Racing de Santander
左サイドバック、ホルヘ・サリナス(19歳)の去就に注目が集まっている。7月にウェールズで開催されたU-19欧州選手権でスペイン代表の優勝に貢献した同選手に対し、FCバルセロナ、アトレティコ・マドリード、さらには負傷がちなルーク・ショーの代役を探すマンチェスター・ユナイテッドが強い関心を示している。マンチェスター・ユナイテッドのマイケル・キャリック監督は獲得にGOサインを出しており、1600万ユーロの契約解除金を満額支払う準備を整えている。一方のバルセロナは最大800万ユーロ(固定600万ユーロ+変動200万ユーロ)にレンタル選手を加えた条件を提示しているが、サリナス本人はバルセロナでのプレーを強く希望している状態だ (via SPORT)。
また、中盤の補強として、ビジャレアルを退団してフリーとなっている37歳のダニ・パレホの獲得を検討している。パレホ本人は現役続行の意思を示しており、すでに復帰が決定しているセルヒオ・カナレスと、バレンシア時代以来となる強力なコンビを中盤で再結成する可能性が浮上している。一方で、コロンビア代表としてW杯で活躍したグスタボ・プエルタは退団が濃厚とみられている (via MARCA)。
Sporting de Gijón
バレンシアからウゴ・ギジャモンが加入した。同選手は全国ネットのラジオ番組のインタビューで、「夏のはじめから交渉を始め、ここ数週間で加速した。クラブのプロジェクトと自分に求められる役割を説明され、迷わず決断した。目標は昇格争いであり、素晴らしい1年にしたい」と力強く語った。また、クロアチアのハイドゥク・スプリトでの経験が人間的・スポーツ的な成長につながったことや、ヒホン到着時のファンからの熱烈な歓迎に対する感謝も述べている (via SPORT)。
移籍市場では、オサスナへ移籍したジョナサン・ドゥバシンの穴を埋めるべく、昨季レアル・オビエドでプレーしたビジャレアル所属のアレックス・フォレス(25歳)をトップターゲットに定めている。フォレスはビジャレアルとの契約が残り1年となっており、移籍金が抑えられる可能性があるため、クラブは完全移籍での獲得を条件に交渉を強めている。なお、フアン・カルロス・アラナ、ジョン・カリカブル、ザカリア・エダチョウリなども補強リストに挙がっている (via ElDesmarque)。
さらにクラブは、エマヌエル・ウガルテ、エゴイツ・アラナ、ホルヘ・サエンス、アイマル・ドゥニャベイティア、ウゴ・ギジャモン、ニキータ・イオシフォフ、コンラッド・デ・ラ・フエンテ、アレホ・サルコ、アンドレス・フェラーリの新加入9選手を一斉にお披露目するプレゼンテーションを火曜日の14時からエル・モリノン・スタジアムで開催する予定だ (via SPORT)。
Real Oviedo
就任から2ヶ月未満のフリアン・カレロ監督が、自身のSNSアカウントでの発信およびコメントを完全に休止するという異例の決断を下した。移籍市場の渦中において、「時には沈黙もコミットメントの一つの形。これからはすべてのエネルギーと集中力をレアル・オビエドとフットボールのみに注ぎ、本当に重要なことから焦点を逸らすようないかなる解釈も避ける」とメッセージを投稿し、ファンへの感謝とともに、今季に懸ける並々ならぬ決意を示している (via ElDesmarque)。
また、イタリアのサンプドリアからエスタニス・ペドロラの獲得で合意に達した。月曜日にメディカルチェックを通過後、4年契約を結ぶ予定であり、攻撃陣の新たなピースとして加わる (via SPORT)。
CD Tenerife
アルバロ・セルベラ監督は、ロス・クアルトスで行われたカディスとの親善試合で、昨季からの在籍メンバー7名をスタメンに起用し、後半にはさらに8名を投入して既存戦力への絶対的な信頼を鮮明にした。ダニが正GKの座を固める一方、守備陣ではカディスから加入したホルヘ・モレノが右サイドバックのオプションとして浮上している。また、監督から「我々の中で最高のディフェンダー」と絶賛されたダビドは、ランダスリとともに90分間フル出場を果たした。前線ではナチョ・ヒルがスタメン定着の気配を見せており、39歳のエンリクも圧倒的なフィジカルを維持し、ラノスを一歩リードしている (via SPORT)。
一方で、スピードを重視するセルベラ監督の戦術において、『ファンタジーのあるトップ下』と評されるマルティン・ペツァルはカディス戦でメンバー外となり、構想外となる可能性が高まっている。チャペラは休暇を返上して状態を上げており、マルク・マテウは負傷でカディス戦を欠場した。なお、ハビ・ペレスは夏の間に契約解除となっている。試合自体は、前半にカディスの若手守備陣のミスから3-0とするチャンスを再三逃し、逆に自陣エリア内でのミスから失点して敗戦を喫した (via SPORT)。
