トレント・アレクサンダー=アーノルド(レアル・マドリード) 古巣リヴァプールがローンでの復帰を打診

レアル・マドリードに所属するイングランド代表右サイドバック、トレント・アレクサンダー=アーノルドに対し、古巣リヴァプールが復帰に向けた打診を行っている。現時点では、クラブ内での放出検討と並行して交渉が行われている段階だ。かつて主力としてタイトルをもたらした右サイドバックが、加入からわずか1年余りでマドリードを去る可能性が生じたことで、両クラブの市場戦略に大きな影響を与えている。

2025年夏、リヴァプールとの契約満了を1ヶ月後に控えたタイミングで、1000万ユーロの移籍金を伴ってレアル・マドリードへ加入した。負傷離脱が続くダニ・カルバハルの後継者として大きな期待を背負ったものの、相次ぐ怪我と不振により定位置を確立できずにいる。アルバロ・アルベロア前監督の指揮下ではシーズンの終盤に重宝されたものの、新しく就任したジョゼ・モウリーニョ監督がデンゼル・ダンフリースを獲得したことで風向きが一変した。

モウリーニョ監督はフェデ・バルベルデを右サイドバックの定位置に据えてチームを立て直しており、アレクサンダー=アーノルドは構想外の3番手に転落している。高額な年俸がクラブの財政面で重荷となる一方で、チームの精神的支柱であるジュード・ベリンガムと親しい間柄にあるため、同選手の放出がジュード・ベリンガムの心理に与える悪影響をフロントは懸念している。

そうした中で手を挙げたのが、かつて同選手をアカデミーで育成しプレミアリーグやチャンピオンズリーグ制覇を果たした古巣のリヴァプールだ。退団時には地元サポーターから激しい批判を浴びたものの、リヴァプール側は右サイドの補強策として復帰を模索している。来夏の完全移籍のみならず、今冬の市場で期限付き移籍を受け入れることで高額な給与負担を軽減する案をレアル・マドリード側に打診している。

つまり、今回の動きが意味するのは、名門復帰という形を借りたレアル・マドリード側の不振の精算と給与体系の正常化である。今後の注目点は、今冬の市場が開くタイミングでレアル・マドリードが期限付き移籍を容認するかどうか、そしてジュード・ベリンガムとの関係性を考慮した最終判断にある。(via SER Deportivos / ElDesmarque)