中盤の要となる新戦力確保と若手ウインガーの完全移籍加入

✅ レバンテUD

プレシーズン白星発進と司令塔のレンタル交渉、ウインガーへの関心

✅ コルドバCF

アボナード更新キャンペーンの好調な滑り出しと今後のスケジュール

✅ CDカステリョン

クラブ104年の歴史を塗り替える最高額での主力売却

✅ ジローナFC

降格に伴う主力選手の移籍動向と複数クラブからの引き抜き攻勢

✅ レアル・サラゴサ

アンデル・エレーラの帰還と若手ウインガーの去就問題

✅ カディスCF

実力派ストライカーの完全移籍加入と若手有望株のレンタル延長

✅ エルチェCF

レジェンドの契約延長難航と連鎖的な移籍金収入

✅ スポルティング・ヒホン

新監督の就任会見と積極的な前線・守備陣の補強策

✅ マラガCF

不屈の闘志を持ったMFの無念の現役引退と感動的な別れの手紙

✅ ADセウタFC

経験豊富なサイドバックの獲得による右サイドの強化

✅ RCセルタ・フォルトゥナ

欧州制覇を果たした若手コンビと2部昇格の歓喜

CDテネリフェ

CDテネリフェは、中盤の補強としてアルゼンチンのアトレティコ・ウニオンからマウロ・ピトンを完全移籍で獲得することで金銭的合意に達した。1994年生まれの31歳のスペシャリストであるピトンは、アルゼンチン国外およびヨーロッパでの初のプロキャリアとなる。彼はウニオンでキャプテンを務めるベテランであったが、1月にフリーエージェントとなるため、クラブ側には約12万ユーロの移籍金を受け入れて放出する以外の選択肢が残されていなかった。ウニオンは2024年にベレス・サルスフィエルドから彼を約44万ユーロ(50万ドル)で買い戻していた。ピトンは既にテネリフェのアルバロ・セルベラ監督の下でプレーすることを確信しており、ウニオンのプレシーズンには参加していなかった。この加入により、アネス・クルジャリッチ、ヘスス・アルバレス、フアンホ・サンチェス、ファブリシオ・デ・ソウザと合わせて中盤は5人体制となる。これにより、9月に42歳となるキャプテンのアイトール・サンスの去就が不透明になった。彼の契約は6月30日で満了しており、プレシーズンにも合流していない。スポーツディレクターのマヌ・ギルは『数日中にはクラブとしての決定を発表する。我々の頭の中ではすでに方針は固まっている』と明言している。 (via SPORT)

また、ビジャレアルからはカンテラーノのウインガー、ビクトル・モレノ(21歳)を完全移籍で獲得し、3年契約を結んだ。グラナダの下部組織から2015年にビジャレアルに加入したモレノは、2023-24シーズンにはフベニール年代で唯一ビジャレアルB(当時2部)の登録枠を得ていた逸材である。昨季の前半戦は1部RFEFでキャプテンの1人として活躍し、冬の移籍市場で2部のクルトゥラル・レオネサへレンタル移籍して16試合で2得点を記録していた。ビジャレアルのイニゴ・ペレス監督の構想から外れたため、9年間過ごしたクラブを離れてテネリフェで新たなチャンスを掴むことになった。 (via SPORT)

レバンテUD

レバンテUDは、プレシーズン最初の親善試合で1部のCDレガネスと対戦し、2-1の劇的な勝利を収めてルイス・カストロ新監督の初陣を飾った。チームは攻撃時に4-2-3-1、ボール非保持時に4-4-2のシステムを採用し、サイドバックが高い位置を取りつつ、パコ・コルテスのようなクリエイティブな選手が中盤の底に下がってビルドアップを助ける戦術を見せた。前半終了間際、レガネス守備陣のミスを突いたカルロス・エスピがハーフウェイラインから独走して先制点を奪取。後半にレガネスのプリードの突破からロベルト・ロペスに同点ゴールを許したものの、90分にアルベルト・カラトラバのペナルティエリア内でのタッチを起点としたコーナーキックからの二次攻撃で、パナマ人DFのマルティン・クルグが決勝点を押し込んだ。新加入のフランス人MFエンソ・バルデリは背番号18を背負ってトップ下で非公式デビューを果たし、激しいタックルを受けながらも周囲と良好なコンビネーションを築き上げた。 (via SPORT)

