コルドバCF

プレシーズン第3戦としてホームのエル・アルカンヘルで「第4回プエルタス・デ・コルドバ杯」を開催し、セビージャと対戦した。スタメンにはイケル・アルバレス、エゴイツ、フアン・グティエレス、ルベン・アウベス、タセンデ、イスマ・ルイス、ディアラ、カラセド、エデル、ディエゴ・ブリ、エノル・ロドリゲスが名を連ねた。前半はタセンデ、ディエゴ・ブリ、そして右サイドのブルーノ・アウベスが起点となって幾度となくチャンスを創出した (via ElDesmarque)。

試合は親善試合らしからぬ白熱した展開となり、カラセドが相手MFアグメに対して遅れ気味の激しいタックルを見せる場面もあった。前半終了間際にそのカラセドが自らPKを獲得したが、相手GKアルベルト・フローレスに阻まれ先制には至らなかった。ハーフタイム直前にはセビージャのニコ・ギジェンとの衝突から両チームの選手がヒートアップ。場内アナウンスで侮辱的チャントの自粛が求められる事態となったが、熱狂的なコルドバサポーターはセビージャの宿敵を称える『ベティス、ベティス』のチャントで挑発を続けた。試合は0-0で終了し、PK戦の末にセビージャにトロフィーを譲っている (via ElDesmarque)。

また、今後のプレシーズンマッチとしてセビージャ戦の日程が報じられ、トップチームの調整が進められている (via Estadio Deportivo)。

スポルティング・デ・ヒホン

アルゼンチン人のニコラス・ラルカモン新監督がUEFAプロライセンスの承認を得られておらず、ヨーロッパで指揮を執れないという大きな問題に直面している。南米サッカー連盟(CONMEBOL)からの承認はあるものの、UEFAが南米での10年間の指導実績を認めていない状況にある。ホセ・リエストラCEOは事態の正常化に自信を見せているが、このままではエル・モリノンのベンチに座れない危機的状況となっている (via MARCA)。

クラブの株主総会では、オルレギ・グループによる約1231万ユーロの負債資本化と、約1100万ユーロの増資が全会一致で承認された。また、マルティン・オラエンデル理事が辞任し、サンティアゴ・エビアが第二副会長に就任する人事も発表されている (via MARCA)。

移籍市場では、FWジョナサン・ドゥバシンがオサスナへの移籍を決意しており、クラブも適切な条件での売却を模索している。その後釜として、レアル・ソシエダでペジェグリーノ・マタラッツォ監督の構想外となっているFWジョン・カリカブルの獲得に再照準を合わせている。過去の移籍市場でも狙っていた若手ストライカーであり、スペインサッカーを熟知しているプロフィールが高く評価されている (via ElDesmarque)。

さらに、ベティスが狙う19歳のウルグアイ人FWゴンサロ・ペティットのレンタル先候補としても浮上している (via Estadio Deportivo)。プレシーズンではセルタとの対戦も予定されており、実戦を通じた調整が進んでいる (via ElDesmarque)。

レアル・オビエド

フリアン・カレロ新監督のもと、1部への即復帰を目指して猛烈なペースで補強を敢行している。レアル・ソシエダからFWカルロス・フェルナンデス(30歳)の獲得が決定。昨季ミランデスへのレンタルで35試合16ゴールと完全復活したストライカーであり、アルメリアとの争奪戦を制した。契約解除かレンタル後のフリー加入となる見込みで、クリス・ラモス、アレクサンドル・イスファン、ビクトル・ミンゴらと強力な前線を形成する。カレロ監督が2トップを採用すればクリス・ラモスとの完璧なコンビになることが期待されている (via SPORT)。

さらに、オサスナを退団した左SBフアン・クルス(33歳)をフリーで獲得。ボローニャへ移籍したラヒム・アルハサンの穴を埋め、アルコルコンから来た21歳のサム・ロドリゲスとポジションを争う。加えて、MFダニ・ビジャエルモサ(25歳)をアンドラから移籍金付きの完全移籍で獲得した。昨季アンドラで41試合に出場し7ゴール8アシストを記録した鉄人で、ダビド・フェルナンデスSDがエスパニョール時代から目を付けていた逸材だ (via ElDesmarque)。

