プレシーズン初陣はヨーロッパに4-1で快勝、若手が躍動
シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールで行われたプレシーズン最初のテストマッチで、FCバルセロナはプリメーラRFEFに所属するCEヨーロッパと無観客で対戦し、4-1で快勝した。両クラブ間の合意によりテレビ中継や公式な実況は行われず、純粋なトレーニングマッチとして位置づけられた。W杯参加選手の多くが休暇中でトップチームの選手が少ない中、ハンジ・フリック監督はカンテラーノを多数起用した。
前半のスタメンは、GKシュチェスニー(背番号25)、DFエクトル・フォルト(2)、アンドレアス・クリステンセン(15)、ジェラール・マルティン(18)、ジョフレ・トレンス(21)、MFギジェ・フェルナンデス(6)、ブリアン・ファリーニャス(8)、イブラヒム・ディアラ(16)、FWルーニー・バルドグジ(19)、ハムザ・アブデルカリム(9)、シェーン・クライファート(23)。13分にディアラが先制点を挙げ、29分にエクトル・フォルトが追加点。40分にヨーロッパのフラビオが1点を返したが、バルサは高い位置からのプレスと若手の積極的なプレーで主導権を握った。特にギジェ・フェルナンデスとブリアン・ファリーニャスは中盤でボールの出口となり、若さに似合わず責任を担って好印象を残した。
後半、フリック監督は選手を大幅に入れ替え、GKテア・シュテーゲン(1)、トミー・マルケス(10)、マルク・カサド(17)、シャビ・エスパルト(12)、オリアン・ゴレン、トニ・フェルナンデス、アレックス・ゴンサレス、エブリマ・トゥンカラなどがピッチに立った。48分にエブリマが3点目を決め、58分にアレックス・ゴンサレスが4点目を奪って勝利を決定づけた。なお、アレハンドロ・バルデ、ロナルド・アラウホ、フェルミン・ロペスは負傷の回復や予防のため欠場し、マルク・ベルナル(22)も軽い違和感のため大事をとって出場しなかった。また、体調不良のハフィズ・ガリバも欠場した。着用した背番号はあくまでこの試合限りの暫定的なものであり、新戦力のアデイェミはベンチでマーカス・ラッシュフォードが着用していた14番を与えられていたが、合流直後ということもあり出場しなかった。(via SPORT)
アデイェミが初練習に参加、フリック監督との絆と移籍金事情
木曜日に正式にバルセロナの選手としてプレゼンテーションを終えたカリム・アデイェミ(24歳)が、金曜日の朝、シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールでチームメイトとともに初めてのトレーニングセッションを完了した。これまでジムで個別に調整していたが、ついにピッチに立った。アデイェミはクラブが共有した動画で『ようやくピッチに立てて幸せだ。引き続き取り組んでいく』と語り、コンディション向上に意欲を見せた。
彼がバルサを選んだ最大の理由はハンジ・フリック監督の存在だ。アデイェミは『フリックが私がここにいる最大の理由だ』と明言している。両者の関係は2021年、フリックがドイツ代表監督時代に、当時オーストリアリーグのザルツブルクでプレーしていた19歳のアデイェミを代表デビューさせた時から始まっている。フリックは当時『彼は驚異的なスピードと素晴らしいファーストタッチを持っている。エリア内でのフィニッシュに優れた素晴らしいアタッカーだ』と評していた。
一方で、アデイェミの移籍は古巣ボルシア・ドルトムントの伝統的な「超高額での売却益」の法則を破るものとなった。バルサが支払った移籍金は固定2200万ユーロに加えて変動700万ユーロ。ドルトムントは過去にデンベレ、ベリンガム、サンチョ、オーバメヤン、ハーランドなどで莫大な利益を上げてきたが、アデイェミは契約が残り1年だったことや、昨季のパフォーマンスの波、さらにピッチ外での騒動(違法なスタンガンやメリケンサックをネットで購入し45万ユーロの罰金を科された件など)があり、破格の利益にはならなかった。私生活では、スイス育ちのコソボ系ラッパーであるロレダナ・ゼフィ(30歳)と2022年から交際し、2024年に結婚。彼女の存在がアデイェミを「より良い男」に成長させたと本人は公言している。(via Mundo Deportivo)
