プレシーズンマッチ

⚽️ 現在、ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるセビージャFCは、負傷者や移籍市場の動向によりトップチームの起用可能選手がわずか9人という深刻な人員不足に直面している。アルフォン、カストリン、マルカオ、キケ・サラスが負傷離脱しており、移籍が濃厚なチデラ・エジュケらも招集外となっている。この状況下で行われたコルドバCFとのプレシーズンマッチは、前半を若手カンテラーノ主体の布陣で臨み、0-0のスコアレスドローで終了した。指揮官は事前の計画通り、各グループに45分間ずつプレー機会を与えている。続くセウタ戦では、公式戦に近いシミュレーションとしてトップチームの選手たちに70〜75分間のプレー時間を確保する予定だ。セウタ戦のスタメンには、ヴラホディモス、カルモナ、サンガンテ、フアン・イグレシアス、スアソ、アグメ、グリディ、ペケ、ミゲル・シエラ、オソ、イサク・ロメロが名を連ねると見られ、試合終盤にはカストリンやキケ・サラスが復帰して出場する可能性も残されている。(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)

ピッチ上の熱きドラマ

🔥 親善試合とはいえ、コルドバCF戦では激しい火花が散った。試合中、ホセ・アンヘル・カルモナと相手のケビン・メディナの間に危険なタックルと小競り合いが生じ、両者が退場処分を受ける事態となった。騒動はピッチ外にも持ち越され、第4審判へ抗議した後にロッカールームへの階段に座り込んだカルモナに対し、ケビン・メディナも立ち止まって睨み合う展開に。第4審判やクラブディレクターのマルタゴンがカルモナにピッチからの退去を促す一幕もあった。この事態にガルシア・プラサ監督も不満を隠せず、試合終了の笛が鳴ると同時に主審へ説明を求めに向かった。さらに指揮官はケビン・メディナにも直接言葉をかけたが、相手はそれを受け入れず、監督は失望した様子でベンチを後にした。一方でカルモナはベンチでチームメイトと挨拶を交わし、コーチ陣から慰めと指導の言葉を受けている。プレシーズン3試合ですでに2人の退場者を出している状況に、チームの規律引き締めが求められている。(via ElDesmarque)

守護神の躍動

🧤 新たな正GK探しが急務となる中、カンテラーノのアルベルト・フローレスが強烈なアピールを見せている。コルドバCF戦の前半、味方のハンドで与えてしまった絶体絶命のPKの場面で、カルラセドが放ったシュートを見事にキャッチし、チームを敗戦の危機から救った。試合終了の瞬間、ピッチ上のチームメイトたちが一斉に彼を抱きしめて祝福した姿は、彼がチーム内でどれほど重要な存在であるかを物語っている。トップチームでの公式戦出場は4年間でわずか1試合にとどまっているものの、今回のプレシーズンでは120分間無失点を継続中だ。2029年まで契約を残す彼にはプリメーラRFEFやセグンダ・ディビシオンのクラブからレンタルの誘いが来ているが、彼はトップチームでポジションを争う強い意志を示している。(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)

新GK獲得動向

✈️ オルヤン・ニーランドが退団し、オディッセアス・ヴラホディモスの復帰が決定したGK陣に、新たな血が注がれようとしている。現在、レアル・マドリード・カスティージャに所属する21歳の大型GK、フラン・ゴンサレスの獲得に向けて交渉が大きく前進している。身長1.99mを誇り、U-21スペイン代表でもある彼は、レアル・マドリードのトップチームで公式戦デビューも果たしている逸材だ。契約は2028年まで残っているが、本人は出場機会を求めて1部リーグへの移籍を前向きに捉えている。財政的な制限があるため、完全移籍ではなく買い戻しオプションや将来の売却益のパーセンテージをマドリード側が保持する共同保有という形での獲得が濃厚となっている。細部の調整は残っているものの、選手側との合意は事実上完了している状態だ。(via AS, Estadio Deportivo, ElDesmarque)

ストライカー問題

🎯 プレシーズン3試合で得点がわずかにPKの1点のみという深刻な得点力不足に陥っている。昨季チーム内得点王だったアコル・アダムスを売却し、アレクシス・サンチェスも契約満了で退団したため、現在はイサク・ロメロへの負担が過度に大きくなっている。ガルシア・プラサ監督はホセ・イグナシオ・ナバーロSDに対し、適応期間が不要なラ・リーガを知るストライカーをスタメンと控えの2名獲得するよう強く要請した。そこで白羽の矢が立っているのが、チェルシーのマルク・ギウだ。昨冬とシーズン終了後にも前体制が獲得に動いた旧知のターゲットであり、チェルシーでの熾烈なポジション争いから弾き出される見込みの彼をレンタルで迎え入れる計画を進めている。移籍金3000万ユーロという設定は到底手が届かないため、買い取りオプション付きのレンタル移籍が現実的な落としどころとなる。サンダーランドなどイングランドのクラブや、国内のバレンシア、レアル・ソシエダとの争奪戦を制することができるかが鍵を握る。(via Estadio Deportivo)

