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ラ・リーガ / 第6節 / マルティネス・バレロ / U-NEXT・DAZN / 2026年9月16日(水)

エルチェCF 対 レアル・マドリード

エルチェCF 2-3 レアル・マドリード

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試合サマリーと得点経過

試合日時: 2026年9月15日開催スタジアム: エスタディオ・マヌエル・マルティネス・バレロ最終スコア: エルチェCF 2 - 3 レアル・マドリード(前半 0 - 2 / 後半 2 - 1)得点者:

  • 25分: マティアス・ディトゥーロ(オウンゴール / レアル・マドリード)
  • 33分: キリアン・エムバペ(レアル・マドリード)
  • 71分: アビエル・オソリオ(エルチェCF)
  • 83分: フェル・ニーニョ(エルチェCF)
  • 91分: カルロス・エスピ(レアル・マドリード)

ミッドウィークのラ・リーガ第6節、アウェイに乗り込んだレアル・マドリードは、前半に主導権を握り2点リードで折り返したものの、後半に猛追を見せたエルチェCFに追いつかれる怒涛の展開となった。しかし最後はアディショナルタイムに途中出場のスーパーサブが劇的な勝ち越しゴールを奪い、敵地で勝ち点3を力ずくで捥ぎ取った。

立ち上がりからハイラインを敷いて果敢に挑むエルチェに対し、レアル・マドリードはトップ下に抜擢されたアルダ・ギュレルの冴え渡る配球とヤン・ディオマンデのスピードで相手守備の背後を脅かす。前半25分にセットプレーから先制すると、33分には素早いトランジションから追加点を奪い、試合を一方的な展開に持ち込むかに見えた。しかし後半に入るとレアル・マドリードが急速に強度を落として「中だるみ」に陥り、満員のマルティネス・バレロの歓声を背に受けたエルチェが反撃を開始。激しいプレッシングと力強いサイドアタックで一気に勢いづくと、12分間で2ゴールを奪って試合を振り出しに戻した。熱狂が頂点に達したスタジアムだったが、土壇場で地力を発揮した王者がアディショナルタイムに電光石火のカウンターを完結させ、劇的な幕切れとなった。

【各得点シーンの詳細】

  • 0-1(25分:レアル・マドリード)

[起点]ペナルティエリア右角付近でフェデリコ・バルベルデが強引に仕掛け、ゴンサロ・ビジャールのファウルを誘ってフリーキックを獲得。[経由]キッカーを務めたアルダ・ギュレルが左足を振り抜き、絶妙なカーブを描いたシュートを直接狙う。[仕上げ]鋭く曲がり落ちたボールはニアサイドのポスト内側に直撃し、そのままゴールライン上を転がった後、反応して手を伸ばしたGKマティアス・ディトゥーロの手に当たってゴールネットへ吸い込まれた。

  • 0-2(33分:レアル・マドリード)

[起点]自陣中央でボールを回収したフェデリコ・バルベルデが、前方の広大なスペースへラインを破る精密なロングスルーパスを供給。[経由]爆発的な加速で右サイドを抜け出したヤン・ディオマンデが相手ディフェンダーを置き去りにし、グラウンダーの鋭いクロスをゴール前へ供給。[仕上げ]中央へ走り込んだキリアン・エムバペが右足ダイレクトで正確に合わせ、GKの逆を突いてゴール左隅へ流し込んだ。

  • 1-2(71分:エルチェCF)

[起点]途中出場のルカス・セペダが左サイド中央でボールを受けると、巧みなフェイントで対峙するトレント・アレクサンダー=アーノルドを揺さぶり縦へ突破。[経由]セペダが深くまで侵入し、ペナルティエリア中央へふんわりとした精度の高いクロスを上げる。[仕上げ]エリア内で待っていたアビエル・オソリオが、競り合うディーン・ハイセンとマルク・ククレジャの上を行くNBA選手さながらの圧倒的なジャンプ力で打点の高いヘディングを放ち、GKティボー・クルトゥワの手を弾いてゴール右へ叩き込んだ。

  • 2-2(83分:エルチェCF)

