佐藤龍之介のプレシーズン大活躍

19歳の日本人インターナショナル、佐藤龍之介がプレシーズンで目覚ましいスタートを切っている。加入当初は言葉の壁やサッカースタイルへの適応が懸念されていたが、パテルナのスポーツシティやジローナでのキャンプでの数週間を通じて、そんな不安は完全に杞憂に終わった。彼はチームに完璧に溶け込んでおり、コーチングスタッフも彼のピッチ内外での振る舞いに大満足している。

プレシーズンの親善試合ではチーム内で最も決定的な働きを見せている。これまでに1ゴール、3アシストを記録し、さらにシュートがポストに当たって生まれたゴールへの関与が1回と、合計5つの決定機を演出した。ウインガーの補強が進んでいない現状において、左サイドから中央へ切れ込むポジションで実力でスタメンの座を勝ち取っており、仮に明日リーグ戦が開幕すれば、間違いなく先発出場を果たす状況だ。

クラブ首脳陣からの信頼も絶大であり、ロン・グーレイは彼の獲得を強化部門における大きな勝利と位置付けている。遅かれ早かれプレミアリーグのクラブが獲得に動くことは明白であり、彼らに先んじて獲得できたことをクラブは誇りに思っている。チームメイトたちも最初の数週間で彼の並外れたスピードやドリブル、足元にボールを吸い付かせる技術に驚愕していた。

チームメイトのストーレ・ディミトリエフスキは、彼の印象について『サトは典型的な日本人選手だね。非常に具体的で、実用的で、クオリティが高いんだ。プレシーズンでできるだけ早く適応させ、彼が最高のパフォーマンスを発揮できるように快適に感じさせることが非常に重要になる。彼は我々にとってとても重要な選手になるはずだよ』と絶賛している。 (via SPORT)

深刻な選手登録問題と山積する補強課題

カルロス・コルベラン監督が率いるチームは、ラ・リーガの厳格な選手登録問題に直面している。すでに獲得が確定しているデ・ハース、アリウ・ディエン、ギド、佐藤龍之介の4選手は、ラ・リーガ公式ウェブサイトのバレンシアの18人の登録リストにまだ名を連ねておらず、登録手続きの完了を待たなければならない。

さらに、チーム編成には多くの課題が残されている。最も緊急性が高いのは右サイドバックだ。ディミトリ・フルキエの負傷とティエリの退団により、現在このポジションの専門選手が一人もいない危機的状況にある。クラブはトマ・ムニエの獲得で合意していたものの、最終的に彼がサンダーランドへ移籍してしまったことで計画が頓挫した。この想定外の事態により、右サイドバックの層が極端に薄くなったため、フレン・アギレサバラの不在を補うためのGKヴァン・オーフェレンの獲得交渉を一旦ストップせざるを得なくなった。場合によっては右サイドバックを1人ではなく2人獲得する必要に迫られている。

攻撃的なウインガーも、ラマザニの退団とディエゴ・ロペスの長期離脱により早急な補強が求められている。センターバック陣も、ディアカビの状態に対する懸念やコペテの負傷により不透明な状況が続く。ストライカーに関してはサディクとウーゴ・ドゥロの2人のみとなっており、基本は1トップを想定しているものの、選手層には依然として不安が残る。開幕に向けて、コルベラン監督とフロントにはまだまだ膨大な仕事が残されている。 (via MARCA)

ハビ・ゲラのバルサ移籍は消滅

バルセロナのデコSDが獲得に関心を示していたハビ・ゲラだが、今夏の移籍は事実上閉ざされる見込みだ。デコSDは6月に彼の代理人と会談を持ったものの、それ以上の具体的な進展は見られなかった。最大の壁は契約解除条項の変更であり、今週土曜日を境に4000万ユーロから6000万ユーロへと引き上げられる。バルセロナはこの金額を支払う意思はなく、さらにフレンキー・デ・ヨングの負傷があっても中盤の補強は優先事項ではないため、オペレーションは完全にストップした。

一方、ハビ・ゲラ本人は非常に集中した状態でプレシーズンに戻ってきており、バレンシアでのスタメンの座を確固たるものにしている。カルロス・コルベラン監督は、彼の高い個人技術やフィジカル、そして2列目から相手ゴール前へ飛び出す攻撃的な持ち味を最大限に活かすため、これまでのプレシーズンマッチでは彼を10番(トップ下)のポジションで積極的に起用している。バレンシアにとって彼は戦略的に極めて重要な選手であり、今季もチームの主軸として期待されている。 (via SPORT)

プレシーズンの試合消化状況

プレシーズンマッチにおけるバレンシアの動向も着々と進んでいる。身体的負荷を考慮して佐藤龍之介が欠場したペトロ・デ・ルアンダ戦を経て、エルデンセ戦では佐藤の素晴らしいゴラッソも生まれ順調な仕上がりを見せている。また、パテルナでのカステリョンとの対戦や、ダービー・カウンティとのトレーニングマッチも消化した。チームは現在イギリスに滞在しており、今週土曜日にはストーク・オン・トレントのBet 365スタジアムでストーク・シティとの親善試合を予定している。この試合を最後にイギリスでの第2ステージを終え、バレンシアへと帰還する予定だ。 (via SPORT)

エスパニョール構想外のルベン・サンチェス

右サイドバックの補強が急務となる中、エスパニョールで構想外となり移籍リストに載った25歳のルベン・サンチェスについて、バレンシアは常に彼の能力を高く評価している。具体的なオファーには至っていないものの、イタリアのトリノやヴェネツィアなどと共に動向を注視している状況だ。 (via Mundo Deportivo)

カンテラ出身者や元所属選手の動向

バレンシアのトップチームで146試合に出場したカンテラ出身のウーゴ・ギジャモンが、昨夏に移籍したクロアチアのハイドゥク・スプリトとの契約を解除し、スポルティング・ヒホンへフリーで加入した。

また、セビージャで戦力外となりアリス・テッサロニキへの移籍が決まったラファ・ミルについても、かつてバレンシアへローン移籍しており、その期間中に有罪判決の原因となった事件が起きていたことが改めて報じられている。 (via ElDesmarque)

【本日の総括】

佐藤龍之介がプレシーズンで圧巻のパフォーマンスを見せスタメンに定着する一方で、チームは右サイドバックの専門職不在や新加入選手の登録未完了など、開幕に向けて多くの課題を抱えている。ハビ・ゲラの残留が濃厚となった中、コルベラン監督の采配と今後のフロントの立ち回りが鍵を握る。