カリム・アデイェミが正式加入、フリック監督の熱意が決定打に

FCバルセロナは、ボルシア・ドルトムントからドイツ代表アタッカーのカリム・アデイェミを完全移籍で獲得した。契約期間は2031年6月30日までの5年間。移籍金は固定2200万ユーロに、個人のパフォーマンスやチームのタイトル獲得に連動した変動ボーナス最大700万ユーロが追加される。市場価値は4000万ユーロとされており、バルサにとっては経済的にも非常に優れた取引となった。ドルトムントには将来の転売益の約20%が支払われる条項も含まれている。

アデイェミの獲得には、彼を19歳でドイツ代表デビューさせたハンジ・フリック監督の存在が決定的に働いた。代理人のジョルジ・メンデスに対し、プレミアリーグやサウジアラビアからの巨額オファーを断り、バルサにしか行かないと直訴していた。ドルトムントは当初2000万ユーロのオファーを拒否したが、アデイェミが残留して来夏フリーで退団する強硬姿勢を見せたため、最終的に合意に至った。

スポティファイ・カンプ・ノウでの入団プレゼンテーションには、妻でスイス生まれのアルバニア系コソボ人ラッパーであるロレダナ、血の繋がりはない娘のハナ、両親、姉妹、姪、そして親友のベンなど多くの家族や友人が同伴した。アデイェミは気温30度を超える中、長袖のジャケット、シャツ、ネクタイ、ベルボトムのジーンズ、フラットソールのスニーカーという個性的なファッションで登場し、ジュール・クンデを彷彿とさせると話題になった。

入団会見でアデイェミは次のように語っている。

『世界一のクラブに来られて光栄です。子供の頃から素晴らしい選手たちがここでプレーするのを見てきました。監督、チーム、そしてファンに、タイトルを勝ち取るためにここに来たことを証明したいです。カタルーニャはスペインの他の地域とは違い、特別だと説明されましたが、到着してからまさにそれを感じています。私がここにいる最大の理由はフリック監督です。最初の瞬間から彼と話し、何が必要でも応えるつもりだと伝えました。昨シーズンは自分にとってベストではなかったので、バルサに行けると知った時は信じられませんでした。監督からは、来るなら全てを出し尽くせと言われました。どこでプレーするかは監督の指示に従い、チームを一番助けられる場所でプレーします。ポジションについては質問しませんでした。ラミン・ヤマルは信じられない選手で、ゴールもアシストもできます。後ろから飛び出して彼のプレーを生かすことで、とても良い連携ができると思います。メッシが史上最高ですが、ロナウジーニョなどのプレーも楽しんで見ていました。ラミンがメッシになるかどうかについては、誰もメッシにはなれないと言っても彼は怒らないでしょう。自分らしくあるべきですし、今年バロンドールを獲れるかもしれませんね。まずは最初のトレーニングをして、ファンと一緒にスタジアムでプレーしたいです。とにかくサッカーがしたいです』

アデイェミは左利きのウインガーで、両サイドとセンターフォワードでプレーでき、何よりも圧倒的なスピードが最大の武器である。30メートルを3.60秒で駆け抜け、ウサイン・ボルトが100メートルの世界記録を出した時の最初の30メートル(3.78秒)よりも速いタイムを叩き出している。ブンデスリーガでも最高時速36.7km/hを記録し、昨季も36.65km/hで最速クラスを誇った。

一方で、ピッチ外での破天荒な一面もある。2023年末にはネットで購入したミステリーボックスにメリケンサックや小型ナイフなどドイツで違法な武器が入っており、45万ユーロの罰金処分を受けた。本人はラッパーである妻を守るためだったと釈明している。他にもUFCスターとの格闘技トレーニングやクラブの許可なしにミュージックビデオへ出演したことで、ドルトムント首脳陣を怒らせた過去もある。

プレゼンテーションの後、アデイェミはレストラン「Leña」でジョアン・ラポルタ会長、ラファ・ユステ副会長、デコSDらと祝杯をあげた。また、ドルトムントのファンに向けて『絶対に忘れない4年間でした。チームメイト、クラブ、そしてファンがくれた感情、思い出、サポートに感謝します。永遠に黒と黄色です』とSNSで別れを告げ、クラブ側も『一緒に過ごした時間を忘れません。スペインで大暴れしてこい!』とエールを送った。 (via SPORT) (via Esport3)