デ・ヨングの重傷でバルサがオランダ代表医療陣に激怒、FIFAから補償金も
フレンキー・デ・ヨングの負傷が、右膝の内側側副靭帯断裂という重傷であることがクラブの検査で判明し、バルセロナはオランダ代表の医療スタッフに対して強い怒りを感じている。W杯期間中、デ・ヨングは膝に強い痛みを抱えながらも、代表の医師から「軽傷であり、プレーを続けても悪化するリスクはない」と診断され、痛み止めの注射を打ちながらプレーを続行していた。しかし休暇中にバルセロナで再検査を受けた結果、靭帯の断裂という深刻な状態であることが明らかになった。クラブは、この誤った診断が怪我を悪化させ、シーズン序盤の戦力構想を大きく狂わせたと考えている。
現在、治療方針として手術を回避する保存療法が選択されているが、経過次第では手術の可能性も残されている。デ・ヨング自身は声明を発表し、『一部の人々が誤った情報に基づいて、私のクラブに対する姿勢やコミットメントを疑問視しているのを見るのは辛い。W杯中に膝を負傷したが、医師からは軽傷だと言われていた。休暇中にバルセロナで再検査を受け、当初の診断よりも深刻であることが分かった』と説明した。
一方で、この負傷によりバルセロナはFIFAの「クラブ保護プログラム」に基づき補償金を受け取ることができる。代表活動中の負傷で28日以上離脱した場合、1日あたり最大20,548ユーロ、年間最大750万ユーロが支払われる。さらに、もしデ・ヨングが手術を受けて長期離脱(約4ヶ月)となった場合、クラブは彼の高額な給与(年間総額約1800万ユーロ)の枠を利用して、ファイナンシャル・フェアプレーの制限内で新たな選手を登録できる可能性も浮上している。ただし、手術の判断は選手自身の同意が必要不可欠である。(via Estadio Deportivo)
テア・シュテーゲンのアヤックスへのレンタル移籍が間近に
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのアヤックスへの1シーズンのレンタル移籍が、いよいよ大詰めを迎えている。フリック監督の構想外となり、ジョアン・ガルシアに正GKの座を奪われていたドイツ人GKは、アヤックスからのオファーをすでに受け入れていたが、バルサとの間で税務上の問題があり交渉が停滞していた。しかし、バルサ側が新たな提案を提示し、テア・シュテーゲンが弁護士と相談した上でこれに同意したため、状況は一気に進展した。
月曜日にもアムステルダムへ飛び、メディカルチェックを受けてミチェル監督の指揮下に入る予定となっている。そのため、月曜日から始まるイングランドのセント・ジョージズ・パークでのバルサのトレーニングキャンプには参加しない見込みだ。アヤックスは彼の給与の約10%強を負担し、残りの80%以上をバルサが引き続き支払う条件で合意している。テア・シュテーゲンは2028年6月30日までバルサとの契約を残しており、過去の給与遅配分が含まれているため高額な年俸となっている。アヤックスは木曜日に行われたカンファレンスリーグ予選3回戦のセルビアのヴォイヴォディナ戦で1-4と勝利しており、次のラウンドの選手登録に彼を間に合わせるためにも早期の決着を望んでいる。(via SPORT)
ジョアン・ラポルタ会長の詐欺容疑が証拠不十分で不起訴処分に
ジョアン・ラポルタ会長にとって法的な勝利となるニュースが舞い込んだ。バルセロナ第22予審裁判所は、ラポルタ氏に対する詐欺容疑の刑事告訴を証拠不十分として棄却した。この事件は、2016年にレウス・デポルティウのセグンダ・ディビシオン昇格を推進するプロジェクトとして、Core Store社に5万ユーロ(年利6%の融資)、およびラ・マシアにインスパイアされた育成アカデミーを中国に設立するCSSB Limited社に5万4000ユーロを投資した女性からの告訴によるものだった。
