デポルティーボ・ラ・コルーニャ

第一部復帰を果たしたデポルティーボは、市場を大きく揺るがす大型補強を実現させた。オリンピック・マルセイユからピエール=エメリク・オーバメヤンを150万ユーロで獲得し、2028年6月までの契約を結んだ。37歳となったガボン代表ストライカーは、昨季リーグ・アンで30試合に出場し10ゴール6アシスト、ヨーロッパの舞台でも活躍を見せた。豊富な経験と得点力を持つベテランは、アントニオ・イダルゴ監督の率いる若いチームの攻撃陣を牽引することが期待されている (via SPORT)。

さらに、RCDマジョルカからGKレオ・ロマンを900万ユーロの違約金で獲得した。5年契約を結んだ同選手は入団会見で、『クラブが示した強い信頼に感謝している。バランスの取れた将来性のあるプロジェクトに惹かれた』と語り、激しいポジション争いへの意気込みを見せている (via ElDesmarque)。

また、ファンの熱気も高まっており、1部復帰のシーズンチケット更新者はキャンペーン開始からわずか9日間で11,728人に到達した (via SPORT)。

一方で、カンテラ(下部組織)からの人材流出も話題となっている。16歳のラウル・レマがレアル・マドリードへ移籍したことを皮切りに、過去にもアルバロ・カレーラスやアンヘリーニョ、トリーリ、ウゴ・ノボアといった有望株が他クラブへ旅立っていった歴史が改めてクローズアップされている。トップレベルへの定着は容易ではないものの、アベゴンドの育成力は依然として国内外から高く評価されている (via SPORT)。

アトレティコ・マドリード

フリアン・アルバレスの去就を巡り、アトレティコ・マドリードの首脳陣は徹底抗戦の構えを見せている。ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは公式チャンネルのインタビューで、『アトレティコこそが彼にとって世界で最高の場所であり、我々の完璧なセンターフォワードだ。売却の意志は全くない』と断言。FCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長が「オファーの期限は無限ではない」と発言したことに対し、『我々の回答こそが無限だ。1億ユーロ、1億5000万ユーロ、2億ユーロを積まれても受け入れることはない』と真っ向から反論し、バルセロナ側のメディア戦略を『彼個人のサーカスだ』と痛烈に批判した。エンリケ・セレソ会長も同様に、選手の残留を強く保証している (via Estadio Deportivo)。

チームの現場では、ディエゴ・シメオネ監督がワールドカップ決勝視察のために不在となる中、ルイス・ピニェドやガビらが指揮を執り、高いインテンシティのトレーニングが行われた。システムは5-4-1や4-3-3がテストされ、中盤にはコケとメンドーサが配置された。なお、膝の打撲を抱えるモルテン・ヒュルマンド、過負荷のヤン・オブラク、回復段階にあるカルドーソは別メニューでの調整となっている。また、カンテラ出身のフリオ・ディアスはレバンテUDへ150万ユーロ(保有権の50%)で移籍することが決定した (via MARCA)。

バレンシアCF

新加入の日本人選手、佐藤龍之介(Ryonosuke Sato)が早くもチームに溶け込んでいる。ウーゴ・ドゥロのInstagramで公開された動画では、新加入選手の恒例行事として、佐藤がPSYの大ヒット曲『Gangnam Style(江南スタイル)』を完璧に踊り切る姿が披露された。チームメイトやコーチ陣からの大喝采を浴びており、その卓越したサッカースキルだけでなく、明るいキャラクターと適応力の高さがクラブ内外で絶賛されている (via ElDesmarque)。

補強の動きとしては、リーズ・ユナイテッドのラルジ・ラマザニへの関心が浮上している。ハビ・ゲラも『彼とはロッカールームでも隣同士で、とても仲が良かった。来てくれたらチームに多くのものをもたらしてくれる』と歓迎の意を示している。ただし、リーズとの交渉は移籍金がネックとなっており、選手の減俸や買い取りオプション付きのレンタルなど柔軟な対応が求められている (via ElDesmarque)。

一方、カルロス・コルベラン監督の構想外となっていたジェンク・オズカチャルは、トラブゾンスポルへの完全移籍が目前に迫っている。妻のヒラ・ヌルと共にトラブゾン空港に到着し、『以前この街を訪れた際、二人とも離れたくないと思うほど恋に落ちた。とても幸せで興奮している』と喜びを語った (via ElDesmarque)。