デ・ヨングが右膝靭帯断裂、オランダ代表の対応にクラブは激怒し本人は声明を発表

フレンキー・デ・ヨングの負傷について最悪の診断結果が発表された。FCバルセロナの公式メディカルレポートによると、右膝内側側副靭帯の断裂が確認された。ワールドカップのチュニジア戦とモロッコ戦の2試合を、痛み止めを打ち膝にテーピングを巻いた状態でプレーしたことが悪化を招いたとされている。

クラブはオランダサッカー協会とロナルド・クーマン監督、そして無理を押して出場したデ・ヨング本人に対して、不必要なリスクを冒してバルサに多大な損害を与えたとして激怒している。スポーツドクターの見解によると、内側側副靭帯は血流が良く治癒しやすい部位であるため、今回は手術を回避して保存療法を選択した。順調に回復すれば8〜10週間、完全断裂であれば2〜3ヶ月で復帰できる見込みだが、骨の浮腫や半月板へのダメージが隠れている可能性もあり、経過次第では手術の可能性も消えていない。手術となれば最低でも4〜5ヶ月、最長で6ヶ月の離脱となり、復帰は来年1月以降にずれ込む。

バルサはFIFAのクラブ保護プログラムにより、代表活動中の負傷で28日以上離脱した場合、日額最大20,548ユーロ、年間最大750万ユーロの補償を受け取る権利があり、今回は200万ユーロ以上の補償金が支払われる見込みである。クラブはサラリーキャップの枠を空けるために長期離脱扱いで登録を抹消することも検討したが、保存療法では12月までの離脱が確定しないため、現時点での実行は見送られている。

この状況に対し、デ・ヨングは自身のSNSで長文の声明を発表した。

『ファンの皆さん、普段は自分やチーム、クラブについて書かれていることにあまり注意を払いませんが、最近、私の怪我やバルサでの状況について多くの憶測が飛び交っています。誤った情報によって、クラブとの関係や私のコミットメントが疑問視されるのを見るのは辛いです。サッカーは私にとってすべてであり、バルサと私の国のために常にすべてを捧げてきました。だからこそ、何が起きたのかを共有したいと思います。ワールドカップ中に膝を負傷しました。最初の診察後、医師からは軽傷であり、プレーを続けても悪化しないと言われました。唯一の不都合は少し痛みを感じながらプレーすることでしたが、私のキャリアを通じて、チームを助けられる時は常にそうしてきました。クラブでも代表でもです。休暇中にバルセロナに戻り、さらに検査を受けました。その結果、怪我は当初診断されたよりも深刻であることがわかりました。幸いにも、現段階では手術は必要なく、今は回復に完全に集中し、できるだけ早くピッチに戻ることを考えています。可能な限り最高の状態になるために毎日取り組んでいます。自分の職業、体、そしてチームに対する責任を非常に真剣に受け止めています。しかし、コントロールできないこともあり、今回の怪我もそのひとつです。バルサとオランダ代表でプレーすることは私にとって信じられないほど誇りであり、そのコミットメントが変わることはありません。このエンブレム、チームメイト、そしてファンのために全力を尽くし続けます。私たちが一緒に達成したい目標や、これから経験する素晴らしい瞬間がまだまだあります。すべてのサポートに感謝します。早く戻りたいです。バルサ万歳。永遠に、フレンキー』 (via SPORT) (via Esport3) (via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo) (via MARCA)

ストライカー補強の最優先アルバレスは難航、プランBでダルウィン・ヌニェスが浮上

バルサのストライカー補強の最優先ターゲットであるフリアン・アルバレスの獲得交渉は、袋小路に迷い込んでいる。アルバレスはワールドカップ開催中に移籍と夢の実現を公言していたが、アトレティコ・マドリードのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは「2億ユーロでも売らない」と徹底抗戦の構えを見せている。選手の契約解除金は5億ユーロに設定されており、バルサが提示した分割払いの1億ユーロというオファーはアトレティコから鼻で笑われる結果となった。アーセナルなど海外クラブが動かない限り、アルバレスは8月10日にシメオネ監督の下へ戻り、謝罪して残留するしかない状況に追い込まれている。

この状況を受け、バルサはプランBとしてアル・ヒラルに所属する27歳のウルグアイ代表ストライカー、ダルウィン・ヌニェスの獲得を検討している。ヌニェスはサウジアラビアのサッカーに馴染めず、欧州のトップレベル、特にバルサへの移籍を熱望している。代理人のジョルジ・メンデスが退団に向けて動いており、高額な給与の一部を放棄する覚悟もあるという。ただし、アル・ヒラルは昨夏5500万ユーロを投じて獲得しているため契約解除には応じず、買い取りオプション付きのレンタル移籍が現実的な落とし所となる。過去に2020年にもバルサはアルメリア時代のヌニェス獲得に動いたが、ベンフィカに3300万ユーロで奪われた経緯がある。