補強面では、RCセルタからMFウゴ・ソテロのレンタル移籍に向けた交渉が最終段階に入っている。両クラブは原則合意に達しており、現在はシーズン終了時の買い取りオプションの金額設定を残すのみとなっている。激しいポジション争いの中で出場機会を求めているソテロの獲得は、中盤の整理を進めたいセルタ側の思惑とも一致している。レバンテは昨季マヌ・サンチェスのレンタル移籍で成功を収めており、この良好な関係を活かしてマヌ・サンチェスの再レンタルも同時に画策している。 (via SPORT)

さらに、サラゴサのウインガーであるアドリアン・リソの獲得にも強い関心を示しているクラブの一つとして名前が挙がっており、前線の補強にも余念がない。 (via SPORT)

コルドバCF

コルドバCFは、2026-27シーズンに向けたアボナード(ソシオ)の更新キャンペーンの第1フェーズを終了し、15,572人の更新を記録した。これはクラブが設定した社会的・物理的上限である17,370人の89.6%に達する数字であり、昨季の同時期と比較して764人も増加している。昨シーズン終了時のアボナード数と比較すると、更新しなかったファンは1,798人のみであった。更新手段の内訳は、対面が6,320人、オンラインが8,308人、電話が1,034人となっている。7月13日から15日にかけては、「Koki」から「インファンティル」への年齢によるカテゴリ変更や、「Soy Cordobesista」から「一般」への変更期間が設けられる。続いて7月16日と17日には、ラ・リーガの規定により対面でのみ行われる座席変更の期間となる。「第4回プエルタス・デ・コルドバ杯」の開催による休止期間を挟み、7月27日から8月13日にかけて新規入会の受付が開始される予定である。 (via SPORT)

CDカステリョン

CDカステリョンは、昨季のチームで15ゴールを記録した攻撃の要であるMFアレックス・カラトラバをRCDエスパニョールへ完全移籍で放出した。移籍金は500万ユーロを超えるとされており、昨夏にダイジロウ・チリノをアルメリアへ約200万ユーロで売却した際の記録を大幅に塗り替え、クラブ創設104年の歴史において最高額の売却益をもたらした。2031年までの契約を結んだカラトラバは、『エスパニョールのマノロ・ゴンサレス監督は自分と似ていて、下から這い上がってきた人物だ。努力と犠牲で到達した監督だからこそ、我々は良いチームが作れると信じている』と新天地での意気込みを語った。 (via SPORT)

ジローナFC

今季LALIGA Hypermotionへ降格となったジローナFCは、主力選手の引き抜き攻勢に晒されている。昨季リーグ戦で全出場時間の77%をプレーし、6ゴール5アシストを記録したウクライナ代表MFビクトル・ツィガンコフに対しては、RCDエスパニョール(モンチSD、マノロ・ゴンサレス監督)が獲得を狙っている。2027年までの契約には降格による自動契約解除条項が含まれておらず、違約金は3000万ユーロに設定されている。さらにディナモ・キーウが将来の売却益の50%を保有しているため、ジローナ側は安売りを避けて高額な移籍金を要求する構えを見せている。 (via Estadio Deportivo)

また、ワールドカップのカナダ戦で2ゴールを挙げるなど活躍し、昨季も1766分の出場で5ゴール2アシストを記録したモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒに対しても、かつてジローナを率いたミチェル新監督が就任したアヤックスが獲得交渉を開始した。契約解除金は2500万ユーロだが、アヤックス側は移籍金の値下げを交渉している。ウナヒはマルセイユから加入した際に2030年までの長期契約を結んでおり、ジローナはスポーツ面での損失を補うに足るだけの経済的見返りがない限り放出には応じない姿勢を貫いている。 (via Estadio Deportivo)

さらに、ディフェンス陣では23歳のDFアルナウ・マルティネスに対してレアル・ベティスが興味を示しており、選手本人も魅力的なオプションだと考えているが、オランダ、イタリア、フランス、イギリスのクラブからも関心が寄せられており、熾烈な争奪戦が予想される。 (via Estadio Deportivo)

レアル・サラゴサ

レアル・サラゴサは、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズを退団してフリーエージェントとなっていたMFアンデル・エレーラの帰還を決定づけた。スポーツディレクターのラロ・アランテギが数週間にわたって交渉を続け、最後はオーナー兼ディレクターのフアン・フォルセンが直接電話で最終合意を取り付けた。イバイ・ゴメス監督が率いる1部昇格プロジェクトの目玉となるこの移籍は、月曜日か火曜日に公式発表され、木曜日(7月16日)のプレシーズン開始からチームに合流する予定である。 (via ElDesmarque)

また、FWエドゥ・エスピナウが2年契約で加入することが決定し、クラブの公式チャンネルでも正式な歓迎の声明が発表された。 (via MARCA)

