マイケル・オリーズ獲得に向けた動きと情報戦
バイエルン・ミュンヘンに所属する24歳のフランス人アタッカー、マイケル・オリーズの獲得を巡り、レアル・マドリードの周辺で様々な情報が飛び交っています。フランス側の報道では、オリーズ本人がバイエルンでのサイクルを終えたと感じており、キャリアのステップアップのためにサンティアゴ・ベルナベウへの移籍を熱望しているとされています。彼はW杯中に、フランス代表でチームメイトでありレアル・マドリードに所属するキリアン・エムバペ、オーレリアン・チュアメニ、そしてイブラヒマ・コナテの3人に対し、9月の移籍市場閉幕までに彼らと合流したいという強い意志を伝えました。バイエルンで同僚のダヨ・ウパメカノがドイツに留まるよう説得を試みましたが、オリーズの決意は固く、マドリードでの生活についてチュアメニやエムバペから熱心に情報を集めていたとのことです。
レアル・マドリード側は、オリーズが右サイドのプレーヤーであるため、エムバペやヴィニシウスとポジションが重ならず、システムに完璧にフィットすると考えています。フロレンティーノ・ペレス会長が強力な支持者となっており、獲得が実現する場合にはサッカー界史上最高額となる2億ユーロから2億2000万ユーロという天文学的な移籍金が支払われる可能性があると推測されています。また、この資金捻出やポジションの調整のため、エムバペとの関係が最良ではないとされるジュード・ベリンガムや、契約延長交渉を控えているヴィニシウスの売却が検討される可能性まで指摘されています。
一方で、ドイツ側からは全く逆の情報が発信されています。オリーズはバイエルンの首脳陣に対し、残留の意思をはっきりと伝え、レアル・マドリードへの移籍希望を否定したというものです。バイエルンは彼を絶対に売却しない非売品とみなしており、2029年までとなっている現在の契約(契約解除条項なし)を2031年まで延長し、チーム最高給レベルへと大幅に引き上げる好条件のオファーを準備しています。レアル・マドリードのスタンスは一貫しており、選手本人が移籍を強く希望し、バイエルン側へ正式に申し出ない限り交渉は開始しません。クラブは公式声明でも彼との直接交渉を否定しています。今後の数週間のうちに予定されているオリーズとバイエルン首脳陣との会談、そしてマドリードとヴィニシウスの契約延長に関する会談が、今夏の移籍市場の行方を決定づける最大の鍵となります。
(via ElDesmarque, SPORT, MARCA)
キリアン・エムバペの試練とモウリーニョ体制での飛躍への期待
キリアン・エムバペにとって、2026年は決して平坦な年ではありませんでした。レアル・マドリードでの2シーズン目は、チームとして無冠という厳しい結果に終わりました。彼にとってW杯は、クラブでの悔しさを晴らし、バロンドール獲得へ向けた絶好のアピールの場となるはずでしたが、準決勝のスペイン戦で0-2の敗北を喫し、大会通算8ゴールで姿を消すことになりました。W杯敗退後、彼は3週間の休暇に入り、8月の第1週以降にクラブへ再合流する予定です。
マドリードに戻れば、再び多大なプレッシャーが彼を待ち受けています。加入1年目は44ゴールを挙げてマイナータイトルを2つ獲得し、2年目も42ゴールを記録するなど、数字上はチーム内で数少ない希望の光でした。しかし、その活躍をもってしてもチームをかつての絶対的なトップレベルに引き上げるには至っていません。昨季は古巣のPSGがチャンピオンズリーグを制覇したことも、彼への風当たりを強くする要因となっています。さらに、今シーズンは膝の負傷を抱えながらも、クリスティアーノ・ロナウドの記録を追うことに固執して強行出場を続け、結果的に離脱を余儀なくされました。これがリーガやチャンピオンズリーグでの戦いに悪影響を及ぼし、怪我の診断を巡ってはクラブの医療スタッフを巻き込む騒動にも発展しました。負傷中であるにもかかわらず、クラブの専門家やパートナーと共にフランスへ旅行したことは、マドリードサポーターの間で大きな驚きと議論を呼びました。