GKカイン・ファン・オエベレンの獲得については、イプスウィッチ・タウンが400万ユーロのオファーを提示したことで、予算の限られるバレンシアは獲得レースから撤退する見通しとなっている (via SPORT)。

チーム内の人間関係について、ウーゴ・ドゥロはコルベラン監督との不仲説を『完全な嘘だ。SNSが作り出した作り話に過ぎない』と一蹴。『監督の戦術的知識は疑いようがなく、チームの雰囲気は良好だ』と強調している (via ElDesmarque)。

その他、第一節のベティス戦が延期となった影響で、プレシーズンのスケジュール調整を余儀なくされており、8月15日付近で実戦に近い強度の親善試合を新たに組む方針である。また、インドネシアでの海難事故で不慮の死を遂げたフェルナンド・マルティン元カンテラ監督の功績を称え、8月22日にCDアルコヤーノとの追悼試合が開催されることや、新スタジアム「ノウ・メスタージャ」のファサード建設が順調に進んでいることも報じられている (via ElDesmarque)。

ヘタフェCF

ホセ・ボルダラス監督率いるヘタフェは、オリーバ・ノバ・ゴルフ・リゾートで行われたレディングとのプレシーズン初戦を1-0で制した。後半28分、マルティン・サトリアーノが左足の正確なシュートで決勝点を奪い、昨季後半戦の好調ぶりをアピールした。

しかし、チームにとっては負傷者が続出するアクシデントに見舞われた。前半22分にアブデル・アブカルが左太ももの筋肉トラブルで退き、続いてアストン・ヴィラからレンタル加入したばかりのアンドレス・ガルシアも負傷交代。後半にもキコ・フェメニアとジェネが相次いで痛みを訴えてピッチを退いた。プレシーズン最初の実戦とはいえ、4人の主力級が筋肉系のトラブルを抱えたことは、今後の調整において懸念材料となっている。なお、この試合ではクリスタントゥス・ウチェがヘタフェのユニフォームを着て再デビューを果たしている (via Estadio Deportivo)。

セルタ・デ・ビーゴ

クラウディオ・ヒラルデス監督は、ブラガとのプレシーズンマッチに向けた25人の招集リストを発表した。この試合には、新加入のアレイクス・フェバスとハビ・ガランに加え、Bチームからの昇格組であるベルナール・ソムアが初めて招集された。一方で、構想外となっているウナイ・ヌニェス、カルレス・ペレス、カルロス・ドトル、ウゴ・ソテロはメンバーから外れた。イライクス・モリバもアキレス腱の炎症により欠場し、マヌ・フェルナンデスも戦術的理由で遠征メンバーから外れている (via SPORT)。

背番号に関しても動きがあり、トップチーム昇格が正式に決まったハビ・ロドリゲスが『20』を背負うことになった。その他、フェバスが『14』、マルコス・アロンソが『3』、ミゲル・ロマンが『8』を着用することが決まっている (via Estadio Deportivo)。

また、クラブが1400万ユーロの赤字を抱えている影響から、最も市場価値の高いイライクス・モリバの売却が急務となっている。プレミアリーグのアストン・ヴィラ、クリスタル・パレス、ノッティンガム・フォレストなどが関心を示しており、クラブは移籍金2000万ユーロをボーダーラインとして交渉を進めている (via ElDesmarque)。

RCDマジョルカ

2部降格という苦境に立たされたマジョルカだが、パブロ・トーレが残留を明言し、ファンに大きな安堵をもたらした。クラブが公開した動画の中で、トーレは『もちろん、僕はここに残る』と力強く宣言。1部クラブへのレンタル移籍が可能な条項を持っていたものの、ルイス・ガルシア新監督のプレースタイルに共感し、セルジ・ダルデルやマヌ・モルラネスらと共に中盤の核として1部復帰を目指す決断を下した (via ElDesmarque)。

補強面では、レッチェからアレックス・サラを買い取りオプション付きのレンタルで獲得することが決定的となった。また、ビジャレアルのアルナウ・テナスについても、ルイス・ガルシア監督の強い要望と、パブロ・オルテイスSDの人脈を活かし、他クラブとの競合を制して獲得に近づいている。一方で、チーム内で最も市場価値の高いサム・コスタには、RBライプツィヒだけでなくクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルから強力なオファーが届いており、中東への移籍が濃厚となっている (via SPORT)。

