CEサバデル

フェラン・コスタ監督率いるサバデルは、プレシーズン第3戦でマンレサ(RFEF3部)と対戦し、2-1で勝利を収めた。これが今季LaLiga Hypermotion復帰に向けたプレシーズン初勝利となった。スポルティング・ヒホンとのリーグ開幕戦を見据えたスタメンに近い布陣で臨み、開始2分でヤニス・ラフマニのシュートがポストを叩くなど序盤から圧倒した。ミキ・コディナ、新加入のアラン・リベイロ、ジョエル・プリエゴらもチャンスを作ったが、前半は無得点に終わる。試合が動いたのは後半61分、ロドリゴ・エスクデロが小ペナルティエリアの角から見事なシュートを突き刺して先制した。続く65分にはミゲレテが自ら獲得したPKをゴール右に沈めて2-0とした。その後もミゲレテのポスト直撃シュートやアグスティン・コスシアの決定機があったが決めきれず、90分にマンレサのユース選手ラファ・カタランに1点を返されたものの、主導権を握ったまま逃げ切った。(via MARCA)

ジローナFC

キケ・アルバレス監督率いるジローナは、プレシーズン第4戦で今季2部リーグのライバルとなるカステリョンと対戦し、3-3の引き分けに終わった。前半5分にブライアン・ヒルが見事な直接フリーキックを決めて幸先よく先制したものの、前半のうちに逆転を許した。アベル・ルイスのトップ下起用やミセホウイのサイド起用は機能しなかった。しかし、後半から出場したウクライナ人FWヴァナトが流れを劇的に変える。67分にフランセスのカウンターから冷静に同点ゴールを決めると、86分にはファン・デ・ベークのパスに抜け出して逆転ゴールを奪い、ドブレテの活躍を見せた。負傷から復帰したばかりのヴァナトは、残留すれば2部リーグで非常に価値の高いストライカーになると現地で評価されている。その他、ミンスやホームズも好プレーを見せたが、終了間際に追いつかれ勝利を逃した。また、クラブは現在アンドラに所属し、昨季10ゴール3アシストを記録したジョゼップ・セルダの獲得にも関心を示している。(via SPORT) (via Esport3) (via MARCA)

CDカステリョン

パブロ・エルナンデス監督率いるカステリョンは、ジローナとの激しい打ち合いの末に3-3で引き分け、プレシーズン無敗(サバデルとバレンシアには勝利済み)を維持している。ビルドアップからリスクを冒して敵陣でプレーする攻撃的なスタイルを貫き、前半は主導権を握った。新加入のイタリア人トップ下、アントニオ・ガラが躍動し、32分にガラのパスを受けたラウール・サンチェスがクロスシュートを決めて同点。40分には再びガラのクロスから、カマラに代わって投入されたアルバロ・ガルシアがニアで合わせて逆転に成功した。後半はGKサイピを除く10人を入れ替えた影響もあり一時逆転を許したが、87分にアルベルトの絶妙なスルーパスに抜け出したフアンホ・ニエトがネットを揺らし、執念のドローに持ち込んだ。(via SPORT) (via Esport3) (via MARCA)

グラナダCF

パチェタ監督率いるグラナダは、UDアルメリアとのプレシーズン・ダービーに2-0で完勝した。ベティス戦に続く勝利で、堅守と決定力の高さを見せつけている。前半7分、アンジェロの積極的な突破からホルヘ・パスクアルがゴールを奪い、早々に主導権を握った。相手にボールを持たれる時間帯もあったが、マヌ・ラマのミスから招いたピンチを凌ぐと、その後は強固な守備ブロックでアルメリアの反撃を完全にシャットアウト。後半90分にはペナルティエリア内のこぼれ球をアレマンが押し込んで勝負を決定づけた。プレシーズンながら非常に完成度の高い試合運びを披露し、昇格争いに向けて大きな好感触を得ている。(via MARCA)

