トーマス・ムニエ獲得交渉の進展
ベルギー代表の右サイドバック、トーマス・ムニエは、2026年ワールドカップのグループステージ初戦であるエジプト戦に先発出場しました。バレンシアCFは、カルロス・コルベラン監督が率いる守備陣にベテランの経験と質を加えるため、現在34歳のムニエを右サイドバックの最大のターゲットとして位置づけています。クラブは来シーズン、彼をメスタージャでプレーさせるという合意に達することを期待し、現在も獲得に向けたコンタクトと交渉ルートをオープンに保ち続けています。(via SPORT)
アジア戦略の転換とリュウノスケ・サトウの加入
バレンシアCFは、2026-27シーズンに向けて、アジア市場でクラブのブランド力を拡大するポテンシャルを持つ19歳の日本人ウインガー、リュウノスケ・サトウの獲得を進めています。彼は15歳から日本代表の年代別カテゴリーで10番を背負い、A代表でもすでに5試合に出場、Jリーグのオールスター戦にも選出されている逸材です。移籍金は約400万ユーロとされています。
ピーター・リムとメリトン・ホールディングスが経営権を握って以来、長年にわたりアジア市場開拓の約束が語られてきましたが、トップチームでの実質的な成功例はありませんでした。過去には2014年にシンジ・カガワの獲得を試みるもドルトムント移籍で失敗に終わり、その後のレンタルも叶いませんでした。2015-16シーズンには当時のマーケティングディレクターがアジア人選手の商業的価値について語りましたが、結局実現しませんでした。その後、下部組織から台頭したイ・ガンインは当時のアニル・マーシー会長によってユース戦略の象徴とされましたが、マルセリーノやセラーデス、ハビ・グラシア監督の下で十分な出場機会を得られず、最終的に契約延長を拒否してフリーでマジョルカへ去る結果となり、パリ・サンジェルマンへの移籍時にも育成補償金しかクラブには入りませんでした。
これまでアジアでのスクール展開にとどまっていたバレンシアですが、新たなスカウト・補強責任者であるオランダ領キュラソー出身のリサンドロ・イセイの主導により状況が変わりました。ジャスティン・デ・ハースやディエングなどを獲得してきた彼は今回サトウに目をつけ、11年越しとなるトップレベルでのアジア人選手との契約が実現しようとしています。(via SPORT)
ノウ・メスタージャの屋根工事開始と州政府の視察
ノウ・メスタージャの建設工事は新たなフェーズに突入しました。クラブと建設を担当するFCC Construcciónは、高さ38メートル、重さ30トン以上におよぶ50本の鋼鉄製支柱と圧縮リングの設置を完了させました。支柱はガリシア州のアルテイショから運ばれたものです。現在、屋根を支える放射状のケーブルの展開が行われており、今週から引き上げと張力調整の作業が開始されています。
総重量4800トンの屋根は、70044席のすべての座席を太陽や雨から守り、グラウンドへの音響効果を高める設計となっており、外周には太陽光パネルを利用したインテリジェントシステムも設置されます。2025年1月10日に約16年ぶりに再開された工事は、バレンシア市との協定により最大30ヶ月以内、つまり2027年7月までの完成が義務付けられています。屋根の組み立てプロセスは約16ヶ月を要し、2027年4月末には被覆が完了する予定です。並行してファサードやコンクリート作業なども進められます。
また、バレンシア州政府の第一副首相兼住宅・雇用・若者・平等担当大臣であるスサナ・カマレロが労働安全衛生プログラムの一環としてスタジアムを視察し、『予定通りの日程と予防のためのすべての保証をもってスタジアムが完成することを強く望んでいます。ファン、都市、そしてこの州にふさわしいスタジアムになるでしょう』と工事の順調な進捗と安全管理を高く評価しました。ハビエル・ソリスゼネラルディレクターとクリスティアン・シュナイダーインフラディレクターがプロジェクトを説明したこのスタジアムは、2030年ワールドカップの開催地候補の柱としても期待されています。(via ElDesmarque)
ギド・ロドリゲスへの契約延長の最終期限設定
カルロス・コルベラン監督のチームにおいて中盤の要となったアルゼンチン人MFギド・ロドリゲスの慰留に向け、バレンシアCFは全力を尽くしています。冬の移籍市場でウェストハムから加入し、チームの1部残留に大きく貢献した彼の存在をクラブは極めて重要視しており、ロン・ガーレイも彼の到着がチームの転換点になったと認識して数週間にわたり取り組んできました。コルベラン監督自らも彼と食事を共にし、直接説得にあたっています。
クラブは今回、これまで設定していた経済的上限を突破する改善されたオファーを彼に提示しました。契約内容は2年間に加え、容易に達成可能な条件付きの1年延長オプションが含まれており、実質的に3年間の契約となります。これが実現すれば、彼は35歳までメスタージャでプレーすることになります。しかし同時に、クラブはチーム編成を遅らせないため、プレシーズン開始前までに返答するという明確な最終期限も設定しました。