W杯での名誉挽回にも失敗したエムバペですが、次のレベルへ進むための切り札として、新たに就任したジョゼ・モウリーニョ監督の手腕に大きな期待が寄せられています。モウリーニョ監督はかつて、現在のエムバペと同じ27歳だったクリスティアーノ・ロナウドを指導し、シーズン50ゴール超え、さらには60ゴールを記録するような超人的な点取り屋へと変貌させました。エムバペのこれまでのシーズン最多得点は、PSG時代の23-24シーズンとマドリードでの24-25シーズンに記録した44ゴールです。モウリーニョ監督の下でレアル・マドリードの生ける伝説になるという壮大な夢を叶えるために、彼には今以上の飛躍と劇的なステップアップが求められています。
(via MARCA)
エドゥアルド・カマヴィンガの去就とクラブの強固な姿勢
エドゥアルド・カマヴィンガについては、ここ数ヶ月にわたってレアル・マドリード退団の噂が絶えません。今シーズンのパフォーマンスの波や、チャンピオンズリーグのバイエルン戦で見せた致命的なミスにより、一部のサポーターからは放出の対象と見なされるようになっていました。今季の成績は公式戦全コンペティションを通じてわずか43試合、2199分の出場にとどまり、1ゴール2アシストという結果でした。欧州で最も将来を嘱望されるミッドフィルダーの一人としては、明らかに期待外れの数字です。
しかし、クラブの姿勢はサポーターの感情とは対照的に非常に慎重です。カマヴィンガを安売りするつもりは毛頭ありません。レアル・マドリードは財政的に健全であり、売却によって急いで資金を調達する必要がありません。マイケル・オリーズのような超大型補強が実現しない限り、急な売却は行われません。そのため、クラブはカマヴィンガの移籍金として8000万ユーロという強気な価格を設定しました。当初は4000万ユーロ、その後6000万ユーロと囁かれていましたが、プレミアリーグで彼と似たタイプの選手に1億ユーロ以上が支払われている市場の相場を考慮し、8000万ユーロ未満でのオファーは完全な安売りだと判断しています。
マンチェスター・ユナイテッドが中盤強化の目玉として彼をリストアップしていますが、カマヴィンガ本人がサンティアゴ・ベルナベウでの残留を強く希望しているため、ユナイテッド側も本格的な交渉には踏み切らない意向です。彼はモウリーニョ新監督を自らのプレーで納得させ、再びスタメンの座を勝ち取る決意を固めています。もし8000万ユーロのオファーが届かず残留となった場合、現在の序列では出場機会はかなり限定的になると見られています。フロントは選手の扱いをモウリーニョ監督の判断に一任しており、今のところ監督から売却の指示は出ていないため、移籍市場閉幕までじっくりと状況を見極める構えです。
(via MARCA, ElDesmarque)
アレクサンダー=アーノルドが語るモウリーニョ新監督のプレシーズン
レアル・マドリードで2シーズン目を迎えるトレント・アレクサンダー=アーノルドが、クラブの公式メディアのインタビューに応じ、13年ぶりに復帰したジョゼ・モウリーニョ新監督の指導やプレシーズンの様子について語りました。
アーノルドは新監督への強い敬意を示し、このように語っています。『彼が私たちに多くのことを教えてくれ、今年トロフィーをもたらしてくれると確信している。私は常に彼を尊敬していた。何度か対戦したこともあり、彼や彼のスタッフと一緒に仕事ができるのは大きな喜びだ。彼はとてもインテンスで情熱的だ。原則や我々に求める要求水準が非常に高い。互いのことを知れば知るほど、より多くのことを学び、彼もより多くのことを教えてくれるだろうと心から楽しみにしている。私たちは皆、学び、改善することに対して非常に意欲的だ』
先週の月曜日にスタートしたプレシーズンの最初の数日間については、過酷さを隠さずに語りました。『全て順調だが、暑くて、とにかくインテンシティが高い。プレシーズンなので予想通りではあるが、厳しいセッションが多く、2部練習もたくさん組まれているので、今のところかなりハードな日々を過ごしている』
