プレシーズン初陣はヨーロッパに4-1で快勝、若手が躍動

シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールで行われたプレシーズン最初のテストマッチで、FCバルセロナはプリメーラRFEFに所属するCEヨーロッパと無観客で対戦し、4-1で快勝した。両クラブ間の合意によりテレビ中継や公式な実況は行われず、純粋なトレーニングマッチとして位置づけられた。W杯参加選手の多くが休暇中でトップチームの選手が少ない中、ハンジ・フリック監督はカンテラーノを多数起用した。

前半のスタメンは、GKシュチェスニー(背番号25)、DFエクトル・フォルト(2)、アンドレアス・クリステンセン(15)、ジェラール・マルティン(18)、ジョフレ・トレンス(21)、MFギジェ・フェルナンデス(6)、ブリアン・ファリーニャス(8)、イブラヒム・ディアラ(16)、FWルーニー・バルドグジ(19)、ハムザ・アブデルカリム(9)、シェーン・クライファート(23)。13分にディアラが先制点を挙げ、29分にエクトル・フォルトが追加点。40分にヨーロッパのフラビオが1点を返したが、バルサは高い位置からのプレスと若手の積極的なプレーで主導権を握った。特にギジェ・フェルナンデスとブリアン・ファリーニャスは中盤でボールの出口となり、若さに似合わず責任を担って好印象を残した。

後半、フリック監督は選手を大幅に入れ替え、GKテア・シュテーゲン(1)、トミー・マルケス(10)、マルク・カサド(17)、シャビ・エスパルト(12)、オリアン・ゴレン、トニ・フェルナンデス、アレックス・ゴンサレス、エブリマ・トゥンカラなどがピッチに立った。48分にエブリマが3点目を決め、58分にアレックス・ゴンサレスが4点目を奪って勝利を決定づけた。なお、アレハンドロ・バルデ、ロナルド・アラウホ、フェルミン・ロペスは負傷の回復や予防のため欠場し、マルク・ベルナル(22)も軽い違和感のため大事をとって出場しなかった。また、体調不良のハフィズ・ガリバも欠場した。着用した背番号はあくまでこの試合限りの暫定的なものであり、新戦力のアデイェミはベンチでマーカス・ラッシュフォードが着用していた14番を与えられていたが、合流直後ということもあり出場しなかった。(via SPORT)

アデイェミが初練習に参加、フリック監督との絆と移籍金事情

木曜日に正式にバルセロナの選手としてプレゼンテーションを終えたカリム・アデイェミ(24歳)が、金曜日の朝、シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールでチームメイトとともに初めてのトレーニングセッションを完了した。これまでジムで個別に調整していたが、ついにピッチに立った。アデイェミはクラブが共有した動画で『ようやくピッチに立てて幸せだ。引き続き取り組んでいく』と語り、コンディション向上に意欲を見せた。

彼がバルサを選んだ最大の理由はハンジ・フリック監督の存在だ。アデイェミは『フリックが私がここにいる最大の理由だ』と明言している。両者の関係は2021年、フリックがドイツ代表監督時代に、当時オーストリアリーグのザルツブルクでプレーしていた19歳のアデイェミを代表デビューさせた時から始まっている。フリックは当時『彼は驚異的なスピードと素晴らしいファーストタッチを持っている。エリア内でのフィニッシュに優れた素晴らしいアタッカーだ』と評していた。

一方で、アデイェミの移籍は古巣ボルシア・ドルトムントの伝統的な「超高額での売却益」の法則を破るものとなった。バルサが支払った移籍金は固定2200万ユーロに加えて変動700万ユーロ。ドルトムントは過去にデンベレ、ベリンガム、サンチョ、オーバメヤン、ハーランドなどで莫大な利益を上げてきたが、アデイェミは契約が残り1年だったことや、昨季のパフォーマンスの波、さらにピッチ外での騒動(違法なスタンガンやメリケンサックをネットで購入し45万ユーロの罰金を科された件など)があり、破格の利益にはならなかった。私生活では、スイス育ちのコソボ系ラッパーであるロレダナ・ゼフィ(30歳)と2022年から交際し、2024年に結婚。彼女の存在がアデイェミを「より良い男」に成長させたと本人は公言している。(via Mundo Deportivo)