チームの現状とプレシーズンの歩み
⚽ セビージャのトップチームは、ポーランドでのKSクラコヴィアとの親善試合と月曜日の練習、そして火曜日の休養を経て、水曜日の朝にセビージャのシウダ・デポルティーバ・ホセ・ラモン・シスネロス・パラシオスで練習を再開しました。現在は木曜日に行われるコルドバCFとの親善試合に向けて準備を進めています。この第4回プエルタス・デ・コルドバ杯は、21時にエスタディオ・バーレーン・ビクトリアス・ヌエボ・アルカンヘルでキックオフされます。試合はクラブの公式プラットフォームであるSevilla FC+で中継され、ソシオやシーズンチケット保持者は無料で視聴可能です。それ以外の場合は月額1.99ユーロ、または年額19.99ユーロで視聴できます。
対戦相手のコルドバはイバン・アニア監督に率いられており、昨季はセグンダ・ディビシオンでプレーオフ進出を争ったものの終盤に失速したチームです。過去の対戦では、2023年7月の親善試合でラメラとイサック・ロメロのゴールによりセビージャが勝利し、公式戦では2021年12月のコパ・デル・レイで延長戦のオカンポスのゴールで勝利を収めています。
直近のセビージャのプレシーズンマッチでは、フベントゥド・デ・トレモリーノスにはミゲル・シエラのゴールで1-0と勝利したものの、日曜日のKSクラコヴィア戦では0-1で敗戦を喫しました。クラコヴィア戦ではポゼッションを支配し連携を見せた一方で、オフェンス面が非常に貧弱であり、縦への推進力とゴールへの嗅覚の欠如が懸念されています。明るい材料としては、カンテラーノのミゲル・シエラがサイドで最も活躍したことが挙げられます。なお、この試合の終盤は遅れ気味のタックルによる小競り合いが起きるなど荒れ模様となりました。今度のコルドバ戦は、ルイス・ガルシア・プラサ監督にとって戦術システムの落とし込みと出場時間の確保が目的となります。また、水曜日の練習にはカンテラーノのロシガとセルヒオ・マルティネスも参加しています。(via Estadio Deportivo)(via SPORT)(via MARCA)
負傷者および代表選手の合流状況
🏥 朗報として、アンドレス・カストリンが負傷から復帰しました。プレシーズン序盤のコンディション調整に影響を与えた恥骨炎を克服し、グループ練習に完全合流しており、コルドバ戦での起用が可能です。一方で、ガルシア・プラサ監督はアルフォン・ゴンサレスを引き続き起用することができません。右大腿四頭筋の筋断裂により約2ヶ月の離脱となり、リーグ開幕に間に合うのは非常に厳しい状況です。マルカオとフアンル・サンチェスもプレシーズン第1フェーズで負傷し現在もリハビリ中ですが、近いうちにグループに復帰する見込みです。
代表選手に関しては、スイス代表としてワールドカップに参加しベスト16でイングランドに敗退したルベン・バルガスとジブリル・ソウの2名が、8月の第2週までチームに合流しない予定です。(via Estadio Deportivo)(via MARCA)
ルイス・ガルシア・プラサ監督の言葉
🗣️ クラコヴィア戦後、ルイス・ガルシア・プラサ監督は出場時間の管理とスカッドの構築について以下のように語りました。
『一方の試合では各グループが45分間プレーし、もう一方の試合ではトップチームの選手たちが70から75分間に到達するというのが私の考えです。これが我々の辿るべきプロセスです。Bチームの選手たちをどの試合で起用するかはこれから決めますが、筋肉系の怪我のリスクがあるため、75分間プレーすべき選手たちをもう一方の試合にも出場させることはできません。引き続きトレーニングを積み重ねてコンディションを上げていく必要があり、目標はラージョ戦を見据えることと、この1ヶ月半の移籍市場で引き続きスカッドに変更を加えていくことです』(via MARCA)
退団と構想外選手の最新動向
👋 スカッドの大幅な整理が進んでいます。アコル・アダムスは、セリエA昇格組のヴェネツィアと2030年6月までの契約で合意し、移籍をまとめるためイタリアへ渡航しました。移籍金は固定1680万ユーロにボーナス670万ユーロが加わり、最大2350万ユーロに達します。達成容易な目標も含まれており、セビージャは最低でも2000万ユーロを確実に手にする見込みで、今夏最大の売却となります。アダムスは1週間以上前から合意していましたが、手続き中もセビージャで練習を続けており、親善試合には出場していませんでした。彼は2025年1月にモンペリエから500万ユーロで加入し、当初は怪我に苦しみましたが昨季は10ゴール4アシストを記録していました。
タンギ・ニアンスはフリートランスファーで退団しました。将来の利益を考慮した変動ボーナスが付いており、これにより約550万ユーロのサラリースペースが削減されます。これらの放出により、ジョン・グリディ、オディッセアス・ヴラホディモス、フアン・イグレシアス、アルナ・サンガンテの登録が可能になります。
ルイス・ガルシア・プラサ監督の構想外選手であるファビオ・カルドソ、ジョアン・ジョルダン、フェデ・ガットーニは、6月後半に戦力外を伝えられて以来、引き続きグループから外れて別メニューでのトレーニングを命じられています。カルドソはこの決定によりチームメイトと練習する機会を奪われたことに非常に悲しんでおり、不満を抱いています。現在AFE(スペインサッカー選手協会)に提訴する考えはありませんが(ジョルダンの代理人は検討中)、8月中には退団が解決すると見られています。カルドソには中東への移籍がエキゾチックな解決策として浮上しており、彼はポルトガル復帰やスペインでのプレーを難しく考えています。カルドソはアントニオ・コルドンによってポルトからフリーで加入しましたが、出場はわずか5試合388分にとどまり、契約は2027年まで残っています。
