FCアンドラ

ジェラール・ピケ氏がクラブ会長を務め、その手腕が注目を集めるアンドラは、本拠地で行われたセグンダの開幕戦でセウタを5-1という衝撃的なスコアで下し、この上ない最高のロケットスタートを飾りました。カルレス・マンソ(Carles Manso)新監督が送り出したイレブンは、圧倒的なプレッシングと丁寧なパスワークでセウタを完全に圧倒しました。

試合は立ち上がりの2分、ディフェンダーのディエゴ・アレンデのバックパス処理の乱れを相手のオマール・サディクに奪われ、マリーノ・イリェスカスに決定的なシュートを浴びてポストを直撃するピンチからスタートしました。この冷や水で目を覚ましたアンドラは、一気にアグレッシブな攻撃へとシフトします。

前半10分には、新戦力で期待のセルビア人アタッカー、ステファン・グルボヴィッチ(Stefan Golubovic)がクロスをドンピシャのヘディングで合わせましたが、相手GK Guille Vallejoの信じられないようなセーブに阻まれました。さらに29分、カリックの右からのクロスにウーゴ・ソロサバルが合わせ、こぼれ球をグルボヴィッチが狙い、最後はウーゴ・ロペスが放った「波状攻撃」を見せましたが、クロスバーと相手の懸命なブロックに阻まれました。

しかし悲願のゴールは33分に訪れます。右サイドバックのカリックが絶妙な「ヒールパス」で折り返したボールを、昨シーズンに3部で25ゴールを挙げて得点王に輝き、31歳にしてついにプロリーグの切符を掴んだ Jordi Canoがエリア内でトラップ。力強い右足の弾丸シュートをネットに突き刺し、自身にとって記念すべきプロ初ゴール(1-0)を記録しました。Jordi Canoはゴール後、信じられないという様子で両手で顔を覆い、スタンドに駆けつけた兄でカピタンのアレックス・カノ(Alex Cano)と共に熱い涙を流しました。このCanoとカリックの連携は、かつてレアル・マドリードでレジェンドのグティがベンゼマに送った「伝説のヒールパスアシスト」の再現のようだと、現地メディアやSNSで大きなバズを巻き起こしています。

後半62分、再びこの2人が魔法をかけます。Jordi Canoがライン際で受け、今度は彼が華麗なヒールパスでカリックにアシストを供給。抜け出した右サイドバックのカリックが冷静にゴール右隅へ蹴り込んで2-0。

ここから、マンソ監督が交代枠からピッチに送り込んだ新戦力のナチョ・キル(Nacho Quintana)が異次元の大暴れを見せます。ピッチに入ってわずか数秒、相手ディフェンダーのダニエル・マスのトラップミスを猛烈なチェイシングで奪うと、キーパーとの一対一を流し込んで3-0(69分)。さらに84分、アレックス・カルボが相手のパスミスからペナルティエリア内に持ち込み、並走していたナチョ・キルにプレゼントパス。ナチョ・キルがこれを無人のゴールへ沈めて4-0と、電撃的なマルチゴールを完了させました。

セウタは86分にコネのアシストからジョルディ・エスコバルが1点を返しますが、ドラマは終わりません。アディショナルタイム93分、エフェ・アクマンからの見事な超ロングパスに抜け出したアレックス・カルボ(Álex Calvo)が、突進してきた相手GKをワンタッチでかわし、そのまま無人のゴールへ滑り込ませて5-1。本拠地を埋め尽くしたファンを熱狂の渦に巻き込み、新星アンドラの並外れた破壊力を証明しました。(via Esport3)

カディスCF

今シーズンから降格に伴い2部の舞台で戦うこととなったカディスですが、電撃的な監督就任からわずか数日のトレーニング期間しか持てなかったアルベルト・セラーデス新監督(Albert Celades)の初陣として、本拠地「JP Financialスタジアム」で昇格組のセルタBと対戦し、決定力不足に泣いて0-0で引き分けました。

セラーデス監督は現在、ディフェンス陣に怪我人が続出している厳しい台所事情を考慮し、カンテラ出身の若き Noah UkwuijeとManu Riveraを最終ラインに大抜擢する大胆な布陣を選択しました。

前半開始早々の6分、カディスは得意の右サイドからのハイスピードな攻撃を仕掛け、鋭いクロスから最前線のウルコ・イゼタ(Urko Izeta)が決定的なヘディングシュートを放とうとしましたが、相手ディフェンダーの素早いクリアに遭い阻まれました。その後もカディスは高いポゼッションで中盤を支配し、14分にはペナルティエリア手前でボールを奪ったロミニュー・クアメが鋭いグラウンダーのシュートを放ちましたが、相手ディフェンスの体を張ったブロックに阻まれました。

試合が進むにつれ、カディスの中盤はフラストレーションから激しいタックルを連発し、前半のうちに3名がイエローカードを受ける重い展開を強いられました。22分には相手の鋭いミドルシュートを浴びましたが、GKのジョキン・エズキエタ(Jokin Ezkieta)が指先で弾く驚異的なファインセーブでコーナーキックへ逃れました。

後半に入り、セラーデス監督は前線の活性化を狙ってレジェンドの「スソ(Suso)」を含む3枚替えを敢行。81分にはそのスソが放ったコーナーキックからハビ・カストロが決定的なヘディングシュートを放ちましたが、相手GKの驚異的な反応に阻まれ、アディショナルタイム93分に Corderoがエリア内から放った低い弾道のシュートも相手GKにセーブされ、どうしてもゴールネットを揺らすことができないまま、手痛い勝ち点1獲得に留まりました。(via Mundo Deportivo)