プレシーズンマッチ: アルメリア戦

ペジェグリーニ監督は、前戦のリヨン戦の主力組を休ませ、控えとカンテラーノを中心としたメンバーでアルメリアとの親善試合に臨んだ。カディス県のラ・リネアで行われた試合は、ベティスが1-0で勝利を収めている。前半からベティスがプレッシングで主導権を握り、カンテラーノのモランテが右サイドでマルコス・ルナに圧巻の股抜きヒールを見せるなど、何度も突破して決定機を作った。アルメリアのGKアンドレス・フェルナンデスの好セーブに阻まれたが、イケル・ロサダのパスからパブロ・ガルシアが合わせるチャンスも作り出した。後半25分、パブロ・ガルシアが前線でボールを奪取し、イバン・コラレホへラストパスを送り、コラレホが落ち着いて決めて先制点を挙げた。守備陣では、唯一フル出場したバレンティン・ゴメスが無失点に貢献した。GKのマヌ・ゴンサレスは前半にコーナーキックの処理でファンブルし、ディエゴ・ジョレンテがゴールライン上で頭でクリアして難を逃れる場面はあったものの、終盤にはアルメリアのアリバスらの猛攻をしのぐ素晴らしいセーブを連発し、評価を高めている。左サイドバックで出場したジュニオル・フィルポは少し荒さが目立ち、フラン・ガルシアとのポジション争いで後れを取る可能性が指摘されている。9番でプレーしたネルソン・デオッサは本職ではないプレーに終始し、ファクンド・ベルナルもフィジカルの強さは見せたが、終盤のロストなどで課題を残した。右サイドバックのアンヘル・オルティスは攻撃参加が少なく、ヘクトル・ベジェリンやマルク・ロカは堅実なプレーで試合を締めた。構想外とされ退団予定のイケル・ロサダも全力でプレーし、セットプレーを担当している。ペジェグリーニ監督は、ストライカー不足の課題はあるものの、カンテラーノの活躍によりこれまでのプレシーズンがほぼ完璧に進んでいると評価している。(via Estadio Deportivo / MARCA / SPORT / ElDesmarque / AS)

イスコ・アラルコン復帰

アルメリア戦の後半27分、スタジアムの観客が総立ちになる中、重大な負傷から過酷なリハビリを続けていたイスコ・アラルコンがついにピッチに戻ってきた。イケル・ロサダに代わって出場し、プレシーズン初出場を果たしている。ピッチに入るとすぐに試合のテンポを落ち着かせ、ファクンド・ベルナルやフラン・ガルシアと連携してパス回しの中心となり、魔法のようなプレーでファンを魅了した。試合後には、次のアーセナル戦、ボーンマス戦、インテル・ミラノ戦という強豪との連戦に向けて、さらにコンディションを上げていくことが期待されている。(via SPORT / Estadio Deportivo / AS)

バレンティン・ゴメスの決意

昨シーズンにベティスに加入し、守備の要として定着した23歳のアルゼンチン人DFバレンティン・ゴメスが、母国の名門リーベル・プレートからの関心を断ったことを明かした。リーベルのエドゥアルド・コウデ監督から直接電話を受けたことを認め、『チャチョ・コウデと話をして、私の状況について尋ねられました。敬意を持って、私はクラブでとても幸せであること、アルゼンチンや南米で非常に重要なクラブであるリーベル・プレートのようなクラブからの関心に感謝していること、それは私たちが良い仕事をしているということを意味していると伝えました。電話と機会に感謝しましたが、私はここで幸せだと答えました』と語った。また、ベティスでの将来について、『ベティスで幸せですし、街も快適です。まだ他を見たり、出て行くことを考えるには先が長いです。ここにいられるのは特権なので、最大限楽しもうとしています』と述べ、クラブ史上2回目となるチャンピオンズリーグ出場についても『子どもの頃からの夢です。重要な目標を達成したグループの一員になれてとても幸せです』と意気込みを語っている。一番快適なポジションはセンターバックだとする一方で、サイドバックやボランチなどどこでも全力を尽くす姿勢を示した。新加入の同い年のウルグアイ人、ファクンド・ベルナルについては、ゴンサロ・プティと共に適応をサポートしており、『とても良い青年で、プレーも素晴らしいので、一緒にいられて嬉しいです』と語っている。(via Estadio Deportivo)

チミー・アビラの退団と苦言

ベティスは、1月に470万ユーロで獲得したチミー・アビラの契約最終年を破棄する条項を行使し、5万ユーロの補償金を支払って彼を退団させた。ベティスでの成績は通算68試合で8ゴール5アシスト(昨季は30試合出場)にとどまっていた。本人はベティス残留を強く希望していたが、クラブは昨夏からプーマスやアルメリア、ヘタフェなどへの移籍を模索し続けていた。退団後、アビラはポッドキャストのインタビューで、『サッカーは合法化された人身売買です。お金は稼げますか?はい、選手はお金を稼ぎます。ゴールを決めている時や、役に立っている時までは。その後は古い機械になり、新しい機械が必要になります』と、サッカービジネスの冷酷さについて痛烈な皮肉を述べた。また、今後のキャリアについては、『一番重要な試合をもう一度プレーしたいとは思いません。なぜなら、神様と家族全員の助けのおかげで、すでにそれを達成したからです。それは人生の試合であり、地元の試合でした』と語っている。現在、愛するロサリオ・セントラルやボカ・ジュニアーズへの移籍も噂されたが、クラブ側が難色を示しており、所属先は未定となっている。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