レアル・ソシエダ

ペジェグリーノ・マタラッツォ監督が率いるレアル・ソシエダは、スビエタでラシン・サンタンデールとのプレシーズンマッチに臨む。この試合には、前の試合を欠場したホン・アランブル、ヤンヘル・エレーラ、オーリ・オスカルソン、そして日本人選手の北和成らが実戦復帰を果たす見込みである。

北和成(Kazunari Kita)に関する重要なお知らせとして、クラブは彼が将来のチームの主軸になるという確信のもと、保有元の京都サンガF.C.に対して150万ユーロの買い取りオプションを行使し、2030年6月までの長期契約を締結した。20歳の日本人ディフェンダーは、サンセ(Bチーム)での確かな成長とトップチームでの出場経験を通じて、クラブ首脳陣から絶対的な信頼を獲得しており、今季はトップチームへの完全定着が期待されている。また、同じくカンテラ出身のルケン・ベイティアら有望な若手選手たちとも続々と契約延長を完了させている (via Mundo Deportivo)。

レアル・ベティス

ベティスの周辺では多くのニュースが飛び交っている。

まず、パウ・ロペスが個人的および家族の理由から、FCアンドラへの移籍を決断し、クラブを離れることが正式に発表された。自身のSNSで『今回はもうベティスを助けることができないと感じている。人生の優先順位を変える時が来た』と感動的な別れのメッセージを綴った。これに伴い、クラブはビジャレアルからディエゴ・コンデを買い取りオプション(350万ユーロ)付きのレンタルで獲得することで合意に達している (via Estadio Deportivo)。

さらに、ドイツでの合宿中だったイスコが、負傷やスポーツ上の理由ではなく、個人的な事情により急遽スペインへ帰国するという事態が発生した。数日後にはチームに再合流する見込みである (via ElDesmarque)。

また、ディエゴ・ライネスがポッドキャスト番組に出演し、ベティス時代に指導を受けたキケ・セティエン元監督について『監督から直接電話をもらったことは一度もなかった。自分がどれだけ良いプレーをしても、ヘセ・ロドリゲスが起用された』と不満を吐露。アヤックスへの移籍を選ぶべきだったかもしれないと振り返った (via Estadio Deportivo)。

チームはドイツでスポルテフロインデ・ロッテとのプレシーズンマッチに臨む。恥骨炎から回復したアントニーがボールを使ったトレーニングを再開しており、復帰が間近に迫っている。移籍市場では、ネルソン・デオッサのヴァスコ・ダ・ガマへの移籍が書類上の最終確認段階に入っており、その後釜としてニコラス・ラスキン(レンジャーズ)に関心を示しているものの、移籍金が高額なため交渉は難航している。なお、ミケル・アモンダラインはボローニャへの移籍が確定的となった (via Estadio Deportivo)。

クラブは社会的取り組みとして、いじめを苦に自ら命を絶った14歳のベティスファン、サンドラ・ペーニャさんに敬意を表したセカンドユニフォーム「Verde esperanza(希望の緑)」を発表。このデザインと動画は、いじめ防止への強いメッセージとしてSNSで大きな反響を呼んでいる (via Esport3)。

ビジャレアルCF

イニゴ・ペレス新監督の初陣となったベンフィカとのプレシーズンマッチは、0-2での敗戦となった。ワールドカップ参加組やディエゴ・コンデなどを欠く陣容で挑み、序盤はポゼッションを握ったものの、後半にラファ・シウバとパヴリディスにゴールを許した (via MARCA)。

若手選手の放出も進められており、ダニ・レケナがレバンテUDへ2027年までのレンタル移籍で加入することが決定した。昨季コルドバで36試合に出場して経験を積んだ22歳のMFは、1部リーグでの飛躍を目指す (via Estadio Deportivo)。

アスレティック・クラブ

エディン・テルジッチ新監督の下でプレシーズンを進めるアスレティック・クラブは、新たにオリンピック・マルセイユ(8月9日、スタッド・ヴェロドローム)およびアタランタ(8月14日、ベルガモ)という強力な相手との親善試合を発表した。アタランタ戦は、第1節のFCバルセロナ戦が延期されたことで実現したスケジュールである (via Estadio Deportivo)。