UDアルメリア

ガルシア・ピミエンタ新監督が就任したアルメリアは、グラナダとのダービーに0-2で敗れた。チームはまだ試合勘に欠けており、新監督の戦術を吸収している段階にある。前半に相手DFマヌ・ラマのミスからミゲル・デ・ラ・フエンテに絶好の同点機が訪れたが、シュートを決めきれなかったのが痛手となった。後半はスタメンを総入れ替えして反撃を試みたものの、グラナダの堅い守備を崩すアイデアに乏しく、攻撃の形を作れないまま完封負けを喫した。(via MARCA)

カディスCF

イマノル・イディアケス監督率いるカディスは、アルコス・デ・ラ・フロンテーラで行われた1部RFEFのADセウタとのプレシーズン第5戦で1-3の逆転負けを喫した。前半9分にアントニート・コルデロが正確な直接フリーキックを沈めて先制し、最初の30分間はボールを支配して敵陣でプレーした。しかし33分、セルヒオ・アリバスがPKを与え、元カディスのヤン・ボディジェに同点ゴールを許すと、36分には中盤でのボールロストからアレックス・カマチョに逆転弾を浴びた。後半開始直後にはスソのパスからアルバロ・ガルシア・パスクアルがクロスバー直撃のシュートを放つなど反撃に出たが、81分にGKダビド・ヒルの飛び出しのミスからジョルディ・エスコバルに無人のゴールへ流し込まれ万事休す。これでプレシーズン1勝4敗となり、リーグ開幕まで2週間を切る中で大きな不安を残している。また移籍市場では、セビージャで構想外となっている左サイドバックのアドリア・ペドロサの獲得を検討していることが明らかになっている。(via MARCA)

レアル・オビエド

フリアン・カレロ監督率いるオビエドは、ポンフェラディーナ(1部RFEF)に4-0で大勝し、プレシーズン初勝利を飾った。これまでの得点力不足を完全に払拭する内容となった。中盤を完全に支配し、前半17分にダニ・ビジャエルモサの起点から右サイドへ展開し、アイサルのクロスがこぼれたところをアリツ・アルダソロが左足の強烈なシュートで決めて先制。27分にはハコボの右CKからカンテラ出身のCBマルコ・エステバンがヘディングで追加点を挙げた。後半53分には、バレンシアからレンタル加入してトップ下で際立ったパスセンスを見せたビジャエルモサのアウトサイドパスに抜け出したハコボが、GKをかわして3点目を奪取。78分にはカンテラのパブロ・アグディンの左クロスから、レンタルから復帰したエセがヘディングでダメ押しとなる4点目を決めた。ハコボが1ゴール2アシストの大活躍を見せたほか、カンテラのエンソ・ペレスやサム・ロドリゲスも高い評価を獲得。新加入のフアン・クルスやカルロス・フェルナンデスもデビューを果たした。一方、移籍市場ではビジャレアルに所属するエジプト国籍のハイセム・ハッサン獲得に興味を示しているが、クラブ側は1200万ユーロの契約解除金満額の支払いを求めており、交渉は進展していない。(via MARCA) (via SPORT) (via AS) (via ElDesmarque)

スポルティング・ヒホン

ニコラス・ラルカモン新監督(アルゼンチン人)を迎えたスポルティングは、移籍市場で積極的な動きを見せている。まず、アメリカ代表ウイングのコンラッド・デ・ラ・フエンテ(23歳)をスイスのローザンヌから完全移籍で獲得し、2029年までの契約を結んだ。バルサのカンテラ出身で1対1の打開力に優れており、ウイングバックシステムで重宝される見込みだ。さらに、元スペイン代表でバレンシアで146試合に出場した実績を持つウゴ・ギジャモン(26歳)を、クロアチアのハイドゥク・スプリトとの契約解除を経てフリートランスファーで獲得(契約は2028年+1年オプション)。発表動画にはカタールW杯で彼を招集したルイス・エンリケの映像が使用され話題を呼んだ。また、ジョナタン・ドゥバシンがオサスナへ移籍した穴を埋めるため、オランダ人FWザカリア・エッダフチョウリの獲得にも動いているが、所属元のクラブは移籍金300万ユーロ+インセンティブ100万ユーロを要求している。(via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)