移籍市場: ストライカー問題

セドリック・バカンブが契約満了で退団し、チミー・アビラも去ったことで、ベティスのストライカー陣は現在クチョ・エルナンデスのみと極めて手薄になっている。アルテム・ドフビクの獲得を逃したマヌ・ファハルドSDは、AZアルクマールのトロイ・パロットに関心を寄せ、問い合わせを行っている。アヤックスも狙うパロットは昨季31ゴール12アシストを記録してブレイクし、市場価値は2500万ユーロにまで高騰している。AZはわずか400万ユーロで獲得しており、大きな利益を狙っている。この金額はベティスの予算を上回るため、移籍金を下げるための代替案を提案する可能性がある。その他の補強候補として、FCシンシナティのケビン・デンキーや、ベンフィカのフランジョ・イバノビッチの名前も挙がっている。(via Estadio Deportivo)

移籍市場: MFとその他の動向

6月末、ドルトムントを退団してフリーとなっていたユリアン・ブラントの父親がベティスの練習場を訪れ、マヌ・ファハルドSDに売り込みのための会談を行った。しかし、ベティスにはイスコ、パブロ・フォルナルス、そして退団に消極的で残留の見込みが強いロ・チェルソといった創造的な選手が既に揃っているため、このオファーを拒否した。ブラントはその後、ダニ・セバージョスの獲得から手を引いたアヤックスと3年契約を結んでいる。セバージョス自身はベティスへの復帰に固執しており、アヤックスからのオファーを拒否して待機している。また、フェネルバフチェのソフィアン・アムラバトの獲得も引き続きテーブルに載っているが、フェネルバフチェ側が難色を示しており交渉は難航している。その他、ネルソン・デオッサの売却はまだ決まっておらず、ナタンの放出も選択肢から除外されていない。(via Estadio Deportivo)

ベティス・デポルティーボ

ダニ・フラゴソ監督率いるベティス・デポルティーボは、アウェーで行われたメリダとのプレシーズンマッチで劇的な逆転勝利を収めた。トップチームの合宿にマヌ・ゴンサレス、エマヌエル・エンゴラン、イバン・コラレホ、ホセ・アントニオ・モランテなど多くの選手が参加し、さらにモハ・ハムドゥンやアドリアン・マルティン(共にヘタフェへ)、ダニ・ペレス(バジャドリードへ)など多数の選手が退団したため、大幅な若返りを余儀なくされた。試合は前半20分までにメリダのアントニオ・アランダとラウール・ベネイトにゴールを許し2点のビハインドを負ったが、33分にクワメ・ソス、45分にアントニオ・ゴンサレスのゴールで前半のうちに同点に追いつく。後半、オスカル・マスケが2アシストの活躍を見せ、67分にメリダのジェイのオウンゴールを誘発して3-2で勝利した。スタメンと途中出場を合わせて8人のフベニール(ユース)選手が出場し、プリメーラRFEF昇格という次の目標に向けて力強いスタートを切っている。(via Estadio Deportivo)

マルク・ロカの熱望

マルク・ロカは合宿中のインタビューで、ダニ・セバージョスのベティス復帰に大きな期待を寄せていることを明かした。さらに、チームの要であるイスコが早く100%の状態で戻ってくることを待ち望んでおり、クラブ史上2回目となるチャンピオンズリーグでの戦いにおいて、自身の古巣であるバイエルン・ミュンヘンの本拠地でプレーすることを夢見ていると語っている。(via ElDesmarque)

エストレマドゥーラとの絆

カタールのアル・アラビでプレーするロドリ・サンチェスがインタビューに応じ、自身の出身地であるエストレマドゥーラ州とベティスの関係について語った。『最近、エストレマドゥーラから多くの選手が出てきています。以前は少なかったのに、今はベティスからも、ベティス以外からも良い選手がたくさん出ています。ペドロ・ポロを見てください!スペイン代表としてワールドカップで優勝しました』と称賛した。ベティスにはロベルト・ゴンサレスやアサン・ディアオ、アンヘル・オルティスなど同州にゆかりのある選手が多く在籍しており、下部組織にもロドリゴ・マリーナや有望株のティアゴ・ポロなどが育っている。ロドリ自身はカタールに5年滞在して国籍を取得し、2030年ワールドカップに出場する目標を抱いている。(via Estadio Deportivo)

合流待ちの主力選手たち

プレシーズンマッチを順調に消化しているチームだが、まだ多くの主力選手が合流していない。ワールドカップに出場したコロンビア代表のクチョ・エルナンデスは月曜日から合流予定で、不足しているストライカーの穴を埋めることが期待されている。その他にも、アントニー、アブデ、フィダルゴ、ロ・チェルソらが合流に向けて準備を進めている。特にロ・チェルソはクラブとの連携を密にしており、インテル・ミラノとの親善試合の開催決定にも関与している模様である。(via Mundo Deportivo / MARCA / ElDesmarque / Estadio Deportivo)

【本日の総括】

プレシーズンを順調に進めるベティスは、若手の台頭とイスコの復帰という明るいニュースに沸く一方、チミー・アビラの退団によりストライカー不足という明確な課題に直面し、移籍市場での奔走が続いている。