ガルシア・プラサ監督の動向
セルヒオ・ラモスのサンチェス・ピスフアン帰還が除外された後、ルイス・ガルシア・プラサが新プロジェクトのリーダーとして来季も監督を続投することが静かに、しかし正式に確認されました。彼は休暇中でありながらセビージャでの職務から離れることなく、ホセ・イグナシオ・ナバーロと常に連絡を取り合い、移籍市場での放出や獲得に関して決定権を持つなど、来季のチーム編成に尽力しています。
プレシーズン開始まで3週間を切る中、ガルシア・プラサ監督はアリカンテ県ビジャホヨサにあるセビージャのペーニャ「ペーニャ・セビジスタ・デル・メディテラネオ・ルイス・カストロ」を訪問し、ファンとの絆を深めました。ビジャホヨサは、彼がプロ監督としてのキャリアをセグンダBでスタートさせ、その後ビジャレアルBなどを経てトップカテゴリーへと飛躍していくきっかけとなった原点の地です。
この訪問を受け、同ペーニャは公式Facebookで感謝の意を表明し、『今日、私たちは非常に特別で感情的な瞬間を経験しました。セビージャFCの現監督であり、ビジャホヨサで非常に愛されているルイス・ガルシア・プラサの訪問を受ける特権を得ました。彼はここでプロの監督としてセグンダBで第一歩を踏み出し、私たちの記憶に永遠に残るシーズンを過ごしました。時間が経ち、再び道が交差したことは素晴らしいことです。私たちがどのようにシーズンを終えたかを直接感謝することができ、最高でした。謙虚に私たちと時間を共有してくれたルイスに心から感謝します。ルイス、私たちのペーニャの扉はいつもあなたのために開かれています。ここはあなたの家です』と綴っています。(via Estadio Deportivo)
守備陣の大規模な再編
ホセ・イグナシオ・ナバーロとガルシア・プラサ監督の主導のもと、ディフェンスライン、特にセンターバックの大規模な人員整理が計画されています。すでにフアン・イグレシアスとジョン・グリディの獲得が確定しており、アントニオ・コルドンがフリーで確保したアルナ・サンガンテの公式発表も控えています。このうちイグレシアスとサンガンテの2人が守備の補強となります。
センターバックの放出候補として名前が挙がっているのは、マルカオ、フェデリコ・ガットーニ、ファビオ・カルドーソ、タンギ・ニアンズの4選手です。彼らを放出し、新たに2人のセンターバックを迎える構想となっています。なお、セサル・アスピリクエタの現役引退とグデリの契約解除はすでに公式発表されているため、今回の整理の数には含まれません。ガルシア・プラサ監督が残留を望んでいるのはキケ・サラスとアンドレス・カストリンですが、彼らにもオファーが届くことは確実視されています。
放出候補の事情はそれぞれ複雑です。ニアンズは契約を1年残していますが、高額な給与を1ユーロたりとも譲らない姿勢を見せているため、他クラブへの移籍や契約解除の交渉は難航が予想されます。彼の姿勢が変わらない限り、この問題は夏中長引く可能性があります。彼はガルシア・プラサ監督の初陣となったオビエド戦で出場機会を得ましたが、退場処分を受けてチームに高い代償を払わせ、それ以降は構想外となっています。
ガットーニは12月にリーベル・プレートへのレンタルから復帰したものの、監督の構想外です。ただし、ニアンズよりは給与が低いため、適当なオファーがなければ契約解除の交渉は比較的容易と見られています。昨夏フリーで加入したカルドーソは、クラブから構想外を伝えられれば問題を起こさないと周囲は保証していますが、現時点ではまだクラブから直接の通知は受けていません。
2028年まで契約を残すマルカオは、ガルシア・プラサ指揮下の9試合で負傷欠場していました。1年前に給与削減のために契約を延長した彼は、度重なる怪我による低パフォーマンスの「借りを返す」べく、状況を覆すことを強く望んでおり、退団を容易には受け入れない構えです。
サイドバックに関しては、現時点で明確な構想外はいませんが、カルモナとフアンルに対する他クラブからの関心が続いており、オファーを聞く方針です。昨季ブレイクしたオソも注目を集めています。スアソは残留がほぼ保証されている状況です。右サイドバックの補強としてフアン・イグレシアスが2030年までの契約で加入しましたが、サイドの補強は彼だけにとどまらない可能性があります。(via Estadio Deportivo)
フアン・イグレシアスの加入インタビュー