一方で、最新のAIによるデータ分析は別のストライカーをバルサに推薦している。AIが選ぶ第1候補はチェルシーの24歳、ジョアン・ペドロ。生粋のセンターフォワードではないが、ライン間での連携やプレスへの参加など、バルサのスタイルとの適合性が8点と高く評価されている。しかし、昨夏チェルシーが7000万ユーロで獲得したため、実現可能性は6点にとどまる。次点としてバイエルン・ミュンヘンのハリー・ケインが挙げられている。ラインを下げてウイングに縦パスを供給する能力はバルサに完璧にフィットする(適合性9点)が、まもなく33歳という年齢から長期プロジェクトには不向き(5点)とされ、さらにバイエルンが2029年までの契約延長オファーを出したことで獲得は実質不可能となった。他にもボーンマスで13ゴールを挙げた19歳のフランス人ストライカー、エリ・ジュニア・クルピも候補に挙がったが、クラブが非売品指定をして扉を閉ざしている。AIの分析では、高額な移籍金を支払うよりも、フェラン・トーレスをメインに据えて安価な若手をローテーションに加えるか、ダルウィン・ヌニェスのレンタルでしのごうという現実的な路線も提案されている。 (via SPORT) (via ElDesmarque) (via MARCA) (via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)

フリック監督の初陣、CEヨーロッパ戦の非公開メンバーとカンテラ抜擢

ハンジ・フリック監督の初陣となる親善試合、CEヨーロッパ戦が7月24日20時よりシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールで非公開(テレビ中継なし)で行われる。ヨーロッパはプリメーラRFEFに所属し、昨季はセグンダ昇格プレーオフ決勝まで進んだ強豪である。ホセ・マリア・ジェネ新監督が率いており、奇しくも1998年のコパ・カタルーニャ決勝で、ファン・ハールの下で実質的に指揮を執ったジョゼ・モウリーニョのバルサを破った因縁の相手でもある。

トップチームからは、アヤックスへの移籍交渉が詰めで出場が不透明なテア・シュテーゲンをはじめ、シュチェスニー、エクトル・フォルト、クリステンセン、ジェラール・マルティン、マルク・カサド、マルク・ベルナル、ルーニー・バルドグジの8名が起用可能。別メニュー調整のアラウホ、個別調整のバルデ、発熱のガリバは欠場し、金曜朝の練習に参加したばかりのアデイェミの出場もない。

この試合の目玉は、フリック監督の監視下でプレーするカンテラ(バルサ・アトレティクとフベニール)の17名の若手選手たちである。GKにイケル・ロドリゲス、アロン・ヤアコビシュビリ。DFにジョフレ・トレンツ、シャビ・エスパルト、アルバロ・コルテス、アレックス・ゴンサレス。MFにオリアン・ゴレン、トミー・マルケス、ブライアン・ファリーニャス、ギジェ・フェルナンデス、ジョルディ・ペスッケル。FWにトニ・フェルナンデス、イブラヒム・ディアラ、エブリマ・トゥンカラ、オスカル・ジスタウ、シェーン・クライファート、ハムザ・アブデルカリムが招集されている。フレンキー・デ・ヨングの負傷離脱により、ブライアン・ファリーニャスやトミー・マルケス、普段はサイドバックながらピボーテもこなせるシャビ・エスパルトらにとって、イングランド合宿の切符を掴むための極めて重要なテストとなる。 (via SPORT) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

フェラン・トーレスが契約更新を保留、PSGなど複数クラブからオファー

ワールドカップ決勝のアルゼンチン戦で歴史的な決勝ゴールを決めたフェラン・トーレスの去就が不透明になっている。クラブは残留を望んでいるが、フェラン本人がバルサからの契約更新オファーに対して不満を抱いており、交渉を保留している状態だ。経済的な条件だけでなく、スポーツ面でも正当に評価されていないと感じており、出場時間の確保を求めている。

