ヤン・ディオマンデ獲得決定!クラブ史上3番目の移籍金で決着

レアル・マドリードの今夏の「銀河系」補強がついに実現しました。RBライプツィヒに所属するコートジボワール代表ウィンガー、ヤン・ディオマンデの獲得が全ての当事者間で完全に合意に達しました。最初のオファーからわずか1週末での電撃決着です。

ライプツィヒはリヴァプールやPSGからの1億ユーロ前後のオファーを拒否していましたが、レアル・マドリードはさらに条件を引き上げ、1億1500万ユーロから1億3000万ユーロ(約1億2000万ユーロ前後)という巨額の移籍金で決着をつけました。これは、ボーナスを含めた1億2700万ユーロのジュード・ベリンガム、1億2080万ユーロのエデン・アザールに次ぐ、クラブ史上3番目に高い移籍金となります。

契約期間は2031年6月30日までの5年間です。ディオマンデは今週マドリードへ渡り、メディカルチェックを受けた後に正式に契約書にサインし、発表される予定です。

現在19歳の彼は、プロとしてクラブで46試合に出場し、15ゴール11アシストを記録。W杯でのコートジボワール代表としての活躍で一気に評価を高めました。わずか1年前、レガネスから2000万ユーロでライプツィヒに渡ったばかりで、ドイツのクラブはたった1年で投資額を6倍に増やす錬金術を見せました。また、前所属のレガネスはこの移籍によって生じたキャピタルゲインの10%を受け取ることになります。

ディオマンデは左右のウイングをこなせるユーティリティ性を持ちますが、特にレアル・マドリードの右サイドのピースとしてジョゼ・モウリーニョ監督がその獲得にゴーサインを出しました。W杯後の休暇を終えた後、彼はモウリーニョ監督の指揮下で新シーズンに向けた準備に合流します。(via AS / MARCA / SPORT / ElDesmarque / Esport3 / Mundo Deportivo)

PSGがディオマンデ争奪戦から撤退、怒りの声明を発表

ディオマンデの獲得において最大のライバルだったパリ・サンジェルマン(PSG)は、レアル・マドリードの猛攻を前に正式に争奪戦から撤退しました。

PSGはW杯開催中からディオマンデの代理人と個人的な基本合意に達しており、あとはライプツィヒとのクラブ間交渉を残すのみでした。しかし、レアル・マドリードが選手とクラブの双方に高額なオファーを提示したことで状況が一変しました。

PSGは1億ユーロ以上を支払うつもりはなく、日曜日の夜にメディアに向けて撤退を伝える非常に強い言葉の声明を発表しました。

『パリ・サンジェルマンは今夜、ヤン・ディオマンデへの関心を正式に取り下げ、関連するすべての交渉を終了しました。要求された移籍金と給与の額は完全に釣り合っておらず、市場のバランスを崩す性質のものでした。PSGは、厳格な財務管理とスカッドのバランスを保つという原則から逸脱することはありません。近年の歴史において最も多くのタイトルを獲得し、現欧州王者でもあるパリ・サンジェルマンは、人為的な価格高騰や一部の仲介人の駆け引きに引きずられることはありません。クラブは今後も冷静かつ自信を持って、移籍市場での戦略を進めていきます』

ディオマンデ本人の「レアル・マドリードでプレーしたい」という強い意思が、最終的にPSGの野望を打ち砕く決定打となりました。(via SPORT / MARCA / Esport3 / Mundo Deportivo)

ディオマンデがTikTokで批判に皮肉の返信

移籍金が1億ユーロを超えるという報道を受け、SNS上ではヤン・ディオマンデのレアル・マドリード加入を疑問視する声も上がっていました。

あるTikTokクリエイターは、ディオマンデの獲得を厳しく批判する動画を投稿しました。『レアル・マドリードがなぜ無冠に終わったのか、今なら理解できます。ブラッドリー・バルコラやマイケル・オリーズを逃しておきながら、ヤン・ディオマンデに1億ユーロも払うなんて。クラブのスカウトは誰なんですか? この若者に本当にマドリーでプレーするレベルがあるんですか? また無冠の1年が待っていますよ』