ラポルタ氏のほか、ラファ・ユステ副会長、元役員のシャビエル・サラ・イ・マルティン氏、元CEOのジョアン・オリベル氏も1月16日に事情聴取を受けていた。告訴人は、彼らのスポーツ界およびビジネス界での高い名声と信用を信じて投資したと主張していた。しかし、マルタ・ボ・ジャネ裁判官は、提出された証拠や契約書(2023年に署名された契約更改を含む)からは犯罪行為は認められず、単なる投資の失敗、あるいは民事裁判で解決されるべき契約不履行の問題であると判断し、刑事手続きを終了させた。(via SPORT)
Spotifyカンプノウの改修工事現場で作業員が死亡する初の痛ましい事故
Spotifyカンプノウの改修工事現場で、金曜日の午後、痛ましい死亡事故が発生した。亡くなったのは54歳の作業員で、午後3時30分頃、高所作業車に乗って塗装作業を行っていた際に、不注意から頭部を強打したことが原因とみられている。レス・コルツ警察署のモス・ダスクアドラ(カタルーニャ州警察)、調査部隊、そして緊急医療システム(SEM)の救急車が現場に駆けつけたが、男性の命を救うことはできなかった。
2023年6月1日に本格的な改修工事が始まって以来、カンプノウの工事現場での死亡事故はこれが初めてとなる。これまでにも労働者同士の乱闘騒ぎや、近隣住民からの騒音・粉塵への苦情など、いくつか問題は発生していたが、人命に関わる事故は起きていなかった。現在、第3層スタンドの構造が完成し、スタジアムの屋根を支えるための圧縮リングの設置作業などが進められている最中の悲劇となった。警察は規定のプロトコルに従い、当番の予審裁判所および企業・労働省にこの労働災害を報告した。(via MARCA)
マンチェスター・シティがロドリの後継者としてマルク・ベルナルに関心
移籍市場において、バルセロナの新たな至宝マルク・ベルナル(19歳)にプレミアリーグのメガクラブからの関心が寄せられている。特にマンチェスター・シティが熱視線を送っている。シティはペップ・グアルディオラ監督の退任後のプロジェクト再構築を見据えており、レアル・マドリードへの移籍が噂されるロドリと、退団が濃厚なニコ・ゴンサレスの穴を埋めるための中盤の補強を画策している。
ベルナルはハンジ・フリック監督に「新たなセルヒオ・ブスケツ」として見出され、プレシーズンで強烈な印象を与えた後、トップチームのアンカーとして絶対的な地位を確立しつつある選手だ。シティのウーゴ・ヴィアナとエンツォ・マレスカは、彼を知性、ポジショニング、そして攻撃の組み立てにおいてロドリの後継者にふさわしい逸材と評価している。シティだけでなく、アーセナルやチェルシー、さらにアトレティコ・マドリードも関心を示している。
しかし、ベルナル自身はバルサへの愛情が非常に強く、フリック監督の信頼にも深く感謝しており、退団の意思は全くない。バルサ側も彼をペドリ、ジョアン・ガルシア、ラミン・ヤマルらと並ぶ非売品の戦略的選手と位置づけており、契約は2029年まで、契約解除金は5億ユーロに設定されている。デ・ヨングの長期離脱もあり、バルサとしては9月以降に彼の活躍に見合った給与への契約改善を前倒しで進める必要がある。(via SPORT)
「左利きのブスケツ」と称される17歳マフディ・エル・マイムニをフリーで獲得
FCバルセロナは、ベルギーのスポルティング・シャルルロワから17歳の有望なモロッコ人MF、マフディ・エル・マイムニ(2009年6月30日生まれ)をフリートランスファーで獲得したことを公式に発表した。クラブはSNSで『バルセロナはマフディ・エル・マイムニ選手とユース段階でのクラブ加入で合意に達した』と伝えている。エル・マイムニ自身もバルサのミュージアムを訪れた際の様子をSNSでシェアした。
彼はシャルルロワでピボーテとして際立った活躍を見せ、そのプレースタイルからすでに「左利きのセルヒオ・ブスケツ」と高く評価されている。ベルギーの「ライオン・ドール」のガラで「最優秀若手タレント」に選ばれた逸材であり、PSVアイントホーフェンやニューカッスル・ユナイテッド、さらにサウジアラビアのクラブからも強い関心を集めていた。バルセロナは2年前から彼の動向を追跡しており、見事に争奪戦を制した。彼はベルギーとモロッコの二重国籍を持っており、将来的にどちらの代表を選ぶかも注目されている。(via MARCA)
