アトレティコ・マドリード フリアン・アルバレスを巡る代理人とCEOのSNS泥沼バトルとファンの過激な反発

エースストライカーであるフリアン・アルバレスの将来を巡るアトレティコ・マドリードと選手周囲の対立は、ついにSNSを巻き込んだ泥沼の様相を呈しています。

事の発端は、アトレティコの最高経営責任者(CEO)であるミゲル・アンヘル・ヒル・マリン氏がメディアに対し、『フリアンはここ数ヶ月、彼のプロフェッショナルなキャリアについて最良のアドバイザーに恵まれなかった』と、選手を取り巻く周囲の人々を公に強く批判したことです。ヒル・マリン氏はクラブとしてフリアンを全力でサポートし、守っていく姿勢を見せつつも、『他のクラブやその息のかかったメディアが、我々のすべきことを決めたり、スポーツ戦略を方向付けたり、我々に対して敬意を欠いた振る舞いをすることは決して許されない』と話し、獲得を狙うバルセロナや世論を厳しく牽制しました。

この発言に、長年フリアンを支えてきた敏腕代理人のフェルナンド・イダルゴ氏が猛反発。自身のInstagramアカウントのストーリーにて、『嘘つきに、どうして嘘をついたのかと質問してはならない。なぜなら、その嘘を説明するために、彼は再び新しい嘘を重ねるだけだからだ』という、アトレティコの上層部を容赦なくペテン師呼ばわりする辛辣なメッセージを投稿。自身のイニシャルである「FH」を添えて対決姿勢を明確にしました。

この裏側では、フリアン自身が2026年ワールドカップ期間中に移籍願望を口にして以来、バルセロナへの加入を強く夢見ており、クラブも正式オファーを提示したものの、アトレティコが5億(あるいは4億9000万)ユーロという超巨額の契約解除金を盾に一切の交渉を拒否している状況があります。ヒル・マリン氏は『我々は1億ユーロでも1億5000万ユーロでも、2億ユーロでもオファーを受け入れるつもりはない』と言い切っています。

サポーターたちの怒りも限界に達しており、練習場マハダオンダの周辺には、フリアンの背番号19に禁止マークを施した過激な看板や、『フリアン、出て行け』といった厳しいメッセージのバナーが設置されました。ファンの間では、『これまでクラブに対して示してくれた敬意に感謝するよ、このわがままな子供め。お前はバルサや周囲の悪質なアドバイザーたちに騙されているんだ。我々のアトレティコは何よりも優先される』といった糾弾の声が渦巻いています。

そんな中、今夏新たに加入したアルゼンチン代表DFのクティ・ロメロは背番号21を背負うことが決定し、親友であるフリアンについて、『彼は非常に落ち着いており、チームにとてもよく馴染んでいる。ゴールを量産してファンを喜ばせるモチベーションに溢れているよ』と擁護しました。なお、背番号を奪われる形となったオベド・バルガスは出場機会を求め、セビージャ、バレンシア、ヘタフェが興味を示してローン移籍を画策しています。 (via SPORT)

レイヨ・バジェカーノ スタジアム「亡命」で大ブーイング!元主将トレホらによるプレサ会長への一歩退くべき退陣要求

レイヨ・バジェカーノを巡る周辺の空気は、これまでにないほど冷え込み、限界に達しています。マドリード自治州から、本拠地エスタディオ・デ・バジェカスの安全面および衛生上の重大な欠陥を指摘され、使用許可が一時的に取り消されたため、クラブはレガネスのブタールケを代替スタジアムとして使用する過酷な「亡命」を強いられています。

この影響は大きく、アラベス戦でのスタジアムの観客数はわずか4,280人に激減。さらに、会長であるラウル・マルティン・プレサ氏がブタールケのバルコニーに姿を現した瞬間、集まったサポーターから耳を劈くような大ブーイングと「プレサ、今すぐ出て行け」という大合唱が沸き起こりました。アラベス側の幹部は、スタジアムがガラガラであるにもかかわらずアウェイファンへのチケット提供が不当に制限されたことに抗議し、バルコニーへの出席を揃って拒否する事態も発生しています。

この危機的状況に、昨季限りで現役を引退したクラブの偉大なるレジェンドであり元主将のオスカル・トレホ氏が立ち上がり、SNS上で現経営陣に対して極めて厳しい退陣要求を突きつけました。

『もう我慢の限界だ。15年もの間、人々の信頼や誠実さを弄び、嘘をつき続けることはできない。選手、スタッフ、多くの関係者はもう限界に達している。尊厳を持って、一歩退き、クラブから去るべきだ。このチームを再び、Vallecasの街とその人々が愛し、誇りに思えるような、謙虚で働き者の、地域に根ざしたクラブに戻してほしい。クラブは少数の人間のためのものではなく、そこに生きる人々のものだ。サポーターはもうあなたたちを我慢できない』と魂の言葉を放ちました。トレホ氏は2023年にも、従業員やファンに対するクラブのあまりに不当な扱いに抗議し、キャプテンを辞任した経緯があります。

また、FWセルヒオ・カメホも試合後に悲痛な胸の内を語り、『バジェカスは私たちの家であり、他の場所は考えられない。これは毎年大きくなる雪だるまのようであり、私たちは本当に疲れ切っている。この最悪な状況がチーム、経営陣、サポーターの3者をバラバラにしてしまっている。私たちは常にサポーターの側に立つが、誰も手を差し伸べてはくれない』と、組織内の深刻な疲弊と分断を告白しています。 (via ElDesmarque)