フリオ・ディアスの権利50%獲得

アトレティコ・マドリードからフリオ・ディアスを獲得することが決定した。移籍金は固定の約100万ユーロにボーナスを加えた総額約150万ユーロとなり、選手保有権の50%を取得する形となる。契約期間は4年間。当初、同選手は100万ユーロでレバンテへの移籍が合意に達していたが、セビージャの介入により選手自らが交渉をストップさせた。これに激怒したレバンテは交渉を完全に打ち切り、代わりにマヌ・サンチェスをセルタからレンタルで獲得している。フリオ・ディアスは火曜日にセビージャに到着してメディカルチェックを受け、木曜日からのオランダでのプレシーズンキャンプに合流する予定だ。同選手は怪我のリスクを避けるために月曜日のアトレティコの練習を欠席しており、代わりにアルナウ・ソラがアトレティコの練習に参加した。昨季はディエゴ・シメオネ監督のもとトップチームで4試合(311分)に出場し、アトレティコBでも26試合で4アシストを記録した有望株であり、ガブリエル・スアソと激しいポジション争いを繰り広げることになる。(via MARCA)

難航するストライカー補強

アコル・アダムスのヴェネツィア売却に伴い、前線の補強が急務となっている。ルイス・ガルシア・プラサ監督はスタメン用とバックアッパー用の2名のフォワードを要求しており、ラ・リーガでのプレー経験を求めている。当初ターゲットとしていたフェデ・ビニャス(レオン)については、クラブ側が1350万ドル(約1180万ユーロ)という高額な移籍金を要求したため獲得を断念した。現在はアルゼンチンのティグレでプレーする23歳のダビド・ロメロ(身長179cm)に関心を寄せており、パルマと争奪戦を繰り広げている。同選手は今年だけで19試合に出場し11ゴールを記録しており、市場価値は500万ユーロとされている。EUパスポートは所持していないが、チームは現在ガブリエル・スアソの1枠しか外国人枠を使用していないため登録に問題はない。また、深刻な資金難からフリーエージェント市場も広く探索している。候補には、市場価値1500万ユーロで昨季ロリアンで16ゴールを挙げたもののトルコのAmed移籍が濃厚なバンバ・ディエング、カンファレンスリーグでベティスからゴールを奪うなど公式戦21ゴールを記録したアフィミコ・プルル、AZ時代には市場価値2000万ユーロを記録したものの近年は負傷に苦しみPSVを契約満了となったマイロン・ボアドゥ、アル・ガラファを契約満了となった36歳のホセル、昨季トゥールーズで17試合5ゴールを記録し市場価値300万ユーロのフランク・マグリといった名前がリストアップされている。(via Estadio Deportivo)

左SBオソの去就と練習復帰

左サイドバックのオソ(ホアキン・マルティネス・ガウナ)の去就が不透明な状況となっている。オリンピアコスへの移籍はマリナキス・グループからの提示額が800万ユーロにとどまり、クラブが要求する1000万ユーロプラスボーナスという条件に達しなかったため実現していない。フィオレンティーナやチェルシー・グループからの関心も囁かれているが、具体的な進展はない。契約は2027年6月までとなっているが実質残り1年であり、クラブからの契約延長オファーにも応じていない。最終的には契約解除金2000万ユーロの半額程度で退団すると見込まれている。なお、同選手はトロフェオ・プエルタス・デ・コルドバで受けた相手のヒジ打ちによる右大腿四頭筋の打撲のため親善試合を欠場したが、わずか12時間後にはグループ練習に復帰しており、木曜日からのオランダキャンプにも帯同する。(via Estadio Deportivo)

親善試合ADセウタ戦

エスタディオ・ヘスス・ナバスにて無観客で行われたADセウタとの親善試合は、ミゲル・シエラとペケのゴールにより2対1で勝利を収めた。ルイス・ガルシア・プラサ監督はオディッセアス、カルモナ、サンガンテ、フアン・イグレシアス、スアソ、アグメ、グリディ、ミゲル・シエラ、ペケ、マヌエル・アンヘル、イサク・ロメロをスタメン起用した。スアソのカットミスから失点こそ喫したものの、サンガンテを中心とした守備の安定感は増している。攻撃陣では、アグメのボール奪取を起点にマヌエル・アンヘルとグリディが繋ぎ、ペケが同点ゴールを記録。そして途中出場のジェスリーのクロスから、カンテラーノのミゲル・シエラがプレシーズン2点目となる見事な逆転ゴールを決めた。途中出場のニコ・ギジェンもゲームメイクで存在感を示している。試合後、ミゲル・シエラは『監督は僕を信頼してくれていて感謝している。とても調子がいいのでこのまま続けたい。前の選手にとって自信になるのはゴールだし、多ければ多いほどいい。クラブが与えてくれた機会だから、最後まで毎回の練習と試合で最大限に生かそうとしている』と力強く語った。(via ElDesmarque)

クラブ売却の頓挫とファンの怒り

セルヒオ・ラモスとFive Eleven Capitalへのクラブ売却交渉が破談となり、大きな波紋を呼んでいる。ファン団体であるフェデラシオン・デ・ペーニャスはこの状況に激怒し、経営陣がファンの抗議を恐れて親善試合を無観客開催にしたり、アントニオ・プエルタ杯を代表ウィークに開催したりしていると痛烈に批判した。彼らは『数日前に提示されたデューデリジェンスに署名し、全株式の緊急売却を実行してクラブを解放せよ』と強い口調で要求する声明を発表している。一方、クラブ売却が完了するまで辞任しない意向を示しているデル・ニド・カラスコ会長は、売却が成立した際に自身の給与(現在60万ユーロ)とは別に、売却額に応じたボーナス(最大300万ユーロ)を売り手側から受け取る契約を結んでいることが明らかになった。カロリーナ・アレスやフェルナンド・カリオンなど主要な理事が次々と辞任する中、会長は辞任への違約金もないまま批判の矢面に立ち続けている。(via Estadio Deportivo)

スカッドの整理と選手の現状

新シーズンに向けたスカッド整理も着々と進んでいる。ルイス・ガルシア・プラサ監督は左サイドバックのペドロサを構想外として完全にグループから外した。また、チデラ・エジュケも移籍交渉中のため親善試合のメンバーから外れている。ラファ・ミル、ジョアン・ジョルダン、フェデ・ガットーニ、ファビオ・カルドソといった面々も既に構想外の扱いとなっている。一方で明るいニュースもあり、プレシーズン序盤から負傷離脱していたマルカオがグループ練習に復帰し、アンドレス・カストリンやキケ・サラスと共に汗を流している。また、昨季の正GKであったエルヤン・ニーランは契約満了により退団し、自身のSNSで『美しいセビージャでの最後の日々。ここで作った思い出に永遠に感謝する。セビージャは私たち家族にとって常に家のような存在だ』と感謝の言葉を綴り、ファンへ別れを告げた。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

財政難の中でフリオ・ディアスの獲得をまとめた一方、ストライカー補強は資金面から難航中。クラブ売却問題でフロントとファンの対立が深まる中、ピッチ内では若手の躍動が光っている。