レーシング・サンタンデール

レーシング・サンタンデールは、デポルティーボ・ラ・コルーニャと同様に来季のプリメーラ・ディビシオン(1部リーグ)復帰に向けて準備を進めている。カンタブリア州のクラブは来季に向けた保証されたプロジェクトを作成するために動いており、すでに8つの補強の輪郭を固めている。その中でも特に目玉となるのが、セルヒオ・カナレスのスペイン復帰である。メキシコのモンテレイに所属していた下部組織出身のカナレスとの交渉は長期間続いており、ついに実現の運びとなった。数週間にわたる交渉の末、2年契約でエル・サルディネロに降り立つ予定であり、数日中に正式発表される見込みである。カナレスにはヨーロッパ外、特にMLSや中東から多くのオファーがあったものの、人間としてもプロとしても成長した故郷のサンタンデールに戻るという選択を最優先した。マノロ・イゲラ会長も『不可能だと言われるまで、彼が戻ってくるという希望を持ち続ける』と公言しており、クラブは1部復帰の年にプロジェクトの要となる重要な選手を獲得し、大きな一撃を与えた。 (via ElDesmarque)

その他にも、ホセ・アルベルト監督のチームには補強が必要であり、バルセロナのシャビ・エスパルトの再レンタルが浮上している。1月にレンタルを打診したが、デコSDに引き留められた経緯がある。しかし、エスパルトはバルサのトップチームで6試合、わずか190分の出場にとどまっており、フリック監督の元で機会を得られていないため、状況は宙に浮いている。 (via ElDesmarque)

一方で、若手有望株の左サイドバック、19歳のホルヘ・サリナスの引き抜きをFCバルセロナが狙っている。サリナスは2029年までの契約を結んでおり、契約解除金は約1600万ユーロに設定されているが、2部リーグに所属している間の減額条項などの解釈に相違がある。イゲラ会長は『400万ユーロの数倍』と主張している。バルサは違約金の全額支払いを避けるため、来季1部に昇格するレーシングに1年間そのままレンタルで残す案や、ラ・マシアの選手を交渉に含める、あるいは将来の売却益のパーセンテージや変動ボーナスを組み込むなど、複数の選択肢を検討している。 (via SPORT)

また、レーシングはGKの補強として、レアル・マドリードの将来有望なGKフラン・ゴンサレス(もうすぐ21歳、身長約2メートル)の獲得にも興味を示している。 (via ElDesmarque)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

1部リーグへの昇格を果たしたデポルティーボ・ラ・コルーニャだが、その昇格を祝うために、ビルバオに住むデポルティーボのファンペーニャ「La Kuadrilla」が、アスレティック・クラブの伝統的な「ガバラ(はしけ船)」のパレードを模倣して、ネルビオン川を航行するという異例の祝祭を行った。約50人で構成されるこのペーニャが企画し、スペイン全土から集まった合計110人のファンが青と白に染まった2隻のガバラに乗り込み、ネルビオン川からゲチョまでを往復した。『クリスマスの夕食会での冗談から始まり、バジャドリードでの昇格決定時に「やるしかない」となった。完全に手に負えなくなったよ』と会長のエンリケ・ソウトは熱狂ぶりを語った。 (via SPORT)

移籍市場において、デポルティーボは1部定着のために多くの補強を画策している。そのうちの1人が、ローマに所属する左サイドバックのアンヘリーニョである。デポルティーボの下部組織出身である彼に対して、レンタルのオファーを出している。アンヘリーニョは喘息性気管支炎による体調不良で今季は7試合(419分)の出場にとどまっており、ローマ側も約540万ユーロで獲得した選手の扱いに悩んでいる。アンヘリーニョ本人は様子を見ることを好んでいる。 (via Estadio Deportivo)

また、カタールのアル・ガラファとの契約を終えたホセル・マトに対しても、かつて所属したデポルティーボが獲得に動いている。 (via Estadio Deportivo)