ギドにはスペイン国内、アルゼンチン、メキシコのクラブから、おそらくキャリア最後となる大型契約のオファーが届いています。アリウ・ディエンの獲得が決定しているバレンシアですが、彼が残留しない場合に備えてエンソ・バレネチェア、イヴ・ビスマ、ジェフェルソン・レルマ、イスマ・ルイスなど他の候補者もリストアップしつつ、本人の決断を待っています。(via ElDesmarque)
セルタとヘタフェが狙うヘスス・バスケスの非売品指定
今シーズン、ラ・リーガとコパ・デル・レイで計29試合に出場し、ホセ・ルイス・ガヤの確かなバックアッパーとして成長を証明した左サイドバックのヘスス・バスケスに対し、国内外のクラブから関心が寄せられています。特に、彼を左の3バックとしても起用できると評価するクラウディオ・ギラルデス監督率いるセルタや、メスタージャ時代から彼を知り過去にも獲得を試みたホセ・ボルダラス監督のヘタフェが獲得に動いています。
セルタは再びバレンシアに接触して交渉を試みましたが、クラブの返答は『彼は非売品であり、移籍交渉は一切行わない』というものでした。バウリオ・バスケス元スポーツディレクターを父に持ち、5歳からアカデミーで育った彼は、2020年12月20日のコパ・デル・レイのテラッサ戦でトップチームデビューを果たした生粋のバレンシアイスタであり、クラブへの残留を望んでいます。
これまでのシーズン出場数は20-21(1試合)、21-22(17試合)、22-23(12試合)、23-24(23試合)、24-25(24試合)、そして今季が29試合と順調に増えています。クラブはすでに彼と2028年までの長期契約を結んでおり、将来的にガヤが年齢的な衰えを迎えた際、ノウ・メスタージャで彼を不動のレギュラーにするという明確な計画を持っています。(via ElDesmarque)
ジュレン・アギレサバラの筋肉負傷による影響
アスレティック・クラブからバレンシアCFへローン移籍で加入し、その後契約延長条項の対象にもなっていたGKジュレン・アギレサバラですが、シーズン終盤にかなり深刻な筋肉の負傷を抱えたため、メスタージャでの最終盤の期間は自身が望んでいたほど十分なプレー時間を確保することができませんでした。(via Estadio Deportivo)
ラファ・ミル有罪判決に関するバレンシア在籍時の背景
現在エルチェCFに所属し、セビージャFCが保有権を持つFWラファ・ミルに対し、バレンシアの地方裁判所から性的暴行および傷害の罪で8年半の禁錮刑(性的暴行7年、傷害1年半)という有罪判決が下されました。この事件が発生した2024年8月31日から9月1日にかけての夜、彼は当時セビージャからバレンシアCFへレンタル移籍して加入した直後であり、バレンシア市内のディスコで知り合った女性をクラブの練習場にほど近いベテラの自宅に招いた際に事件が起きたことが改めて報じられています。
また、バレンシア在籍時という繋がりとして、約10年前に同じく後に有罪判決を受けたサンティ・ミナとトップチームでドレッシングルームを共有していた時期があったことも言及されています。両者はトップチームで4試合(コパ3試合、ラ・リーガ1試合)を共に戦い、2015年11月のチャンピオンズリーグではミナがミルの交代でピッチに入った記録が残っています。(via ElDesmarque)
レジェンドのサンティ・カニサレスがスペイン代表監督に苦言
バレンシアCF史上最高のゴールキーパーと称されるレジェンド、サンティ・カニサレスが、ワールドカップ初戦でカーボベルデとスコアレスドローに終わったスペイン代表と、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督の采配についてラジオ番組で厳しい見解を示しました。
彼は『スペインには、調子の良い選手を起用して決断を下す介入主義的な監督が必要だ。ククレジャ、マルコス・ジョレンテ、ペドリ、ヤマルの4人だけが実力を示し、残りの選手はベストな状態から程遠い』と指摘し、『今起きていることは、いかなる希望も抱かせない』と悲観的な分析を行いました。
さらに、『スペインは数学的な計算をする以上に、内省する必要がある。チームは悲惨な状態で、コンディションが整っていない。ここで必要なのは監督の勇敢な介入だ』と語り、過去にデ・ラ・フエンテ監督がU-21代表で初戦敗北後に大幅なメンバー変更を行って優勝した例を挙げ、『彼はA代表でそれができるだろうか?両サイドバック、ペドリ、ラミン・ヤマル以外の4選手を除いて、全員がベストレベルから遠く離れている。GKとセンターバックは仕事がなかったから名前は挙げない』と大幅な軌道修正を強く促しています。(via SPORT)
【本日の総括】
バレンシアはピッチ内外で重要な動きを見せています。新スタジアムの屋根工事が本格化し、チーム編成ではギド・ロドリゲスへの最後通牒やヘスス・バスケスの徹底抗戦、さらには11年越しのアジア人選手リュウノスケ・サトウの獲得など、来季に向けた積極的な姿勢が際立っています。