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ラ・リーガ / 第9節 / エスタディオ・デ・ラ・セラミカ / U-NEXT・DAZN / 2026年10月17日(土)

ビジャレアルCF 対 エルチェCF

ビジャレアルCF 0-0 エルチェCF

ほかの公式ハイライト: DAZN Japan(8:00)

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試合サマリーと得点経過

試合日時: 2026年10月17日 16:15(現地時間)スタジアム: エスタディオ・デ・ラ・セラミカスコア: ビジャレアルCF 0 - 0 エルチェCF得点者: なし

ミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグでナポリに3-1で快勝したビジャレアルCFが、本拠地エスタディオ・デ・ラ-セラミカにエルチェCFを迎えた一戦は、終始ホームチームが猛攻を仕掛けながらも決定力を欠き、堅守を貫いたエルチェと0-0で引き分ける展開となった。ビジャレアルのイニゴ・ペレス監督は過密日程を見据えて先発9人を入れ替える大胆なターンオーバーを敢行。フレッシュな顔ぶれで臨んだイエローサブマリンは、立ち上がりから怒涛のサイクロン攻撃を展開した。

幻の得点シーンと主たる決定機:

  • 開始1分のビッグチャンス:サンティ・コメサーニャからの中央突破を起点に、ペナルティエリア手前でカルロス・マシアを経由して最後はアルベルト・モレイロが抜け出し相手GKと1対1に。しかし、至近距離からの右足シュートはエルチェの守護神マティアス・ディトゥーロの驚異的な足によるセーブに阻まれた。
  • 9分の崩し:イリアス・アコマシュの右サイドからの仕掛けを起点に、アヨセ・ペレスを経由してペナルティエリア内に侵入したタニ・オルワセイが強烈なシュートを放つも、これもマティアス・ディトゥーロが立ちはだかった。
  • 13分(幻のゴール):右サイドからのイリアス・アコマシュのクロスを起点に、アヨセ・ペレスが頭で触って流れたボールをアルベルト・モレイロが押し込みネットを揺らした。しかし、起点となったアヨセ・ペレスの位置がわずかに戻りオフサイドと判定され、ゴールは取り消された。
  • 32分(2度目の幻のゴール):カルロス・マシアのスルーパスを起点に、アヨセ・ペレスがディフェンスラインの背後へ抜け出して折り返し、最後はアルベルト・モレイロが押し込んだ。だが、ここでもアヨセ・ペレスの飛び出しがオフサイドと判定され、再び歓喜は潰えた。
  • 42分のライン上クリア:アルベルト・モレイロがペナルティエリア左からGKマティアス・ディトゥーロの頭上を越す技ありのループシュートを放つも、カバーに入ったエルチェのDFニコラス・レドンドがゴールライン直前で間一髪のクリアを見せた。
  • 59分の応酬と取消となったPK:エルチェのトマ・ルマルがペナルティエリア外から放った左足の強烈なミドルシュートを、ビジャレアルのGKペーテル・グラチが指先で弾き出すビッグセーブを披露。その直後のコーナーキックの混戦で、アルベルト・モレイロがロバート・レヴィヴォを倒したとしてガルシア・ベルドゥーラ主審は一度エルチェにPKを指示した。しかし、VARの介入による映像確認の結果、接触の強さが不十分と判断されて判定は覆り、PKは取り消された。

結局、ビジャレアルは計20本(枠内7本)のシュートを浴びせたものの最後までエルチェのゴールネットを揺らすことができず、0-0のままタイムアップを迎えた。

両チームのスタメンと交代

ホーム: ビジャレアルCF(4-2-3-1)

  • GK: ペーテル・グラチ
  • DF: アレックス・フリーマン、フアン・フォイス、ローガン・コスタ、セルジ・カルドナ
  • MF: サンティ・コメサーニャ、カルロス・マシア、アルベルト・モレイロ
  • FW: イリアス・アコマシュ、アヨセ・ペレス、タニ・オルワセイ

主な交代・変更:

  • 65分: タニ・オルワセイ OUT → ウィリアン・サリバ IN
  • 65分: カルロス・マシア OUT → パペ・ゲイエ IN
  • 65分: イリアス・アコマシュ OUT → ジョルジュ・ミカウタゼ IN
  • 75分: アヨセ・ペレス OUT → ジェラール・モレノ IN
  • 81分: アルベルト・モレイロ OUT → ニザル・エル・ジミリ IN

