ネルソン・デオッサ ヴァスコ・ダ・ガマへの売却が秒読みに

昨夏にモンテレイから約1000万ユーロで加入したものの、欧州1年目は参加した33試合中フル出場がわずか7回と出番に恵まれず、ゴールもゼロに終わったネルソン・デオッサ。コロンビア代表のワールドカップメンバーからも落選した彼は、現在ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマへの移籍が間近に迫っています。ベティスのマヌ・ファハルドSDとヴァスコのアドマール・ロペスSDが直接会談を含めた交渉を今週ずっと続けており、移籍金は1000万ユーロから1100万ユーロを超える見込みです。ベティスは選手の保有権の80%を持っているため全額は入りませんが、モンテレイが保有する15%の権利や将来の売却益などについて最終的な条件を詰めています。ベティスは6月30日までに会計を合わせるために彼の売却を急いでおり、すでにクラブ間の合意はほぼ完了し書類へのサインを残すのみです。フラメンゴ、イプスウィッチ・タウン、クラブ・アメリカ、ベシクタシュ、コロンバス・クルー、デポルティーボ・ラ・コルーニャなども関心を示していましたが、パルメイラス会長の義理の息子マルコス・ラマッキア氏が4億を投資して経営権を握り革命を起こそうとしているヴァスコが、リーベル・プレートよりも良い給与条件を提示して争奪戦を制しました。デオッサ本人は現在コロンビアで家族や友人と休暇中で、自身のSNSに多くの写真を投稿し『楽しんで、幸せに過ごしている』というメッセージを添えており、ベティスでの最後の数週間に見せた姿とは打って変わってリラックスした様子を見せています。 (via Estadio Deportivo, ElDesmarque)

ジオヴァニ・ロ・チェルソ リーベルが狙うも高額な壁と本人の欧州残留希望

リーベル・プレートがデオッサの獲得を断念したことで、新たにジオヴァニ・ロ・チェルソにターゲットを切り替えました。リーベルのエドゥアルド・クデ監督が直接ロ・チェルソに2回電話をかけ、自身のプロジェクトの重要人物になると説得。さらにアルゼンチン代表で一緒のゴンサロ・モンティエルやニコラス・オタメンディも、アメリカでの合宿中にリーベル行きを勧めているようです。しかし、ベティスは移籍金として最低1500万ユーロを要求しており、さらに彼の高額な給与(ボーナス込みでネット250万ユーロ以上)がリーベルにとっては大きな障壁となっています。リーベルは30歳の彼に長期契約を提示して埋め合わせようとしていますが、本人は納得しておらず躊躇しています。イスコやパブロ・フォルナルスとの競争に敗れてレギュラーを掴めなかったロ・チェルソですが、直近のシーズンでは32試合、1777分の出場で3ゴール3アシストを記録。ベティスは適切なオファーがあれば背番号20の放出に反対しませんが、絶対に放出しなければならないわけではなく、ロ・チェルソ自身もセビージャ、ひいてはヨーロッパからの離脱を望んでいないため、実現は極めて困難な情勢です。 (via Estadio Deportivo)

エズ・アブデ ニューカッスルが再アタックも本人は残留希望、リハビリは順調

オサスナのビクトル・ムニョスをリヴァプールに奪われたニューカッスルが、再びエズ・アブデの獲得に乗り出しました。しかし、アブデ自身はベティスでのチャンピオンズリーグ出場を優先しており、カンファレンスリーグすら出場しないニューカッスルへ自ら移籍を志願することはありません。ベティスも彼の契約解除金を6000万ユーロ(うち16%はバルセロナに支払われる契約)に設定しており、市場価格外のオファーが来てクラブから求められない限り放出しない構えです。また、彼は現在、代表の親善試合で負傷した右膝内側側副靱帯の捻挫(全治5〜6週間)により、ワールドカップを欠場してフランスの関節専門クリニックでリハビリを行っています。回復は順調で、7月上旬のプレシーズン開始、そして中旬からのドイツ合宿への合流を目指しています。 (via Estadio Deportivo)

セルジ・アルティミラ 移籍のプレッシャー高まる、ライプツィヒとスポルティングが候補

6月30日までに資金を捻出したいベティスにとって、セルジ・アルティミラも重要な売却候補となっており、その移籍に向けたプレッシャーが高まっています。デオッサの売却が進んでいることでプレッシャーは少し和らいでいるものの、現在ライプツィヒとスポルティングCPが主な移籍先として浮上し、ミランも関心を示しています。ライプツィヒはすでにセビージャで選手側と会談を行って説得に成功しており、アルティミラ自身もブンデスリーガ行きを希望していますが、ベティスがボーナス込みで2000万から2500万ユーロを要求しているため、クラブ間交渉はスムーズに進んでいません。一方のスポルティングは、バイエルンが2500万ユーロを要求しているジョアン・パリーニャの獲得を優先しており、アルティミラはプランBとして扱われています。スポルティングはベティスが売却を急いでいると見て値下げを狙っていますが、ベティス側は安売りする気はないと主張しています。 (via Estadio Deportivo)

