないのだから。それにルール通りに言うなら、 Cala(カラ)はもっと前に退場になっているべきだった。背中へのあのひどい蹴り、ヴィニに対するイエローの場面、そして後半開始直後のカレラスへの最初のファウル。もし彼がすでにイエローを持っていなかったら、主審は100パーセント警告を出していたはずだ。他人に文句を言う前に、まずは鏡を見て、自分たちのチームや選手たちの振る舞いを省みるべきだよ。すべてのフォワードはエリア内でダイブするものだ。自分たちの都合の良い面だけを取り上げて非難するのは非常に簡単なことだからね』

さらに、ヴィニシウスをピッチに倒れた状態で後ろから蹴り飛ばした「パウ・蹴り」シーンについて、アレックス・カラトラバは次のようにコメントし、事態の沈静化を図りました。

『あの時は僕自身も感情が非常に昂っていたし、彼も少し acosado(包囲されて追い詰められている)と感じていたのだろう。でもまあ、それだけだ。フットボールではよくあることであり、ピッチの出来事はそこで終わりだよ』

しかし、指揮官のモウリーニョ監督は、このブラジル人アタッカーが置かれている現状を「組織的ないじめ(bullying)」であるとして、メディアを通じて強く抗議しました。

『昔、私がライバルとして戦っていた頃のヴィニに対する発言を持ち出されるリスクはあるが、今やヴィニは私の選手だ。彼は聖人ではないが、彼が受けている扱いはあまりにも度を越している。一分からすでにそれはシステム化され、組織化されているように見える。今度は自分が削り、今度は君が削る。イエローカードをもらったら、次は警告のない別の選手が削りにいく。これは彼にとって凄まじい精神的ストレスだ。強固な感情コントロールを維持しなければならない。ハーフタイムに彼と話し、ゴールを決めたとしてもセレブレーションの方法にまで細心の注意を払うよう細かく指示した。このソーシャルメディアの時代に反いじめが叫ばれているが、ヴィニに対するいじめは今なお続いている。ライバルからも観客からもだ。我々は彼を教育し、最大限に守り、準備させなければならない。最終的にはすべてがうまくいったがね』

なお、ヴィニシウス自身も、DAZNが公開した自身が後ろから蹴られる動画をリポストし、次のような痛烈な皮肉の一言を投稿して不満を露わにしています。

『ヴィニにイエローカードだ!』

(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / Esport3 / MARCA)