レアル・オビエド

1年での1部復帰を至上命題に掲げ、今夏は18人を放出し、12人を新たに迎え入れるという大規模なスカッドの再構築を敢行している。新加入選手には、パブロ・サエンス、ユネス、ハコボ・ゴンサレス、アイサール・アメド、サム・ロドリゲス、ビクトル・ミンゴ、アリツ・アルダソロ、アレクサンドル・イスファン、クリス・ラモス、フアン・クルス、カルロス・フェルナンデス、ダニエル・ビジャエルモサが名を連ねている。また、昨季の躍進を支えた守護神アロン・エスカンデルに対しては、セルタやバレンシア、イングランドのバーミンガムなどが獲得に動いていたが、クラブは複数年契約を提示して慰留に成功し、近日中に契約延長が公式発表される見通しとなっている。

補強の目玉として、インデペンディエンテから24歳のCBケビン・ロモナコの獲得を狙っている。移籍金は当初設定されていた1000万ユーロから引き下げられているものの、交渉は現在やや停滞気味である。インデペンディエンテのグスタボ・キンテロス監督は『80〜90%売却が決まっていたが、不可解な問題で少し冷え込んだ。選手自身がスペイン行きを望んで集中力を欠いていたためベンチに置いたが、クラブも資金を必要としているため移籍が実現することを願っている』と明かしている。なお、カルロス・タルティエレで行われたデポルティーボとの親善試合は0-0の引き分けに終わり、この試合でイリアス・シャイラが負傷するアクシデントが発生している。(via ElDesmarque / AS)

CDカステリョン

パブロ・エルナンデス監督率いるチームは、1部のバレンシアCFとの親善試合で2-1の勝利を収め、圧倒的なパフォーマンスを披露した。前半を0-0で折り返した後、後半から投入されたティンチョの2つの見事なアシストから、ラウル・サンチェスとアダム・ヤコブセンが立て続けにゴールを奪った。メキシコのネカクサから復帰したラウル・サンチェスは『1年ちょっとぶりにゴールできて本当に嬉しい。全員がゼロからのスタートであり、昨季あと一歩で逃した昇格に向けて全力で戦う』と意気込みを語っている。彼はハララボス・ヴルガリス体制における最初の補強選手の一人として、サポーターからの期待も大きい。

一方で、守備の要であるイタリア人CBファブリツィオ・ブリニャーニが前十字靭帯断裂の重傷を負うという非常に痛いニュースも飛び込んできた。バレンシア戦では新戦力であるアンゴラ人FWダビド・ンザンザ、ウイングのロドリゴ・レゴ、フラン・カスティージョの出場もテストされた。また、元バレンシアのハムザ・ベラリも所属している。

ピッチ外の心温まる話題として、1991/92および92/93シーズンにユース最高峰のリーグで強豪と渡り合ったユースチーム(故ルイス・セラーノ監督)のメンバーが35年ぶりに再会した。トップチームで活躍したホセ・ルイス・ロケタやセルジらが出席し、当時を懐かしむ昼食会が催された。(via SPORT / ElDesmarque)

スポルティング・ヒホン

中盤の強化として、クロアチアのハイドゥク・スプリトとの契約を解除した26歳のMFウゴ・ギジャモンの獲得に成功した。サロモン・ベハル主導で進められたこの交渉は、1部リーグのクラブが横槍を入れる懸念があったものの、選手本人がニコラス・ラルカモン監督の提示するスポーツプロジェクトに惹かれ、無事にヒホン入りが実現した。ギジャモンは近日中に行われる親善試合からチームに合流する見込みである。一方で、ジョナタン・ドゥバシンがオサスナへ移籍するためチームを離れた。プレシーズンマッチでは、セルタ・デ・ビーゴと対戦して0-1で敗れたものの、後半から投入されたイオシフォフの鋭いクロスやドゥニャベイティアのヘディングシュートなど、見せ場を作る時間帯もあった。(via SPORT / ElDesmarque)

CDテネリフェ

アルバロ・セルベラ監督の下、プレシーズンマッチで3部のマリノ相手に6-0の記録的な大勝を収めた。ビクトル・モレノがハットトリックの大爆発を見せ、ノエル・ロペスが2ゴール、グラント=レオン・ラノスが1ゴールを記録し、後半に圧倒的な攻撃力を証明した。しかし、指揮官の表情は決して明るいものだけではない。試合後、セルベラ監督は『左SBがマルク・マテウ1人しかいないのは懸念材料だ』と明言。この試合でも右SBのダビド・ロドリゲスを左で起用せざるを得ない台所事情を露呈した。クラブは現在、左SBとストライカーの補強を最優先で進めている。

戦術面では様々なテストが行われており、ビクトル・モレノやナチョ・ヒルをインサイドに配置する形も試された。指揮官は『2部リーグではウイングにより高いスピードと質が求められる』と語り、個の力を持つババについても『彼が輝くためには1対1の状況を作るチームのサポートが必要だ』と連携の向上を求めている。この試合では、フアンホ・サンチェス、チャペラ、アネス・クルジャリッチが負傷予防のために欠場したが、マルク・マテウの足首の怪我からの完全復活や、マウロ・ピトンのリーダーシップ、ノエル・ロペスの成長など、ポジティブな要素も多く確認されている。(via SPORT)

