マラガCF
アルメリアとの昇格プレーオフ決勝第1戦をホームのラ・ロサレダで開催し、0-0のスコアレスドローに終わった。観客動員数は30,083人を記録し、今季セグンダで最多の入りとなった。第2戦はアルメリアのホームで開催されるため、昇格を果たすためには敵地での勝利が絶対条件となる(引き分けのまま延長戦を終えた場合、リーグ戦の順位が上のアルメリアが昇格するため)。フアンフラン・フネス監督は、ラスパルマスとの準決勝第2戦からスタメンを3人変更し、ラファ・ロドリゲス、アーロン・オチョア、アドリアン・ニーニョを起用した。一方、チュペテ、ホアキン、イサン・メリーノはベンチスタートとなった。(via MARCA)
試合は前半からボールを支配し、アドリアン・ニーニョが24分と30分に決定的なシュートを放つも相手GKに阻まれた。後半も67分にホアキン・ムニョス、73分にラルビアがゴールを脅かしたが、最後まで得点を奪うことはできなかった。試合後、ラルビアは『この1部やチャンピオンズリーグのような雰囲気に驚きはない。試合に勝ちたかったが、簡単ではないことは分かっていた。アルメリアは素晴らしいチームで、我々の最高のプレーを封じてきた。第2戦はアウェーで難しくなるが、戦い抜く』と語った。(via MARCA)
ラスパルマスとの準決勝(第1戦1-1、第2戦敵地で0-1勝利)で大きな役割を果たしたベテランのヘセ・ロドリゲスは、敗退後にピッチで涙を流した。(via SPORT)
UDアルメリア
マラガとの昇格プレーオフ決勝第1戦を敵地で0-0で終え、1部復帰に向けた大きな一歩を踏み出した。ルビ監督率いるチームはリーグ戦を3位で終えているため、ホームのUDアルメリア・スタジアムで行われる第2戦で延長戦の末に引き分けた場合でも、順位の優位性により昇格が決まる。さらに、今季のホーム戦では直近11試合で10勝を挙げており、圧倒的な地の利を持っている。スタメンはカステジョンとの準決勝第2戦から1人変更し、レオ・バチスタオに代わってアルナウ・プイグマルが先発した。アンドレ・オルタが唯一の欠場となった。(via MARCA)
試合開始わずか40秒でエンバルバがシュートを放つなどアグレッシブな入りを見せ、前半にはプイグマルやディオン・ロピ(25分にポスト直撃)がチャンスを作った。セルヒオ・アリバスが攻撃の中心として機能し、後半終盤には途中出場のニコ・メラメドとエンバルバが際どいシュートを放ったが、GKアルフォンソ・エレーロの牙城を崩せなかった。守備陣もGKアンドレス・フェルナンデスが再三の好セーブを見せ、無失点で試合を締めた。試合後、エンバルバは『難しい試合になることは分かっていた。勇敢なチーム同士の戦いで、敵地に乗り込んで戦った。チャンスは少なかったが妥当な引き分けだ。我々は負けたくなかった。次はホームのファンと一緒なので、目標を達成できるだろう。信じられない雰囲気で、このような試合を夢見ていた。もう第2戦のことだけを考える』と手応えを口にしている。(via MARCA)
準決勝ではカステジョンと対戦し、第1戦を3-2、第2戦を1-1(合計4-3)で勝利して決勝に進出している。(via Mundo Deportivo)
ラシン・サンタンデール
デポルティボ・ラ・コルーニャと共に、すでに来季の1部(LaLiga EASports)への昇格を確定させている。来季に向けて、セビージャに所属するペケ・フェルナンデスの買い戻しに動いている。マノロ・イゲラ会長は『ホセ・アルベルト監督と私は月曜日にペケと話をした。彼は我々の仲間だが、セビージャに400万ユーロで売却したため、彼らがタダで手放すことはない。本当に複雑な状況だ』と交渉の事実を認めている。(via Estadio Deportivo)
セビージャ側はルイス・ガルシア・プラサ監督がペケを構想に含めているため、レンタル移籍の可能性は除外しており、最低でも契約解除金として支払った400万ユーロの回収を求めている。ペケのパートナーがSNSでエル・サルディネロへの帰還を求める投稿に「いいね」を押したことでファンの間でも話題となっている。(via Estadio Deportivo)
デポルティボ・ラ・コルーニャ