この状況に乗じて、恩師であるルイス・エンリケ監督が率いるパリ・サンジェルマン(PSG)やプレミアリーグのクラブから強力なオファーが届いている。また、休暇をイビサ島でアトレティコ・マドリードのマルコス・ジョレンテと共に過ごしていることから、アトレティコ移籍の噂も過熱している。アトレティコ公式SNSが二人の写真に赤と白のハートマークで反応したことがさらに火に油を注いだ。ただし、アトレティコへの移籍はフリアン・アルバレスの交渉が絡まない限り実現は難しい。クラブは来週からフェランへの説得に動く予定だが、最終的な決定はバカンス明けの選手自身の意思に委ねられている。 (via SPORT) (via ElDesmarque)

カンテラの星ブライアン・ファリーニャスの売却をフリック監督がストップ

シウタ・エスポルティバのオフィスでは選手の去就を決める重要な会議が連日行われている。デコSDは若手MFブライアン・ファリーニャスの代理人であるボルハ・ガルシアと会談を行った。当初、バルサとジローナの間でファリーニャスの保有権の50%を150万ユーロで売却する交渉がかなり進んでいたが、これが急遽ストップした。

その理由は、プレシーズンのトレーニングで彼が見せたパフォーマンスにハンジ・フリック監督が感銘を受けたからだ。ファリーニャスは休暇をわずか3日しか取らず、残りの夏をパーソナルトレーナーとの準備に費やしてプレシーズンに臨んでいた。その献身的な姿勢と才能を高く評価したフリック監督が、トップチームのダイナミクスで彼を直接確認したいと要望したため、売却交渉は保留となった。バルサ・アトレティクで素晴らしいシーズンを過ごした彼は、さらなる高いレベルでの挑戦を求めており、Bチームへの残留は成長の観点から論理的ではないとされている。幼い頃から生粋のクレであるファリーニャスは、ヨーロッパ戦とそれに続くイングランド合宿でフリック監督の期待に応えるべく、ピッチで自身の価値を証明する。 (via SPORT)

次世代を担うアフリカの才能、エル・マイムニとビシウを獲得

バルサは将来への投資として、二人の有望なアフリカ系若手選手を獲得した。一人目はベルギーのスポルティング・シャルルロワからフリーで加入した17歳のモロッコ人MF、マフディ・エル・マイムニ。ベルギーのライオン・ドール・ガラでベストヤングタレント賞を受賞した逸材で、サウジアラビアやPSV、ニューカッスルからのオファーを断ってバルサを選んだ。プレースタイルは左利きのセルヒオ・ブスケツと称されており、フベニールでの登録となるが、成長次第ではバルサ・アトレティクでのプレーも視野に入っている。

二人目はクラブ・ブルッヘから獲得が確実視されているガーナにルーツを持つウインガー、ジェシー・ビシウ。移籍金は850万ユーロに加え、将来の売却益の20%が支払われる大型投資となる。ブルッヘからのトップチーム昇格と大幅な昇給オファーを保留し、幼い頃からのファンだったバルサを選択した。ベルギーのスカウトレポートによると、最高時速や瞬発力、両足での正確なクロス、1対1での強さを備え、ウスマン・デンベレを彷彿とさせるプレースタイルを持つ。強力なパーソナリティと勝者のメンタリティを持ち、フリック監督のトップチームのダイナミクスに参加してイングランド合宿に同行する予定だ。 (via MARCA) (via SPORT) (via Mundo Deportivo)

プレシーズンのスケジュール、イングランド合宿と今後の親善試合

金曜日のCEヨーロッパ戦を終えた後、バルサのトップチームは7月27日(月)にイングランドへ出発する。イングランド代表のトレーニングセンターとして知られるセント・ジョージズ・パークで8月3日まで合宿を行う。この施設は2014年と2016年にも使用された実績がある。

イングランドでの合宿中、7月31日にセント・アンドルーズ・スタジアムでバーミンガム・シティと親善試合を行い、8月4日にはプレストンとトレーニングマッチをこなす。その後バルセロナに帰還し、8月8日にはイタリアのウディネへ飛び、ブルーエナジー・スタジアムで開催されるフリウリ・ベネツィア・ジュリア・カップに参加してウディネーゼやノッティンガム・フォレストとの3つ巴戦に挑む。そして本拠地でのジョアン・ガンペール杯(対戦相手は未定)を迎える。アメリカやアジアへの長距離ツアーを行わず、欧州内でトレーニングに集中する日程が組まれている。バーミンガム戦やガンペール杯はクラブの公式プラットフォームで有料配信される予定だ。 (via MARCA) (via SPORT) (via Mundo Deportivo)