一方で、2029年まで契約を残すウインガーのアドリアン・リソに対しては、セビージャ、レバンテ、ラージョ・バジェカーノなどから強い関心が寄せられている。サラゴサは買い取り義務付きのレンタル、またはヘタフェが保有権の50%を持つ場合のオプションと同額である300万ユーロの移籍金を要求している。ギリシャのオリンピアコスなど国外クラブも興味を持っているが、リソ本人はスペイン国内かイタリアでのプレーを希望している。同じくサメド・バジュダルに対してもシュトゥルム・グラーツからの100万ユーロの買い取りオプション付きレンタルなどのオファーが届いたが、クラブはこれらを拒否している。 (via SPORT)

カディスCF

カディスCFは、アスレティック・ビルバオからFWウルコ・イセタ(27歳)を完全移籍で獲得し、2031年までの5年契約を結んだ。イセタは昨季アスレティックで16試合に出場し、最終節のレアル・マドリード戦で1ゴールを記録。さらに一昨季はレンタル先のミランデスで45試合に出場し15ゴールを挙げる大活躍を見せた。移籍金は125万から150万ユーロの間と噂されている。マジョルカが200万ユーロの好条件を提示して横槍を入れようとしたものの、選手本人はアスレティックで最低年俸クラスでありながら、他クラブで給与が3倍になるオファーを断ってまでカディスでのプレーを選んだ。アスレティック側は固定の移籍金に加え、目標達成ボーナス、将来の売却益の一部、そして優先交渉権を保持する条件で合意している。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

さらに、ニューカッスル・ユナイテッドからMFアントニート・コルデロ(19歳)のレンタル期間延長も正式に決定した。昨冬に加入したコルデロは、21試合に出場して3ゴールを記録し、イマノル・イディアケス監督の下でチームの2部残留に大きく貢献した。今季も引き続きカディスの攻撃のアクセントとして期待されている。 (via ElDesmarque)

エルチェCF

エルチェCFでは、クラブのレジェンドであるウインガー、ホサンの契約延長交渉が暗礁に乗り上げている。6月30日で契約が満了しており、プレシーズンが開始されてから10日が経過した現在もチームに合流できず、個人でトレーニングを続けている。マルティン・アンセルミ新監督は就任会見でホサンを明確に構想に入れていると語っていたが、交渉は進展していない。昨季はエデル・サラビア監督の下でリーグ戦とカップ戦合わせて23試合に出場(先発は8試合のみ)し、終盤のデポルティーボ・アラベス戦では途中出場からアルバロ・ロドリゲスへのアシストを記録して残留に大きく貢献した。 (via SPORT)

そのアルバロ・ロドリゲスは、イングランドのボーンマスへ約2500万ユーロという高額で移籍することが間近に迫っている。エルチェは過去に保有権の50%を200万ユーロでレアル・マドリードから買い取っていたため、この移籍によってエルチェとレアル・マドリードの双方に1250万ユーロという巨額の移籍金収入がもたらされる見込みである。 (via MARCA)

スポルティング・ヒホン

スポルティング・ヒホンは、ニコラス・ラルカモン新監督がエル・モリノンでの就任会見に臨み、『我々が1部昇格について話すのは避けられないことだ』と強い野心を語った。ホセ・リエストラ会長も新戦力の到着を予告しており、クラブは積極的な動きを見せている。 (via MARCA)

前線の補強として、スロベニアのNKツェリェを退団してフリーエージェントとなっていたロシア人ウインガーのニキータ・イオシフォフ(25歳)の獲得が決定的な段階に入っている。昨季は16ゴール9アシストを記録したイオシフォフは左ウイングが本職だが、ラルカモン新監督のシステムにおいては長距離をカバーする左ウイングバックとしての役割を期待されており、週明けにもチームに合流する予定だ。さらに、ベルギーのシント=トロイデンからウルグアイ人FWアンドレス・フェラーリの再レンタル加入も大きく進展している。 (via SPORT / MARCA)

守備陣の再構築も急ピッチで進んでおり、これまでにGKエゴイツ・アラナ、CBホルヘ・サエンス、エマヌエル・グラルテ、アイマル・ドゥニャベイティアの4選手を獲得。現在は、イタリアのコモに所属する左利きのCBアンドレス・クエンカの復帰を最優先ターゲットとして交渉を続けているが、条件面での折り合いがつかず難航している。 (via SPORT / MARCA)