アジズ・イサの完全移籍移行へ向けてガーナのクラブと交渉
過去2シーズン、ガーナのドリームスFCからのレンタル移籍でFCバルセロナに在籍していたアジズ・イサの完全移籍が近づいている。ジョアン・ラポルタ会長が米国でガーナのファンに対し、彼が「トップチームのダイナミクスに入る」と発言し話題となっていた。1年目はあまり目立たなかったものの、昨シーズンの終盤、ベレッチ監督率いるチームで負傷者が相次いだウイングのポジションで起用されると、4ゴールを記録するなど見事なパフォーマンスを披露した。
当初は買い取りオプションを行使する予定はなかったが、この活躍により状況は一変。選手の代理人であるオハド・コーヘン氏が金曜日にバルセロナの代表者と会談を行っており、近日中に完全移籍が正式発表される見込みだ。イサはすでにバルセロナ入りしているが、契約が正式に完了していないため、まだトレーニングには参加できずにゴーサインを待っている。完全移籍後はバルサ・アトレティクに残るか、あるいはセグンダRFEFよりも高いカテゴリーのクラブへレンタルされる可能性も検討されている。(via SPORT)
カンテラ出身GKアンデル・アストララガがアトレティコ・マドリードBへ移籍
6月30日をもってFCバルセロナとの契約が満了し、バルサ・アトレティクを退団していたGKアンデル・アストララガ(20歳)の新天地がアトレティコ・マドリードB(アトレティコ・マドリレーニョ)に決定した。契約期間は2028年6月30日までのフリー移籍となる。2004年3月3日生まれのアストララガは、2014年にレサマ(アスレティック・ビルバオの下部組織)に入団し、2018年にバルサのフベニールに加入。その後順調にステップアップし、2022年3月27日のベティス・デポルティーボ戦でバルサ・アトレティクデビューを果たし、通算38試合に出場した。
2022/23シーズンからはトップチームの招集メンバーにも入り、ハンジ・フリック監督が就任した2024/25シーズンの米国ツアーで行われたマンチェスター・シティとの親善試合でもプレーしたが、トップチームでの公式戦出場には至らなかった。昨シーズン(2025/26)はグラナダにレンタル移籍し、ラ・リーガ・ハイパーモーションで16試合、国王杯で2試合に出場。しかしバルサ復帰後も、厚い壁のあるトップチームや世代交代を進めるBチームに居場所はなく、退団となった。Transfermarktによる市場価値は80万ユーロ。アストララガは『この偉大なクラブに到着できて、大きな期待と幸福感でいっぱいです。チームができるだけ上位に食い込めるよう、多くの出場機会を得て貢献したい』と意気込みを語った。(via SPORT)
フリアン・アルバレスやクティ・ロメロなど移籍市場のターゲットたちの最新動向
FCバルセロナの最優先ターゲットであるフリアン・アルバレスの獲得交渉は、アトレティコ・マドリードの強硬な姿勢により行き詰まっている。アトレティコは彼の契約解除金を5億ユーロに設定しており、バルサからの1億ユーロのオファーを一笑に付した。アトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは『1億でも、1億5000万でも、2億ユーロでも売らない』と断言。これに対し、ジャーナリストのゴンサロ・ミロは『バルセロナのオファーは滑稽でばかげている。選手に提示した金額よりもずっと真剣なオファーをすると約束していたのに、選手は騙された』とバルサの対応を厳しく批判している。さらに、アーセナルが移籍金1億ユーロに加えて市場価値6500万ユーロのヴィクトル・ギョケレスを譲渡するという巨額のオファーを準備して介入を狙っており、バルサの獲得は極めて困難な状況だ。
バルサのスポーツディレクター、デコ氏は代替案として、ボーンマスで昨季13ゴールを挙げた20歳のイーライ・ジュニア・クルピを検討したが、ボーンマス側から「1億ユーロでも売らない」と非売品宣言を受けた。さらにアル・ヒラルで適応に苦しむダルウィン・ヌニェスのローンでの獲得も検討されているが、彼にはアトランタからもオファーが届いている。
