【FCバルセロナ / レアル・マドリード
スロバキア出身で熱狂的なレアル・マドリードファンであるフランティシェク・ヴァヴレク(František Vavrek)氏は、9月5日に18歳の誕生日を迎えた息子デニス(Denis)へのプレゼントとして、生涯の思い出になるカンプ・ノウでのクラシコ観戦を約束した。
ヴァヴレク氏はスロバキアの旅行代理店を通じて1等席のチケット4枚(セクター113、15列目)を合計5,600ユーロ(1枚あたり1,400ユーロ、親子2人で2,800ユーロ)で購入。友人親子(バルサファン)と共に、車でブダペストまで約300キロ移動した上で飛行機に乗り、バルセロナへと降り立った。
代理店からも公式チケットアプリからも「アウェイユニフォームの着用禁止」というアナウンスは一切なかったが、スタジアムの入場ゲートで警備員から「レアル・マドリードのユニフォームを着て入ることはできない」と制止され、ゴミ箱に捨てるよう指示された。サンティアゴ・ベルナベウで購入した大切なユニフォームを捨てることを拒否した彼は『僕たちはマドディスタだ。ユニフォームをゴミ箱に捨てるなんて絶対にしない』と告げ、一旦バッグにしまって入場し、着席後に着用した。
試合開始約20分前からユニフォームを着て静かに観戦していたが、前半40分過ぎにキリアン・エムバペがゴールを決めると、親子は嬉しさのあまり立ち上がってハグをして歓喜した。他者への暴言や挑発行為は一切していなかったが、直後に約10人の警備員が押し寄せ、客席から連れ出された。
周囲のバルササポーターから強いブーイングや嫌がらせを受けながら通路に出されると、最初は「ユニフォームを脱げば席に戻れる」と言われたものの、無線で指示を受けた上司から『大勢のバルサファンにすでに特定された。安全を保障できないため戻すことはできない』と拒否され、別エリアへの案内もないままスタジアムから完全に追放された。
結局、親子は帰りのタクシーの中でスマートフォンの画面越しにクラシコの残りの時間を観戦する羽目になり、夢のプレゼントが一転して後味の悪い悲劇となったことに深い憤りを露わにしている。(via MARCA)