[起点]レアル・マドリードのマルク・ククレジャが自陣左サイドでのビルドアップ時に不注意なパスミスを犯し、相手にボールを献上。[経由]エルチェのトマ・レマルがこぼれ球を拾って素早く右サイドへ展開し、ペナルティエリア内に侵入したフェル・ニーニョへラストパスを通す。[仕上げ]ペナルティエリア右寄りでフリーとなったフェル・ニーニョが、寄せてくるフェデリコ・バルベルデを冷静にかわしながら右足で鋭い対角線シュートを放ち、クルトゥワの伸ばした手をすり抜けてゴール左下に突き刺した。

  • 2-3(91分:レアル・マドリード)

[起点]同点に追いつかれた直後、敵陣左サイドでボールを持ったジュード・ベリンガムが巧みな足技で相手マーカーを振り切り、前方のスペースへスルーパスを通す。[経由]パスに反応してペナルティエリア左奥へ侵入したキリアン・エムバペが飛び出すGKマティアス・ディトゥーロを引きつけ、冷静に中央へ「死のパス(折り返し)」を送る。[仕上げ]交代出場直後からゴール前へ猛ダッシュしていたカルロス・エスピが、無人のゴールへ右足で静かに押し込み、土壇場で劇的な勝ち越しゴールを記録した。


両チームのスタメンと交代

ホーム: エルチェCF(4-2-3-1)

  • GK: マティアス・ディトゥーロ
  • DF: ブバ・サンガレ、ビクトル・チュスト、フェデリコ・レドンド、ロイ・レビボ
  • MF: ヘルマン・バレラ、マルク・アグアド、ゴンサロ・ビジャール、マルティム・ネト、テテ・モレンテ
  • FW: アビエル・オソリオ

交代・カード等:

  • 57分: OUT マルク・アグアド ➔ IN ルカス・セペダ
  • 57分: OUT ヘルマン・バレラ ➔ IN トマ・レマル
  • 67分: OUT ブバ・サンガレ ➔ IN ルベン・サンチェス
  • 67分: OUT マルティム・ネト ➔ IN フェル・ニーニョ
  • 79分: OUT テテ・モレンテ ➔ IN ホサン
  • 警告: マルク・アグアド(31分)、ルカス・セペダ(78分)、ホサン(90分+3)、ゴンサロ・ビジャール(90分+4)

アウェイ: レアル・マドリード(4-2-3-1)

  • GK: ティボー・クルトゥワ
  • DF: トレント・アレクサンダー=アーノルド、イブラヒマ・コナテ、ディーン・ハイセン、マルク・ククレジャ
  • MF: オーレリアン・チュアメニ、フェデリコ・バルベルデ、アルダ・ギュレル
  • FW: ヤン・ディオマンデ、ヴィニシウス・ジュニオール、キリアン・エムバペ

交代・カード等:

  • 67分: OUT アルダ・ギュレル ➔ IN ジュード・ベリンガム
  • 67分: OUT ヴィニシウス・ジュニオール ➔ IN ブラヒム・ディアス
  • 86分: OUT オーレリアン・チュアメニ ➔ IN カルロス・エスピ
  • 86分: OUT トレント・アレクサンダー=アーノルド ➔ IN エンドリッキ
  • 91分: OUT ヤン・ディオマンデ ➔ IN デンゼル・ダンフリース
  • 警告: ヤン・ディオマンデ(4分)、イブラヒマ・コナテ(73分)

戦術・采配のポイント

マルティン・アンセルミ監督率いるエルチェは、格上レアル・マドリードに対して自陣に引きこもるのではなく、コンパクトなブロックと高いDFラインを保ち、果敢にボールを保持・前進させる強気の戦術を採った。前線のアビエル・オソリオが驚異的な運動量とフィジカルでハイプレスを牽引し、イブラヒマ・コナテやディーン・ハイセンといった相手CB陣に絶え間なく圧力をかけた。課題は、高いDFラインの裏に広大なスペースを打ち消すスピードとカバーリングが不足していた点であり、前半はその穴を狙われて決定的なピンチを連発した。

