至宝イェレマイの去就を巡る引き抜き騒動とアントニオ・イダルゴ監督の断固たる残留の意思
デポルティーボ・ラ・コルーニャが誇る最大の至宝、23歳のアタッカーであるイェレマイ・エルナンデスの去就をめぐり、移籍市場の閉幕を前にして再び激しい噂が飛び交っています。
イングランド2部ハル・シティからの熱烈な関心や、ハル・シティのトルコ人会長による獲得交渉への前向きな発言が注目を集める中、さらにプレミアリーグのブライトンもこのカナリア諸島出身の才能あふれる10番の獲得レースに電撃参入したことで、周囲の騒音は一段と大きくなっています。
しかし、この事態に対してデポルティーボを率いるアントニオ・イダルゴ監督は、明確に噂を打ち消し、エースの引き留めに強い決意を示しました。
『私は明日のマラガ戦はもちろんのこと、その後に控えるバレンシア戦やビジャレアル戦でも、彼をチームの重要な戦力として計算しています。私たちの考えは、彼がこのまま私たちと共にここに留まることです』
このように語り、指揮官はイェレマイが少なくとももう1シーズンはア・コルーニャの地でプレーを続けることを強く期待しています。イェレマイ自身も現時点で移籍を志願するような素振りは見せておらず、クラブとの契約は2030年まで残されています。さらに彼の契約解除金は1億ユーロを超える巨額に設定されているため、移籍交渉の主導権は常にデポルティーボ側が握っています。
イダルゴ監督は、どれほど移籍の噂が渦巻いていようとも、カデテ世代からデポルティーボで育ち、今やチームの絶対的な主役に成長したイェレマイが「非常に幸せそうで、フットボールに集中している」と語り、信頼を寄せています。(via SPORT)
地元コルーニャ出身の英雄ルーカス・バスケス獲得へ向けた交渉再開とアンヘリーニョに続く劇的帰還計画
デポルティーボはLALIGA EA Sportsの移籍市場において最も精力的に動いているクラブの一つであり、ピエール=エメリク・オーバメヤンをはじめとする大物の獲得調査と並行して、地元コルーニャ出身の英雄の獲得に向けて大きな動きを見せています。
スポーツディレクターのフェルナンド・ソリアーノ氏が現在、獲得に向けて再び交渉を本格化させているのが、ア・コルーニャ県クルティス出身で35歳のベテラン、ルーカス・バスケスです。すでに選手代理人との間で、具体的な移籍を視野に入れた交渉の席が設けられています。
もしバスケスの獲得が実現すれば、すでに今夏チームに合流している同じく地元出身のアンヘリーニョに続き、8年ぶりに1部リーグ復帰を果たしたガリシアの古豪へ地元の英雄が帰還するという、ファンにとっても非常に感動的で象徴的な移籍劇が完成することになります。
バスケスは地元のウラルCFからレアル・マドリードの育成組織に加入して以来、エスパニョールへの1シーズンの期限付き移籍期間を除き、18年間にわたり白い巨人の一員として数々の栄光を築き上げました。昨シーズンに契約満了でフリーとなりバイエル・レバークーゼンへ加入したものの、ドイツでの1年目は負傷に泣かされ、公式戦わずか19試合の出場にとどまりました。レバークーゼンとの契約はあと1年残されていますが、出場機会を求めて今夏退団する可能性が非常に濃厚となっています。(via ElDesmarque)
バスケス獲得の難航に備えるアダマ・トラオレら実力派アタッカー3名の代替補強プラン
ソリアーノスポーツディレクターは、ルーカス・バスケスの獲得が資金面やクラブ間交渉で破談となった場合に備え、攻撃陣を確実に強化するために3つの魅力的な代替オプションを維持しています。
まず最優先の代替候補として名前が挙がっているのが、ウェストハムを退団してフリーとなっているスペイン代表ウインガーのアダマ・トラオレです。デポルティーボは彼の獲得に向けて現在も熱心に説得を試みていますが、トラオレ側の高い給料要求や、希望の年俸を得やすいプレミアリーグでのプレー継続を望む本人の意志が大きな障壁となっており、未だ正式な合意には至っていません。
さらに、かつてLALIGAのセルタ・デ・ビーゴでもプレーした経験を持つモロッコ代表のテクニシャン、ソフィアン・ブファルも現在フリーとなっており、実力ある攻撃の選択肢としてリストに名を連ねています。
最後に、トッテナムのカンテラ出身で、昨シーズンはレンジャーズに期限付き移籍していた19歳の新鋭マイキー・ムーア。しかし、ムーアに関してはすでにドイツのケルンへの移籍交渉が合意寸前の段階に達しているため、デポルティーボが獲得できる可能性は極めて低いのが実情です。移籍市場の最終日に向けて、ソリアーノ氏による緊迫した交渉が続けられています。(via ElDesmarque)
開幕エルチェ戦での1-1ドローからの再起とイェレマイの待望のマラガ戦招集復帰
ガリシアの古豪デポルティーボは、8年ぶりに帰ってきた最高峰の舞台である開幕戦において、マルティン・アンセルミ監督率いるエルチェとホームで対戦し、1-1の引き分けで貴重な勝ち点1を分け合う滑り出しとなりました。
チームはさらなる前進を目指し、月曜日に敵地で行われるマラガCFとの第2節に向けて準備を整えています。この一戦において、チームにとって最大のプラス材料となるのが、エースであるイェレマイ・エルナンデスの完全復活です。
イェレマイは昨シーズンの昇格決定戦となったバドリード戦以来、恥骨周辺の執拗な痛みに苦しめられており、開幕のエルチェ戦も招集外となっていましたが、現在はその痛みが劇的に改善しています。今週のトレーニングを問題なく消化しており、月曜日のマラガ戦でいよいよ公式戦の招集メンバーに復帰することが確実視されています。
去就を巡る噂でピッチ外がどれほど騒がしくとも、イダルゴ監督は彼を『幸せそうで、集中している』と評しており、待望の1部リーグデビューのピッチで彼が本来の輝きを見せてくれることを確信しています。
監督は、このように市場が開いたままシーズンが進行する現状について以下のように苦言を呈しています。
『現在の移籍市場における大きな難しさは、誰が加わり、誰が出ていくのかが最後まで分からないという不確実性の中に置かれることです。理想を言えば、リーグ戦が開幕するまさにその瞬間に市場が閉まるべきですが、私たちはこの不確実性を受け入れて戦うしかありません』
なお、クラブ側は今夏の放出対象となっている選手たちに対しては、すでに退団の方針を明確に伝えており、これ以上の主力の突然の流出といったサプライズは予期していません。チームは一致団結してマラガでの今季初勝利を狙います。(via SPORT / via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
デポルティーボ・ラ・コルーニャは、開幕エルチェ戦での1-1ドローを糧に、月曜日のマラガ戦で待望の1部今季初勝利を目指します。ピッチ外では、イングランドのハル・シティやブライトンが獲得を狙う至宝イェレマイの去就が大きく注目されていますが、イダルゴ監督は彼の残留を力強く断言。恥骨の怪我から完全復活したエースの招集復帰は、チームにこれ以上ない活力を与えています。また、地元出身のスターであるルーカス・バスケスの復帰交渉や、難航時に備えたアダマ・トラオレら代替ウイングの獲得計画など、移籍市場の最終日に向けたピッチ外での激しい動きからも目が離せません。