この批判に対し、19歳のディオマンデは怒ったり論争に巻き込まれたりすることなく、非常に皮肉の効いた反応を見せました。彼は自身のTikTokアカウントでその批判動画を引用し、テキストを一切添えずに「親指を立てる(Good)」絵文字を2つだけ投稿しました。この余裕の対応はSNSで一気に拡散され、彼に対する批判の声を一蹴しています。(via ElDesmarque / MARCA)

マドリー、欧州最高峰のドリブラー3人を擁する最強の陣容へ

ヤン・ディオマンデの加入は、レアル・マドリードの攻撃陣に異次元の突破力をもたらします。

データサイト「Squawka」が発表した2025/26シーズンの欧州5大リーグにおけるドリブル成功数ランキングによると、1位はラミン・ヤマル(バルセロナ)の133回ですが、2位には118回を記録したヤン・ディオマンデがランクインしています。

そして3位には87回を成功させたヴィニシウス・ジュニオール、5位には78回のキリアン・エンバペが名を連ねており、レアル・マドリードは欧州トップ5のドリブラーのうち、なんと3人を同じチームに抱えることになります。なお、4位にはマンチェスター・シティのジェレミー・ドク(84回)が入っています。

ジョゼ・モウリーニョ監督は、この圧倒的な個の力を駆使して、シーズンを通して膠着した試合を打開する強力な武器を手に入れることになります。(via ElDesmarque)

ヴィニシウスの契約延長問題とアーセナルからの巨額オファー

ヤン・ディオマンデの獲得が迫る一方で、レアル・マドリードはヴィニシウス・ジュニオールの契約延長という大きな課題に直面しています。

ヴィニシウスの現在の契約は2027年6月30日で満了を迎えます。クラブと選手は契約延長に向けて数ヶ月前から話し合いを続けていますが、現時点で進展は見られません。ヴィニシウス側は、キリアン・エンバペと同等となるチーム最高給への昇給を要求しています。

この膠着状態を利用しようと、アーセナルが獲得に向けて動き出しています。イングランドからの情報によると、アーセナルはヴィニシウスをクラブ史上最高給の選手として迎え入れる準備があるとのことです。現在のヴィニシウスの給与は週給約40万ポンド(約47万ユーロ、年俸約2400万ユーロ)ですが、アーセナルはこれを上回る条件を提示する意向です。現在アーセナルで最高給を受け取っているのはブカヨ・サカの週給36万5000ポンドですが、ヴィニシウスへのオファーはこれを完全に凌駕するクラブの給与体系を揺るがす規模になります。

アーセナルのミケル・アルテタ監督とスポーツディレクターのアンドレア・ベルタは、チャンピオンズリーグ制覇という夢を実現するための最後のピースとしてヴィニシウスを高く評価しています。

しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督はヴィニシウスの残留を強く支持しており、スター選手の流出を望んでいません。フロレンティーノ・ペレス会長も、交渉のテーブルに着くための絶対条件として、固定額とボーナスを合わせて「1億6000万ユーロ」という法外な移籍金を設定しました。この金額を下回るオファーには耳を貸さない構えです。

ヴィニシウスとディオマンデは同じエージェンシー「ROC Nation」に所属しており、今週マドリードのバルデベバスでクラブ首脳陣と代理人、そしてヴィニシウス本人が同席しての重要な会談が予定されています。ここで契約延長がまとまらなければ、来年1月1日には他クラブと自由に事前交渉が可能となるため、今夏の売却という選択肢も完全に除外されているわけではありません。(via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo / Esport3 / MARCA / AS)

優先ターゲット・ロドリ獲得へ向けた具体的な動き

レアル・マドリードは中盤の底を支えるオーガナイザーとして、マンチェスター・シティのロドリ・エルナンデスの獲得を最優先事項として動いています。

トニ・クロースとルカ・モドリッチが去った後、チームは試合をコントロールする司令塔を欠いており、モウリーニョ監督はこの穴を埋めるためにロドリを強く求めています。W杯でスペイン代表を優勝に導き、大会MVPに輝いたことで、彼の年齢や過去の怪我歴に対するクラブ内の懸念は完全に払拭されました。