また、自身のコンディションとシーズンに向けた目標についても明確にしています。『夏は数週間しっかり休み、その後数週間はランニングをして体型を戻してきた。プレシーズンで完璧にフィットしなければならないので準備はできていたし、戻ってくるのをとても楽しみにしていた。今は体調を整え、原則や監督のプレースタイルを深く理解することが重要だ。今シーズン、我々がどのようにシステムを構築し、自分たちをピッチで表現するかを理解すること。そして単にフィットして、サッカーのリズムを取り戻すことに集中している。私は長く実戦から離れていたので、ついにピッチに戻ってこれたこと、そして成功するシーズンのための強固な基礎を築けることを本当に嬉しく思う』
アーノルドにとって、マドリードでの1年目は個人としてもチームとしても波乱に満ちた苦しいものでした。チームはシャビ・アロンソ監督でスタートしたものの、途中でアルバロ・アルベロア監督に交代し、最終的にタイトルを一つも獲得できませんでした。彼自身も怪我の影響で継続性を欠き、公式戦30試合の出場(うち先発22試合)、5アシストという期待に応えられない結果に終わっています。リヴァプールから鳴り物入りで加入した彼は、モウリーニョ監督の下で状況を劇的に好転させることを強く誓っています。
(via Estadio Deportivo)
新監督モウリーニョの初陣は非公開のレガネス戦に決定
ジョゼ・モウリーニョ監督がレアル・マドリードの指揮官として迎える第2次政権の初陣の相手が、CDレガネスに決定しました。試合は7月28日(火)の午後6時から、バルデベバスのシウダー・レアル・マドリードで開催されるプレシーズン・トレーニングマッチとなります。当初は午前11時30分キックオフと発表されていましたが、時間変更が行われました。
この試合は完全な無観客の非公開で行われ、レアル・マドリードの公式チャンネルなどでの生中継も一切ありません。後日、クラブ側から提供される画像や情報のみが公開される予定です。モウリーニョ監督にとっては、合流している選手たちの身体状態を実践形式で評価し、特にカスティージャから参加している若手選手たちを間近で観察する初めての貴重な機会となります。レアル・マドリードのプレシーズンは、代表戦を終えた選手たちが段階的に合流するスケジュールとなっているため、最初の数週間はカスティージャの選手が多数トップチームの練習に参加しています。
一方の対戦相手であるレガネスにとっては、これが既に5試合目のプレシーズンマッチとなります。彼らはこれまでにレバンテ(1-2で敗戦)、アルバセテ、ナシオナル・デ・マデイラ、ペナフィエルと対戦しており、マドリードよりも実戦的な調整が進んでいる状態です。近年、レアル・マドリードとレガネスがプレシーズンに非公開のトレーニングマッチを行うことは恒例となっており、両クラブ間の良好な関係が今夏の対戦設定を容易にしました。レアル・マドリードはこのレガネス戦の後、8月1日にフィオレンティーナとの試合、そして8月12日にはデポルティーボとのトロフェオ・テレサ・エレーラを控えています。
(via SPORT)
ジュード・ベリンガムのW杯敗退の無念とメッシとの緊迫した会話
W杯準決勝でアルゼンチンに劇的な逆転負けを喫した後、イングランド代表のジュード・ベリンガムが沈黙を破り、5000万人以上のフォロワーを持つ自身のInstagramで心情を吐露しました。『アルゼンチン戦での出来事や、ここ数週間の感情を表現する適切な言葉を見つけるのに苦労していた。しかし、カンザスにいるパイロットのこのメッセージがまさに的を射ている。故郷からの信じられないほどの応援や、一生懸命稼いだお金を使ってアメリカまで足を運び、私たちを直接サポートしてくれた皆さんに心から感謝する。私たちの国で見たこの団結と愛を、この大会の敗北で終わらせてはいけない。私たちが団結すれば、偉大なことを達成できる。そして必ず達成する。皆を愛している』と、サポーターへの感謝と未来への結束を呼びかけました。