アウェイ: エルチェCF(4-3-3)

  • GK: マティアス・ディトゥーロ
  • DF: ブバ、ビクトル・チュスト、モルシージョ、ロバート・レヴィヴォ
  • MF: マルク・アグアード、ゴンサロ・ビジャール、トマ・ルマル
  • FW: セペダ、アブドン・オソリオ、ヘルマン・バレラ

主な交代・変更:

  • 28分: マルク・アグアード OUT → ニコラス・レドンドIN(マルク・アグアードが右足首を強く捻挫して激痛に耐えかね涙を浮かべて負傷交代。センターバックのニコラス・レドンドが投入され、モルシージョが中盤ボランチへポジションを上げる緊急シフトを実施)
  • 65分: セペダ OUT → テテ・モレンテ IN
  • 65分: アブドン・オソリオ OUT → フェル・ニーニョ IN
  • 65分: ヘルマン・バレラ OUT → マルティム・ネト IN

戦術・采配のポイント

  • ビジャレアルCFの狙いと課題:イニゴ・ペレス監督は、ナポリ戦から先発を9人変更する大回転を敢行。来たるリヴァプール戦を見据えたターンオーバーでありながら、アルベルト・モレイロをトップ下に置き、両脇のイリアス・アコマシュとタニ・オルワセイ、最前線のアヨセ・ペレスが流動的にポジションを入れ替える流麗なアタックを展開した。初先発となった地元出身の若手カルロス・マシアも絶妙な配球でテンポを生み出し、前半は防戦一方に追い込む圧巻の出来を見せた。しかし、最大の課題となったのが「決定力不足」だ。押し込みながらも得点が生まれない時間が続いたことで、後半に入るとチーム全体に「焦りとストレス」が蔓延。アタックが単調になり、スペースを消した相手のブロックを崩しきれなくなった。65分にはウィリアン・サリバ、パペ・ゲイエ、ジョルジュ・ミカウタゼを同時投入し、さらにジェラール・モレノを送り込んで攻撃の枚数を増やしたものの、焦燥感からバイタルエリアでの精密さを欠き、最後までこじ開けることができなかった。
  • エルチェCFの狙いと課題:マルティン・アンセルミ監督率いるエルチェは、前半こそビジャレアルの猛烈なプレッシングとスピードに圧迫され自陣に釘付けとなったが、守護神マティアス・ディトゥーロの神がかり的なセービングと土壇場でのシュートブロックで耐え凌いだ。前半28分に中盤の要であるマルク・アグアードが負傷離脱するアクシデントに見舞われたが、ベンチのニコラス・レドンドを投入してモルシージョを中盤へ押し上げる柔軟な戦術修正で穴を埋めた。後半は守備陣形をコンパクトな「6-3-1」へ可変させて中央のスペースを消し去り、ビジャレアルのインサイドでの連携を分断。トマ・ルマルのミドルシュートやセットプレーから脅威を与え、アウェイで貴重な勝ち点1を獲得する実り多き戦術遂行力を見せた。

現地メディアの選手採点・評価比較

現地各紙の報道を集約すると、この試合で最も高い評価を獲得したのはエルチェの守護神マティアス・ディトゥーロと、ビジャレアルの攻撃を牽引したアルベルト・モレイロの2人である。