ラシン・サンタンデールと共に、すでに来季の1部(LaLiga EASports)への昇格を確定させている。8年ぶりの1部復帰となる来季に向けてチームの大規模な刷新を準備しているが、最大のジレンマとなっているのが絶対的エースであるイェレマイ・エルナンデスの去就である。今季38試合に出場して10ゴール9アシストを記録し、昇格の最大の立役者となった23歳のカナリア諸島出身のウインガーに対し、ポルトガルのスポルティングCPが獲得を熱望している。ルイ・ボルジェス監督率いる同クラブは、彼を獲得するために記録的なオファーを準備している。(via Estadio Deportivo)
イェレマイは2030年までの契約を締結済みで、1億5000万ユーロの契約解除金が設定されている。デポルティボはすでに3000万ユーロのオファーを拒否しており、移籍を成立させるには4000万〜5000万ユーロの提示が必要と見られている。選手本人にとっては来季チャンピオンズリーグに出場できるスポルティングCPからの関心は非常に魅力的なものとなっている。(via Estadio Deportivo)
マッシモ・ベナッシCEOもインタビューで契約解除金について言及しており、スポルティングCPが本腰を入れていることが確認されている。(via SPORT)
UDラスパルマス
昇格プレーオフ準決勝でマラガに敗退(第1戦1-1、第2戦敵地で0-1)し、1部昇格を逃したことを受け、ルイス・エルゲラ・スポーツディレクター主導で大規模なチーム再建がスタートしている。今季チーム内得点王となる11ゴールを挙げたヘセ・ロドリゲスの契約延長が最優先事項となっている。ヘセはこれまで2部のプロ最低保証額である月給約6万ユーロでプレーしていたが、クラブは給与を改善し、2027年6月までの契約延長を準備している。ヘセ本人は『故郷のチームでプレーし続け、1部昇格を目指したい』と明言している。(via SPORT)
一方で、13名もの選手が退団する見込みである。GKのチュリピはすでに別れを告げ、後釜にはリソアインの獲得が有力視されている。また、契約満了となるペジーニョや、退団を表明したジョナタン・ビエラ、サンドロ・ラミレスもチームを去る。レンタル加入していたロレンソ・アマトゥッチ、エスタニス・ペドロラ、ニコ・ベネデッティ、タイセイ・ミヤシロはそれぞれの所属元へ復帰する。レギア・ワルシャワからのセルヒオ・バルシアの150万ユーロでの買い取りオプション行使も見送られた。契約満了でフリーとなるミカ・マルモルにはセルタやスパルタク・モスクワ、オリンピアコスが関心を示している。足首の手術を受けたエンツォ・ロオディスはプレシーズンには間に合う見込みである。(via SPORT)
監督人事については、ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督の続投回答を待っている状態であり、クラブは代替候補として3人の監督をリストアップしている。クラブはファンに向けて『忍耐と落ち着き』を求め、来季のシーズンチケットの価格は維持する方針を発表している。(via SPORT)
ミカ・マルモルに関してはセルタのマルコ・ガルセスSDが左CBの補強候補としてリストアップしている。(via Estadio Deportivo)
レアル・オビエド
10年前にフェルナンド・イエロが監督を務めていた際、コーチとしてクラブに在籍していたフリアン・カレロが新監督に就任した。カレロ監督は就任にあたり、ホアキン・デル・オルモや、現在は副社長を務めるセサル・マルティンらと再会を果たした。降格後の契約が保証されているダビド・コスタスやダニ・カルボがベテランとして最終ラインを引っ張る予定である。(via SPORT)
カレロ監督はヘタフェを契約満了で退団したアレックス・サンクリスの獲得を熱望している。両者はブルゴス時代に共闘しており、カレロ監督はマドリードの下部組織時代から彼を熟知している。クラブは厳しいシーズンに向けて、すでにハコボ・ゴンサレス、パブロ・サエンス、ユネスといったカテゴリーを熟知した実力者の獲得を決めている。(via MARCA)
CDレガネス