ブルゴスCF

セルヒオ・フランシスコ監督率いるブルゴスは、ウニオニスタス・デ・サラマンカ(1部RFEF)との親善試合に1-0で勝利した。前半は相手のハイプレスに苦しんだが、徐々にペースを握る。後半にはクッロ・サンチェスやイーサン・ベントサのシュートがクロスバーを叩くなど猛攻を仕掛け、終盤に相手のビルドアップのミスを突いて新加入のハビ・ジャブレスが決勝点を奪った。一方、チームにとって大きな痛手となる移籍も発表された。過去3シーズンで122試合25ゴールを記録し、前線の絶対的エースとして君臨していたフェル・ニーニョを、1部リーグのエルチェへ完全移籍で売却した。この取引により、古巣のビジャレアルにも将来の売却益の30%が支払われる。得点源を失ったブルゴスの今後の補強に注目が集まる。(via MARCA) (via Estadio Deportivo)

レアル・サラゴサ

イバイ・ゴメス新監督の初陣となったウテボ(2部RFEF)とのプレシーズンマッチで2-0の快勝を収めた。監督は『初日から期待感を生み出す必要がある』と結果にこだわり、前半34分にペレイラのクロスから、中盤で最も輝きを放っていたウゴ・ピニージャが決めて先制した。後半は大幅なターンオーバーを行ったが、87分にルベン・ディエスのパスからユース上がりのモンソンが極上の個人技でクエンカにアシストし、クエンカが冷静に追加点を奪うなどカンテラーノが新鮮な風を吹き込んだ。また、アンデル・エレーラが初めてキャプテンマークを巻き、『サラゴサのユニフォームを着てキャプテンを務めるのは特別だ』と喜びを語った。移籍市場についてラロ・アランテギSDは『1人出れば1人入る』と明言。FWバズダルについては『投資額を考慮すると、価値が下がる1部RFEFのチームに貸し出す意味はない』として適切な売却先を探しており、フランチョの残留も希望しつつ経済的な条件調整が必要だと語った。(via SPORT)

コルドバCF

イバン・アニア監督率いるコルドバは、これまでのプレシーズンでオーランド・パイレーツ(南アフリカ)と1-1、セビージャと引き分け(PK負け)、そして前戦では1部RFEFのカディスにディエゴ・ブリのゴールで1-0と勝利を収め、非常に良い手応えを得ている。次戦ではエルチェとのテストマッチが控えている。ピッチ外でも絶好調で、ソシオ(年間シート)の更新・新規登録数が16,945人に到達。クラブの上限である17,370人まで残り425人と迫っており、2部復帰3シーズン目となる今季へのファンの期待の高さが表れている。(via SPORT)

CDテネリフェ

アルバロ・セルベラ監督率いるテネリフェは、プレシーズン第4戦でアニャサ(3部RFEF)に2-0で順当に勝利した。週末のカディス戦(トロフェオ・テイデ決勝)に向けて主力は温存し、控え組中心で臨んだ。前半はボールを支配するも崩しきれなかったが、後半から出場したイバン・チャペラとダニ・フェルナンデスが攻撃を活性化させた。48分、右サイドからのパスを受けたチャペラが決めて先制すると、81分には敵陣でのボール奪取からチャペラ自身が持ち運んで冷静にフィニッシュし、ドブレテの活躍で勝利を決定づけた。(via MARCA) (via SPORT)

【本日の総括】

今季のLALIGA Hypermotion(2部)は、プレシーズンから各チームの仕上がりに明確な差が見え始めている。グラナダやオビエドは持ち前の攻撃力や組織的な守備を早くも機能させ、昇格候補としての実力を誇示。一方、アルメリアやカディスは新体制の浸透や連携面で苦戦を強いられており、開幕までに早急な立て直しが求められる状況だ。また、スポルティング・ヒホンのような的確な補強を進めるクラブがある一方で、ブルゴスのように絶対的エースを引き抜かれたクラブもあり、今後の移籍市場の動向が今シーズンの勢力図を大きく左右することになるだろう。