しかし、この敗退に際してピッチ内外で様々な騒動が巻き起こっています。チェルシーに所属するアルゼンチン代表エンソ・フェルナンデスの兄弟であるセバ・フェルナンデスは、SNS上でベリンガムに向けて『ハハハ、バイバイ、ベリンガム』と投稿し、彼をあからさまに嘲笑しました。さらに試合終了直後には、ベリンガムがアルゼンチン代表のバレンティン・バルコ(ストラスブール所属)の首元を背後から叩く(はたく)様子がカメラに捉えられました。バルコはエンソ・フェルナンデスが同点ゴールを決めた際、イングランドの選手たちの目の前で大げさに喜んで挑発行為を行い、激怒したストーンズから突き飛ばされていました。その際、バルコがスペイン語で何かを言い放ち、それを理解したベリンガムが怒りを露わにして見逃さなかったとされています。
また、試合中にはベリンガムとリオネル・メッシが顔を近づけて激しく言い合う緊迫した場面がありました。ファウルが合計26回記録され、イングランドが15回ものファウルを受けるなど、ピッチ上は終始テンションの高い状態でした。ベリンガムはこのメッシとのやり取りについて、次のように説明しています。『自分に対するファウルについて話していただけで、実際には何も悪いことは起きていない。皆がこれを大げさに誇張して報じるだろうとは確信しているが、私にとっては言及する価値もない普通のことだ。メッシはもっと前のプレーでのミスのことを言っているのかと思ったので、「いや、私に対するファウルの話をしているんだ」と伝えた。「君なら耐えられる強さがあるだろう、言っている意味が分かるか?」みたいなことを言った。本当にごく普通の会話だった』と語り、最後には『私にとってメッシと対戦できたことは非常に名誉なことだ。私たちの間に争いや問題は一切なかった。敗北はとても痛いけれど、彼の前でプレーできたことは特権だ』と最大限の敬意を表しました。
しかし、DAZNの映像解析により、二人の会話の詳細が判明しました。ベリンガムが『(自分に対するファウルは)あり得ない。ファウルはない』と主張すると、怒った表情のメッシが『分かった』と返答。ベリンガムはさらに引き下がらず『その前のプレーでも笛は鳴らず、頭に当たった』と抗議しました。これに対しメッシは『最初の僕へのファウルは笛を吹かないのか?僕のは?』と強い口調で問い返し、最終的にベリンガムが頷きながら渋い顔で『分かった、分かった』と返してその場を収めていたことが確認されています。
ベリンガムは今大会7試合に出場し、メキシコ戦での2ゴールやノルウェー戦の延長での2ゴールなど計6ゴールを記録し、ハリー・ケインと共にチームを力強く牽引しました。しかし、トーマス・トゥヘル監督の極端に守備的な采配の影響もあり、アルゼンチン戦では90分間フル出場したものの、チーム全体で枠内シュートがわずか2本に終わるなど、アタッキングサードでの見せ場をほとんど作ることができませんでした。
(via MARCA, Esport3, Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)
マルク・ククレジャ、W杯決勝でメッシとの直接対決へ
日曜日に控えるW杯決勝のスペイン対アルゼンチン戦において、ピッチ上で最も熱い視線を集めているのが、サイドで繰り広げられるリオネル・メッシとマルク・ククレジャのマッチアップです。
メッシは今大会、圧倒的なパフォーマンスを見せており、準決勝のイングランド戦だけで8回ものドリブル突破を成功させました。大会通算で25回のドリブル成功を記録し、スペインのラミン・ヤマル(22回)を抑えて大会ナンバーワンのドリブラーとして君臨しています。対するククレジャは、レアル・マドリードの新たな顔(新戦力)として大会に臨んでおり、決勝トーナメントに入ってからは一度もドリブル突破を許していないという鉄壁の守備を誇っています。彼が今大会でドリブル突破を許したのは、グループステージのカーボベルデ戦とサウジアラビア戦の2回のみで、強豪ひしめくフランス戦やポルトガル戦でも完璧にサイドを封鎖しました。メッシの動きを止めることはスペイン代表のシステム全体で取り組むべき課題ですが、ピッチ上で最も直接的にマッチアップする回数が多いのは間違いなくククレジャになります。