ヘタフェとの契約を満了し、フリーでセビージャに2030年までの契約で加入した右サイドバックのフアン・イグレシアスが、加入後初のインタビューに応じました。
セビージャ到着の喜びについて彼は、『早くここに来たくてとてもワクワクしていました。ここ数日は引っ越しの箱を動かすのに多くの時間を費やしていますが、早く終わらせてここでの生活を楽しみたいです。南部に立ち寄ったことはありましたが、この街に来たのは初めてです。今の私の状態を定義する言葉は「ワクワク」です。早くトレーニングや競争を始め、ユニフォームを着て、希望に満ちたシーズンを過ごしたいです』と語りました。
自身についてどう定義するかという質問には、『大人で成熟した人間です。ラ・リーガで苦労して漕ぎ着けた経験があります。それが今、セビージャというこれまでとは全く規模の違うクラブにいるという報酬に繋がりました。早く始めたいです』と説明しています。
また、元同僚で友人であるダビド・ソリアからのアドバイスも明かしました。『ダビド・ソリアという元チームメイトであり友人がいることは幸運です。セビージャのクラブや街について彼以上にアドバイスをくれる人はいません。できるだけ早く適応できるように助けてくれたことに、すでに千回感謝しています。何か必要なことがあればいつでも連絡するように言ってくれました。彼は私に、謙虚さを忘れず、ヘタフェで彼と一緒に見せていたものと変わらないようにアドバイスしてくれました。私がここにいることを彼もとても喜んで誇りに思ってくれています』。
プロサッカー界での苦労については、『バジャドリードでプロサッカーに手が届きそうだと思った時、クラブに11年いた後で非常に困難な時期を迎えました。サッカーはジェットコースターのようなもので、上にいると思ったら翌日には下にいることもあります。厳しい道のりでしたが、だからこそ今の満足感は大きいです。私は今が最高の状態だと思いますが、これが最後ではないと信じています。ラ・リーガでの経験を活かし、ここにいる人たちやこれから来る人たちとそれを共有する時です』と振り返りました。
セビージャを選んだ理由については、『信じられないほどの歴史を持つクラブだと知っています。セビージャからコンタクトがあった時、常に私の最優先事項でした。ようやくここにいると言えます。情熱的な歴史と街を持つ巨大なクラブです』とし、チームに『エネルギー、そして経験』をもたらしたいと意気込みました。
ガルシア・プラサ監督については、『まだ一緒になったことはありませんが、対戦したことはあるので彼が何を求めているかは分かっていますし、私がそれを提供できることも知っています。一緒に働き始めるのが楽しみです。プレシーズンが始まったら、彼が私に何を求め、どこでプレーしてほしいかについて話し合う約束をしています。求められればどのポジションでも、すべてのエネルギーと情熱を持ってプレーする準備があります』と忠誠を誓いました。
ポジションの汎用性については、『右サイドバックが好きですが、適応します。昨季は守備陣の全てのポジションやウイングでもプレーしました。監督の要求に適応し、どのポジションでも同じようにこなすことが重要だと、若手にも常に言っています』とアピールしています。
ダニ・アウベスやヘスス・ナバスといった偉大な選手がいたポジションを務めることには、『ハードルは非常に高いです。彼らのような偉大な選手がいたポジションにいられることは幸運であり、この機会を活かしたいです。いつの日か、彼らのようにここで歴史を作りたいです』と意欲を見せました。また、目標とする選手としてガレス・ベイルを挙げ、『彼のフィジカル的な特徴に惹かれ、昔からずっと好きな選手でした』と語りました。
サンチェス・ピスフアンの威圧感については、『アウェイで来る時は、息が詰まるような信じられないほどのサッカーの雰囲気があるので、最初の15分を何も起こさずにやり過ごすように言われます。これからは味方としてその威圧感を相手に与え、相手が少し気を取られた状態で試合に入るようにする幸運を持っています。誰も対戦したくないような、タフで厄介なチームになるというDNAを初日から作り上げる必要があります。ロッカールームとファンの強い団結が鍵です。経験上、ロッカールームの団結は多くの困難な状況を乗り越える力になります』と語り、勝ち続けるメンタリティの重要性を強調しました。(via ElDesmarque)
ペケの去就問題