マラガCF

マラガCFに所属するMFルイスミ・サンチェスが、34歳で現役引退を発表した。セビージャの下部組織出身で、バジャドリード、ジムナスティック、エルチェ、オビエドなど数々のクラブでプレーしたルイスミは、昨季のLALIGA HYPERMOTION開幕戦のエイバル戦でチームメイトのハビ・モンテロと頭同士で激しく衝突。重度の顎顔面骨折を負い、復帰を目指して1年間に及ぶ過酷なリハビリを続けたが、ドクターストップにより無念の引退となった。彼は2012年にもセビージャ・アトレティコ時代に頭蓋骨骨折という重傷を負ったが、その後は保護用のヘッドギアを着用して不屈の闘志でピッチに立ち続けていた。 (via Estadio Deportivo)

彼は自身のSNSで感動的な手紙を公開した。『まさかこんな日が来るとは想像もしていなかった。この1年間、再びピッチに立つことを夢見て毎日闘ってきた。最後の瞬間までその希望にしがみついていたが、残念ながらその復帰は叶わなかった。今日、プロサッカー選手としての私のステージが終わりを迎えたことを受け入れようと思う』『子供の頃から自分の人生であったものに別れを告げる準備など誰にもできないし、ましてや自分が決して選ばなかった理由での別れなら尚更だ』と綴った。

さらに、『すべてを経験しても、私は自分が恵まれていると感じている。夢見ていたような結末ではなかったとしても、もう一度全く同じ道を歩みたい。サッカーだけを夢見てボールと楽しんでいたプエルト・セラーノの少年だった頃には想像もできなかったような経験をさせてもらう幸運に恵まれた。それは私の生き方となり、人生の学校となった。サッカーは試合以上のものを私にプレゼントしてくれた。努力、謙虚さ、犠牲、仲間意識、そして敬意の価値を教えてくれた。私を成長させ、今の私という人間にしてくれた』とサッカーへの愛を語り、『この狂った群れとロッカールームを共有できたこと、特に全員の仕事、努力、献身を間近で見られたことは特権だった。クラブをあるべき場所に導くために彼らが毎日闘う姿を見てきた。君たちがいなくなるのは寂しい』とチームメイトへの想いを述べた。

最後には、『1日目からの愛情とサポートのおかげで、なぜ世界中がマラギスモ(マラガ主義)を語るのか理解できた。このエンブレムを守り、あなたたちの息吹を感じられたことは本当の特権だった。ありがとう、サッカー。想像もできなかったような人生をプレゼントしてくれてありがとう』と、パブロ・カンポス医師やクラブ、そしてファンへの深い感謝の言葉で締めくくった。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

ADセウタFC

今季LALIGA HYPERMOTIONで戦うADセウタFCは、デポルティーボ・ラ・コルーニャを退団した右サイドバックのアレックス・ペチャロマーン(29歳)をフリートランスファーで獲得し、2028年までの契約を結んだ。昨季はFCアンドラにレンタル移籍して顕著な活躍を見せた彼は、サイドバックとしての豊富な運動量と攻撃参加能力に加え、高い戦術理解度とゲームの流れを読む力を活かして中盤でもプレー可能なポリバレントな能力を備えている。経験豊富なペチャロマーンの加入は、チームのディフェンスラインと中盤の構成力に大きな厚みをもたらす重要な補強となる。 (via ElDesmarque)

RCセルタ・フォルトゥナ

RCセルタのBチームであるセルタ・フォルトゥナは、U-19欧州選手権で全勝・無失点という圧倒的な成績で優勝を果たしたスペイン代表の主力メンバーであるMFアンドレス・アンタニョンとCBアンショ・ロドリゲスの2人のカンテラーノの活躍もあり、見事にセグンダ・ディビシオン(2部)への昇格を決めた。アンタニョンはすでにトップチームでのデビューを飾っており、アンショ・ロドリゲスもプレシーズンからフレディ監督の指揮下に入り、最終的にはディフェンスラインに不可欠な存在としてチームの昇格に多大な貢献を果たした。彼らの欧州制覇と2部昇格という二重の喜びは、セルタの育成部門の優秀さを改めて証明するものとなった。 (via SPORT)

【本日の総括】

移籍市場が本格化する中、カステリョンの歴史的売却やエルチェの大型移籍金収入など、2部クラブの財政力を大きく揺るがす動きが目立っている。一方で、降格したジローナは主力選手の引き留めに苦心し、サラゴサやスポルティング・ヒホン、カディスなどは的確な補強で1部復帰に向けた基盤を急速に固めつつある。また、ルイスミ・サンチェスの引退という悲しいニュースの一方で、セルタ・フォルトゥナの若き才能たちの台頭と昇格はリーグに新たな風を吹き込んでいる。各クラブの戦略が交錯し、新シーズンの勢力図は早くも激しい変化の兆しを見せている。