一方で退団の噂もあり、昨季の活躍で注目を集めた右ウイングのイリアス・シャイラに対して、ロシアのディナモ・モスクワから約800万ユーロの巨額オファーが届いている。クラブは売却に前向きで、移籍金の一部を差し引いた約475万ユーロの利益を見込んでいるが、選手本人が現地の情勢を考慮してロシア行きをためらっている状態だ (via ElDesmarque)。

FCアンドラ

ジェラール・ピケ会長が率いるクラブに激震が走った。元監督のエデル・サラビアとアシスタントのホン・ロペスに対する不当解雇の違約金(司法供託金を差し引き合計約45万ユーロ)の未払いにより、RFEF(スペインサッカー連盟)からライセンスの発行と更新の一時停止処分を受けた。これにより新戦力の登録ができず、8月15日の開幕戦(ホームでのADセウタ戦)への出場が危ぶまれているが、クラブ側は開幕までの解決を楽観視している (via MARCA)。

補強面では、アンドラ代表ウインガーのアロン・ロドリゴを獲得。『母国であることやピケのクラブのサッカースタイルに惹かれ、迷わず決断した。自分は1対1で仕掛け、縦に速くライン間でターンするのが好きな選手だ』と語り、カルレス・マンソ監督の攻撃的戦術への適応に自信を見せている (via MARCA)。

また、レアル・サラゴサからフリーで右SBフアン・セバスティアンも獲得した。『サラゴサでは苦しい1年だったが、ここは違う空気が流れていて選手として成長できる理想的な環境だ』と述べ、事前にマルク・アグアドやアドリア・ビラノバに相談して加入を決断したことを明かしている。トーマス・カリケとのポジション争いに挑む構えだ (via ElDesmarque)。

CDテネリフェ

新戦力のMFヘスス・アルバレスが入団会見に臨み、引退してコーチ陣入りしたレジェンド、アイトール・サンスの「16番」を継承することを発表した。『彼に許可をもらってから決めた。アルバロ・セルベラ監督のスタイルの鍵を彼から学んでいる』と語り、大きなプレッシャーを楽しんでいる様子を見せた (via SPORT)。

スロベニア人のマルティン・ペチャルとアネス・クルジャリッチの入団も発表された。ペチャルは『スペインでプレーする夢が叶った。気候も最高だ』と語り、クルジャリッチは『監督は英語を話さないがスペイン語を学んで適応する』と意気込みを語った (via SPORT)。

マヌ・ギルSDによれば、現在前線はヘスス・デ・ミゲル、エンリク・ガジェゴ、グラント=レオン・ラノスの3人で構成されており、フラン・サビナは出場機会を求めてレンタル放出される予定。ガジェゴを補完できるスピードとエリア内での存在感を持つ選手を探している。また、ガストン・バジェスはコストゼロで契約解除となり、左SBアンデル・ソイロも別クラブとの契約に向け島を離れたことが確認された (via SPORT)。

しかし、サラゴサへの売却(約20万ユーロ)が噂されていたエースのヘスス・デ・ミゲルについて、セルベラ監督が『昨季後半からの恥骨炎が再発し、プレシーズンで1日も練習できていない』と明かした。これによりサラゴサが獲得から手を引く可能性が高まっており、移籍戦略において大きな誤算となっている (via ElDesmarque)。

RCDマジョルカ

2部に降格したクラブは、ルイス・ガルシア・フェルナンデス新監督のもとで1部への即復帰を目指している。すでにレオ・ロマン、パブロ・マフェオ、ベダト・ムリキが退団し、サム・コスタもサウジアラビアのアル・ナスルへの移籍が間近に迫っている (via Estadio Deportivo)。

一方で積極的な補強も見せ、アレックス・サラを200万ユーロで獲得したほか、エスパニョールから23歳のウイング、アントニウ・ロカを非義務の買い取りオプション(約200万ユーロ)付きのレンタルで獲得合意した。さらにPSGに所属していたGKアルナウ・テナスの加入発表も控えている。また、マルティン・ヴァリエントとパブロ・トーレの残留には成功している (via Esport3)。

