【レアル・マドリード / 中国問題
レアル・マドリードのFWキリアン・エムバペが毛沢東に関する動画で不適切な発言(「中国の独裁者」と表現)を行い、中国国営テレビ(CCTV)がラ・リーガの全試合放送停止に踏み切るなど大炎上している問題で、クラブを取り巻くビジネス面の最新局面が明らかになった。
個人スポンサーである中国大手企業(DongpengやMengniuなど)が相次いでキリアン・エムバペとの契約解除を発表する中、クラブの公式スポンサーの動向に注目が集まっていた。
こうした中、レアル・マドリードと3年間のパートナーシップを結んでいる中国の家電大手「ハイセンス(Hisense)」はメディアの取材に対し、『当社はレアル・マドリードへのコミットメントを維持し、スポンサー契約の枠組みの中で今後もクラブをサポートし続ける』と公式に表明。パートナーシップの継続を宣言した。これにより直ちにクラブ商業収入が壊滅的な打撃を受ける事態は免れた形だ。
しかし影響は依然として深刻である。レアル・マドリードにとって中国は世界全体のユニフォーム売上の約15%を占める超巨大市場であり、特にキリアン・エムバペの背番号10番のユニフォームは最大の売れ筋商品だったため、今後の売上激減は避けられないとみられている。また、CCTV側は「ラ・リーガやレアル・マドリード、キリアン・エムバペの今後の姿勢と誠実な謝罪・修正行動を注視する」と警告しており、過去にNBAが過激発言で数百億円規模の損失を被った事例のように、信頼回復には長期間を要する見通しだ。(via SPORT / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
今節のスペインサッカー界では、ピッチ外で非常にセンセーショナルかつ人間模様にあふれた出来事が相次ぎました。カンプ・ノウでのレアルファン親子追放劇や、アトレティコによるバルサの不正接触告発(罰金602ユーロ)といったクラブ間の軋轢から、15歳で亡くなった育成選手ホルヘ・カサードを偲ぶブライアン・サラゴサの温かいオマージュ、不条理な新ルールに振り回されるセビージャの現場まで、ピッチ外のドラマが凝縮された一日となりました。全国のスタジアムでのサポーターの過激化や中国市場を巡る緊張感など、クラブ運営を取り巻く課題も浮き彫りとなっています。