ロナルド・アラウホ リヴァプールが5500万ユーロの買い取りオプション行使を検討
バルセロナからリヴァプールへ期限付き移籍しているウルグアイ代表ディフェンダー、ロナルド・アラウホに対し、移籍先に5500万ユーロの買い取りオプション行使に向けた動きが浮上している。プレミアリーグとチャンピオンズリーグで主力として定着する中、この完全移籍の成否はバルセロナの来夏の補強戦略を左右する重要な鍵となる。
ロナルド・アラウホは8月末に買い取りオプションが付帯した単純ローンでリヴァプールへ渡った。新天地ではアンドニ・イラオラ監督のもとで右サイドバックの定位置を掴み取り、公式戦9試合連続で先発出場を続けている。守備面での安定感だけでなく攻撃面でも存在感を発揮しており、すでに2ゴール1アシストを記録するなどチームの主力として絶大な信頼を獲得した。
指揮官のイラオラ監督も彼の順応性と姿勢を絶賛している。イラオラ監督は『ロナルド・アラウホはこの変化を必要としており、謙虚さを持ってやってきた。ビッグクラブでの経験が豊富で、異なるポジションでプレーする準備ができている』と手放しの賛辞を贈った。選手本人もリヴァプールでの役割に大きな手応えを感じているものの、古巣バルセロナへの配慮から自身の将来に関する明言は避けている。
この移籍劇において最も大きな焦点となっているのが、5500万ユーロという買い取りオプションの行使金額だ。バルセロナは来季、新スタジアムの改修工事で屋根部分の施工を進めるため、一時的にホームスタジアムをモンジュイックへ戻す計画を立てている。この本拠地再移転に伴う入場収入の減少などにより、クラブはラ・リーガの厳しい財務規定である1:1ルールから外れることが確実視される状況だ。
規律の厳しい財務ルールから外れると、市場での自由な投資が制限されることになる。そのため、来夏の市場で大型補強を敢行するためには、主力級選手の売却による巨額の資金調達が不可欠だ。こうしたクラブの厳しい懐事情に対し、リヴァプールが5500万ユーロの権利を行使すれば、バルセロナにとっては財務面での制約を大幅に緩和できる絶好の現金収入となる。
つまり、今夏に下した期限付き移籍という決断が、巡り巡ってバルセロナの来夏の補強資金を確保する救世主となる可能性を秘めているということだ。来夏の市場に向けたクラブの動きと、リヴァプール側による正式な権利行使のタイミングが今後の大きな注目点となる。(via ElDesmarque)
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