ウイングの再編

💨 攻撃のサイドを担うウイング陣の再編も急ピッチで進んでいる。アドナン・ヤヌザイが契約満了で去り、チデラ・エジュケにはドイツや東欧のクラブから関心が寄せられている。さらにルベン・バルガス、フアンル・サンチェス、アルフォン・ゴンサレス、オソらも市場に出ており、人員が手薄になる可能性が高い。その穴を埋めるべく、バイエルン・ミュンヘンで構想外となっているブライアン・サラゴサや、ジローナで契約の解除を求めているビクトル・ツィガンコフの動向を注視している。特にツィガンコフはラ・リーガでのプレー継続を希望しており、年俸の一部放棄を条件にフリートランスファーでの獲得機会をうかがっている。また、彼らのバックアッパーとしてアドリアン・エンバルバの名前もリストアップされている。左サイドバックではフリオ・ディアスを確保しており、アドリア・ペドロサの移籍先を見つけてガブリエル・スアソと競争させる予定だ。(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)

中盤の補強と去就

🧠 中盤の底上げも不可欠な課題だ。前体制の置き土産であるフアン・イグレシアスやサンガンテに加え、現体制は監督の直電による説得でホン・グリディを獲得した。しかし、ネマニャ・グデリやバティスタ・メンディが去り、ジョアン・ジョルダンも戦力外となっているため、層の薄さは否めない。ルシアン・アグメの売却による資金調達もオファーがなく停滞している。スイス代表のジブリル・ソウには、昨季終盤の好プレーとワールドカップでの活躍を受けてブンデスリーガやセリエAのクラブから問い合わせが殺到しており、好条件のオファー次第では売却される可能性がある。これらの状況を受け、指揮官は経験豊富なミッドフィールダーの補強を要望。現在、ラ・リーガ外でプレーするベテラン選手に接触を図っているほか、リヴァプールで怪我から復帰したばかりのステファン・バイチェティッチや、レバンテと契約延長しなかったパブロ・マルティネスも候補に挙がっている。(via ElDesmarque, Estadio Deportivo)

カンテラの動き

🌱 トップチームの選手層が薄い中、若手の躍動が光っている。22歳の左利き右ウイング、ミゲル・シエラはフベントゥド・デ・トレモリーノス戦で唯一のゴールを記録し、プレシーズンを通じてスタメン組に食い込むなど、攻撃のオプションとして指揮官から高い評価を得ている。一方、プリメーラRFEF昇格を目指すセビージャ・アトレティコは、新たにディエゴ・ガリアノ監督を招聘して新体制を発足させた。ジムナスティック・マンレサからビクトル・チュマチェンコ、モジェルーサからマルク・スクリを獲得したほか、アトレティコ・セントラルから加入したシルビオ・カスティージョもプレシーズンに帯同している。その反面、ダビド・ロペス、イスラ・ドミンゲス、パブロ・リベラらが退団し、激しい血の入れ替えが行われている。(via Estadio Deportivo)

退団選手の想い

👋 6年間にわたりクラブに在籍したルロ・ダシルバが、6月30日の契約満了に伴い退団した。2020年に永遠のライバルであるベティスのカンテラから加入した彼は、大怪我に泣かされトップチームでの公式戦デビューは叶わなかったものの、歴代の数々の監督のプレシーズンに帯同した。彼は自身のSNSで長文の別れの手紙を公開し、『このシャツを着る前から私はセビジスタであり、それは決して変わることはない。さようなら、セビージャ。またいつか会いましょう』と熱いクラブ愛を綴った。現在彼は、レクレアティーボ・ウエルバへの加入が噂されている。(via Estadio Deportivo)

クラブ小ネタ

📜 クラブを取り巻く歴史的な小ネタも話題となっている。ビクトル・オルタ前SDは、かつてリーズ時代に自身が発掘したクリセンシオ・サマービルをセビージャに引き入れようと画策していた。当時は資金難で獲得を見送ったが、先日彼がアル・ヒラルへ巨額の移籍金で引き抜かれたことで、逃した魚の大きさが改めて浮き彫りとなった。また、チャンピオンズリーグの経験値に関するデータとして、ベティスで話題となっているイスコ・アラルコンが、かつてセビージャの選手として同大会に6試合出場していた記録も改めて言及されている。さらに、カルロス・フェルナンデスがレアル・オビエドへ完全移籍したことも報じられ、彼がセビージャFCのカンテラで育ち、トップチームデビューを果たした経歴が振り返られている。(via Estadio Deportivo, AS)

【本日の総括】

プレシーズンでの人員不足や退場劇といったピッチ上の課題を抱えつつも、フロントは指揮官の要望に応えるべくGK、ストライカー、ウイング、そして中盤の補強に奔走している。カンテラーノたちの台頭も著しく、新たなセビージャFCの骨格が徐々に形成されつつある。