コービー・ブライアントとコラボした2026/27シーズンのアウェイユニフォーム発表

FCバルセロナは、2026/27シーズンのアウェイユニフォームを正式に発表した。ナイキの最新の通気性技術を用いたリサイクル素材で製造されたこのユニフォームは、黒を基調とし、下部に向かって紫色にグラデーションしていく革新的なデザインとなっている。

これはNBAの伝説、故コービー・ブライアントのブランドとのコラボレーション第2弾であり、金色のディテールやヘビ柄(ブラックマンバ)を思わせるプリントが施されている。首の内側にはコービーの言葉である『ゲームを見つけた時よりも良い状態にして去れ(Leave the game better than you found it)』というメッセージが隠されている。バルデ、ガビ、ペドリ、フレンキー・デ・ヨング、マルク・ベルナルらがモデルを務め、常に限界を超えて進化し続けるバルサとコービーの勝者のメンタリティを体現するユニフォームとして、すでに販売が開始されている。 (via Esport3) (via SPORT) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

W杯優勝のスペイン代表選手たちの動向とエリック・ガルシアの電撃訪問

ワールドカップでスペイン代表の2度目の優勝に貢献したバルサの選手たちは、現在それぞれの休暇を楽しんでいる。ラミン・ヤマルはフェラン・トーレスやマルコス・ジョレンテらと共にイビサ島で過ごしており、ペドリは中国の北京で観光や美食を満喫している。彼らスペイン代表組(パウ・クバルシ、ラミン・ヤマル、ダニ・オルモ、エリック・ガルシア、ガビ、フェラン・トーレス、ペドリなど)は、8月10日にチームへ合流する予定だ。

そんな中、エリック・ガルシアが木曜日の午前練習に電撃訪問を果たした。ワールドカップの決勝戦という歴史的な舞台でデビューを飾った彼は、マドリードでの祝賀会を終えて休暇に入る前に、シウタ・エスポルティバを訪れた。ピッチでフリック監督やジェラール・マルティンらと笑顔で談笑する姿が見られ、チームメイトとの絆の深さを窺わせた。ちなみにエリック・ガルシアは、W杯決勝でフェラン・トーレスがゴールを決めた際、アルゼンチンのクイックリスタートを防ぐために自陣に一人残って祝賀の輪に加わらなかったことが、SNSの動画で判明し「チームの危機を救った」と称賛されている。

ブラジル代表として出場し、負傷からのリハビリを続けるハフィーニャも、家族とオーランドのディズニー・ワールドを訪れた後、イビサ島で休暇を過ごしている。ハフィーニャは7月27日からのイングランド合宿からチームに合流する予定だ。また、アメリカのシカゴ・ファイアーへ移籍したロベルト・レヴァンドフスキは、W杯決勝のスタンドでスペインのゴールと優勝を大喜びしており、『数週間前まで一緒にプレーしていた若いチームメイトがたくさんいる。彼らがチャンピオンとしてプレーするのを見られて幸せだ』と古巣の仲間たちを祝福した。

さらに、ラミン・ヤマルの父親であるムニル・ナスラウィは、息子の活躍について『生まれた時からスターになるとわかっていた。あの子はサッカーだけでなく、愛や人柄、全てにおいて最高だ。神の祝福を受けている。メッシとの写真は人生の偶然であり、ラミンがレオを祝福したのかもしれない』と誇らしげに語った。 (via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)

ベレッチ監督がUEFAプロライセンス取得、アストララガはアトレティコBへフリー移籍

バルサ・アトレティクを率いるジュリアーノ・ベレッチ監督が、指導者としての最高位であるUEFAプロライセンスを取得した。スペイン王立サッカー連盟での3年間にわたる厳しい勉強と献身の賜物であり、これによりカテゴリーの制限なくプロチームを指揮することが可能となった。ベレッチはクラブとの契約を2027年まで延長しており、昨季あと一歩で逃したセグンダ昇格へ向けて今季も指揮を執る。

一方、6月30日でバルサとの契約が満了していた20歳のGKアンデル・アストララガは、アトレティコ・マドリードB(アトレティコ・マドリレーニョ)へフリーで移籍することが発表された。契約は2028年6月30日まで。アストララガは昨夏の米国ツアーのマンチェスター・シティ戦でフリック監督の下でプレーした経験もあるが、昨季はグラナダへレンタルされており、トップチームにもバルサ・アトレティクにも居場所を見つけることができなかった。市場価値80万ユーロの有望な若手GKをバルサは移籍金ゼロで手放すことになった。 (via Mundo Deportivo) (via SPORT)