一方、ジョゼ・モウリーニョ監督のレアル・マドリードは、怪我から復帰したオーレリアン・チュアメニを初先発させてフェデリコ・バルベルデとダブルピボットを形成。トップ下にアルダ・ギュレルを配置し、右にヤン・ディオマンデ、左にヴィニシウス・ジュニオール、前線にキリアン・エムバペを並べる流動的な4-2-3-1を採用した。前半はアルダ・ギュレルが自慢の「間(タメ)」を作って攻撃にリズムを生み出し、速攻とポゼッションを巧みに織り交ぜて2点リードを奪った。しかし、試合をコントロールしきれずに相手の反撃を許す緩慢さは深刻な課題として浮き彫りとなった。

両監督の采配が試合の波を激しく変化させた。エルチェのアンセルミ監督は57分にルカス・セペダとトマ・レマル、67分にはフェル・ニーニョを投入し、アグレッシブな2トップ(オソリオ&フェル・ニーニョ)へと変更。セペダのアシストによる1点目、そして前線に人数をかけた展開からの同点弾を導き出し、見事に采配を的中させた。

対するモウリーニョ監督は、運動量が落ちてコントロールを失いかけた67分にジュード・ベリンガムとブラヒム・ディアスを投入して中盤の安定を図ったが、チームの沈下を止められず2-2の同点に追いつかれた。絶体絶命の窮地に陥ったポルトガル人指揮官は86分、チュアメニとアレクサンダー=アーノルドに代えてカルロス・エスピとエンドリッキという2人のFWを同時投入。ブラヒム・ディアスを右サイドバックに回し、前線に5人の攻撃的選手を並べる捨て身の超攻撃的システムへ切り替えた。このリスクを冒した采配が、最終盤にエリア内で数的優位を作り出し、カルロス・エスピの決勝ゴールを生む結果となった。


現地メディアの選手採点・評価比較

スペイン現地各紙(MARCA, AS, SPORT, Mundo Deportivo,El Desmarque)の採点を集約すると、明暗が非常にはっきりと分かれる結果となった。複数メディアで特筆された主力選手たちの評価は以下の通りである。

【アルダ・ギュレル】

  • MARCA: 7.0 / 10
  • El Desmarque: 7.0 / 10
  • AS / SPORT: 高評価(チームの最優秀選手の一人)トップ下で先発したトルコの才能に対し、現地メディアは絶賛の嵐となった。MARCAは「チームに魔法と流動性をもたらすエメラルドのような存在」と評し、先制点となったFKや決定機を創出し続けたアイデアを絶賛。COPEやCadena SERのラジオ解説でも「キリアン・エムバペを除けば現在チームで最も影響力のある攻撃手」と称えられた。後半の体力低下と交代後にチームが崩壊した点も、彼の重要性を際立たせた。

【ヤン・ディオマンデ】

  • El Desmarque: 7.5 / 10
  • MARCA: 7.0 / 10
  • SPORT: 7.0 / 10初先発でキリアン・エムバペのゴールをアシストした若きウイングには好意的な評価が集まった。El Desmarqueは「希望を感じさせるパフォーマンス」と称え、右サイドでの破壊的なスピードと縦への突破力を高く評価。早々の黄色カードを受けながらも粘り強い守備対応を見せた賢さも称賛された。

【カルロス・エスピ】

  • MARCA: 9.0 / 10
  • El Desmarque: 7.0 / 10
  • AS: 採点上位(救世主)わずか数分の出場で再びチームを救う劇的ゴールを挙げた「救世主」に最高級の採点が与えられた。SPORTは「ジョゼ・モウリーニョの命の恩人」と見出しを打ち、出番が限定されながらも圧倒的な勝負強さとポジショニングの良さを発揮するストライカーとしての嗅覚を各紙が大絶賛した。

【キリアン・エムバペ】

  • MARCA: 9.0 / 10
  • El Desmarque: 6.5 / 10
  • SPORT / Mundo Deportivo: 7.0 / 10 1ゴール1アシストを記録し、攻撃を牽引したエースには概ね高い評価が与えられた。特に決勝点のシーンで見せた自徳を捨てた横パス(「死のパス」)に対し、MARCAやASは「苦しい時間帯にリーダーとしての真価を発揮した」と称賛した。

