マラガCF
1部昇格プレイオフ準決勝でUDラス・パルマスと対戦する。第1戦は日曜21時にアウェイのグラン・カナリアで、第2戦は水曜21時にホームのラ・ロサレダで行われる。引き分けの場合はPK戦なしで順位上位チームが勝ち抜けるアドバンテージがある。フアンフラン・フネス監督率いるチームは、下部組織出身選手を主体に成熟度と競争力を高めてきた。ロサレダの熱狂的なファンの後押しを受け、7年ぶりの1部復帰まであと360分(4試合)に迫っている。(via SPORT)
CDカステリョン & UDアルメリア
もう一つの昇格プレイオフ準決勝で激突する。第1戦は土曜日にカステリョンの本拠地SkyFi Castaliaで開催される。過去4戦の直接対決ではカステリョンが3勝と相性の良さを誇る。今季第11節の対戦ではパブロ・エルナンデス監督率いるアルメリアが1-0で勝利したが、それ以前はディック・スロイデル監督時代のカステリョンが2-5で大勝し(ジェスス・デ・ミゲル、ラウル・サンチェス、トーマス・ファン・デン・ベルト、イスラ・スエロが得点)、ヨハン・プラット監督時代にも4-1で勝利(スエロ2点、ウスマヌ・カマラ、モジータが得点)している。カステリョンのファンは、いつかトップリーグでプレーする日を夢見て熱狂的な応援を続けている。(via Mundo Deportivo)
CDレガネス
劇的な2部残留を果たした。残留と降格を分ける最終節のミランデス戦に向け、サウジアラビアU-20代表の第2監督を務めていたクラブのレジェンド、カルロス・“マラビージャ”・マルティネス監督を1試合限定の超短期契約で招聘。火曜日にスペイン入りし、わずか4日間の準備で臨んだ最終戦を見事に勝利で飾り、チームを救った。試合後、彼は再びトルコでのサウジU-20代表合宿へと戻っていった。来季の続投を望む声も多いが、去就は不透明だ。(via MARCA)
カディスCF
劇的な残留に導いたイマノル・イディアケス監督の続投が決まったが、現地の評価は厳しい。後半戦でわずか2勝、過去32年間の2部リーグの歴史でクラブ最悪となる勝ち点43での残留は、史上最も安価な残留と評されている。イディアケス体制下では6試合で1勝(レガネス戦のみ)、勝ち点5、7得点10失点で、42試合換算で勝ち点35という降格ペースだった。下位4チームの不甲斐なさに助けられた側面が強く、来季に向けて大幅な改善が求められている。(via ElDesmarque)
レアル・オビエド
来季のプロジェクトに向けた新監督探しとスポーツディレクター探しが難航している。ヘスス・マルティネス会長(パチューカ・グループ)が候補者を絞り込んでいる中、筆頭候補は昨季レバンテを指揮したフリアン・カレロ。カレロ本人はラジオ番組で『代理人が3、4のオファーを検討中で、面接などの初期段階にある』と語っており、オビエドからの関心を待っている状態。また、対抗馬として現在ADセウタを率いるホセ・フアン・ロメロ(違約金200万ユーロ)の名前も挙がっている。(via ElDesmarque)
SDエイバル
ベニャット・サン・ホセ監督との契約を2027年まで延長することで合意し、近日中に公式発表される。オサスナやラージョ・バジェカーノからの関心も噂されたが、本人はイプルーアのベンチに残ることを決断した。降格圏まで勝ち点5差の18位と低迷していた昨季にホセバ・エチェベリアの後任として就任し、今季は最終節までプレイオフ進出を争う9位へと躍進させた手腕が高く評価された。60試合で27勝17分16敗、勝率45%はクラブ歴代4位の好成績である。(via MARCA)
レアル・ソシエダB (サンセ)
LALIGA Hypermotion(2部)でプレーする日本人CBのKazunari Kita(北一成)の買い取りオプションを行使し、150万ユーロを支払って完全移籍で獲得した。昨夏に日本から買い取りOP付きのレンタルで加入した20歳のディフェンダーは、2部リーグで公式戦31試合に出場し、守備の要として大きく貢献した。2030年までの長期契約を結び、来季も引き続きサンセでプレーする予定だが、トップチームのペジェグリーノ・マタラッツォ監督もその成長を高く評価しており、両チームを行き来する可能性もある。(via ElDesmarque)
RCDエスパニョール
新SDにモンチが就任し、来季に向けた戦力整理に着手している。注目は2部リーグなどで武者修行を積んだレンタル復帰組9人の処遇だ。
・ラシン(2部優勝)で27試合に出場したCBは高く評価されているが、CBの層が厚いためプレシーズンでアピールが必要。
・ウエスカでわずか225分の出場にとどまり、1月にナスティックへ移籍したカタルーニャ人CBは残留が厳しい状況。
・クルトゥラル・レオネサで38試合(3189分)に出場した左SBは、トップチーム定着の意向を伝えられている。
・スポルティング・ヒホンで後半戦レギュラーを掴んだフランス人MFは、スポルティング側がレンタル延長を強く希望。
・デポルティーボ・ラ・コルーニャでアンカーを期待されたMFは、出場条件を満たさず買い取り義務が発生しなかった。
・CDミランデスで3268分出場し4G3Aを記録したMFは、ポル・ロサノが『彼自身も気づいていないほどの巨大な潜在能力がある』と絶賛。
・同じく1月にミランデスに加入し21試合で7G3Aを記録したトップ下は、オサスナなど1部クラブが関心。