ペケ・フェルナンデスは、ガルシア・プラサ監督の就任時に負傷していた影響もあり、最初のトレーニングに参加できず出遅れました。復帰後も出場機会に恵まれず、最終節までに4試合でわずか43分の出場にとどまり、最終節でようやく64分間のスタメン出場を果たしました。
この出場機会の少なさから退団の噂が浮上していましたが、ガルシア・プラサ監督は中盤での彼の貢献を確信しており、マヌ・ブエノとともに来季の自身のプロジェクトに含める意向をクラブに伝えました。監督は彼が新しいセビージャで有用であると信じています。
しかし、この監督の決断はペケのセビージャ残留を完全に保証するものではありません。クラブは経済的事情を緩和するために資金を必要としており、魅力的なオファーが届けば放出を検討する可能性も残されています。選手の意向も最終的な判断に大きく影響します。
この状況の中、ラシン・サンタンデールのマノロ・イゲラ会長が買い戻しに興味を示しており、『月曜日にホセ・アルベルト監督と私がペケと話しました。彼は私たちの仲間ですが、セビージャに400万ユーロで売却しました。もちろん、今彼をタダでくれるわけではありません。本当に複雑です』と交渉の難しさを認める発言をしています。
ガルシア・プラサ監督が彼を戦力としてカウントしているため、レンタル移籍の可能性は完全に消滅しています。セビージャは放出に応じる場合、少なくとも投資額である契約解除金の400万ユーロの回収を最低条件としています。しかし、この金額は昇格組のラシンや他の彼を追跡しているクラブには手が出せない額となっています。
また、ペケのパートナーがSNS上でエル・サルディネロ(ラシンの本拠地)への帰還を求めるファンの投稿に「いいね」をして騒動になりましたが、現状では移籍市場の終盤に向けて状況が変わらない限り、セビージャに残留する可能性の方が高いと見られています。(via Estadio Deportivo)
下部組織の動向
セビージャ・アトレティコとCチームの降格という苦い結果を受け、下部組織の再編が進行中です。セビージャ・アトレティコの新監督にはディエゴ・ガリアーノが就任し、プリメーラRFEFへの復帰を目指すことになりました。
選手の動きとしては、イスラ・ドミンゲスが3年半在籍したセビージャを離れ、古巣のアンテケーラへ2年契約で復帰することが公式に決定しました。彼は22/23シーズンの冬に12,000ユーロの契約解除金で加入していました。アンテケーラは公式声明で『彼のクラブへの復帰により、この新しい白と緑のウインガーは攻撃エリアにスピード、パワー、そして不均衡をもたらすでしょう。アンテケーラCFは彼の帰還を喜び、私たちのシャツを守るこの新しいステージでの多くの成功を祈っています』と歓迎しています。
イスラ・ドミンゲスはトップチームにおいて、コパ・デル・レイ1回戦のラス・ロサス戦でデビューし、ラ・リーガのレアル・ソシエダ戦でも17分間出場を果たしました。しかし、練習中の肩の脱臼による手術や、その後の2度の半月板の負傷などでセビージャ加入後計4回の手術を経験し、怪我に泣かされる日々となりました。セビージャ・アトレティコでは通算73試合に出場し、8ゴール4アシストを記録しました。23歳の彼は契約を1年残していましたが、地元での再出発を選びました。
また、カデテ時代からセビージャで育った21歳の左サイドバック、ダビド・ロペスはエルクレスと契約合意に至りました。昨季はセビージャ・アトレティコで25試合に出場していました。
さらに、セビージャ・アトレティコで6月に契約満了となる4選手の去就も注目されています。ミッドフィールダーのパブロ・リベラとルロ・ダシルバ、センターバックのセルヒオ・マルティネス、そして1月に半年契約でギリシャのアリス・テッサロニキとマルベジャを経て復帰していた右サイドバックのバレンティノ・ファットーレです。彼らがどうなるかはまだ未定です。
一方で新たな才能の獲得も進んでおり、エスパニョールのカデテDHで28試合15ゴールを挙げカタルーニャの得点王に輝いた2010年生まれのストライカー、マックス・エスパニョルの獲得が明らかになっています。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ガルシア・プラサ監督はオフ中も来季のチーム編成に注力しており、守備陣の大規模な人員整理や新戦力の獲得が進んでいます。新加入のフアン・イグレシアスが熱い意気込みを語る一方、ペケの去就や下部組織の再編など、クラブ全体で来季に向けた激しい動きが続いています。