昨季チーム得点王のデュバシンにオサスナから約300万ユーロのオファー、中盤にはウゴ・ギジャモンに関心
✅ FCアンドラ
レアル・ベティスからGKパウ・ロペスが年俸を放棄して電撃加入、ピケのプロジェクトで再起を図る
✅ CDカステリョン
ハララボス・ブルガリス体制でクラブ史上最高のサラリーキャップを更新見込み、1部昇格へ財政基盤を強化
✅ レアル・オビエド
守護神エスカンデルにバーミンガムから契約解除金満額のオファー、同時に攻撃陣など3選手の獲得が間近
✅ コルドバCF
ベティス退団が迫るギリェルメ・フェルナンデスが加入へ向かっている
スポルティング・ヒホン
昨季16ゴールを記録したチーム得点王のジョナサン・デュバシンに対し、1部のオサスナから固定約260万ユーロと変動40万ユーロを合わせた約300万ユーロのオファーが届きましたが、クラブはこれを拒否しました。スポルティングは彼をセサール・ヘラベルト、フアン・オテロと並ぶスポーツプロジェクトの不可欠な選手として非売品に指定し、契約解除金を要求しています。一方でオサスナのルイス・ラミス監督は獲得を最優先事項としており、デュバシン自身も1部リーグでプレーする機会に魅力を感じています。1年前にバーゼルから約160万ユーロで獲得した選手の高額売却は、大きなキャピタルゲインと新たな補強資金を生むため、今後の市場の動きを大きく左右する状況となっています `(via SPORT)`。
また、ハイドゥク・スプリトに所属するウゴ・ギジャモンの動向を注視しており、1部昇格に向けたハイレベルな中盤の補強として期待されています。選手自身もスペイン復帰を最優先としています `(via MARCA)`。
昨季冬にバルセロナからレンタル加入し、デビュー戦のウエスカ戦で左ハムストリングを負傷して8試合の出場に留まっていたアンドレス・クエンカについては、クラブが再獲得を希望していましたが、イタリアのコモへの完全移籍が決定しました `(via Estadio Deportivo)`。同じく中盤の補強候補として名前が挙がっていたアレックス・サラについても、マジョルカに獲得競争で敗れています `(via SPORT)`。
プレシーズンに関しては、土曜日に最初の親善試合としてマリノ・デ・ルアンコと対戦します。また、7月25日にはポンテベドラのカンポ・ア・ロンバでセルタと対戦することが決まっており、一般チケットはトリブナが30ユーロ、プレフェレンシアが20ユーロで販売されます `(via SPORT)`。
FCアンドラ
レアル・ベティスと2028年まで契約を残していた31歳のGKパウ・ロペスが、残り2年分の給与(各年約250万ユーロ)を放棄して契約を解除し、フリートランスファーで加入しました。契約期間は2シーズン(一部では3年+オプション1年の報道もあり)となります。ベティスのドイツでのプレシーズンキャンプをイスコと共にプライベートジェットで離脱して手続きを進めました。マジョルカからもオファーがありましたが、出身地のジローナに近く家族との時間を優先できること、そしてジェラール・ピケ会長のプロジェクトで重要な役割を担えることが決め手となり、2部の舞台を選びました。ベティスではアルバロ・バジェスとの定位置争いやローテーションにより出場機会の減少が予想されたことも、退団の大きな要因となっています。ベティスでの2度の在籍期間で公式戦51試合に出場し、チャンピオンズリーグ出場権獲得にも貢献した実力者が、新天地で再起を図ります `(via Mundo Deportivo)` `(via SPORT)` `(via MARCA)`。
CDカステリョン
ハララボス・ブルガリスの就任以降、クラブは大きな成長を遂げており、2025/2026シーズンの決算と新シーズンの予算計画において、サラリーキャップ(LCPD)が記録を更新する見通しです。昨季はクラブ史上最高額の1156万3000ユーロで2部リーグ第7位の資金力を誇りましたが、今季はさらなる増額が見込まれています。1月に発表された史上最高額の1430万ユーロの予算も上回る見込みであり、カスタリア・スタジアムのネーミングライツやスポーツシティ、ユニフォームのメインスポンサー契約などの交渉も順調に進んでいます。1部昇格プレーオフに進出した昨季の勢いを維持し、スペインプロサッカー界においてより強固な財政基盤を築きつつあります `(via SPORT)`。
レアル・オビエド