すでにレアル・マドリードとロドリの代理人の間では、2030年までの長期契約で個人合意に達しているとされています。ロドリ自身もスペインへの復帰を熱望しており、マンチェスター・シティからの契約延長オファーを断っています。

最大の障壁はマンチェスター・シティとのクラブ間交渉です。シティ側はロドリをチームの最重要選手の一人と位置づけており、移籍金として8000万ユーロを要求しています。しかし、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、ロドリの契約が2027年6月までで残り1年となっている状況を考慮し、5000万ユーロから6000万ユーロでの最初のオファーを準備しています。最終的には4500万ユーロにボーナスを加えた形での決着を狙っています。

両クラブ間の関係はブラヒム・ディアスの取引などで良好であり、ロドリがシティのプレシーズンに合流する前に、今週中にも電撃的な決着を目指して交渉が本格化します。なお、PSGもロドリに興味を示していますが、選手の意思はマドリードに向いています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / SPORT / Mundo Deportivo / AS)

カンテラーノ、ゴンサロ・ガルシアがフラムなど複数クラブの標的に

今夏の移籍市場で、レアル・マドリードのトップチームの充実に伴い、若手選手の去就が注目されています。その筆頭が22歳のストライカー、ゴンサロ・ガルシアです。

彼はクラブワールドカップでアンヘル・ディ・マリア、マルコス・レオナルド、セルー・ギラシと並ぶ4ゴールを挙げて大会得点王に輝き、シャビ・アロンソ監督の下でトップチームの枠を勝ち取りました。しかし、キリアン・エンバペ、ヴィニシウス、ジュード・ベリンガムといった強大なライバルがおり、さらにディオマンデの加入やエンドリッキのローン復帰により、トップチームでの出場機会は絶望的となっています。

こうした状況を受け、モウリーニョ監督はゴンサロの放出にOKを出しました。現在、彼には国内外の多くのクラブが熱視線を送っています。スペイン国内ではレアル・ベティス、レアル・ソシエダ、バレンシアが興味を示していますが、ベティスのマヌ・ファハルドSDは「ゴンサロが市場に出ているとは感じていない。彼らが起用しないのであれば交渉するのは難しい」と語っています。

一方で、海外からはセスク・ファブレガス率いるイタリアのコモに加え、元レアル・マドリードのアルバロ・アルベロアが新たに監督に就任したイングランドのフラムが獲得に本腰を入れています。フラムはプレシーズンの初戦でノリッジ・シティに0-2で敗れ、ストライカーの補強を急務としています。

レアル・マドリードは、ニコ・パス、マリオ・ヒラ、ビクトル・ムニョス、アルバロ・ロドリゲスらと同様に、保有権の50%を維持する形での移籍を交渉の条件としており、数日以内にフラムとの間で正式な話し合いがスタートする予定です。(via ElDesmarque / SPORT / Estadio Deportivo)

ビクトル・バルデペーニャスのトップチーム定着はカレーラス次第

左サイドバックのポジションにおいて、19歳のカンテラーノ、ビクトル・バルデペーニャスの未来はアルバロ・カレーラスの動向に依存しています。

カレーラスはマルク・ククレジャの加入により出場機会を失うことが確実視されており、プレミアリーグへの移籍が濃厚となっています。奇しくも、ククレジャが以前所属していたチェルシーなどへの移籍が噂されており、シャビ・アロンソ監督も彼の獲得を要請しています。この移籍が実現すれば、レアル・マドリードはククレジャ獲得に費やした5500万ユーロの一部を回収することができます。

フラン・ガルシアがすでにベティスへ移籍しているため、カレーラスが退団した場合、左サイドバックの控えは空席となります。そこでチャンスが巡ってくるのがビクトル・バルデペーニャスです。

彼は数週間前、8000万ユーロ(将来の移籍金の50%をマドリーが保持する条件)でイタリアのフィオレンティーナへ移籍することが確実視されていました。しかし、モウリーニョ監督の評価を待つためにオペレーションは保留されています。バルデペーニャスはプレシーズン初日のフィジカルテストで最も優れた数値を叩き出しており、モウリーニョからの評価は非常に高い状態です。今週のプレシーズンの動きが彼の運命を決定づけます。(via Mundo Deportivo)