この二人には、FCバルセロナの育成組織であるラ・マシアの出身という深いつながりがあります。ククレジャがまだトップチームに上がる前のユース時代、メッシと共に練習する機会がありました。その際、あるユース選手が誤ってメッシに激しくぶつかってしまい、世界最高の選手に怪我をさせてしまったのではないかという懸念から、周囲が水を打ったように静まり返ったという有名なエピソードがあります。その後、コーチから彼ら若手選手たちに向けて、メッシの扱いには十分に気を付けるよう厳しく注意されたといいます。かつて練習場で絶対的な存在として接していた憧れの先輩と、今度はW杯の決勝という究極の大舞台で、1対1の真剣勝負を繰り広げることになります。
(via ElDesmarque)
ビクトル・バルデペーニャスがフィオレンティーナへ完全移籍
レアル・マドリードの下部組織であるラ・ファブリカが育て上げた19歳のセンターバック、ビクトル・バルデペーニャスのイタリア・セリエA、フィオレンティーナへの完全移籍が決定しました。フィオレンティーナは、アーセナルなど他の関心を示していた強力なライバルクラブを出し抜き、移籍金800万ユーロを支払って選手の保有権の50%を取得する形で合意に達しました。契約期間は2031年までの長期契約となります。
この取引において、レアル・マドリードはカスティージャの選手を放出する際のお馴染みのビジネスモデルを適用しています。クラブは将来バルデペーニャスが他クラブへ移籍した際の売却益の50%を保持し、さらに優先的な買い戻しオプション(優先条項)も契約に盛り込むことで、選手の今後の成長と動向に対するコントロールを維持しています。
2006年10月20日生まれのバルデペーニャスは、身長1.88mの恵まれた体格を持つ左利きのセンターバックで、必要に応じてサイドバックもこなすことができます。広いスペースをカバーするスピードと、対人戦での守備の堅実さが最大の持ち味です。昨シーズンはカスティージャの一員としてプリメーラRFEFで30試合に出場し、フベニルAのメンバーとしてもクラブ史上2度目となるUEFAユースリーグ制覇に大きく貢献しました。さらに、トップチームの守備陣に負傷者が相次いだ緊急事態には、シャビ・アロンソ監督の抜擢を受けてメンディソロサでのアラベス戦にスタメンで起用され、見事にトップチームデビューを飾るという飛躍の一年を過ごしました。
レアル・マドリードは今夏、下部組織出身選手の取引で莫大な利益を生み出しています。ニコ・パスの保有権50%をコモに6000万ユーロで売却(残留)したのを筆頭に、ビクトル・ムニョスをリヴァプールへ(2000万ユーロ)、マリオ・ヒラをミランへ(1500万ユーロ)、アルバロ・ロドリゲスをボーンマスへ(1500万ユーロ相当)、アレックス・ヒメネス(1250万ユーロ)、フラン・ガルシア(400万ユーロ)、マリオ・マルティン(350万ユーロ)など、カスティージャ出身選手に関連するオペレーションだけで、合計約1億3800万ユーロもの巨額の収入を得ることに成功しています。
(via MARCA, SPORT)
その他若手選手および元所属選手の移籍動向
レアル・マドリードに所属している、あるいは過去に所属していた若手選手たちに関する最新の移籍情報です。
・フラン・ガルシア:左サイドバックのフラン・ガルシアは、レアル・ベティスへの移籍が決定しました。移籍金は400万ユーロで取引が成立しています。
・アルバロ・ロドリゲス:エルチェでプレーしていたアルバロ・ロドリゲスは、イングランド・プレミアリーグのボーンマスへ移籍します。移籍金は2500万ユーロ(+ボーナス)で合意に達しました。レアル・マドリードは彼の権利の50%を保有し続けていたため、この取引により1500万ユーロの収入を手にすることになります。
・ニコ・パス:コモで素晴らしい成長を見せているニコ・パスは、2026/27シーズンも引き続きコモに残留してプレーすることが決定しました。レアル・マドリードとコモの間で正式な合意に達しており、マドリードは1年後に彼を買い戻すことができる一方的なオプション(選択権)を保持しています。
