UDアルメリア
昨季の昇格プレイオフ決勝でマラガに敗れ、悲劇的な幕切れを迎えたUDアルメリアだが、今季ルビ前監督の後任として指揮をとるガルシア・ピミエンタ監督のもとで素晴らしい躍進を遂げている。開幕3試合で2敗を喫するなど序盤こそ躓いたものの、その後は無敗を維持し、第9節終了時点で勝ち点21を獲得して単独首位に躍り出た。
バルセロナの下部組織ラ・マシア出身であるピミエンタ監督は、ボール保持を第一とするスタイルをチームに植え付け、基本フォーメーションの4-3-3だけでなく、サイドバックの攻め上がりと攻撃時の厚みを増す3-2-4-1への変形システムを巧みに使い分けている。第4節のサバデル戦に0-1で敗れた直後、指揮官は先発メンバーを7人も入れ替える大胆な決断を下した。この時に抜擢された19歳のMFキム・ジュニェント、ブライアン・シペンガ、ハビ・ムニョスらは一躍主力へと定着し、特にキム・ジュニェントは中盤でゲームのタクトを振り続け、前節レガネス戦(3-0勝利)でも鮮やかなアシストを記録した。なお、同じくバルサ下部組織出身のGKアロン・ヤアコビシュヴィリもベンチでデビューの機会を伺っている。
また、昨季63失点を叩き出した守備陣の劇的な改善も首位奪取の大きな原動力となっている。今季は9試合で僅か5失点にとどまり、5試合でクリーンシート(無失点試合)を達成した。レガネス戦後の記者会見でピミエンタ監督は『守備陣が堅固で一貫したプレイを見せれば、このチームが持つ圧倒的な攻撃力をもってすれば必ず得点機会を作り出せる。全員がピッチで全力を尽くし、レガネスにチャンスをほとんど与えなかった』と守備の粘り強さを称賛した。一方で『チームにはまだ改善の余地がある。結果が出ているのはすべて選手たちのおかげだ。我々の提示したモデルに彼らが納得し、プレーしてくれている。私の役目は彼らの邪魔をしないことだ』と謙虚な姿勢を崩さず、長丁場のシーズンに向けて勝って兜の緒を締めている。(via Mundo Deportivo)
