アタランタ戦の敗北とプレシーズン最終盤の決定力不足
アスレティック・ビルバオは土曜日に行われたアタランタ戦に0-1で敗れ、プレシーズンマッチの全日程を終了しました。プレシーズン最終盤でオリンピック・マルセイユ戦、アタランタ戦と2試合連続で敗戦を喫し、今夏初めて得点を奪えないまま試合を終えるという、ややほろ苦い結末を迎えました。今夏は合計で8つのプレシーズンマッチを戦い、5勝1分け2敗という成績を収めましたが、敗戦は最後の2試合に集中しています。アタランタとの対戦を除き、それまでのすべての親善試合では得点を記録していましたが、エディン・テルジッチ監督率いるチームにとって、最後の最後でアタッキングサードでの決定力不足という課題が露呈する形となりました。(via Estadio Deportivo)
ベニャ・プラドスの決意と熾烈な中盤のポジション争い
怪我の影響で昨シーズンはリーグ戦わずか2試合、スーパーカップ1試合の出場にとどまり、レギュラーとしての継続性を欠いていたベニャ・プラドスですが、この夏の親善試合ではエディン・テルジッチ監督のもとで先発と途中出場を交互にこなしながらアピールを続けています。アタランタ戦を終えたプラドスは、8月22日にサン・マメスで行われるセビージャとのラ・リーガ開幕戦に向けて次のように決意を語りました。
『プレシーズンというのは、プレー時間を得て、監督が求めるアイデアを理解するためにあります。来週からリーグ戦が始まるので、この試合でできるだけ開幕戦のイメージに近づけることが重要でした。親善試合であっても全員が勝ちたいと思って臨むのは当然ですが、本当に重要なのは来週末にホームで行われるリーグ開幕戦です。死に物狂いで勝ちにいきます。新しい監督が就任すると、彼自身の新しいアイデアがあるため、それに対応するのはより難しくなります。僕たち全員がそのアイデアを吸収し、一つのチームとして機能しなければなりません。少しずつアイデアを掴んでおり、セビージャ戦に向けて非常に良い準備ができています。きっと素晴らしい試合になるはずです』。
プラドスは今シーズン、中盤のポジションを確保するために、デ・ガラルタ、ハウレギザール、レゴ、ヘレナバレーナといった実力派の選手たちと厳しい定位置争いを繰り広げることになります。(via Estadio Deportivo)
エディン・テルジッチ監督の試合分析と審判判定への不満
アタランタに0-1で敗れ、プレシーズン2連敗を喫した試合後、エディン・テルジッチ監督はチームの進歩を肯定的に評価しつつも、審判の判定に対して普段見せないような厳しい表情で苦言を呈しました。
『選手にとっても監督にとっても、非常に高い強度で行われた素晴らしい試合でした。これこそが我々が求めていたものです。インテンシティの高いフットボールを展開する2つのチームが、負けないために最後まで全力で戦っていました。先週の日曜日のチームと比較すれば、今日のチームは非常に良く組織され、規律正しく動けており、大きな進歩が見られました。チームは守備時にお互いのために戦い、後ろからのビルドアップも本当に良かったです。唯一欠けていたのは、アタッキングサードで危険な存在になることでしたが、これを改善するために開幕までに数回のトレーニングセッションが残されています。マルセイユ戦のパフォーマンスと今日を比較すれば、非常に満足しています。しかし、私の気分が少し違うのは、確信が持てない判定がいくつかあったからです。もしVARが導入されていたなら、我々が試合に負けることはなかったかもしれません。私たちは審判を非難するのではなく、自分たちの戦い方に焦点を当てています。試合の最後の10分間でシステムを変更し、よりアグレッシブにリスクを背負い、負けないように戦うことを試みましたが、選手たちは本当によく対応し、前回の試合から多くの部分を改善してくれました』。
テルジッチ監督は判定に対する不満をにじませつつも、8月22日のセビージャとの公式戦初戦に向けて、自チームの戦術的完成度を高めることに意識を向けています。(via Estadio Deportivo)
アギレサバラの放出とゴロサベルを巡る移籍市場の駆け引き
スポーツディレクターのミケル・ゴンサレス率いる移籍担当グループは、2026/27シーズンに向けた欧州大会の出場権再獲得を視野に入れつつ、現在は不要な選手の放出オペレーションに全力を注いでいます。月曜日にはGKユレン・アギレサバラのレーシング・サンタンデールへの完全移籍が公式に発表されましたが、クラブはさらなる人員整理を進めたい考えです。その中で、放出対象とされている右サイドバックのアンドニ・ゴロサベルを巡る動きが活発化しています。
ゴロサベルに対しては当初、バレンシアが強い関心を示していましたが、バレンシアがジローナのアルナウ・マルティネスの獲得にターゲットを切り替えたことで、オサスナが獲得競争のトップに躍り出ました。しかし、オサスナがヘスス・アレスの放出において難色を示し交渉が難航したため、レーシング・サンタンデールがゴロサベルの獲得に本格参戦しました。アスレティック・ビルバオ側は、売却対象の選手であっても適切な移籍金を確保したいと考えていますが、ここで警戒しているのがレーシングの敏腕スポーツディレクター、チェマ・アラゴンです。チェマ・アラゴンはレザマの下部組織の才能を熟知しており、アギレサバラの交渉時にも獲得の可能性を公式に否定したわずか2日後には、見事に移籍金を引き下げることに成功した実績を持っています。現在、レーシング側はゴロサベル獲得においても、ビルバオ側の要求額を大幅に引き下げるための戦略を展開しているとみられており、この駆け引きは市場閉幕まで長期化する様相を呈しています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
エディン・テルジッチ新体制のもと、アタランタ戦での敗北をもってプレシーズンを終えたアスレティック・ビルバオ。アタッキングサードでの決定力に課題を残しつつも、組織的な守備やビルドアップでの進歩に手応えを得ています。市場の閉幕に向けてはアギレサバラに続きゴロサベルの放出交渉が進む中、レーシング・サンタンデールとの長引く駆け引きが注目されます。
