コリンチャンス大パニック!メンフィス・デパイの新曲PVでの「クラブハウス炎上」演出に副会長がブチギレの応酬

ブラジルの名門コリンチャンスに所属するメンフィス・デパイが、新曲「Don't Panic(ドント・パニック)」のプロモーションビデオ(ビデオクリップ)をリリースしました。しかし、その映像内で、コリンチャンスの神聖な本部・クラブハウスである「Parque São Jorge(パルケ・サン・ジョルジ)」が、凄まじい業火(炎)に包まれて大炎上しているCG演出を施し、それをデパイ自身が車の窓を開けて冷酷に見つめているという、あまりに常軌を逸した衝撃的な演出を公開したため、クラブ幹部やサポーターから凄まじい大激怒の嵐が巻き起こりました。

デパイは自身のSNS上で次のように釈明のコメントを発表しています。

『これは数ヶ月前に撮影されたものであり、単なるひとつのアート(芸術表現)に過ぎない。どうか誤解しないでほしい』

しかし、サポーターの過激派グループ「Gaviões da Fiel(ガヴィオエス・ダ・フィエウ)」がクラブの経営陣に対する抗議デモ(ラディカルな襲撃や、会長 Osmar Stábile の自宅前での「FUERA RATAS(ネズミは出て行け)」という脅迫看板の設置など)を行っている最悪のタイミングでのリリースだったため、暴力の火に油を注ぐ結果となりました。

さらに歌詞の中には、『ある副会長を知っているが、彼は今の私の敵だ』というフレーズが含まれており、以前からデパイの契約更新を巡って激しく対立していた副会長のアルマンド・メンドンサ氏に対する直接の攻撃(宣戦布告)と解釈されました。

メンドンサ副会長は、テレビ局(ESPN Brasil)の取材に対して、凄まじい皮肉を交えて反論しています。

『かつて偉大なヴィニシウス・ジ・モラエスは、美しい名曲「イパネマの娘」を作った。しかし、我がコリンチャンスは、ボールを蹴るために大金を支払って雇っているはずのラッパー(デパイ)から、このような火を放たれる曲を贈られたわけだ。彼はピッチの上で結果を出すことだけで語るべきだ。私はコリンチャンスの尊厳を最後まで守る』

(via SPORT)

【本日の総括】

今週のラ・リーガとその周辺(オフフィールド)は、スタジアムやピッチの枠組みを遥かに超えた、あまりに鮮烈な人間ドラマと政治的カオスに包まれました。エスパニョール公式Xが放ったヴィニシウスへのダイブ皮肉投稿を発端とするマドリード守護神とのバチバチの舌戦。バレンシアのメスタージャでは、19歳の佐藤龍之介が放つ凄まじい輝きの陰で、取り壊しを控えた老朽化スタジアムの19分に響く「30秒の怒り」がサポーターの絶望を物語り、ラージョでは「バジェカスのエキリオ(流刑)」にロッカールームと元主将トレジョがプレサ会長へ公に辞任を突きつけるクーデターが勃発。さらに、サン・マメスに響いた世界王者の凱旋セレモニーでのバスク国旗とブーイングの強烈な分裂など、ピッチ外の動向から片時も目が離せないドラマチックな一週間となっています。