セウタ支援Tシャツ問題でレアル・マドリードが公式反論「バルサも着用拒否した」と引き合いに出し波紋拡大

エルチェ戦の試合前、モロッコ国境に位置する自治都市セウタへの支援を呼びかける「Todos somos caballas(私たちはみんなセウタ市民だ)」のメッセージ入りTシャツを、レアル・マドリードのキリアン・ムバッペ、ヴィニシウス・ジュニオール、イブラヒマ・コナテの3選手がロールアップしてメッセージを隠したり、挨拶前に脱ぎ捨てたりした行為が大きな波紋を呼んでいます。

これに対し、レアル・マドリードの広報部門が公式コメントを発表しました。クラブ側は『レアル・マドリードは多様な意見や感性を持った人間の集まりであり、統一された意見を強制する場ではない。エルチェからの着用要請を受け入れたが、ロッカールーム内には多様な視点や感性が存在する』と説明し、選手個人の意思表示や政治的・社会的感性を尊重する立場を示しました。

しかし、同声明の後半でクラブは『バルセロナはレバンテ戦において、クラブという機関としてこのTシャツの着用を明確に拒否した。それなのに誰も何一つ文句を言わなかった』と宿敵バルサの対応を引き合いに出して反論を展開しました。

このクラブの姿勢に対し、ラジオ番組「La Tribu」に出演したジャーナリストのロベルト・ゴメスは『非常に重大な事態であり、ファンも納得していない。特にムバッペをはじめとする当事者3人は公の場でしっかりと説明を果たすべきだ』と猛批判を浴びせました。

一方で、「El Chiringuito」のコメンテーターであるホタ・ホルディによれば、バルセロナ側は今回のキャンペーンを「スペインの国会や政治問題に絡むもの」と判断して巻き込まれないよう距離を置いたと明かしており、これに対してレアル・マドリード寄りのジャーナリストであるトマス・ロンセロが『なるほど、彼らは別の惑星の住人だから関係ないというわけか』と皮肉たっぷりに吐き捨てるなど、ピッチ外での論争は加熱する一方となっています。(via SPORT)