さらに、昨夏獲得したものの、これまで公式戦で1試合しか出場していないルイス・チャコンの処遇も議論されている。昨季はクルトゥラル・レオネサへレンタルされ、8ゴール3アシストを記録して活躍した。2028年までの契約があるが、デポルティーボでの出場機会は限られると見られ、レアル・オビエドなどが獲得を検討している。デポルティーボは出場時間の大幅な確保を条件にレンタルを容認する姿勢だが、完全移籍の道も閉ざされていない。 (via ElDesmarque)

CDカステリョン

アスレティック・クラブからレンタル移籍していたMFベニャト・ゲレナバレナが、期間満了に伴い退団し、クラブやファンへの感謝のメッセージをSNSで発信した。彼は今季、カステリョンのユニフォームを着て公式戦39試合に出場し、約3000分間プレーして2ゴール2アシストを記録。その多用性と安定性でチームの重要なピースとなった。彼のメッセージに対し、カステリョンの会長ハララボス・ブルガリスも公に返答し、『いつかまた彼が白と黒のユニフォームを着る日を見たい』と将来の再会を熱望するコメントを残した。ゲレナバレナはアスレティックに戻り、トップチームでの定位置争いに挑むことになる。 (via SPORT)

レアル・サラゴサ

レアル・サラゴサは今季、Primera RFEF(3部)への降格という歴史的な悲劇に見舞われた。レアル・オビエドから加入し、負傷により今季わずか8試合、381分の出場にとどまったパウリーノ・デ・ラ・フエンテが、クラブの運営体制やインフラに対して痛烈な批判を展開した。『これは悲劇であり、非常に厳しい一年だった。選手が家への落書き被害に遭う事件が8、9件も発生した。クラブは誰がトップなのか分からない状態で、意思決定が遅すぎる』と不満を爆発。また、劣悪なピッチ状態が負傷者の多発(常に8人が負傷している状態)を招いたと指摘し、設備の改善の必要性を訴えた。一方で、新任のラロ・アランテギSDによる立て直しには期待を寄せており、ガビ監督については『人間として素晴らしかったが結果が伴わなかった』と評価した。 (via SPORT)

そのラロ・アランテギSDは、来季の3部での戦いに向けたチーム作りに奔走している。ジャウメ・ハルディ、アナルツ・ペーニャ、ラウル・ペレイラの3名の新入団選手のプレゼンテーションの場で、下部組織出身のアンデル・エレーラ(ボカ・ジュニアーズを退団)の復帰交渉が『私たちが望む段階にある』と明言した。また、期待の若手アドリアン・リソに対しては、ヘタフェが買い取りオプション(300万ユーロ)を行使せず半額を提示したためこれを拒否。セビージャからの買い取り義務付きレンタルなどのオファーや、イタリアのヴェネツィア、MLS、ラージョ、オサスナ、エルチェからの関心があるが、ラロSDは『我々が望む条件でのみ売却する』と強気の姿勢を崩していない。 (via ElDesmarque)

また、ゴールキーパー陣は過去4年間で8人もの選手を入れ替えるという異常事態に陥っており、クリスティアン・アルバレスの引退やプッサンの退団などにより、完全な再構築を迫られている。新たに加入したアナルツ・ペーニャに加え、現在はサバデルでプレーし、2部昇格プレーオフを戦っているディエゴ・フオリの獲得を狙っている。フオリの契約は、サバデルが3部に残留した場合は違約金35万ユーロだが、2部に昇格した場合は契約が1年延長され違約金も80万ユーロに跳ね上がるため、サラゴサはサバデルの昇格プレーオフの結果を待たなければならない状況である。 (via SPORT)