左サイドバックのアドリア・ペドロサも放出候補です。昨季エルチェにレンタルされていた彼は、グループ練習に参加し親善試合でも背番号3をつけて出場していますが、クラブは彼の高い給与を解放したいと考えており、本人も残り2年の契約がある中で代理人と新天地を探しています。
その他の放出候補としては、ルシアン・アグメ、キケ・サラス、フアンル・サンチェス、チデラ・エジュケ、アルフォン・ゴンサレスが挙がっています。マシナキス・グループ(ノッティンガム・フォレスト、オリンピアコス、リオ・アヴェを所有)からのホアキン・マルティネス・”オソ”への800万ユーロのオファーは拒否されましたが、彼も依然として市場に出ています。左ウイングのルベン・バルガスは2025年冬に250万ユーロで加入しましたが、W杯での活躍により市場価値が上昇し、現在プレミアリーグのチームが関心を寄せています。セビージャは彼に対して2000万ユーロのオファーを待っている状態です。(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)(via SPORT)
補強の動きとスカッド再編
🔄 ホセ・イグナシオ・ナバーロSDは、アコル・アダムスの退団により2人のフォワードを獲得する必要があります。クラブの経済状況から、若い才能をレンタルなどで獲得して育てる「ひよこを育てる」方針が復活する可能性があります。ルイス・ガルシア・プラサ監督は3人のフォワードを求めていますが、資金不足のため、コストゼロや低コストのレンタル移籍が解決策となる見込みです。
サイドの補強として、アルメリアのアドリアン・エンバルバがクラブに売り込まれており、獲得候補となっています。バルガスやアルフォン、エジュケが退団した場合の安価で完璧な代役と見なされています。エンバルバの契約には、プリメーラ・ディビシオンのクラブからオファーがあり、100万ユーロ弱の給与を全額負担すれば無料でレンタル移籍できる条項があります。彼は24/25シーズンにはラージョにレンタルされていました。また、エンバルバと同じ代理人を持つプーマスのルベン・ドゥアルテの獲得にも動いており、2対1の交渉の可能性があります。ドゥアルテはアラベス時代にガルシア・プラサ監督の教え子でした。左サイドバックについては、ペドロサが構想外となっているため、ガブリエル・スアソと、獲得が間近に迫っているフリオ・ディアスで構成される予定です。(via ElDesmarque)(via Estadio Deportivo)
ヴラホディモスの再レンタル詳細
🧤 オディッセアス・ヴラホディモスが再びセビージャにレンタルで加わりました。シーズン終了時にはニューカッスルが彼を売却したい意向だったため、退団が確実視されていましたが、ヴラホディモス自身がニューカッスルに対して『セビージャのオファーしか受け入れない』と最後通牒を突きつけたことが、早期の再レンタル合意に繋がりました。ホセ・イグナシオ・ナバーロSDは、ゴールキーパーとフォワードに最も資金を割り当てる計画を立てていました。セビージャが負担する年俸の割合は、昨季の6分の1(20%未満)から約30%(100万ユーロ強)に増加しています。ニューカッスルとの契約は2028年(プラス1年のオプション)まで残っており、彼の年俸は約370万ユーロです。この見事な交渉により、クラブの厳しいサラリーキャップの枠内で重要ポジションの確保に成功しました。(via Estadio Deportivo)
メディカル部門トップの交代劇
🩺 移籍市場だけでなく、クラブの内部組織でも動きがありました。セビージャは、2025年末からスポーツ・パフォーマンス医療部門のディレクターを務めていたアントニオ・トラムジャスを解任しました。トラムジャスはバルセロナ、バスケットボールのユーロリーグ、サウジアラビアサッカー連盟、アスパイア・アカデミーでの経験を持つ専門家でしたが、就任からわずか7ヶ月での解任となります。現在クラブは、その後任として元レアル・マドリードのフェリペ・セグラと交渉中です。セグラはグラナダでの経験もあり、負傷者が相次いだレアル・マドリードの医療チーム再編の際にチームを離れたばかりの人物です。公式発表はまだですが、近いうちに詳細が明らかになる見込みです。(via ElDesmarque)
退団したネマニャ・グデリの行方
🏃♂️ 6月11日にセビージャとの契約を双方合意で解除し退団したネマニャ・グデリの去就についてです。彼は7シーズン在籍し、クラブの外国人選手として歴代5位となる261試合出場の記録を残しました。34歳のグデリはもう1年セビージャに残留することを希望していましたが、合意に至らず退団となりました。彼自身から公のメッセージはなく、クラブからのオマージュはバカンス明けに延期されています。25-26シーズンも安定したパフォーマンスを見せていた彼は、アンダルシア地方に愛着を持っており、現在もセビージャに滞在して個人でトレーニングを続けています。そんな中、同じアンダルシアのセグンダ・ディビシオンに所属するカディスCFが獲得に興味を示し、交渉を行っています。(via ElDesmarque)(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
プレシーズンは怪我人の復帰やカンテラーノの台頭など明るいニュースがある一方で、アダムスやニアンスの退団による資金確保とサラリーキャップの削減が進んでいます。構想外選手の整理や低コストでの補強戦略、そして医療部門の刷新など、クラブは新シーズンに向けた基盤作りに奔走しています。