UDラス・パルマス
UDラス・パルマスは、フランス2部USLダンケルクを指揮していた39歳のアルバート・サンチェス監督の招聘を正式発表しました。契約期間は2028年6月30日までの2シーズン半という長期契約となり、これまでチームを暫定的に率いていたルイス・マヌエル・ロドリゲス氏は本来の役割であるBチーム監督へと戻ります。
サンチェス新監督はエスパニョールやバルセロナの下部組織で実績を積み、バルサB(バルサ・アトレティック)ではラファ・マルケス前監督のチーフアシスタントとしてチームを昇格プレーオフ決勝まで導いた知性派指導者です。就任会見に登壇したサンチェス監督は、クラブ経営陣やスポーツディレクターのルイス・エルゲラ氏の『隠れ蓑』として連れてこられたのではないかという現地記者の質問に対し、『私は誰の盾でもない。ルイス・エルゲラSDが私を選んだのは、クラブが目指す方向性に私のフットボール観が合致したからだ』と力強く反論しました。
戦術面においては、キケ・セティエン、ガルシア・ピミエンタ、ルイス・ガルシアといったクラブの伝統を築いてきた名将たちの系譜を継ぐポゼッションフットボールの遂行を宣言しました。『私が目指すのは、主導権を握り、主導的にボールを保持して攻撃的に戦うスタイルだ。ファンが誇らしく思えるような魅力的なフットボールを展開したい』と語り、基本フォーメーションには1-4-3-3を採用しつつも、相手の守備形態に応じて可変的なビルドアップを組み込む意向を示しました。また、バルセロナ時代に15歳のラミン・ヤマルや16歳のパウ・クバルシらを指導した経験を引き合いに出し、『実力と準備が備わっていれば年齢は関係ない。下部組織の若い才能を果敢に抜擢する』とカンテラ活用に意欲を見せる一方で、『ヘセ、サンドロ、キリアン・エムバペ、アレックス・スアレスといったベテラン陣の最高のパフォーマンスを引き出すことが、現在の順位から脱出するための最短距離だ』とベテランへの信頼も強調しました。月曜日に開催されるレアル・オビエドとのアウェイ戦がサンチェス体制の初陣となります。(via Estadio Deportivo)
レアル・オビエド
レアル・オビエドは国王杯1回戦において、2カテゴリー下に位置する4部相当(2部RFEF)のCDヌマンシアとアウェイで対戦し、3-3の同点のまま突入したPK戦で2-4と敗れ、衝撃の初戦敗退を喫しました。オビエドにとって格下相手の初戦敗退はこれで4年連続となり、過去11シーズンで8度目という呪われた歴史を繰り返す結果となりました。
試合は前半42分、ヌマンシアのマルコス・ロペスが放ったミドルシュートをGKナルバエスがファンブルし、アランサベに押し込まれて先制を許します。さらに後半57分にはバックパスの連携ミスからイケル・レオンに追加点を奪われ、2点ビハインドの絶体絶命に陥りました。ジュリアン・カレロ監督は後半60分にパブロ・サエンス、ゴティ、イスファンの3名を同時投入。これが功を奏し、73分にイスファンが移籍後初ゴールを決めると、75分にはパブロ・サエンスの美しいアシストからゴティが流し込んで2-2の同点に追いつきました。さらに87分にヌマンシアのジョニに勝ち越しゴールを許すも、直後の88分にゴティが右足一閃のミドルシュートを突き刺し3-3で延長戦へ持ち込みました。しかし延長戦でも決着はつかず、PK戦へ。オビエドは1人目のパブロ・サエンス、2人目のレイナが連続で失敗し、4-2で無念の敗退が決まりました。なお、この試合ではサンティ・カソルラの16歳の息子エンゾ・カソルラが公式戦初出場を果たし、途中からスクランブルで右サイドバックを務めるなど非凡な才能を見せました。
試合後、激しい批判に晒されたカレロ監督は『一体誰が大会を捨てたというのだ!私たちがカップ戦を軽視したことなど絶対にない。しかし、現実として最も重要なのはリーグ戦なのだ』と感情を露わに反論しました。『下部組織の若い選手や怪我明けの選手にチャンスを与えられたことは収穫だが、3つの失点はすべて信じられないような重大な守備的ミスだった。月曜日の試合に向けてチームの精神面を早急に立て直さなければならない』と述べ、リーグ戦への集中を呼びかけました。(via SPORT)