CDテネリフェ

CDテネリフェは、スロベニアのNKブラヴォから23歳のマルティン・ペツァルを3年契約で獲得した。スロベニアサッカーの専門家であるアルベルト・コルテス氏は、彼を『どこへ行ってもファンを魅了する選手。相手より早く思考し、予期せぬパスを出すことができる。フィニッシュは強みではないが、エリア内に入ることを恐れない』と絶賛している。また、テネリフェのプレースタイルやカナリア諸島のサッカー文化は、彼のような魔法を持った選手にとって完璧な環境であると分析している。適応面への懸念に対し、クラブはすでにスペイン語の授業などのサポートを手配している。 (via SPORT)

また、テネリフェは2026-27シーズンのシーズンチケットキャンペーンを発表した。更新の場合の価格は大人が125ユーロ(グラダ・ポプラル)から380ユーロ(トリブナ)。新規加入の場合はこれに20%が上乗せされ、150ユーロから534ユーロの範囲となる。これは他のクラブと比較しても非常にリーズナブルな設定である。 (via ElDesmarque)

レアル・オビエド

レアル・オビエドは、1部への復帰を目指す中で、デポルティーボ・ラ・コルーニャが保有するルイス・チャコンの獲得を検討している。チャコンはデポルティーボで公式戦1試合しか出場しておらず、昨季はクルトゥラル・レオネサへレンタルされて8ゴール3アシストの活躍を見せた。デポルティーボは完全移籍か、一定の出場時間を保証するクラブへのレンタルを望んでおり、オビエドはその条件を満たす移籍先として両方のフォーマットを模索している。 (via ElDesmarque)

CEサバデル & サモラCF

今季のLALIGA Hypermotion(2部)への最後の昇格切符を懸けた、Primera RFEF(3部)のプレーオフ決勝の第2戦が、サバデルの本拠地ノバ・クレウ・アルタで開催される。第1戦はサモラの本拠地ルタ・デ・ラ・プラタで行われ、マリオ・ロサダの早い時間のゴールによりサモラが1-0で先勝している。

サモラは過去に6度も昇格のチャンスを逃しており、今回が7度目の挑戦となる。クラブ創設から一度もプロサッカーリーグ(2部)に到達したことがなく、ファンや自治体の熱気は最高潮に達している。サモラ県議会やハビエル・パエス・ラミレス会長も熱烈なメッセージを送り、『サッカーの歴史がサモラに昇格を借りている』と全県を挙げてのサポートを誓っている。ファンも早朝5時にバスでサバデルへ向けて出発した。しかし、前夜にはサモラの選手たちが滞在するバルセロナのホテル周辺で、サバデルのファンとみられる集団が深夜1時半に花火や爆竹を鳴らして睡眠を妨害する事件が発生し、ダビド・ビスカイノSDが『ピッチ外での違法な行為だ』と怒りの告発を行っている。 (via SPORT)

一方のサバデルは、2021年以来の2部復帰を目指す。フェラン・コスタ監督は、焦らずに1プレーごとに集中して試合を進めることを強調しており、『自分たちの最高のバージョンを出すだけでいい。焦る必要はない』と冷静な姿勢を保っている。サバデルは準決勝でレアル・マドリード・カスティージャ相手に歴史的な逆転劇を演じており、その再現を狙う。第1戦で出場停止だったアグスティン・コシアが復帰することも好材料である。なお、延長戦を終えても合計スコアが同点だった場合、レギュラーシーズンの順位が上のサバデルが昇格となるレギュレーションとなっている。 (via SPORT)

【本日の総括】

LALIGA Hypermotion関連では、昇格組であるレーシングやデポルティーボが1部定着に向けてセルヒオ・カナレスやアンヘリーニョなどのビッグネームや有望株の獲得に動く一方、3部へ降格したレアル・サラゴサでは選手からの痛烈な批判や、インフラ・クラブ運営の抜本的見直しの必要性が露呈し、明暗がくっきりと分かれている。また、2部への最後の昇格枠を争うサバデルとサモラのプレーオフ決勝は、歴史的悲願を懸けたサモラと、ホームで逆転を狙うサバデルとの間で、ピッチ外の妨害行為も絡むほどの異様な熱気に包まれている。