一方、クラブの公式SNSアカウントが、ワールドカップで活躍する所属選手(ウナイ・シモン、ニコ・ウィリアムズ、アイメリク・ラポルテ)やルイス・デ・ラ・フエンテ監督へ向けた応援メッセージを投稿した際、「スペイン代表」という言葉を一切使用せず、「レサマの価値観を世界に示している」と表現したことが、ファンの間で大きな論争を巻き起こしている (via ElDesmarque)。

移籍市場では、イセタをカディスへ、ウナイ・ゴメスをウディネーゼへ売却し、資金調達を行っている (via Estadio Deportivo)。

RCDエスパニョール

マノロ・ゴンサレス監督率いるエスパニョールは、UEオロトとのプレシーズン初戦を迎える。新加入のアレックス・カラトラバは、『数年前まで地域リーグでプレーしていた自分が、エスパニョールに加入できたことは夢のようだ。監督の期待に応えたい』と意気込みを語っており、新戦力のフィット具合が注目される (via Esport3)。

また、クラブは新シーズンに向けた第3ユニフォームを発表。レモンライム色のグラデーションに、エンブレムをモノクロの黒でミニマルに配置した斬新で現代的なデザインとなっており、ファンや選手からも好評を得ている (via Mundo Deportivo)。

UDラス・パルマス

ラス・パルマスの本拠地、エスタディオ・デ・グラン・カナリアでは、新シーズンに向けたピッチの全面張り替え作業が急ピッチで進んでいる。カナリア諸島の気候に適し、回復力の高い「バミューダ・イビサ種」の芝生を採用。フェルテベントゥラ島から厳密な温度管理の下で輸送された7,600平方メートルの芝が敷き詰められており、ボールポゼッションを重視するチームの戦術を支える最高のピッチコンディションが整えられている (via SPORT)。

セビージャFC

ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるセビージャは、ポーランドでのKSクラコヴィアとのプレシーズンマッチに向けて出発した。遠征メンバー24名には新加入のチデラ・エジュケや回復したオソが名を連ねたが、マルカオ、フアンル、アンドレス・カストリン、アルフォンなどは負傷のためセビージャに残りリハビリを続ける。ラファ・ミルやジョアン・ジョルダンといった構想外の選手たちも遠征から外れている (via SPORT)。

アコル・アダムスのヴェネツィアへの移籍は、クラブ間合意に達しているものの、選手側の代理人などへの金銭配分の同意が得られておらず、一時的に保留状態となっている。このため、アダムスはポーランド遠征には帯同せず、移籍の最終決着を待つ状況となっている (via Estadio Deportivo)。

また、ホセ・マリア・クルス元ゼネラルディレクターがポッドキャスト番組で、過去のエンツォ・マレスカ獲得時にユヴェントスのルチアーノ・モッジ元GDと激しい口論になり、モンチSDに交渉を託して退席したという裏話を披露し、話題となっている (via ElDesmarque)。

CDレガネス

1部昇格を果たしたレガネスは、フアン・クルスをマラガへ買い取りオプション付きのレンタルで放出することが濃厚となっている。スポーツディレクターのアンドレス・パルドは、『まだ公式発表はできないが、交渉は進展している。彼が最高のレベルを取り戻すための選択だ』と説明しており、選手自身もアルバセテとのプレシーズンマッチを欠場し、既にマラガの街に滞在していることが確認されている (via SPORT)。

【本日の総括】

本日のラ・リーガ各クラブは、本格化するプレシーズンマッチを通じて新戦力やカンテラ出身選手の実戦テストを進める一方、移籍市場における激しい駆け引きが目立っている。特にアトレティコ・マドリードがフリアン・アルバレスの売却を完全拒否する姿勢を鮮明にしたことは、ストライカー市場全体に大きな影響を与えている。また、日本人選手では、レアル・ソシエダの北和成が買い取りオプション行使で長期契約を勝ち取るという素晴らしいニュースが飛び込み、バレンシアの佐藤龍之介もチーム内で確かな存在感を示している。リーグ開幕が近づく中、各チームの戦力整備と組織作りの最終調整から目が離せない状況が続いている。