レアル・ベティス
ラ・カルトゥハスタジアムに59,490人の大観衆を動員したラ・リーガ開幕戦。21年ぶりにチャンピオンズリーグという最高の舞台へ臨むベティスは、レアル・ソシエダとの大一番を1対0の劇的な勝利で飾りました。
試合を決定づけたのは、後半63分に生まれたロドリゴ・リケルメの芸術的な一撃でした。クチョ・エルナンデスの絶妙な浮き球のアシストに対し、リケルメは左足のボレーで直接捉え、名手レミロを破る強烈なドライブシュートを突き刺しました。リケルメは試合後、『おそらく私は今、世界で最も幸せな人間だ。このクラブの人々は本当に温かく、チームを家族のように愛している。どこへ行っても多くのサポーターが待っていてくれる。この結果は、すべて彼らのためのものだ。強敵を相手にホームで勝ってスタートを切りたいという目標を達成できた。火曜日にはバレンシアとの厳しい戦いが控えているが、今日のような高いインテンシティを維持できれば、どんな強豪をも苦しめることができるはずだ』と満面の笑みで語りました。
GKアルバロ・バジェスは前半に不正確なキックから危機を招くなど不安定な場面も見せましたが、後半82分にオスカルソンの至近距離からの強烈なシュートを驚異的な反応で防ぎ、この日最大の殊勲を立てました。
また、今夏加入したフラン・ガルシアとファクンド・ベルナルが揃って先発デビュー。中盤のベルナルは素晴らしいインテンシティを見せましたが、左サイドバックのフラン・ガルシアは前半35分過ぎにスローインの遅延行為をジャッジされ、今季の新たなルール「スローインを遅らせた場合、主審が5秒のカウントダウンを行い、超えると相手ボールになる」の初の犠牲者となり、相手にボール権利を渡す一幕もありました。
試合前には昨季ラ・リーガMVPのパブロ・フォルナルスへの表彰が行われたほか、亡くなった元会長のホセ・レオン氏や往年の名選手アンドレス・モリーナ氏への黙祷が捧げられました。
マヌエル・ペレグリーニ監督は勝利に満足しつつも、『チャンピオンズリーグの過酷な戦いを乗り切るためには、さらなる選手補強が必要だ。入ってきた選手より去った選手の方が多く、まだ登録枠に余裕がある』と経営陣に補強を促しました。 (via MARCA)
レアル・ソシエダ
敵地での開幕戦を0対1で落としたソシエダ。この試合、日本が誇る至宝・久保建英が右サイドハーフとして先発出場しました。久保は立ち上がりから得意の細かなタッチのドリブルや、スペースへの絶妙な飛び出しで攻撃の起点となり、前半にはアラムブルとの連携からチャンスを創出するなど高いクオリティを見せました。しかし、チーム全体が連動性を欠く中で久保も決定的な仕事をさせてもらえず、後半59分に18歳の若きカンテラーノ、アレックス・マルシャルとの交代でベンチへ下がりました。
攻撃陣ではアイスランド代表FWオラール・オスカルソンが前半30分にGKと1対1になる決定機をループシュートで外したほか、後半82分にも途中出場のミケル・オヤルサバルの魔法のようなアシストから決定機を迎えましたが、相手GKのスーパーセーブに阻まれて頭を抱えました。怪我から回復途中のオヤルサバルは後半59分からピッチに立ち、ルカ・スシッチのポスト直撃シュートをアシストするなど短い時間で違いを生み出しました。
ペレグリーノ・マタラッツォ監督は試合前、すべて英語での会見に応じ『スペイン語は上達しているが、今は英語で話させてほしい。あと2、3ヶ月もすれば、スペイン語で話せるようになるだろう。今日はベティスに勝つだけの選手たちが揃っている。過去のシーズンと比較せず、ゼロから出発しよう』と前向きに語りました。試合後、チャンスを外して深く落ち込むオスカルソンに対し、マタラッツォ監督がすぐさま駆け寄って温かく抱擁を交わす姿が印象的でした。
クラブにとっては悲しいニュースもあり、前日にBチームの若き栄養士であるイオン・ゴメス氏が31歳の若さで逝去。練習場スビエタでの黙祷に加え、選手たちはこの日喪章を着用してプレイしました。
ピッチ外では、会長のジョキン・アペリバイとフットボールディレクターのエリック・ブレトスが移籍期限までに2〜3人の新戦力を確保するため、セビージャへの遠征に同行せず交渉に集中しているとのことです。また、FWゴンサロ・ゲデスに対してサウジアラビアのアル・ワフダが高額な年俸を掲げて獲得打診を行っているほか、バルサのDFエクトル・フォートの獲得も狙っていますが、本人はドルトムント移籍を熱望しており静観の構えです。 (via Mundo Deportivo)