また、センターバックの補強についても動きがある。アイメリク・ラポルテがバルサに売り込みをかけているが、アスレティック・ビルバオは彼の違約金が報じられている1500万ユーロではなくその倍の額だと主張し、バルサの動きに不快感を示している。もう一人の候補であるトッテナムのクリスティアン・ロメロについては、トッテナムが5000万ユーロを要求しており、インテル・ミラノが獲得交渉を進めているため、バルサの手からこぼれ落ちる可能性が高い。(via MARCA)
フェラン・トーレスに退団の可能性、トランプ前大統領からの称賛やサメの命名も
スペイン代表としてW杯決勝で決勝ゴールを挙げ、英雄となったフェラン・トーレスだが、バルセロナでの将来には暗雲が立ち込めている。クラブ内での自身の評価や扱われ方に対し、フェランは不満を募らせている。数字上はスタメンにふさわしい結果を残したにもかかわらず、クラブは彼の放出を検討し、契約更新も凍結されている。さらに新たなウインガーの加入により、来季の出場機会はさらに厳しくなると予想されている。この状況を受け、ルイス・エンリケ監督が率いるパリ・サンジェルマンやプレミアリーグのクラブが獲得に向けて動いており、フェラン自身がOKを出せば具体的なオファーが提示される段階にある。
ピッチ外でもフェランは話題の中心だ。W杯優勝のパレード中、彼は「Make Spain Great Again」と書かれた赤いキャップを被っていたが、これがドナルド・トランプ前米大統領の目に留まった。トランプ氏はホワイトハウスでの会見で『彼は素晴らしい選手だ。基本的には「Make America Great Again」のキャップを被っていた。それは美しいオマージュであり、とても良い意図で行われたものだと思う。我々はそれに感謝している』と賛辞を送った。
さらに、バレンシアのオセアノグラフィック(水族館)は、海洋保護やサメの保護に対する彼の取り組みを称え、全長約2メートルのオスのメジロザメに「フェラン・トーレス」と命名した。フェランの愛称である「エル・ティブロン(サメ)」にちなんだもので、彼は2024年と2025年に同水族館の財団アンバサダーを務めていた。(via Mundo Deportivo)
ラミン・ヤマルの市場価値が歴代最高の2億2000万ユーロに到達、各方面で話題沸騰
W杯での鮮烈な活躍を経て、ラミン・ヤマル(19歳)のTransfermarktでの市場価値が2000万ユーロ上昇し、アーリング・ハーランドと並ぶ歴代最高タイの2億2000万ユーロに到達した。これはキリアン・エムバペとヴィニシウス・ジュニオールが持っていた2億ユーロの壁を破る歴史的な記録だ。
彼のブレイクに対し、父のムニル・ナスラウィ氏は『生まれた時からスターになると分かっていた。彼はサッカーだけでなく、愛や人間性、すべてにおいて最高だ。神からの祝福を受けている』と誇らしげに語った。また、Audax Renovablesの社長でLa Sirenaのオーナーであるホセ・エリアス氏は、ポッドキャストで『バルサは若手のケアに長けている。一時期は道を外れかけたと言われたが、今はコントロールされており、彼女のイネス・ガルシアと一緒にいて落ち着いているようだ。W杯での重圧は訓練の一部だ』と見解を述べた。
さらに、バルサ財団のマルタ・セグ会長は、2007年のSPORT誌のチャリティーカレンダーで、当時20歳のリオネル・メッシが生後4ヶ月のヤマルを抱きかかえていた奇跡の写真について振り返り、『ロナウジーニョのような明るい選手にはシャイな子供を、内気なメッシには泣かない赤ちゃんを、ということでヤマルが選ばれた。彼らはお互いに対戦したこともない。これは運命や偶然を超えた、まさに魔法だ』と感動を語った。現在ヤマルは、フェラン・トーレスやマルコス・ジョレンテらとともにイビサ島でバカンスを楽しんでおり、Casa JondalやLío Ibizaなどの高級店を訪れている。TikTokでもW杯優勝を祝うダンス動画を投稿し、またたく間に2000万回再生を突破するなど、ピッチ外でも絶大な影響力を見せている。(via Mundo Deportivo)
