ジローナのセグンダ降格と指揮官のアヤックス引き抜きについて

✅ 新ストライカー、オレクサンドル・ピシュチュルを完全移籍で獲得

来季のスタメン候補となる21歳の長身ウクライナ人FWを確保

✅ アゼディン・ウナヒの去就とベティスの関心

降格に伴う主力売却とモロッコ代表MFに寄せられる移籍の動き

✅ 今後の補強と退団の動き

イサン・ゴンサレスの獲得合意とジョン・ソリスの買い取り行使について

✅ 元所属選手ラディスラフ・クレイチーがワールドカップでゴールを記録

チェコ代表としてW杯でヘディング弾を決めレジェンドへ捧げる

悲劇の2部降格とミチェル監督の退任

ジローナは無念のセグンダ・ディビシオン(2部)降格という結末を迎えた。この結果を受け、チームを率いていたスペイン人指揮官のミチェル監督は退任を選択し、オランダの歴史的クラブであるアヤックスの監督に就任している。昨季エールディヴィジを5位という厳しい結果で終えたアヤックスを、再びエリートの舞台へ引き上げるという新たな挑戦に向かうこととなった。(via ElDesmarque)

新ストライカー、オレクサンドル・ピシュチュルを完全移籍で獲得

セグンダでの戦いに向け、クラブは素早い動きを見せ、来季に向けた最初の補強を完了させた。ハンガリーのETO FCから、ウクライナ人FWオレクサンドル・ピシュチュル(21歳)を獲得した。2005年1月24日生まれで身長204cmという圧倒的な体躯を誇る同選手とは、2031年6月30日までの5年契約を結んでいる。

ピシュチュルは、2025年9月にチリで開催されたU-20ワールドカップでウクライナ代表のキーマンとしてプレーし、その圧倒的な高さとフィジカルの強さで大きな注目を集めた。最もテクニックに秀でたタイプではないものの、強烈なシュート力を備えている。大舞台での経験が少ない若手FWであるため、ややリスクを伴う賭けではあるが、来季のセグンダの舞台で彼がどれほどの能力を発揮できるかが試される。

この補強から、クラブの明確な方針が読み取れる。かつてアルテム・ドフビクが退団した際にはヴラディスラフ・ヴァナトを獲得したが、現在そのヴァナトにもビジャレアル移籍の噂が浮上している。そのため、クラブは今後数シーズンのスタメンを張れるストライカーを即座に確保した形だ。ブライアン・ヒルや、2023年1月に加入し現在もチームに残るウクライナ人FWヴィクトル・ツィガンコフからのクロスを収めるため、常に長身でフィジカルの強いターゲットマンを最前線に配置するスタイルを継続している。(via Esport3)

アゼディン・ウナヒの去就とベティスの関心

ジローナの2部降格に伴い、アルナウ・マルティネスやツィガンコフ、そしてアゼディン・ウナヒといったチームの最高レベルの選手たちの売却が避けられない状況となっている。

モロッコ代表のウナヒに対しては、来季のサラリーキャップ問題を回避するために6月30日までに2000万ユーロ以上の売却益を必要としているレアル・ベティスが、中盤の再編を目指して強い関心を示している。ウナヒ自身も2部でプレーする意思はなく、彼の給与とクオリティはセグンダのカテゴリーには見合っていない。

ウナヒはフランスのアンジェでスターの座に上り詰め、オリンピック・マルセイユへステップアップした後、パナシナイコスでのレンタル期間を経て、昨夏に600万ユーロの移籍金でジローナに加入した。契約は2030年まで残っており、ジローナとしては可能な限り高額な移籍金を引き出したいと考えている。

元の契約には2000万ユーロの契約解除金が設定されていたが、チームの降格によりその額は約半分に減額されたと彼の周辺関係者は主張している。これは、サッカー専門サイトであるTransfermarktが算出している現在の市場価値1000万ユーロと一致しており、より獲得しやすく、かつ魅力的なターゲットとなっている。過去にはマンチェスター・シティからの関心も噂されたが、こちらには信憑性がないと見られている。

ラ・リーガ初挑戦となった今シーズン、ウナヒはフィジカルのトラブルに悩まされ、出場は24試合にとどまった。それでも1766分間のプレーで5ゴール3アシストを記録し、ベティスのスポーツディレクターであるマヌ・ファハルドが好む高い連携能力の片鱗を示した。ベティスは彼の人間性を知るための調査もすでに行っており、アブデやアムラバトなど彼をよく知る人物から非常に良い評価を得ている。

現在、ウナヒは北中米ワールドカップに出場するモロッコ代表に合流しており、日曜日のブラジル戦で大会デビューを果たす予定である(前回大会ではベスト4進出に貢献し、ルイス・エンリケ監督からも称賛された)。そのため、彼の去就がすぐに決まることはなく、ワールドカップでの戦いが終了するまでは移籍先が決定しない見通しだ。(via Estadio Deportivo)

今後の補強と退団の動き

ピシュチュルに続く新戦力として、今季グラナダでプレーしたブラネス出身のMFイサン・ゴンサレスの獲得が決定している。この契約はすでにかなり前から合意に達している。

一方で退団の動きとして、イングランドのバーミンガム・シティがコロンビア人MFジョン・ソリスに対する700万ユーロの買い取りオプションを行使することが確実視されている。(via Esport3)

元所属選手ラディスラフ・クレイチーがワールドカップでゴールを記録

ジローナに所属していたチェコ代表のラディスラフ・クレイチーが、ワールドカップの韓国戦に出場し、59分にヘディングで先制ゴールを挙げた(試合はその後韓国が2点を奪い、チェコは1-2で逆転負けを喫した)。

クレイチーはゴール後、この得点を自国のサッカー界のレジェンドであるトマーシュ・ロシツキーへの敬意として捧げた。彼は『彼には本当に多くの借りがある。彼は私のロールモデルであり、プレーオフの試合前に私を大いにモチベートしてくれた。これは美しいシンボルだ。彼の遺産を引き継いでいきたい』と語っている。(via Esport3 / MARCA)

【本日の総括】

ジローナは2部降格という厳しい現実を突きつけられ、ミチェル監督の退任や主力選手の流出という変革期を迎えています。しかし、圧倒的な高さを誇る新ストライカーの獲得や新戦力の確保など、1部復帰に向けたチームの再建はすでに力強くスタートしています。