・ADセウタで14ゴールを挙げたFWマルコス・フェルナンデスは、グラナダのCBマヌ・ラマから『小柄だが強くて速く、DFにとって厄介』と評され、違約金は最大800万ユーロに設定されている。
・フランスのポーFCで27試合(3G2A)に出場したFWは、膝の負傷もありパフォーマンスが不安定で、トップチーム定着は難しい見込み。(via Mundo Deportivo)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
サッスオーロから買い取りオプション付きでレンタル加入中のイタリア人FWサムエレ・ムラッティエリは、スペイン2部での挑戦を『熟考した末の個人的な決断だった』と語り、熱狂的なファンに感銘を受けている。一方で、他のレンタル組の明暗は分かれている。アンドラへ移籍したペチャロマン(2028年まで契約)と、14試合の出場にとどまったブルディニの2人はチームに定着できず、来季の構想外となる可能性が高い。唯一の希望は、降格したクルトゥラル・レオネサで孤軍奮闘したアタッカーのルイス・チャコンであり、彼の復帰には期待が寄せられている。(via ElDesmarque)
また、クラブの至宝イェレマイに対してポルトガルのスポルティングから過去最高額となる3000万ユーロ+ボーナス500万ユーロのオファーがあったが、マッシモ・ベナッシCEOは『彼は市場に出ていないし、放出は簡単ではない』と残留を強調。違約金は1億〜1億5000万ユーロに設定されている。(via SPORT)
ジローナFC
チャンピオンズリーグに出場した栄光から一転、信じられない形で2部リーグへの降格が決定した。この衝撃的な降格を受け、約5年間にわたりチームを指揮し、昨季はアトレティコを抑えてリーグ3位という歴史的快挙を成し遂げたミチェル・サンチェス監督が、アヤックスへと引き抜かれた。2028年6月までの2年契約でオランダへ渡ることが公式発表され、チームは来季、再建に向けた厳しい道のりを歩むことになる。(via ElDesmarque)
コルドバCF
ビジャレアルからレンタル加入していた22歳のMFダニ・レケナは、42試合中36試合に出場。イスマ・ルイスと共に中盤のリーダーとして活躍し、実りあるレンタル期間を過ごした。来季はビジャレアルのプレシーズンに参加し、新監督のイニゴ・ペレスの評価を待つことになる。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
今季のセグンダは、マラガ、ラス・パルマス、アルメリア、カステリョンによる熾烈な1部昇格プレイオフが頂点を極める一方で、残留・降格争いでもドラマが生まれた。レガネスが奇跡の采配で残留を掴み取る一方で、カディスは記録的な低勝ち点で薄氷の残留を果たし、来季への課題を浮き彫りにしている。さらに、CLを戦ったジローナが衝撃の2部降格を喫し、名将ミチェルを引き抜かれるという大事件が発生したことで、来季の勢力図は大きく塗り替えられるだろう。日本人選手のKazunari Kita(北一成)の完全移籍や、各チームの有望なレンタル復帰組の動向も相まって、来季のLALIGA Hypermotionはかつてないほど予測不能でハイレベルな戦いになることが予想される。


デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
マラガの昇格プレーオフ進出は、下部組織出身者を軸としたチームの成熟度が結実した結果です。特にラス・パルマスとの対戦では、引き分けでも上位が勝ち抜けるレギュレーションをどう活用するかが鍵となります。一方、レガネスの残留劇は短期的な配置の最適化が功を奏した好例ですが、カディスのように残留してもなお戦術的な停滞が顕著なチームもあり、来季に向けた構造的な再構築が急務です。個々の選手の能力だけでなく、局面での噛み合わせをどう改善するかが、来季のセグンダを占う重要な指標となるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
ジローナの降格とミチェル監督の流出は、クラブの勢力図を根底から揺るがす衝撃的な出来事です。一方で、エイバルがベニャット・サン・ホセ監督との長期契約を選んだように、クラブが明確なビジョンを持って指導者を支える姿勢は、不安定なリーグ環境において一つの指針となります。カディスの残留に対する厳しい評価や、デポルティーボが至宝イェレマイを強固に引き留める姿勢からは、サポーターの期待とクラブの現実的な立ち位置の乖離が浮き彫りになっており、フロントの舵取りがより一層問われる時期に来ています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
エスパニョールのモンチSD就任は、レンタル組の整理という喫緊の課題に対する強力な一手です。北一成の完全移籍移行は、サンセにおける彼の貢献度と将来性をクラブが正当に評価した証左であり、2030年までの長期契約は編成上の大きな柱となります。また、デポルティーボのイェレマイに対する高額オファー拒否や、各クラブのレンタル復帰組の選別は、限られた予算内でいかに競争力を維持するかという編成の難しさを物語っています。来季は、これらの若手やレンタル組の活用が、各チームの順位を左右する決定的な要因となるはずです。