・ビクトル・ムニョス:1年前に出場機会を求めてレアル・マドリードを離れオサスナへ移籍したビクトル・ムニョスは、そこで34試合に出場し7ゴール5アシストという素晴らしい活躍を見せました。その結果、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督に認められ、オサスナ所属時にスペイン代表としてW杯メンバーに選出された初の選手となりました。さらに、モハメド・サラー退団後の新プロジェクトを進めるイングランドのリヴァプール(アンドニ・イラオラ新監督)が、4000万ユーロという高額な移籍金で彼を獲得しました。しかし、彼は4月末のセビージャ戦で左ヒラメ筋を負傷しており、その影響でW杯の準備に遅れを取り、ここまで大会での出場機会は1分もありません。決勝が唯一の出場チャンスとなりますが、一度もピッチに立たずに世界王者になる可能性もあります。代表メンバー26人の中で、エリートレベルでの決勝戦を経験したことがない唯一の選手であり、昨季のレアル・マドリード時代もリーグ終盤にしかチームに合流できず、コパ・デル・レイ決勝のオサスナ戦には帯同していませんでした。W杯終了後はリヴァプールに合流しますが、そこではイラオラ監督によるミリタリーキャンプのような過酷なプレシーズントレーニングと激しいポジション争いが待っています。
(via Estadio Deportivo, SPORT, MARCA)
【本日の総括】
本日は、マイケル・オリーズ獲得を巡る巨額な資金と錯綜する情報、そしてエムバペやアーノルドがモウリーニョ新監督の下でプレシーズンに懸ける強い覚悟が浮き彫りになりました。W杯決勝でのククレジャとメッシのマッチアップや、カスティージャ出身の若手選手たちが欧州中で市場を賑わせている点も見逃せません。新体制の初陣となるレガネス戦に向け、チームは着実に動き出しています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
モウリーニョ新体制の初陣を控え、戦術的な焦点は『個の能力をどう組織に落とし込むか』に集約されます。特にエムバペの起用法は、かつてのC・ロナウドのような爆発力を引き出せるかが鍵です。また、アーノルドが語るインテンシティの高さは、昨季の守備的な脆さを解消するための布石でしょう。オリーズ獲得の噂も、右サイドの攻撃的タスクを明確化する意図が見え隠れします。戦術的規律を重んじる指揮官の下、個々のタレントがどう規律と融合し、チームとしての距離感を再構築できるか。プレシーズンの非公開マッチから、その片鱗を読み解く必要があります。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
クラブは今、モウリーニョという強力なリーダーを迎え、新たなサイクルへの転換期にあります。エムバペの負傷やW杯での苦戦、ベリンガムの騒動など、スター選手を抱えるがゆえの重圧は依然として高い。しかし、フロントはカマヴィンガの安売りを拒否するなど、安易な刷新に走らず、監督の判断を尊重する姿勢を貫いています。この『規律と忍耐』の空気感は、過去の混乱を払拭しようとするクラブの意志表示とも取れます。サポーターの期待と不安が交錯する中、新監督がどれだけ早くクラブの温度を掌握できるかが、今季の成否を分けるでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
今夏のレアル・マドリードは、下部組織出身者の売却で約1.4億ユーロもの利益を上げるなど、極めて合理的な編成を行っています。バルデペーニャスやニコ・パスの事例に見られる『保有権の保持』や『買い戻しオプション』の活用は、将来の不確実性を排除しつつ、資金を確保する巧みな戦略です。オリーズ獲得に2億ユーロ規模の投資が噂されますが、これは既存の主力売却とセットで語られるべき話であり、クラブの財政健全性を損なうものではありません。編成のバランスを崩さず、いかにして市場価値の高いタレントを入れ替えるか。この緻密な計算こそが、現在のクラブ経営の強みです。