ダニ・セバージョス マドリード退団濃厚で復帰熱高まる、給与カットが鍵に

ダニ・セバージョスがレアル・マドリードとの残り1年の契約を放棄してフリーで退団する可能性が高まっており、ベティスへの帰還に向けた議論が白熱しています。元ベティスのホルヘ・モリーナはラジオ番組で『豪華な補強になるだろう。誰もが彼の復帰を喜ぶはずだ。彼は常にベティスへの愛情と復帰の意志を示してきた』と絶賛。また、元ベティス・デポルティーボ監督のホセ・フアン・ロメロも『出場機会があれば彼はスペインでもヨーロッパでもトップクラスだ。ペジェグリーニのプレースタイルにも完璧に合う』と太鼓判を押しています。今後はセバージョスがマドリードを退団した後にベティスとの給与交渉に入りますが、クラブの財政的な枠組みに合わせて彼が大幅な給与カットを受け入れるかどうかが鍵となります。クラブ側は彼を獲得する意向ですが、枠組みを超える気はなく、選手側の譲歩を待つ姿勢です。 (via Estadio Deportivo)

ラウタロ・リベロ ナタンの後釜としてリーベルの若手CBに接触

現在バルセロナなどから関心を集めているナタンに対し、ベティスは約3500万ユーロの移籍金を要求しています。彼が退団した場合の代役候補として、ベティスはリーベル・プレートの22歳のセンターバック、ラウタロ・リベロに接触し、獲得条件について直接問い合わせを行いました。リベロは2029年12月31日までの契約を結んでおり、市場価値は700万ユーロですが、リーベルはそれ以上の金額と将来の売却益の一部を求める構えです。リベロ自身は移籍を強要しないものの、ヨーロッパへのステップアップを前向きに捉えており、退団を歓迎しています。レアル・ソシエダも関心を示していますが、彼がアルゼンチン代表のスカローニ監督から高く評価されながらもワールドカップメンバーから落選したことは、ベティスにとって好都合な要素となっています。 (via Estadio Deportivo)

左サイドバック補強事情 フラン・ガルシアらは高額で難航、アンヘリーニョにレンタル打診

リカルド・ロドリゲスがワールドカップ期間中に契約満了で退団予定であり、フニオル・フィルポも負傷等の影響で期待に応えられていないため、ストライカーに次ぐ優先事項として左サイドバックの全面刷新が検討されています。しかし、レアル・マドリードが放出を望んでいるフラン・ガルシアは、マヌ・ファハルドSDがラージョ時代から知っている選手ですが、1000万ユーロの移籍金(買い戻しオプション含む)と高額な給与がネックとなり、価格が下がらない限り獲得は困難です。カイキ・ブルーノはコモ1907へ買い取り義務付きのレンタル(約1400万ユーロ)で移籍し、EU外枠の問題もあったため獲得には至りませんでした。ホルヘ・サリナスも契約解除金が1600万ユーロに跳ね上がり、バルセロナ行きが濃厚となったため撤退しました。現在はローマのアンヘリーニョに対し、代理人を通じて買い取りオプション付きのレンタルを打診していますが、本人は保留状態で状況を見守っており、プランAにはなっていません。 (via Estadio Deportivo)

ヤン・ビルジリ 獲得の噂は否定、サイド陣は人員過多

マジョルカの19歳のウインガー、ヤン・ビルジリがバルセロナ経由(720万ユーロでの買い戻し)でベティスにレンタルされるという噂が一部で報じられましたが、クラブはその可能性を明確に否定しています。現在、ベティスの左サイドにはアブデやロドリゴ・リケルメ(売却予定なし、セカンドチャンスを与える意向)がおり、右サイドにもアントニー、来季ウインガー起用予定のアイトール・ルイバル、パブロ・ガルシアといった選手が揃っています。さらにパブロ・フォルナルスやジオヴァニ・ロ・チェルソもサイドに流れてプレーできるため、サイドアタッカーの補強はマヌ・ファハルドの計画における優先事項ではないと判断されています。ビルジリの移籍先としては、セルタ、ローマ、ベンフィカが有力候補に挙がっています。 (via Estadio Deportivo, ElDesmarque)

アンドレス・グアルダード OBが代表合宿を訪問、ボルハとファビアンを絶賛

元ベティスのアンドレス・グアルダードが、アトランタで行われているスペイン代表の合宿を訪問し、かつてのチームメイトであるボルハ・イグレシアスとファビアン・ルイスと再会しました。グアルダードはボルハについて『友人として彼の進化を見られるのは嬉しい。彼はうまくやっている。かつては考えすぎていたが、突然考え方を変えた。レアル・ベティスでの最初の1年は困難だったが、その後の進化を見てほしい。辛い時期もあったが、これは彼の立ち直る力と自分を見つめ直したことへのご褒美だ。ワールドカップに出場して報われたのを見て、友人としてとても嬉しい』と賛辞を贈りました。また、ラジオ番組でも『私が彼にすべてを教えたわけではないが、少しインテンシティを求めて、彼がもっと走るようにハッパをかけていた。若い頃はあまり走りたがらなかったからね』と裏話を披露。ファビアンについても『私の国で言うように、彼のお尻を叩いていたよ。彼はとても若くて、私はベティスに着いた最初の年に彼と一緒だった。彼は素晴らしい若者で、今やチャンピオンズリーグで何度も優勝し、代表チームでも重要な存在になっている』と笑顔で振り返り、二人の活躍を誇りに思うと語りました。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

6月30日の決算に向け、デオッサのヴァスコ・ダ・ガマへの売却が秒読みとなり、アルティミラの移籍に向けた動きも活発化するなど、資金捻出の動きが加速しています。一方で、セバージョスの復帰熱の高まりや、ナタン退団に備えたリベロへの接触、急務である左サイドバックの補強など、来季のチャンピオンズリーグを見据えたチーム編成も着々と進行中です。