移籍市場では、ストライカーのヘスス・デ・ミゲルにレアル・サラゴサ移籍の噂が浮上している。しかし、同選手の恥骨炎の負傷リスクにより、交渉は一時再考されている模様だ (via ElDesmarque)。
クラブの悲しいニュースとして、1961〜63年に在籍したレジェンド、ゴンサロ・ディアス・ベイティア氏が89歳で死去した。火曜日のUDタマラセイテ戦では選手たちが喪章をつけ、来季のUDアルメリア戦でエリオドロ・ロドリゲス・ロペス・スタジアムにて黙祷が捧げられる (via SPORT)。
UD Almería
アスレティック・クラブで10シーズンを過ごし、275試合に出場したベテランMFミケル・ベスガ(33歳)がフリートランスファーで加入した。国王杯やスーペルコパの優勝経験を持つ同選手は、1部復帰に向けたキーマンとして大きな期待を背負っている (via ElDesmarque)。
ラ・リネア・デ・ラ・コンセプシオンで行われたレアル・ベティスとの親善試合は、0-1で敗戦を喫した。ガルシア・ピミエンタ監督は、アンドレス・フェルナンデス、マルコス・ルナ、プリード、ポポビッチ、ホン・モルシージョ、ジョディッチ、ババ、ギ、ニコ・メラメド、アレックス・ソラ、タリスをスタメンで起用。後半にはエンバルバ、セルヒオ・アリバス、ミゲル・デ・ラ・フエンテらが攻撃で脅威を与え、アディショナルタイムにはアリバスの強烈なシュートが枠を捉えたが、相手GKの好セーブに阻まれ得点には至らなかった (via ElDesmarque)。
CD Castellón
新シーズンに向けたシーズンチケット(アボノ)の販売が驚異的なペースで進んでいる。更新フェーズですでに12,850人が手続きを完了し、火曜日からは「カルネ・アルビネグレ(会員証)」保持者を優先とした新規受付がスタートする。残り1000席弱も今週中に完売(Sold out)が見込まれている。価格はゴール裏下段の子供用ベーシックが70ユーロ、メインスタンド上段の大人プレミアムが610ユーロに設定されている。カスタリア・スタジアムでは、アウェイ席の再配置、UCO(コントロール・セキュリティルーム)の創設、VIPエリアの新設、プレスエリアの改修なども急ピッチで進行中だ (via SPORT)。
また、プレシーズンマッチでは強豪バレンシアと対戦し、実戦感覚を養っている (via ElDesmarque)。
Córdoba CF
プレシーズン最終週の過密スケジュールが決定した。オリバ・ノバ・ビーチ&ゴルフ・リゾートでの合宿を終え、月曜日のオフを挟んで火曜日から非公開での朝練習を再開する。木曜日の20時からはレアル・ハエンと「第42回 トロフェオ・デル・オリーボ」を戦い、そのわずか12時間後となる金曜日の10時30分には、マルベージャ・フットボール・センターでUDアルメリアとの最終テストマッチを実施する。この連戦でBチームの選手も起用しながら戦力を見極め、8月16日に行われるエル・プランティオでのブルゴスとの開幕戦に備える方針だ (via SPORT)。
Elche CF
開幕を目前に控え、負傷者の続出に頭を悩ませている。ベテランCBのペドロ・ビガス(36歳)が筋肉系の負傷で、ウインガーのヤゴ・デ・サンティアゴが5月末に受けた膝の関節鏡手術からの回復遅れで、プレシーズンマッチ4試合をすべて欠場している。さらに、カンテラーノのアダン・ボアヤルも大腿四頭筋の負傷で離脱中。正GKマティアス・ディトゥーロも初戦で肩を負傷して以降、試合に出場できていない。さらに追い打ちをかけるように、冬の市場で獲得したアルゼンチン人FWアビエル・オソリオが、ビザの手続き問題により未だにスペインに入国すらできていない。クラブからの公式な負傷状況のアナウンスもなく、デポルティーボ・ラ・コルーニャとの開幕戦に向けて暗雲が立ち込めている (via SPORT)。
Real Zaragoza
イバイ・ゴメス新監督のポゼッションと足元の技術を重視する新戦術の浸透に苦戦しており、バルバストロ戦(1-2敗戦)でその課題が明確に露呈した。GK問題が深刻で、フオリの復帰が頓挫したためセム・ウェステルフェルト(192cm・オランダ出身)を獲得したが、プレシーズン初戦で足元の繋ぎから失点に直結するミスを犯した。現在はアナルツ・ペニャが正GK争いをリードしており、マノラチェが第3GKの立ち位置にいる。守備陣も、ディエゴが180cm未満と高さ不足を抱え、タチがクロスバーに直撃する信じられないクリアミスを犯したり、サイドゥの軽率なバックパスが決勝点を献上するなど、不安定な状態が続いている (via SPORT)。