パウ・クバルシの父がW杯優勝を亡き友人に捧げる、心理学者がクバルシの冷静さを分析
スペイン代表の不動のセンターバックとしてW杯優勝に大きく貢献したパウ・クバルシ(19歳)。メットライフ・スタジアムのピッチ上で家族と喜びを分かち合った際、父親のロベルト・クバルシ氏は「va per tu, Enric(エンリク、君に捧ぐ)」と書かれたTシャツを着用していた。これは、パウがW杯で優勝する姿を見ることなく亡くなった家族の親しい友人、エンリク氏へ向けた感動的なメッセージだった。パウ自身も優勝メダルとともにその写真をInstagramのストーリーに投稿し、地元エスタニョルやビラブラレイスの人々の間で静かな感動を呼んだ。
一方、大会を通じて見せたクバルシの驚異的な落ち着きについて、心理学者のララ・フェレイロ氏が雑誌で分析を行っている。『彼が緊張を感じていないわけではない。ただ、その緊張が自分の決断を支配するのを許さずに共存する術を知っているのだ』と指摘。さらに『彼のプレースタイルは、カオスをシンプルな決断へと還元する。心理学的に言えば、彼の最大の特徴は感情のコントロール能力にある。これにより、ポジショニング、パス、ボールの軌道など、自分がコントロールできることに集中できるのだ』と説明している。フェレイロ氏は、この冷静さの根源は安定した家庭環境や教育にあり、結果として彼にはインポスター症候群がなく、日々の準備に基づいた絶対的な自信を持っていると結論づけている。(via SPORT)
ペドリが中国を訪問し熱狂的な歓迎を受ける
W杯で優勝を果たしたペドリが、アディダスのグローバルアンバサダーとして中国を訪問している。バルセロナのトレーニングに合流する前のバカンスを兼ねたこのツアーで、彼は北京、蘇州、上海を巡る予定だ。ペドリは誇らしげにスペイン代表のユニフォームを身にまとい、万里の長城や天壇などを訪問。行く先々で熱狂的なファンに囲まれ、子供たちのW杯アルバムにサインをするなど、世界的な人気ぶりを証明している。(via MARCA)
コービー・ブライアントのレガシーにインスパイアされた新第2ユニフォームを発表
FCバルセロナは、2026/27シーズンの第2ユニフォーム(アウェイキット)を正式に発表した。昨シーズンに引き続き、Nikeと故コービー・ブライアントのブランドとのコラボレーションとなる。今回のデザインは、ロサンゼルス・レイカーズのカラーでもあり、コービーのキャリアに深く結びついたブラックとパープルを採用。肩から下部へ向かってブラックからパープルへとグラデーションしていく革新的なデザインとなっている。
ゴールドのアクセントや、彼の愛称「ブラックマンバ」にちなんだヘビ皮のテクスチャー柄、見る角度で色が変わる玉虫色のクラブエンブレム、そして胸の中央に配置されたコービーのロゴなどが特徴的だ。さらに、首の内側にはコービーの言葉である『見つけた時よりも、そのゲームをより良いものにして去れ』というメッセージが隠されている。アレハンドロ・バルデ、ガビ、ペドリ、フレンキー・デ・ヨング、マルク・ベルナルらがモデルを務めたこのユニフォームは、129ユーロから195ユーロで販売され、プレシーズンマッチでお披露目される予定だ。(via SPORT)
第61回ジョアン・ガンペール杯の対戦相手がエジプトのアル・アハリに決定、新本拠地で開催
FCバルセロナの毎夏の恒例行事であり、チームのお披露目の場となる第61回ジョアン・ガンペール杯の対戦相手が、エジプトの強豪アル・アハリに決定した。試合は8月19日の20:00から開催される。最大のニュースは、改修工事の影響で過去3年間はヨハン・クライフ・スタジアムやリュイス・コンパニス・オリンピック・スタジアムで開催されていたこの大会が、ついに新しくなったSpotifyカンプ・ノウに帰還することだ。