ルベン・アルベスが新監督に就任することが決定した。契約期間は1年で、1部昇格の目標を達成した場合にはさらにもう1年延長されるオプションが付帯している。カルロス・マルティネスやハビ・カジェハも監督候補に挙がっていたが、最終的にアルベスに白羽の矢が立った。アルベスがスペインで指揮を執るのは2023-24シーズンのスポルティング・ヒホン以来となる。(via MARCA)
クラブはすでに留任が決定しているアンドレス・パルド・スポーツディレクターと協力し、1部昇格に向けた競争力のあるスカッド編成に着手している。まずは監督の構想に入る既存選手の契約更新を行い、その後、余剰戦力の整理と新戦力の獲得を進める方針である。(via MARCA)
エルチェCF
クリスティアン・ブラガルニク・オーナーのもと、新監督にマルティン・アンセルミを招聘した。契約は1年間で、目標達成に応じた延長オプションが付いている。アンセルミは、エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェでコパ・スダメリカーナ優勝を果たし、メキシコのクルス・アスルで記録的な勝ち点を挙げるなどの実績を持つが、直近のポルトやボタフォゴでは早期解任されるなど苦戦を強いられていた。(via SPORT)
アンセルミはマルセロ・ビエルサを指導の参考にしており、前任のエデル・サラビア同様に、試合の状況に応じて様々な役割をこなせる多機能な選手を好む。戦術面では固定のシステムを持たず、ビッグデータと日々のフィールドワークを組み合わせたアプローチを採用している。アルゼンチンのタジェレスやメキシコのモンテレイからも関心があったが、ビデオ会議でのブラガルニクとの対話を経てエルチェを選んだ。プレシーズンに向けて、サラビアの遺産を活かしつつ独自の手法を浸透させていく構えである。(via SPORT)
【本日の総括】
ラシン・サンタンデールとデポルティボ・ラ・コルーニャがすでに1部昇格を確定させており、来季に向けた積極的な補強や選手の引き留め工作が過熱している。残る1枠の昇格切符を懸けたプレーオフは、マラガとアルメリアによるアンダルシア・ダービーとなり、第1戦のスコアレスドローにより、ホームで第2戦を迎えるアルメリアが優位な状況に立っている。惜しくも昇格を逃したラスパルマスは大規模なチーム解体を余儀なくされており、レガネス、エルチェ、オビエドといったチームは新監督を招聘し、すでに来季の熾烈な昇格争いに向けたスタートを切っている。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
マラガとアルメリアの第1戦は、互いにリスクを抑えつつも、局面での個の打開を狙う緊張感のある攻防でした。マラガはホームで主導権を握りながらも、相手GKの好守に阻まれ得点に至らず。一方のアルメリアは、敵地で無失点という最低限のタスクを遂行し、第2戦のホームアドバンテージを最大限に活かす準備を整えました。戦術的には、第2戦でマラガがどのように守備の強度を維持しつつ、リスクを冒してゴールをこじ開けるか、そのバランス調整が勝敗を分ける鍵となるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
昇格プレーオフの熱気は、まさにクラブの命運をかけた重みを感じさせます。マラガのラ・ロサレダに詰めかけた3万人超の観客は、この一戦が単なる試合以上の意味を持つことを物語っています。一方で、昇格を逃したラスパルマスが直面する大規模な再建は、クラブの経営判断とサポーターの期待値の狭間で揺れる難しい局面です。フロントには、結果に一喜一憂せず、長期的な視点でクラブのアイデンティティをどう再構築していくかという、冷静かつ大胆な舵取りが求められています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
昇格組のラシンやデポルティボが早くも来季を見据えた動きを見せています。特にデポルティボのイェレマイに対する巨額オファーは、契約解除金の高さがクラブの防衛策として機能している好例です。一方、ラスパルマスの大量退団や、エルチェのデータ重視の監督招聘など、編成の成否が来季の順位を左右する重要な時期にあります。契約年数やサラリーキャップを考慮した現実的な補強戦略が、各クラブのフロントに問われていると言えるでしょう。