ムバッペとヴィニシウス・ジュニオールがセウタ支援Tシャツを脱ぎ捨て波紋

エルチェ対レアル・マドリードの試合前、ピッチ上では移民危機に直面する自治都市セウタへの連帯を示す取り組みが行われました。両チームの選手たちは「みんなカバジャス(セウタ住民の愛称)」というメッセージが記された白いTシャツを着用して登場しました。しかし、レアル・マドリードのキリアン・ムバッペ、ヴィニシウス・ジュニオール、イブラヒマ・コナテの3名の行動が大きな波紋を呼んでいます。

3人はTシャツを身につけたものの、文字が途中で折れ曲がって一部しか見えないように着用し、さらにムバッペとヴィニシウス・ジュニオールはピッチに足を踏み入れた直後にTシャツを脱ぎ捨てました。他の全選手がメッセージをしっかりと見せて並んでいたため、3人の行動は異様な際立ちを見せました。

この行動に対し、ラジオ番組やSNS上で批判が噴出しています。ジャーナリストのルベン・カニャサレス氏は『もしムバッペやヴィニシウス・ジュニオールがセウタへの連帯を示したくないというなら勝手にすればいい。だが、彼らの上にはクラブが存在する。クラブが支援のTシャツを着ると決めたのにそれを脱ぐのは、自分を給料を払っている企業より上の存在だと勘違いしている証拠だ。このようなやりたい放題の姿勢がファンを失望させている』と猛反発しました。また、トーマス・ロンセロ氏も『彼ら自身が試合後にこの件について釈明することを望む。非常に繊細な問題だ』と語り、チーム全体の姿勢とスター選手の身勝手な振る舞いの温度差が浮き彫りとなっています。(via SPORT)

エズ・アブデが脅迫被害に毅然と反論「誰にも謝罪しない」

ビジャレアル対レアル・ベティスの試合でセウタ支援Tシャツを着用したことで、母国モロッコのSNSユーザーから「お前は明日人生最悪の時間を過ごすことになる」「売国奴」といった苛烈な脅迫や暴言を受けたエズ・アブデが、自身のInstagramストーリーズで公式声明を発表しました。一時は過激なコメントの多さにSNSの投稿を削除していたアブデでしたが、毅然とした態度で反撃に転じました。

アブデは声明文の中で『昨日行われた試合での件について説明したい。まずハッキリさせておきたいのは、あのTシャツは政治的な目的や母国モロッコの人々を愚弄する目的で着用されたものではないということだ。困難な状況にある地域住民を支援するための純粋な社会活動の一環だった』と主張しました。

さらにアブデは『これは誰かに対する謝罪ではない。これを利用して私の母国への愛を疑いたい者がいるなら好きにすればいい。私はこれからも胸を張って生き、自分のルーツのために誇りと犠牲心を持って全力で戦い続ける』と断言しました。これに対しベティス側も公式アカウントで『人道性と連帯のお手本だ。常に私たちのチームと共にいる』と全面支持を表明。クラブは10月1日にセウタとのチャリティーマッチをラ・カルトゥハで開催し、収益を支援団体へ寄付することを発表しました。(via SPORT)