しかし、バルセロナ出身のウイング、ヤン・ビルギリの慰留に苦戦している。クラブは契約条件を改善して残留を求めているが、セスク・ファブレガス監督率いるセリエAのコモ(CL出場権あり)からの関心や、バルセロナ復帰の可能性を考慮し、本人が即答を避けている。昨季の彼のパフォーマンスの波が降格の一因とも指摘されているだけに、去就が注目される (via ElDesmarque)。

CDカステリョン

データ分析と成長余地のある選手の獲得を重視する戦略のもと、ポルトガル4部のレサFCから、アンゴラ人FWダビド・ンザンザ(22歳)を完全移籍で獲得した。契約は2030年6月末までとなる。昨季32試合で14ゴールを挙げたンザンザは、センターフォワードや両ウイングをこなす右利きのアタッカーだ。17歳でアンゴラ代表としてU-17W杯などに出場し、SCブラガの下部組織やチェコリーグでもプレーした経験を持つ。特徴的なゴールパフォーマンスから「ニンジャ」の愛称で呼ばれている (via SPORT)。

また、Erreà社がデザインした第3ユニフォームを発表。アインという町で撮影されたプロモーション動画で公開され、ベースは濃いグリーン。カステリョン県の各郡(コマルカ)をモチーフにした幾何学模様が施されており、クラブと地域との強いつながりを表現している。白いポロシャツ風の襟がアクセントになっている (via SPORT)。

UDラス・パルマス

ルベン・デ・ラ・バレラ監督が就任し、LaLiga Hypermotionでの昇格プロジェクトに向けた強力な攻撃陣を形成している。33歳のFWヘフテ・ベタンコールをギリシャのオリンピアコスから2029年までの契約で獲得。昨季はアルバセテへのレンタルでプレーし、コパ・デル・レイでレアル・マドリードを敗退させる2ゴールを挙げるなど公式戦18ゴールと大活躍した。『UDラス・パルマスのファンであり、これは自分の夢の瞬間だ』と喜びを爆発させている (via SPORT)。

同じく33歳のFWヘセ・ロドリゲスとも2028年までの契約延長(1年の延長オプション付き)で合意。昨季はルイス・ガルシア元監督の信頼を得られなかった時期もあったが、最終的に11ゴールを記録し、批判を実力で跳ね返した。昨季はこのベテランカナリアコンビで合計25ゴールを挙げており、昇格への強力な武器となる (via SPORT)。

ピッチ外のビッグニュースとして、本拠地エスタディオ・デ・グラン・カナリアの全面改修計画「La Nube(雲)」プロジェクトが発表された。2030年W杯に向けた改修で、スタジアム全体を覆う軽量な屋根が設置され、ファサードにはカナリアの伝統的なピンタデラ模様が施される。収容人数は3万2000人から4万人以上に拡大し、ピッチとスタンドの距離も縮まる。さらに、霧から水とエネルギーを生成する最先端技術などのエコシステムも導入される予定だ (via SPORT)。

アルバセテ・バロンピエ

ベティスが狙う19歳のウルグアイ人FWゴンサロ・ペティットのレンタル先候補として、スポルティング・ヒホンやバジャドリードと共にリストアップされている。スペインサッカーへの適応を続けるための武者修行先として注目されている (via Estadio Deportivo)。

UDアルメリア

レアル・ソシエダのFWカルロス・フェルナンデスの獲得を狙い、積極的な動きを見せていたが、最終的にレアル・オビエドとの争奪戦に敗れている (via ElDesmarque)。

【本日の総括】

マジョルカの降格により、LaLiga Hypermotionの昇格争いはさらに熾烈さを増している。レアル・オビエドは怒涛の補強ラッシュで1部復帰へ向けて盤石な体制を築きつつあり、ラス・パルマスも実績あるベテランストライカーコンビの確保と新スタジアム計画で勢いに乗る。一方で、ライセンス問題に揺れるFCアンドラや、エースの負傷再発が発覚したテネリフェ、新監督のライセンス承認が下りないスポルティング・ヒホンなど、ピッチ外のトラブルや主力のアクシデントに悩まされるクラブも目立つ。各クラブがそれぞれの課題を抱える中、新シーズンへ向けた戦力と体制の整備が急ピッチで進められている。