1部復帰に向けた守護神として期待されているアロン・エスカンデルについて、イングランド2部(チャンピオンシップ)のバーミンガム・シティが契約解除金500万ユーロを支払う意思を見せています。バーミンガムのクリス・デイヴィス監督が直接本人と話をしてプロジェクトへの説得を試みており、移籍の可能性が高まっています。セルタやバレンシアなどの1部クラブも関心を示していますが、バレンシアは他の補強を優先しているためバーミンガムが一歩リードしています。選手本人は過去に『オビエドを1部に戻す。それが第一の目標だ』と公言していましたが、ジローナで行われたプレシーズン初戦のアル・カーディシーヤ戦を違和感を理由に欠場しており、退団への布石と見られています。他にもイリッチ、パラスキフ、ブランドン・ドミンゲスがエル・レケションで別メニュー調整を行っています `(via ElDesmarque)`。
補強面では、ダビド・フェルナンデス・スポーツディレクター主導のもと、フリアン・カレロ監督の戦術に合わせた3選手の獲得が間近に迫っています。中盤にはFCアンドラからダニ・ビジャエルモサが約200万ユーロで完全移籍予定です。攻撃陣にはサンプドリアからエスタニス・ペドロラが約200万ユーロ(その50%はバルセロナへ)で加入する見込みであり、さらにボタフォゴで適応に苦しんでいたクリス・ラモスがレンタルで加入する予定です。これらの戦力補強により、1部昇格への体制を盤石なものにしようとしています `(via ElDesmarque)`。
コルドバCF
レアル・ベティスからの退団が迫っているギリェルメ・フェルナンデスの移籍先として、コルドバへの加入が有力視されています `(via SPORT)`。また、バルセロナ育ちでイタリアのコモへの移籍が決まったDFアンドレス・クエンカは、将来的に地元であるコルドバのシャツを着ることに強い期待を抱いていると過去に公言していました `(via Estadio Deportivo)`。
【本日の総括】
オサスナからの高額オファーに揺れるスポルティング・ヒホンのデュバシンや、バーミンガムから契約解除金満額での引き抜きが迫るレアル・オビエドのエスカンデルなど、1部リーグや海外クラブからの関心が2部各クラブのプロジェクトに大きな影響を与えています。一方で、FCアンドラが1部クラスのGKパウ・ロペスを獲得し、CDカステリョンが記録的な予算規模で基盤を強化、レアル・オビエドも的確な大型補強を推し進めるなど、各クラブが1部昇格という至上命題に向けて激しい戦力補強と引き抜きの攻防を繰り広げています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
スポルティング・ヒホンのデュバシンやオビエドのエスカンデルといった主軸の去就は、単なる移籍話に留まりません。彼らはチームの戦術的支柱であり、特にデュバシンは攻撃の起点として、エスカンデルは守備の安定感という点で代えがたい存在です。彼らが抜けた場合、単に同等の能力を持つ選手を補填すれば済むわけではなく、チーム全体の配置や攻撃のメカニズムを再構築する必要に迫られます。昇格を目指すクラブにとって、この時期の主軸流出は戦術的な連続性を断ち切るリスクを孕んでおり、クラブ側が非売品と強調する姿勢は、戦術的整合性を守るための防衛策として極めて合理的です。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
セグンダの各クラブが、1部昇格という明確な目標に向けて非常に野心的な動きを見せています。特にFCアンドラがパウ・ロペスという実績ある選手を迎え入れたことは、ピケ会長のプロジェクトが持つ求心力を象徴しています。また、CDカステリョンが財政基盤を強化し、予算規模を拡大させている点は、クラブが単なる一過性の成功ではなく、持続可能な成長を目指している証左です。昇格への期待感が高まる一方で、主力選手への引き抜き工作も激化しており、クラブ経営陣には、戦力維持と将来的な投資のバランスを保つ、極めて高度な舵取りが求められています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
今夏の市場は、契約解除金の行使とサラリーキャップの枠組みが、各クラブの編成を大きく左右しています。オビエドがエスカンデルの移籍金で得た資金を、ビジャエルモサやペドロラといった即戦力へ再投資する動きは、編成の最適化として非常に理にかなっています。一方で、パウ・ロペスの年俸放棄によるアンドラ加入は、契約の柔軟性が移籍の成否を分ける好例です。各クラブとも、単なる補強ではなく、年齢構成やサラリー負担を考慮した戦略的な編成を行っており、限られたリソースをいかに効率的に配分できるかが、昇格争いの行方を決定づけるでしょう。