  • SPORT:ビジャレアルのアタックを絶え間なくリードしたアルベルト・モレイロを試合の「MVP」に選出し、その傑出したゲームメイクと突破力を絶賛した。同時に、決定機をことごとく阻止したエルチェのGKマティアス・ディトゥーロに対して「奇跡的なビッグセーブを連発し、勝ち点1をもたらした絶対的守護神」として最高級の採点を与えている。
  • MARCA:2試合連続でクリーンシートを達成したエルチェの守備組織とディトゥーロの活躍を称賛する一方で、ビジャレアルに対しては厳しい視線を向けた。「シュート20本を放ちながら1点も奪えない深刻な決定力不足」を強く糾弾し、攻撃陣の勝負弱さを酷評。守備で安定感を見せたビジャレアルのDFローガン・コスタの踏ん張りには一定の評価を与えつつも、勝ち点を落としたチームの効率性の悪さを際立たせた。
  • Mundo Deportivo:アルベルト・モレイロとアヨセ・ペレスが見せた前半の圧倒的なコンビネーションを高く評価した。しかし、決定機を活かせなかったビジャレアルの焦りと、マルティン・アンセルミ監督が施した組織的な堅守ブロックの完成度を対比させ、引き分けという結果がエルチェの粘り勝ちであることを論理的に解説した。
  • El Desmarque:初先発を果たしたビジャレアルの若手カルロス・マシアの技術的なクオリティの高さを称えた。一方で、チーム全体が後半に見せたエネルギーと精度の顕著な低下を冷徹に指摘している。
  • Radio MARCA(パブロ・ゴンサレス・フエルテス):59分のVARによるPK取り消し判定について、元審判の立場から分析を展開。「VARが主審に提示した映像はベストなアングルではなく、ロバート・レヴィヴォのユニフォームが明らかに引っ張られて伸びている角度の映像を見せるべきだった」と述べ、判定プロセスの不備に疑問を呈した。

試合後の監督・選手コメント

ビジャレアルCF:イニゴ・ペレス監督「前半の内容は極めて素晴らしく、本来であれば大差をつけてハーフタイムを迎えるべき試合だった。大きくリードして勝利すべき展開でありながら引き分けたことに、強いフラストレーションを感じている。後半はゴールが生まれないことへの焦りとストレスが生じ、攻撃の精度が落ちて相手にカウンターの機会を与えてしまった。この得点力不足という統計を変えなければならない。しかし、我がチームのFW陣はトップクラスの選手たちであり、必ずゴールを決めてくれると全幅の信頼を置いている。ナポリ戦から9人を変更したが、どの選手が出てもチームのクオリティに差はないと考えている。次戦のチャンピオンズリーグ・リヴァプール戦で、幼少期からの友人であるアンドニ・イラオラ監督と対戦できることは非常に感慨深く、楽しみにしている」

ビジャレアルCF:ローガン・コスタ(DF)「勝ち点1という結果には悔しさが残り、少し悲しい気持ちだ。上位を目指すクラブとして勝たなければならない試合だった。しかし、無失点で抑えたことはポジティブであり、このベースから改善を図っていきたい。個人としては90分間プレーできたことが嬉しい。火曜日に控えるアンフィールドでのリヴァプール戦に向けて恐れは一切ない。どこのスタジアムでもピッチは同じであり、我々はあらゆる強豪と渡り合えるはずだ」

エルチェCF:マルティン・アンセルミ監督「欧州最高峰の舞台で戦う非常に高いレベルのビジャレアルを相手に、極めて価値のある引き分けを手にした。選手たちが試合の局面をスマートに解釈し、賢く戦ってくれた。前半はハイプレスで立ち向かったが相手のクオリティに手を焼いたため、後半はコンパクトに陣形を閉じ、スペースを与えない戦い方に切り替えた。選手たちの献身的な走りと努力を誇りに思う。守護神のマティアス・ディトゥーロが厳しい時期を乗り越え、2試合連続無失点でチームを救ってくれたことが本当に嬉しい。彼のハードワークが報われた。取り消されたPKの判定についてはVARのプロトコルに詳しくないが、接触自体は存在した。しかし審判の判断を受け入れる」

エルチェCF:マティアス・ディトゥーロ(GK)「バルセロナ、レアル・ソシエダ、レアル・マドリードと対戦した開幕当初の厳しい時期を経て、チームは今、守備面で大きなソリッドさを手に入れている。このセラミカという難しいスタジアムで掴んだ無失点と勝ち点1は、今後の戦いに向けて非常に大きな価値を持つ」


今節は得点こそ生まれなかったものの、両監督の戦術的意図とピッチ上の執念がぶつかり合う見ごたえある一戦となりました。ビジャレアルが次節のヴァレンシアやミッドウィークのアンフィールド遠征でどのように攻撃陣の調子を取り戻すのか、またエルチェがこの堅守を糧に降格圏脱出へ向けて勢いを加速させられるのか、両チームの今後の戦いぶりに注目です。

ビジャレアルCF 対 エルチェCF の背景データ

順位

順位クラブ試合勝分負得失差点直近
9 ビジャレアルCF 11 3 3 5 15 15 0 12 LWDLW
17 エルチェCF 11 2 4 5 14 18 -4 10 LWDDW
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