プレシーズンのスケジュールと合流選手の状況

レアル・マドリードは月曜日からプレシーズンの第3週目をスタートさせました。

W杯や各代表戦の影響で合流が遅れていた選手たちも徐々に姿を見せています。先週にはアルダ・ギュレルとフェデ・バルベルデが合流し、今週はアントニオ・リュディガーとデンゼル・ダンフリースがチームに加わる予定です。その後、ベルナルド・シウバ、ヴィニシウス、エンドリッキといった選手たちが順次合流します。一方で、エデル・ミリトン、フェルラン・メンディ、ロドリゴは引き続きリハビリメニューを消化しています。

チームは火曜日(28日)の18時から、エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノでレガネスとの非公開の練習試合を行います。最初のアルコルコンとの練習試合(1-0で勝利)と同様に、レアル・マドリードTVで一部の映像が公開される可能性があります。

その後、チームはオーストリアのクラーゲンフルトへ移動し、8月1日の18時からヴェルターゼー・シュターディオンでフィオレンティーナとの初の公式親善試合に臨みます。続いて8月8日の19時からはハンガリーでフェレンツヴァーロシュと対戦し、8月12日の21時からはア・コルーニャのエスタディオ・アバンカ=リアソールでデポルティボとの伝統的なテレサ・エレーラ杯を戦うスケジュールとなっています。(via Mundo Deportivo / SPORT)

ティアゴ・ピタルチが右膝負傷で6週間の離脱

プレシーズンが始動したばかりのレアル・マドリードに、最初の負傷者が出てしまいました。

ウェールズで開催されたU-19欧州選手権でスペイン代表として優勝を果たし、今週からチームに合流したばかりの18歳のMFティアゴ・ピタルチが、バルデベバスでのトレーニング中に右膝を負傷しました。本人がSNSで膝を保護している写真を公開しています。

この怪我により、彼は約6週間の離脱を余儀なくされます。オーストリアでのフィオレンティーナ戦、フェレンツヴァーロシュ戦、デポルティボ戦のすべての親善試合に加え、ラ・リーガ開幕からのエスパニョール戦、レアル・ソシエダ戦、マラガ戦、ベティス戦を欠場することになります。復帰は9月中旬のラージョ・バジェカーノ戦、エルチェ戦、または9月20日のメトロポリターノでのアトレティコ・マドリードとのダービーマッチになる見込みです。

ピタルチは昨シーズン、シャビ・アロンソ監督の下でトップチームの練習に参加し、アルベロア監督によって3月2日のヘタフェ戦でデビューを果たしました。その後もセルタ戦、エルチェ戦、アトレティコ戦で先発フル出場し、チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦やバイエルン戦にも出場するなど、ラ・リーガで約600分、CLで220分をプレーしてトップチームに定着しつつありました。

今シーズンは中盤の層が厚くなったため、マラガなどへのレンタル移籍が検討されていましたが、この怪我によりモウリーニョ監督へのアピールの場を失い、移籍交渉にも支障をきたすという厳しい状況に直面しています。(via SPORT / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

ギュレルがモウリーニョ監督の手腕を絶賛

プレシーズンに合流し、汗を流しているトルコ代表のアルダ・ギュレルが、新たに就任したジョゼ・モウリーニョ監督について語りました。

W杯ではトルコ代表が早期敗退となり、短い休暇を経て合流したギュレルですが、クラブの公式メディアに対して次のように語っています。

『家が恋しかったです。ピッチで常に最高の自分を出すために、働き始められることをとても嬉しく思います』

そして、モウリーニョ監督の指導について強い感銘を受けていることを明かしました。

『モウリーニョのようなレジェンドと一緒に仕事ができるのは、僕にとって大きなチャンスです。彼もスタッフも、すべてをとても明確に説明してくれます。ピッチ外でも彼らは非常に誠実です』

『この時期はフィジカルを鍛えることが最も重要です。しかし、ピッチで上手くやるために、モウリーニョが僕たちに求めていることを聞き、学ぶことも同じくらい重要です』

『僕はたくさん学び、成長しましたが、僕の情熱は決して変わっていません。初日のようにすべてを勝ち取り、マドリーのファンを幸せにしたいです』

フロレンティーノ・ペレス会長は、バルセロナの覇権を打ち破るための特効薬としてモウリーニョを招聘しましたが、すでに選手たちからの厚い信頼を勝ち取っているようです。(via SPORT)

