CDテネリフェ
セグンダ・ディビシオン(2部)で確固たる地位を築くテネリフェですが、今シーズンは極めて特異な選手構成で戦いに挑みます。現在トップチームに登録されている選手たちの「2部経験値」を分析すると、下部組織とトップチームの中間に位置する若手を除いたとしても、2部リーグ出場経験が全くない選手だけで完璧な11人のスタメンを組むことができるという、非常に珍しい現状に直面しています。
2部での経験が100試合を超えているのは、ナチョ・ギル(通算101試合:エルチェで11、ポンフェラディーナで34、カルタヘナで56)、ホセ・レオン(172試合)、エンリク・ガジェゴ(162試合)、そして今季の2部登録メンバーの中で最多出場記録を誇る大ベテランのマーク・マテウ(通算368試合、2部リーグ歴代20位)のわずか4名のみ。マテウ、レオン、ガジェゴの3名だけが、1部昇格をかけた過酷なプレーオフのプレッシャー(昇格プレーオフ出場4試合)を肌で知っています。
一方で、今季2部での戦いが「初挑戦」となるグループには、3部リーグである1部RFEFからの昇格を経験したGKガブリ・デ・ブイスト、フアンホ・サンチェス、ノエル・ロペス、ファブリシオ、そして移籍市場閉幕までに他クラブへの移籍が濃厚とされているママドゥ・バルデがいます。フアンホ、ノエル、ファブリシオの3名は3部リーグでそれぞれ118試合、99試合、30試合を戦い抜いた確かな実力者ですが、2部のピッチに立ったことは一度もありません。開幕戦のエイバル戦(イプルーア)が彼らにとってのデビュー戦の舞台となる見込みです。
さらに、テネリフェだけでなくスペインフットボールの環境自体が初めてとなる「完全なる新顔」の外国籍選手が6名加わりました。オランダ人のニール・ヴィレック、クロアチア人のロコ・ユレシキン、ボスニア人のアネス・クルジャリッチ、アルゼンチン人のマウロ・ピットン、スロベニア人のマルティン・ペツァル、そして期待のドイツ人FWグラント=レオン・ラノスです。
この経験不足を補うため、強化部は最近まで2部で主力として戦っていたホルヘ・モレノ(42試合)、ヘスス・アルバレス(36試合)、ビクトル・モレノ(25試合)、ババカル・ディオコウ(12試合)の4名を補強しました。その他の登録メンバーの出場スタッツは、カンテラ出身のセサール・アルバレス(12試合)、アンソニー・ランダスリ(11試合)、ダニ・フェルナンデス(11試合)、クラブが今夏の売却を進めているヘスス・デ・ミゲル(34試合)、ダビド・ロドリゲス(42試合)、ダニ・マルティン(70試合)、イバン・チャペラ(74試合)となっています。
また、今夏よりデンマークのHummelに代わり、イタリアのMacronが新たなユニフォームサプライヤーとなりました。
・ホーム(第1):大西洋の「波、力、動き」をコンセプトに、青と白を大胆に配置。
・アウェイ(第2):テイデ山の岩、火山灰、溶岩をモチーフにした黒。 Chinyero火山エリアでEnric GallegoやDavid Rodríguezらがモデルを務め、 Teideのシルエットとエンブレムが昇華プリントされています。
・サード(第3):がん患者支援団体(AECC)とのコラボで、従来のピンクからリンパ腫支援の「緑」へ変更。島の美しい森と、固有種である「ベヘケ」のシルエットが描かれています。
補強について、指揮官のアルバロー・セルベーラ監督はチミー・アビラの獲得の噂に触れ、『チームが前線に誰かを必要としているのは誰の目にも明らかだ。スピードがあり、存在感を示せるアタッカーを求めている。だが、その名前が誰になるかという質問は、私ではなく強化部(スポーツディレクター)に聞いてくれ。彼らが適任だと判断した選手を連れてくるだろう』とコメントし、前線の補強の緊急性を語りました。
ピッチ外では、3日後に迫る開幕戦を前に、シーズンシートの販売数が驚異の「16,333名」を突破。これはセグンダ・ディビシオンにおけるクラブの歴史上最多の販売記録であり、サポーターの期待感は完全に最高潮に達しています。(via SPORT)
レアル・サラゴサ
サラゴサは今夏のプレシーズンマッチにおいて、アウェイでビジャレアルBと対戦し、2-0の完勝を収めました。これでプレシーズン3連勝を飾り、新シーズンに向けて素晴らしいチームの進捗を示しています。
この試合で最も輝いたのは、オランダのAZアカデミー出身で、今夏に加入した12名の新戦力の一人であるGKセム・ウェステルフェルト(Sem Westerveld)でした。ウェステルフェルトは前半に好セーブを連発してチームを救い、試合後には『ここのフットボールに慣れるための時間が少しあったが、毎週成長できていると確信している。トレーニングの質や情熱が非常に高く、それはミスター(イバイ・ゴメス監督)のエネルギーがチームにしっかり浸透している証拠だ。ビジャレアルBは我々のグループのライバルでもあるので、彼らに勝てたことは自分たちの現在地を知る上で素晴らしい結果だ。オランダのAZアカデミーでは、100%ショートパスを繋ぐビルドアップを厳しく教え込まれて育ってきた。ロングボールを蹴ることは許されなかったから、監督が求める丁寧な繋ぎのスタイルは私にとって非常にやりやすい』と、自身の強みと戦術への完璧な適合を誇りました。
試合は32分、アンデル・エレーラがショートフリーキックを繋ぎ、戻ってきたボールを絶妙に折り返します。これを相手DFがクリアしきれず、こぼれ球に反応したパウ・サンスが豪快なミドルシュートを突き刺して先制(0-1)。さらに77分、ハンソンからの針の穴を通すようなスルーパスに抜け出したマルコス・クエンカが、相手GKを冷静にかわして無人のゴールへ流し込み、決定的な2点目を奪いました。
しかし、試合にはいくつかの不運なアクシデントも発生しました。中盤の要であるペテル・アデモは、ソックスの極端な締め付けが原因と思われるふくらはぎの張りを訴え、開始わずか20分で予防措置としてパウ・サンスと交代。ディフェンダーのタチ(Tachi)は、42分に相手FWのシュートを顔面を投げ出してブロックした際、相手のスパイクが顔に直撃。鼻と額を深く裂く大怪我を負い、ピッチを離れてその場で3針を縫う緊急治療を受け、後半はベンチから試合を見守りました(代わりに前の試合で脛骨を痛めていたサイドゥが50分間プレー)。アンデル・エレーラも腰を強打して交代しましたが、こちらは単なる打撲で軽傷と診断されています。
移籍市場における新たな朗報として、バレンシアCFに所属するカンテラ育ちの23歳のディフェンダー、ルベン・イランソ(Rubén Iranzo:愛称ルボ)を完全移籍で獲得することがクラブ間で最終合意に達しました。サラゴサは移籍金を支払わない代わりに、将来イランソを他クラブへ売却した際にその数パーセントをバレンシアへ支払う権利を譲渡する3年契約を結びました。イランソは近く現地へ出発し、昇格という大きなプレッシャーに挑むチームの定位置争いに加わります。(via SPORT)