攻撃陣では、トップターゲットだったテネリフェのヘスス・デ・ミゲルの獲得を再考している。同選手が抱える恥骨炎という怪我のリスクに加え、既存のエドゥ・エスピナウとプレースタイルが酷似しているため、異なる解決策をもたらす別タイプのFWを模索し始めた。また、戦力整理としてアドリアン・リソ(マジョルカなどが関心)とサメド・バズダルの放出を最優先で進めている (via ElDesmarque)。
Deportivo de La Coruña
モハメド・ボウルディニとの契約を直前で解除した。アントニオ・イダルゴ監督は、放出候補であるホセ・アンヘル、チャーリー・パティーニョ、エリック・プエルトをドイツ・イタリア遠征に帯同させている。ホセ・アンヘルはカディスやセウタが獲得を狙っており、プレシーズンでの出場機会はほぼ皆無だ。パティーニョはオビエド、ビラルバ、ハンブルガーSV戦で出場機会を得ているものの状況は変わらず、エリック・プエルトはチームに4人のGKがいるため6月30日までのレンタル移籍先を探している。さらに、左利きの新CBの到着やミゲル・ロウレイロの復帰により、ダニ・バルシアとアルナウ・コマスも近く構想外となる可能性が示唆されている (via SPORT)。
Levante UD
レアル・マドリードへ2500万ユーロで移籍したカルロス・エスピの代役として、クラブ・ブルッヘのBチーム(Club NXT)からベルギーの若き才能、ヤニス・ムスアイ(17歳)を2030年6月までの契約で獲得した。昨季はベルギー2部で28試合に出場し7ゴールを挙げ、UEFAユースリーグでも10試合で6ゴールを記録したU-19ベルギー代表ストライカーに、大きな期待が寄せられている (via ElDesmarque)。
一方で、右サイドバックの補強としてレバンテのジェレミー・トリアンの獲得に動き、クラブ間では200万ユーロで合意に近づいていたものの、選手本人が残留を選択したため獲得は頓挫した (via ElDesmarque)。また、開幕戦ではエスパニョールと対戦する予定だ (via Mundo Deportivo)。
Burgos CF
エル・プランティオで行われたアスレティック・クラブとの親善試合は、0-3で敗戦を喫した。試合は30分×4本の変則形式で行われた。スタメンにはカンテロ、リサンコス、オイエル・ルエンゴ、グレゴ・シエラ、ダビド・エルナイス、クーロ、グラヘラ、メヒア、ダビド・ゴンサレス、ハビ・ジャブレス、モジェホが名を連ねた (via ElDesmarque)。
また、本拠地バジェカスのスタジアム改修および使用権問題で揺れる1部のラージョ・バジェカーノが、代替のホームスタジアムとしてエル・プランティオを使用する可能性が浮上している。金銭的な要求はなく経費のみで貸し出す条件だが、ラージョのサポーター団体は強硬に反対しており、「ブルゴスでの試合はスタジアムを空席にする」というボイコット運動を呼びかけている (via MARCA)。
Málaga CF
エステポナでの本格的な合宿をスタートさせた。火曜日から金曜日までホテル・アタラヤ・パークに滞在し、チームの連携を深めている。プレシーズンマッチとして、マルベージャ・フットボール・センターでアル・アラビ(カタール)、その翌日にセウタと連戦を行う。そして最後にフラムとの総仕上げの試合を控えており、フアンフラン・フネス監督は開幕に向けた戦術の最終調整を急いでいる (via MARCA)。
Cádiz CF
テネリフェとの親善試合では、若手主体のディフェンスラインが不安定さを露呈し、前半だけで3失点してもおかしくないほど守備のミスが頻発した。幸い相手の決定力不足に救われたが、昇格争いに向けて守備の再構築が急務となっている (via SPORT)。
移籍市場では、デポルティーボで出場機会を失っているセビージャ出身のMFホセ・アンヘルの獲得に興味を示しており、中盤のテコ入れを画策している (via SPORT)。
CD Eldense
プレシーズンマッチで1部の強豪バレンシアと対戦し、調整を進めている。チームの仕上がりと新戦術の確認を行い、開幕に向けた最終段階に入っている (via ElDesmarque)。
【本日の総括】
移籍市場が佳境を迎える中、セグンダの各クラブは新シーズンの陣容固めに奔走している。ラシン・サンタンデールは主力引き抜きの危機にある一方で、ダニ・パレホなどのビッグネーム獲得で戦力の底上げを図る。スポルティング・ヒホンやレバンテは積極的な若手・実力者の補強で昇格への本気度を示し、テネリフェは既存戦力とベテランの融合で堅実なチーム作りを進めている。一方で、エルチェやレアル・サラゴサは怪我人の続出や新戦術の浸透不足、ビザ問題といった課題を抱えており、開幕に向けた急ピッチな修正が求められている。1部昇格を目指す各チームの思惑が複雑に交錯し、今季も群雄割拠の熾烈な争いが予想される。