オリーズ獲得は完全に消滅、バイエルンとマドリーが公式に否定

今夏の最大のターゲットの一人と言われていたバイエルン・ミュンヘンのフランス代表ウィンガー、マイケル・オリーズの獲得劇は、完全な終焉を迎えました。

オリーズがフランス代表のチームメイトに「レアル・マドリードでプレーしたい」と漏らしたというリーク情報から移籍の噂が過熱していましたが、バイエルンのクリストフ・フロイントSDは土曜日の親善試合後に次のように断言しました。

『我々にとってそれは議論の対象でさえありません。マイケルが休暇から戻ってくるのを楽しみにしています。彼は今シーズンのバイエルンで重要な役割を果たすでしょう』

さらに、バイエルンのヘルベルト・ハイナー会長もレアル・マドリードからの接触を否定しています。

『もしレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長がオファーを考えているなら、その労力は省いた方がいい。我々はマイケルを売るつもりはありません。レアル・マドリードとは非常に良好な関係にあり、彼らからは「マイケル・オリーズやその代理人、周囲の人間とは直接的にも間接的にも一切接触しておらず、メディアでの絶え間ない推測を望んでいない」という連絡を受けました』

レアル・マドリード側も公式声明を発表し、『当クラブのマイケル・オリーズに対する関心が報じられていますが、選手本人、代理人、またその周囲といかなる接触も持っていないことを表明します』と噂を完全に否定しました。これによりオリーズ獲得の道は完全に閉ざされ、その資金と労力はヤン・ディオマンデの獲得へと振り向けられました。(via SPORT / ElDesmarque)

昨夏の若手路線から一転、即戦力重視の移籍市場動向と放出候補

レアル・マドリードは、2シーズン連続での無冠という結果を受け、今夏の移籍市場(通称「サメリアーナ」)で明確な方針転換を行っています。

昨夏に獲得したアルバロ・カレーラス、トレント、ディーン・フイセン、そして6000万ユーロ以上を投資したフランコ・マスタントゥオーノといった若手有望株への投資は期待外れに終わりました。そのため、今夏はマルク・ククレジャ、デンゼル・ダンフリース、イブラヒマ・コナテ、ベルナルド・シウバといった実績のある即戦力の獲得に方針を切り替えました。そして、ヤン・ディオマンデとロドリの獲得でその集大成を迎えようとしています。

この積極的な補強に伴い、大規模な人員整理「オペレーション・エグジット」も必要不可欠となっています。

放出候補として名前が挙がっているのは、守備陣ではセンターバックの獲得スペースを空けるためのラウル・アセンシオ。そして中盤ではエドゥアルド・カマヴィンガや、最近2031年まで契約延長したばかりであるものの、マンチェスター・ユナイテッドが興味を示しているオーレリアン・チュアメニ(7000万ユーロ以上の価値があるとされています)。前線では、先述のゴンサロ・ガルシアやマスタントゥオーノに加え、ディオマンデの加入で出場機会がさらに厳しくなるエンドリッキも候補に挙がっていますが、エンドリッキ自身はレンタル移籍を拒否している状態です。

これら多くの実力者がひしめく中で、モウリーニョ監督がいかにして「12番目の選手」としての役割(ブラヒム・ディアスのような立ち位置)を不満なく受け入れさせ、チーム内のバランスと競争力を維持するかが、新シーズンに向けた最大の課題となっています。(via SPORT / AS / ElDesmarque)

【本日の総括】

移籍金1億2000万ユーロ規模でヤン・ディオマンデの獲得を決定づけ、PSGを完全に撤退させました。さらに中盤の要としてロドリの引き抜きも最終段階に入っており、モウリーニョ新監督の下で「銀河系」軍団の再構築が着実に進んでいます。一方で、ヴィニシウスの契約延長問題や、大型補強に伴う若手選手の放出整理など、フロントと現場が解決すべき課題も山積みとなっています。