アル・アハリはCAFチャンピオンズリーグで12回優勝し、エジプトリーグを45回制覇しているアフリカで最も成功したクラブであり、ガンペール杯にアフリカのクラブが参加するのは史上初となる。両クラブの良好な関係は、バルサがアル・アハリからレンタルで獲得し、後に完全移籍で買い取ったハムザ・アブデルカリムの取引を通じて深まった。両者の対戦は1961年、2007年、2009年に続いて4回目となる。試合の模様はバルサの公式動画プラットフォームBarça PlayやYouTubeプレミアムで中継される。(via Mundo Deportivo)
今後のプレシーズンマッチ、イングランド合宿とバーミンガム戦の予定
ヨーロッパ戦を終えたバルセロナの選手たちは週末のオフを与えられ、月曜日からイングランドのセント・ジョージズ・パーク(イングランドサッカー協会施設)でのトレーニングキャンプ(ステージ)に向けて出発する。8月4日まで行われるこの合宿の中で、7月31日の金曜日には、セント・アンドルーズ・スタジアムでチャンピオンシップ(イングランド2部)に所属する歴史あるクラブ、バーミンガム・シティとプレシーズン第2戦を行う。
この試合は、Culers Premium Membership向けのBarça Playや、YouTube Pack Premium Members向けに配信される予定だ。W杯組の多くはまだ合流していないが、ジェラール・マルティン、フェルミン・ロペス、マルク・ベルナルといった選手たちがチームを牽引し、新戦力のアントニー・ゴードンやカリム・アデイェミの実戦デビューの場となることが期待されている。バルサとバーミンガムの対戦は、かつてのフェアーズカップ(現在のヨーロッパリーグ)で5回あり、バルサの3勝1分1敗となっている。(via MARCA)
【本日の総括】
プレシーズン初戦をカンテラ主体のメンバーで快勝したバルサ。新星アデイェミが初練習をこなし、ヤマルが市場価値で歴代トップタイの歴史的快挙を成し遂げるなど明るい話題が目立つ。一方でデ・ヨングの重傷とオランダ代表医療陣への不信感、テア・シュテーゲンの移籍間近の動き、そしてカンプノウでの痛ましい死亡事故など、ピッチ内外で激動の1日となった。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
プレシーズン初戦は、フリック監督が志向する高い位置からのプレスと、若手の機動力が噛み合った好内容でした。特にギジェ・フェルナンデスとブリアン・ファリーニャスが中盤でボールの出口として機能し、責任感を持ってプレーした点は収穫です。戦術的な完成度を語るには時期尚早ですが、カンテラーノたちがトップチームの強度に即座に適応しようとする姿勢は、今季のチームのベースとなるはずです。一方で、マルク・ベルナルのようなアンカー候補が不在の局面で、いかにビルドアップの質を維持するかは今後のイングランド合宿での重要な検証ポイントになるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
ピッチ上での若手の躍動は希望に満ちていますが、クラブを取り巻く環境は非常に複雑です。デ・ヨングの負傷を巡る代表チームとの対立は、選手とクラブの信頼関係にも影を落としかねない深刻な問題です。また、カンプノウの改修現場での事故は、クラブ全体に重い空気を落としました。ラポルタ会長の不起訴処分という法的な一区切りはあったものの、クラブは今、ピッチ外のトラブルを一つずつ丁寧に収束させ、再びフットボールそのものに集中できる環境を整えることが何より求められています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
編成面では、アデイェミの合流とテア・シュテーゲンの退団が大きな転換点です。特にテア・シュテーゲンの移籍は、高額な年俸負担を抱えるクラブにとって、ファイナンシャル・フェアプレーの枠を空けるための苦渋の決断と言えます。また、マルク・ベルナルへのメガクラブからの関心は、彼の市場価値の高さを示していますが、クラブが彼を「非売品」と位置づけたのは賢明な判断です。今後は、デ・ヨングの長期離脱に伴う補償金や給与枠の活用を視野に入れつつ、いかに現実的な補強と若手の契約改善を両立させるかが、デコSDの手腕の見せ所となります。