UDラス・パルマス

ルベン・デ・ラ・バレラ新監督を迎え、1年での1部復帰に向けてプレシーズンを始動している。主力MFのマヌ・フステルは、ディエゴ・マルティネス監督が率いた昨季(1部)での適応の遅れと出場機会の減少を率直に反省しつつ、今季への強い決意を表明した。フステルは『新監督が求める「勇敢に、主導権を握る」スタイルは自分に合っている。エンリケ・クレメンテとはピッチ内外で非常に良い関係を築けており、チームの力になれる』と手応えを口にしている。若手選手の中では、ラファ・クルスが『年齢の割に非常に堂々としており、特別な才能を持っている』とチーム内で高い評価を得ている。チームの目標は明確に「昇格」であり、まずはアルバセテとの開幕戦に照準を合わせている。また、同じカナリア諸島のライバルであるテネリフェとのダービーマッチも、今季の大きなモチベーションの一つとなっている。(via MARCA)

コルドバCF

イバン・アニア監督率いるチームは、バレンシア州のオリーバ・ノバ・ビーチ&ゴルフ・リゾートで27名が参加する充実したプレシーズンキャンプを行っている。懸念されていた負傷者の状態も良好で、新戦力であるサリム・エル・ジェバリ(アトレティコ・マドリードやミランデスでプレー)は恥骨の怪我から順調に回復しており、アディルソン・メンデスも良いコンディションでキャンプに帯同している。アレックス・ロペスは十字靭帯の重傷から見事に復活し、先日のカディス戦でピッチに戻ってきた。なお、CBのフランク・フォメジェムのみリハビリ設備の関係でコルドバに残留している。

若手の抜擢も進んでおり、2028年まで契約を結んでいる18歳の期待のGKアレハンドロ・アレバロが第3GKとしてトップチームに帯同している。一方、GKのカルロス・マリンはアルバセテへ移籍した。クラブは現在、攻撃の核となるストライカーの獲得を市場で模索中である。これまでの親善試合では、オーランド・パイレーツやセビージャと引き分け、カディスにはディエゴ・ブリのゴールで1-0と勝利するなど、順調な仕上がりを見せている。8月16日にはアウェイでブルゴスCFとのリーグ開幕戦を迎える。(via SPORT)

ラシン・サンタンデール

移籍市場において、プエルタとサリナスの放出がブロックされるという事態に見舞われている。これにより見込んでいた2500万ユーロの収入が得られず、目標としている10人の補強計画に大幅な遅れが生じている。そんな中、右SBの補強としてビジャレアルBのダニ・ブデスカに強い関心を寄せている。オサスナ、バレンシア、コルドバ、マジョルカ、ジローナなど多くのクラブが同選手をリストアップしているが、市場の評価ではラシンが最も獲得に近い有力候補とされている。プレシーズンではレアル・ソシエダと引き分け、今後はオサスナとの親善試合を控えている。(via Estadio Deportivo / AS)

SDエイバル

バレンシアから20歳の有望なMFルーカス・ヌニェスをレンタルで獲得したと発表した。約20年前にエイバルで飛躍を遂げたダビド・シルバの足跡を追う存在として期待されている。ただし、このレンタル契約には「一定の出場試合数を満たさない場合は、1月の移籍市場でバレンシアが選手を回収できる」という特殊なインセンティブ条件が盛り込まれている。プレシーズンマッチでは、激しい雨の中でアスレティック・クラブと対戦し2-2で引き分けた。この試合では、元アスレティックのマルコム・アドゥ・アレスとハビ・マルトンがそれぞれゴールを決め、1部の強豪相手に互角以上の戦いを演じた。(via ElDesmarque / Mundo Deportivo)

グラナダCF

プレシーズンマッチ「トロフェオ・シウダ・デ・グラナダ」で、1部リーグのレアル・ベティスを相手に1-0の完封勝利を収めた。決勝点はオーウェン・エメカの豪快なヘディングシュートによるものだった。守備陣の奮闘も光り、GKルカ・ジダンがマルク・バルトラの決定的なヘディングを防ぐなど素晴らしいセーブを見せた。リソアインも出場し安定感をもたらした。特に攻撃面では、左サイドに入ったチナサがベティスの右SBアンヘル・オルティスを再三にわたって切り裂き、常に大きな脅威となっていた。スタメンには、リソアイン、カサデスス、フロレス、マヌ・ラマ、プーマ、ルベン・アルカラス、ディラン、ペドロ・アレマン、ホセ・アルナイス、オーウェン・ミラ(エメカ)、チナサが名を連ね、充実の戦力をアピールした。(via ElDesmarque)

アルバセテ・バロンピエ

GK陣の強化として、コルドバからカルロス・マリンを獲得した。チームは新たな守護神を迎え、開幕戦で対戦するラス・パルマスに向けて準備を加速させている。(via SPORT)

ブルゴスCF

開幕戦ではホームのエル・プランティオでコルドバを迎え撃つ。現在、チームで際立ったパフォーマンスを見せている22歳の若手右SBアレックス・リサンコスに対し、1部のオサスナが120万ユーロでの獲得オファーを検討しており、移籍市場での動向が注目されている。(via SPORT / Estadio Deportivo)

【本日の総括】

各チームが開幕に向けてプレシーズンマッチや移籍市場で活発な動きを見せている。レアル・オビエドの大規模な血の入れ替えや、ラス・パルマス、テネリフェといった昇格を狙うチームの戦術の浸透具合が確認できる。また、グラナダやカステリョン、エイバルなどが1部クラブを相手に親善試合で結果を出しており、今季のセグンダも非常に高いレベルで拮抗した昇格争いが繰り広げられることが予想される。ストライカーやサイドバックの補強を急ぐクラブも多く、残り1ヶ月の移籍市場の動向が各チームの最終的な勢力図を大きく左右することになりそうだ。