【ヴィニシウス・ジュニオール】

  • El Desmarque: 1.0 / 10
  • Sofascore(採点データ): 5.8 / 10(両チーム最低点)
  • MARCA / AS / SPORT: 厳しい落第点(不合格)一方で、ブラジル代表ウイングに対しては現地メディアから一斉に苛烈な批判が浴びせられた。El Desmarqueは「今キャリアで最悪の不振」と一蹴し、1点リードの場面で決めるべき決定機を何度も外した点や、相手サポーターとの不必要な対立、交代時の不満気な態度を痛烈に批判。SPORTも「ゴール前での精度が皆無でチームの足を引っ張った」と酷評した。

【マルク・ククレジャ】

  • MARCA: 4.0 / 10
  • El Desmarque: 4.0 / 10
  • SPORT: 4.0 / 10左サイドバックとして先発したククレジャもメディアの集中砲火を浴びた。前半の積極的な上がりに一定の評価はあったものの、2-2の同点弾に繋がった致命的なパスミスと、1-2の場面でクロスを簡単に上げさせた守備の甘さが命取りとなり、各紙で敗戦級の低採点をつけられた。

【アビエル・オソリオ(エルチェCF)】

  • Mundo Deportivo / SPORT / MARCA: エルチェ最高点(8.0 / 10相当)エルチェの「戦車」は絶賛された。圧倒的な走行距離(12.24km)と強烈なエアバトルで相手CB陣を恐怖に陥れ、NBA級のジャンプから決めた頭でのゴールを含め、現地紙は「敗戦の中で輝いた最高の競合者」と賞賛した。

試合後の監督・選手コメント

ジョゼ・モウリーニョ監督(レアル・マドリード)「勝点3を得た、それだけだ。前半が終わった時点では、後半に3点、4点、あるいは5点取れるような感覚があった。しかし我々は強度を落とし、相手にスペースを与えすぎてしまった。ジュードとブラヒムを投入して中盤のコントロールを取り戻そうとしたが、直後に2-1とされ、満員のスタジアムと素晴らしい雰囲気が『死んでいた』ように見えた相手を蘇らせてしまった。我々には勝ち切るチャンスが3回、4回、5回とあったのにそれを逃し、イージーな展開から自ら命取りになるような難局を作り出してしまう明らかな問題がある。最後は同点では意味がないため、すべてのリスクを冒して攻撃に出て強い反発力で勝ち越しゴールを奪えた。勝利という結果には満足しているし選手たちを称えたいが、試合を早期に終わらせ(殺し)ない姿勢については厳しく改善しなければならない」

マルティン・アンセルミ監督(エルチェCF)「怒りと誇りが入り混じった感情だ。もし私が今日エルチェのファンであれば、胸を張って、誇りを持って家に帰るだろう。我々の選手たちがピッチ上でどのようにエルチェを代表して戦ったか、その姿を見れば誇りを感じざるを得ない。2点差から追いつき、レアル・マドリードのような巨人を相手に最後まで追い詰めた。我々はビルバオに続いて成熟した素晴らしい競合力を示している。最後の土壇場で勝ち点を逃したこと、同点に追いついた後に試合を上手く締めくくれなかった点については学び、改善しなければならないが、我々がどのような強豪とも互角に戦えるというパフォーマンスを見せられた。このパフォーマンスを続けていれば、結果と勝ち点は必ず後からついてくるはずだ」

アビエル・オソリオ選手(エルチェCF)「ピッチ上で見ていただいた通り、僕たちはすべてを出し切った。0-2で迎えたハーフタイムのロッカールームでは『僕たちにはもっとできる、ひっくり返せる』とお互いを鼓舞し合っていた。僕たちはカテゴリーにふさわしい価値ある選手たちだし、実際に後半はレアル・マドリードと対等以上に渡り合い、時間帯によっては彼らを上回っていたと思う。移籍後初ゴールを決めることができて個人としては非常に嬉しいけれど、最後に勝ち点がすり抜けてしまったことは本当に悔しい。この悔しさを胸に、次のエスパニョール戦では必ず勝ち点3を掴み取りたい」

エルチェCF 対 レアル・マドリード の背景データ

順位

順位クラブ試合勝分負得失差点直近
3 レアル・マドリード 11 9 0 2 28 10 +18 27 WWWWL
17 エルチェCF 11 2 4 5 14 18 -4 10 LWDDW
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