ラポルテのバルサ売り込みにビルバオが激怒、移籍のハードルは高額な契約解除金

スペイン代表のワールドカップ優勝に大きく貢献し、パウ・クバルシと鉄壁のセンターバックコンビを組んだアイメリク・ラポルテの代理人が、バルサに対して移籍の売り込みを行った。バルサ側も、過去にサウジアラビアへ移籍したイニゴ・マルティネスのような役割を期待できる左利きのベテランDFとして関心を示している。

しかし、この動きに対して所属先のアスレティック・ビルバオは激怒している。ニコ・ウィリアムズの件に続き、再びバルサから脅威を感じているビルバオは、「ラポルテを獲得したければ、契約解除金を全額支払う必要がある」と強硬な姿勢を示した。一部で解除金は1200〜1500万ユーロと報じられていたが、ビルバオ側はその約倍の金額であると主張しており、2028年までの契約を盾に放出を完全否定している。バルサには現在、クバルシ、エリック・ガルシア、ジェラール・マルティン、アラウホ、クリステンセンと5人のセンターバックが在籍しており、ラポルテを迎え入れるためには人員整理が必要不可欠となる。 (via SPORT)

レヴァンドフスキがW杯決勝でスペインのゴールを大喜びした理由

メットライフ・スタジアムで行われたワールドカップ決勝で、スペインがアルゼンチンを下して優勝した際、スタンドで観戦していたロベルト・レヴァンドフスキがフェラン・トーレスの決勝ゴールを大喜びする姿がカメラに捉えられ、SNSで話題となった。

すでにシカゴ・ファイアーでMLSデビューを果たしているレヴァンドフスキだが、その喜びの理由について後日次のように説明した。『バルセロナのチームメイトの多くがワールドカップで優勝して、彼らのためにとても嬉しく思っている。彼らの多くはとても若く、数週間前まで一緒にプレーしていた。そんな彼らがチャンピオンとしてプレーするのを見られて幸せだ』。ベテランとしてロッカールームで若手たちを支えてきた彼の思いが、スペイン代表の快挙を心から祝福する行動に表れていた。 (via ElDesmarque)

メッシとラミン・ヤマルの奇跡の1枚、バルサ財団会長が明かす19年前の撮影秘話

EURO開催中にラミン・ヤマルの父親が公開し、世界中で大反響を呼んだ「若き日のリオネル・メッシが、生後4ヶ月のラミン・ヤマルを沐浴させている」奇跡の写真について、Fundació Barça(バルサ財団)のマルタ・セグ会長が19年前の撮影秘話を明かした。

2007年のSPORT紙とのチャリティーカレンダー撮影において、財団は教育や健康をテーマに多様性を表現しようとしていた。セグ会長は当時を振り返り、次のように語った。

『メッシは当時20歳でとてもシャイで内向的でした。よくしゃべる子供と合わせると彼が心を開くのが難しいと考え、一番おとなしい生後4ヶ月の赤ちゃんをペアに選んだのです。それがラミン・ヤマルでした。ラミンの母親のシェイラは当時17歳で、財団が支援する若い母親向けの講座に参加していました。彼女はとても快活で協力的でした。撮影で使ったプラスチックのバスタブやおもちゃのアヒルなどの小道具は、スタッフが家から持ち寄ったり買ってきたものです。当時、シェイラはメッシが誰なのかよく分かっていなかったと思いますし、私たちもこの赤ちゃんが後にどうなるか知る由もありませんでした。カレンダーには未成年を保護するため「ロシオ」という仮名を使っていたので、EUROで父親が写真を公開するまで、私たちもこの奇跡に全く気づきませんでした。誰も予測できない魔法のような出来事です』。19年の時を経て、二人がワールドカップの決勝で激突するという運命の巡り合わせに、財団関係者も大きな感動に包まれている。 (via SPORT)

【本日の総括】

フリック監督の熱意により快速アタッカーのアデイェミが正式加入し、攻撃陣に新たな武器が加わった。一方で、デ・ヨングの重傷とオランダ代表への怒り、アルバレス獲得の難航、フェラン・トーレスの去就不透明など、懸念材料も山積している。ファリーニャスらカンテラの若手たちがプレシーズンでアピールの場を与えられており、フリック新体制のチーム作りは着実に、かつ激動の中で進んでいる。